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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1261.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
色々とツッコミ所は限りなく有れど、そこはツッコんだら最早負けだ。設定やら整合性やらを考え込んだ時点で負けだと思っている。そしてスターウォーズの続三部作とは言え、この手の超大作に求められているものは(作家性でも深い世界観でもなく)、ベタだろうが二番煎じだろうがとにかくただひたすらに「エンターテイメント」であることの追求なのだ。その意味で言えば、(数多の疑問と、もたらされる感動の「チープさ」に辟易しながらも)実際に観た感想として、本作は100%「面白い」映画だと断言できる。騙されたと思って是非劇場で鑑賞していただきたい。  ただ、続三部作は、エンターテイメントとして『最後のジェダイ』を除く2作はまずまずな出来とは言え、「こんな話になるんじゃないかな」or「こんな話になったらヤダな」の想像の域を殆ど逸脱しない在り来りな仕上りで、つまり、この三部作に本来求められる期待値「(旧三部作の如く)歴史を変える程の」傑作の域には到底達していないのは確実である。そもそも、続三部作を観終わってふと思い巡らせた時に感じるのは、「旧作キャラの俳優が元気なうちにやっておきたい”金儲け”」が真のコンセプトだったのではないかという絶望感でしかない。  いまどき、長編三部作で壮大なテーマ・ストーリーを展開するチャンスなど本当に限られた映画製作者にしか掴めない「天運」であるのに、それを一つ見事に喰い潰したこと、そして、スターウォーズという稀代の映画シリーズのレガシーを(新たなレガシーをつくるのには失敗した上で)これもただただ喰い潰したこと。続三部作を改めて鑑賞し終わって(本作単独での映画としての評価とは別に)その2点を率直に残念に思う。
[3D(字幕)] 8点(2020-07-24 00:24:22)(良:1票)
1262.  トランスフォーマー/最後の騎士王 《ネタバレ》 
世界観・地球の実際の歴史との整合性から、キャラ設定・展開運び・個々の演出・小ネタに至るまで、超絶的に理解不能なトンデモ(ハリウッドの大作としては稀に見る滅茶苦茶)。誰が誰で、何処で何の為に何をしてるのかがどれもサッパリ分らず、全く付いていけない(付いていく気力が湧かない)。今作に関しては肝心のアクションも完膚無きまでに平凡。問題作というか駄作というか…  鑑賞が前後したが『バンブルビー』では本作は完全に「無かったこと」になっている(非常に賢明な判断)。そうせざるを得ない程度の出来だったとゆーことを推して知るべし。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-07-24 00:23:22)
1263.  映画立川談志
落語も映画と同様に、その最良のものは何らかの独特なテーマ・世界観を包含する。立川談志という落語家は、その生涯を掛けた真摯な「落語とは何か」という本質の追求をもって、非常に深い自らの「世界」を構築した表現者であった。  その談志の、バラエティに富んだ種々の思考・蘊蓄がただ炸裂しただけかの様な、一風変わった『薬缶』を導入編として持ってくるセンスがまずもって非常にニクい。そして『芝浜』。財布を拾ったのを夢と信じ込んでしまう様なただただ人の好い亭主、そしてよくある「賢妻」と言うよりもやや蒙昧ながらとても一途な女房を、たっぷりとした重厚な演技でつくり上げてゆき、少し独特で一味違った奥深い愛の物語に仕上げている。正に真骨頂と言うべき素晴らしい二席を存分に堪能した。立川談志の入門編として、非常にオススメ。
[インターネット(邦画)] 8点(2020-07-24 00:22:38)
1264.  テリファイド 《ネタバレ》 
ある家を舞台に次々と怪異が発生していくというシンプルなホラー。ストーリーに特に内容がある訳では無く、思い付いたショック描写を繋げていっているというのに近いが、そのショック描写はどれもかなり気色悪い&禍々しい出来映えで(中盤の子供の真っ黒腐乱死体なんかは夢に出そう)、驚かし系の巧さ・切れ味も有って正直に言って相当怖い。怖さのレベルの割には比較的安上りな仕掛けも多く、なのであんまり大々的にCGも使っておらず、アナログな質感の画面が多いことも恐怖を増している要因に思う。やっぱホラーは下手にCG使わない方が怖い。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-07-24 00:22:13)
1265.  マリッジ・ストーリー 《ネタバレ》 
人間関係の中でもとりわけ男女の関係にはアンビバレントなものが生じ易く、それを法律で何とか白黒つけまっせという離婚調停という代物は、極めて構造的で深刻な矛盾を孕んでいる様に思う。名作『クレイマー、クレイマー』に大分似通った状況設定だが(男親が後手を踏んで慌て出すのもソックリ)、本作のコンセプトはその離婚調停の顛末を描くことと言うよりは、この状況が露にするアンビバレントで複雑な男女2人の関係性を描くことにあるように思う。  演出面でも、随所で明確かつ絶妙にコミカルながら、シリアス有り、ペーソス有り、更にハートフルまで有りな、混ざった味が色々と美味しい映画だったと言える。その意味で圧巻だったのは中盤の壮絶な口論のシーン。真っ赤な鬼の形相で泣きながら喚き合う様は、極めてスリリングながらもどこか実に滑稽でもあり、そして最後には心の底から哀しかった。主演二人の演技は文句無しに出色(特にアダム・ドライバー)。加えて、終始イラっとさせるローラ・ダーンも素晴らしい出来だった。オススメ。
[映画館(字幕)] 8点(2020-07-24 00:21:39)(良:1票)
1266.  アイリッシュマン 《ネタバレ》 
決して面白くなくはないし、長尺ながら全く退屈した時間も無かったのだが、どこかこう(淡々としてるとまでは言わんが)少し抑揚を欠き、なんか平坦だなあという印象。例えばそれは、この手のギャングの一代記によくある「血気盛んな若造時分のエピソード」を殆ど描いていないことが原因だったりするのかも知れない(CGその他も使っているようだが、70過ぎたデニーロが演じるには40代が限界ということだろう)。あと、特に暗殺その他の犯罪シーンでは逆にデニーロの「手際が良過ぎる」ようにも感じる。何と言うか一本調子で、3時間も掛けてるのにゴールまでノンビリ一直線、という印象が拭えない。これで3時間半つーのは正直限界に近く、Netflixで好きなタイミングで止めながら観るのが前提?とか思ったりもする。同じマフィアの話でも(しかもキャストも激似だが)『グッドフェローズ』のテンション高くてノリの良い感じの方が映画としては大いに好みだが、それよりも更に晩年のヤクザを描くというのが全体のコンセプトということなのだろう。その意味ではややシニア向けの映画であり、一応まだ若者な私には少し早いとも言えるのかも知れない。  しかし、何回目だよと思わせるデニーロ&パチーノ御大のヤクザ芝居は円熟味も増して実に結構(演技の強度もそこそこ高く、年の割りに超頑張ってると言えるし)。また三顧の礼で出て貰ったジョー・ぺシの眼力も健在で、凄い迫力。加えて、どの場面も十分に金を掛けて細部まで精密かつ豪華につくり込んでいるのが一目瞭然なゴージャスさ。これらだけでも観る価値は十二分だと断言できる。
[映画館(字幕)] 7点(2020-07-24 00:21:13)
1267.  人間失格 太宰治と3人の女たち 《ネタバレ》 
やはり、なんか色々と腑に落ちないなあという作品。比較的行動原理のハッキリしている女3人(太宰に傑作を書かせたい本妻、太宰の芸術の一部になりたい愛人一号、太宰と死にたい愛人二号)についてさえも、端的にその場面でどういう心情でそうしているのかが伝わらない場面がかなり多い(殊によく分からんのが宮沢りえの本妻)。それよりも何よりも太宰本人について、何故にそこまで破滅的に堕落しているのかすらサッパリ分からない上に、創作意欲を含めて何かに対する情熱・思いというものも更々感じられず、唯々しょーも無い駄目男にしか見えない(傑作を書きたいとも思ってなさそうだし、本気で死にたいとも思ってなさそうだし、女を本当に愛しているという風にも見えない)。  それでいて個々の演技は総じて妙にテンションが高いのが多いので、更にピンと来ない上に上滑り感も強く、鑑賞中ずっと頭に「?」が浮かびっぱなしだった。ただし、気合の入った俳優陣の演技はあくまで表面上はそれなりに上質で、映画のテンションを保つのには辛うじて成功している(脇役の男共(特に藤原竜也)の演技は中々良かった)。  美術・映像の点では今作は大分大人しいように思うが、それでもハッとするような質の高いショットも散見され、ここは流石の蜷川実花と言うべきクオリティが健在。やはり問題は、主役の太宰の人間の掘り下げが非常に甘い・いい加減なことに尽きるように思う(土台、実話が題材なのにこれが真相だとは全く思えない時点で、どこか違う星の話にならざるを得ない)。蜷川実花の映画としては、これでも実は一番中身があるようにも思うが、所詮またこれも「上っ面だけの」映画だと言える。観たいのは「何故太宰が『人間失格』を書けたのか」「書けたのに何故死んだのか」の真相なのだ。  『ヘルタースケルター』では脱いでたエリカ様は今回は鉄壁で、二階堂ふみだけが乳首出してるという点も不釣り合い。役柄的にも絶対NGな片手落ちだと思う。
[映画館(邦画)] 4点(2020-07-24 00:20:42)
1268.  ウルフハウンド ~天空の門と魔法の鍵〜 《ネタバレ》 
ロシア製のかなり重厚なファンタジー。貫徹された寒々しく薄汚れた質感は、生存の厳しい古代の世界観と登場人物の野卑な力強さをいやが上にも高めている。この手の大作としてはやや短尺なようにも思うが、適度にシンプルで分り易いシナリオと、要所を押さえた巧みな展開運びで、重厚さを損なうことなくテンポ良くコンパクトに楽しく観れる。アクションは非常に力強い上にかなり分量が多く、大きな見所になっている。あくまで「人間」の物語としてファンタジックな超越的要素はかなり控えめに(ただ適度にファンタジックな雰囲気は醸す程度に)使って進行するが、最終盤は「神」対「神」の取っておきのド派手な展開で見応えもド派手。やや画質が古臭く2000年代より前の映画に見えなくもないが、面白さは不変。掘り出し物な良作。  なんか話が『ドラクエⅤ』に少し似てるようにも思うのだが、15分オーバーとは言え2時間の映画でこんだけ面白いファンタジーはつくれるのである。例の凡作の製作陣は、この映画をまず観てほしい。
[DVD(字幕)] 8点(2020-07-24 00:18:25)
1269.  魔の巣 Manos 《ネタバレ》 
『死霊の盆踊り』に匹敵する中身の無さ。仄かにでも笑える、というのは中盤の謎のドタバタ痴話ゲンカ騒ぎぐらいなので、ハッキリ言って使い道は何も無い。史上最低の映画の有力な候補一角。
[DVD(字幕)] 1点(2020-07-24 00:17:58)
1270.  ラストレター(2020) 《ネタバレ》 
前半、過去と現在が一人二役で入り混じり、加えて手紙の遣り取りも錯綜する展開は、中々に複雑でそれが単純に面白い。このパートの主人公は松たか子で、(いい意味で)間が抜けたコミカルな様子が非常に微笑ましくて和む。後半は一転して福山雅治が主役で、やや暗い展開も交えつつ進むが、過去の回想と死んだ人の話が主体で肝心の福山雅治自体の話の方はあまり進展していかないようにも思う(ラストは少し前向きになって終わるとは言え)。  やや前後半で断絶が感じられるのと、それもあってか少し話が取り留めなくなっているようにも思われる。例えば、もう少し全体に渡って「未咲」の存在感を強く保ち、その人格・人生を生きている主演陣を使って描き出していくというような構成であれば、ラストの手紙の意味なんかもより明確になるようにも思うが、正直未咲がどういう人だったのかもイマイチ良く分からないのだよね。  とは言え、前述どおり展開運び自体はそこそこ面白く観れるし、全体の優しい郷愁に満ちた雰囲気もかなり心地良いのは間違い無い。その意味では、一人だけ唐突にドス黒いトヨエツは優れたスパイスになっていると言える。  あと一つ、ドローンてヤツは結構雑に使っても、画に広々とした爽快感が簡単に出せるもんだなと思った(爽やかな夏の雰囲気が強い本作では、特にそうなのかもしれない)。
[映画館(邦画)] 6点(2020-07-24 00:17:12)(良:1票)
1271.  メン・イン・ブラック:インターナショナル 《ネタバレ》 
本作も『3』に引き続きSFアクションとしての映画づくりがされているようで、コメディ要素は添え物程度な感じ。緊迫した場面も多いが、一方で完全にスリル&アクションという感じでもなく、なんか中途半端でどっちつかずな感がある。クリヘム君は筋肉は凄いが、俳優としては結構にポンコツなように思っている(テッサちゃんはそんなに悪いとは思わなかったが)。続編があるかどーかは極めて怪しい程度の出来映え(もしつくるんだったら、やっぱり『1』のコメディ全振り路線でお願いしやす)。
[映画館(字幕)] 5点(2020-07-24 00:16:09)
1272.  キラー・メイズ 《ネタバレ》 
肝心カナメの段ボール迷宮の種々のギミックは、チープながらも美術面で相当に面白くてセンスも感じる出来だと言える。が、話の方は全体にかなり意味不明で、それは終盤に近づくに連れどんどん酷くなってゆく。ギミックの出来もハッキリ、序盤の方が後半より面白い。  つまり映画としては率直にかなり尻すぼみで、文句無しに楽しみ切れたとは言えない感じ。非常にユニークな作品であることは確かだが。
[映画館(字幕)] 5点(2020-07-24 00:15:14)
1273.  怪物の花嫁 《ネタバレ》 
ティム・バートン『エド・ウッド』を観る前に、この映画だけは絶対に観て欲しい。そうしないと、ランドー渾身の「ルゴシの名演技」シーンが理解できないからだ。実際、本作においても観るべきシーンは殆ど無いが(タコとかどーでもいいし)、件のルゴシのシーンは強烈に印象に残っている。個人的に、この手の大駄作を鑑賞する意味は反面教師、つまり良くない映画を観ることで良い映画の何が良いのかをより良く理解できるようになることだと思う。私はこの映画で、ダメなプロットにダメな演出、しかしそれさえも超越して画面を引き締め、観客の目を釘付けにする名演技・名優が存在することを大いに学んだのだ。若き日の私にとっては、生涯忘れられない作品となった。
[DVD(字幕)] 3点(2020-07-24 00:13:31)
1274.  心霊写真 《ネタバレ》 
かなりJホラーを研究して創られた作品(陰鬱な雰囲気、影の巧みな使用、因果応報で怨念な展開など)。前半は展開が非常にオーソドックス、かつ、ややゆったり過ぎるテンポで少し退屈だが、中盤以降は(主筋はやはりオーソドックスながら)展開運びや演出に非常に良いアイデアがいくつもあり、率直にかなり面白い(ラストとかも素晴らしい)。何より、恐怖描写が日本のものよりやや直接的で力技感はあれど(『呪怨』の進化系みたいな)、不気味さ・悍ましさ・切れ味は抜群で相当怖い。タイ本国で大ヒットしたのも納得な、非常に良質なホラー。  2004年の作品ながら古びた低画質(16mm?)なのだが、これがJホラーぽい雰囲気と非常にマッチして怖さを倍増させている。今後のJホラーも是非ともこの画質で作ってくれ。
[DVD(字幕)] 7点(2020-07-24 00:13:02)
1275.  テロ2000年集中治療室 《ネタバレ》 
『ドイツチェーンソー大量虐殺』の続編的な作品だが、単純な映画としての出来の部分は俳優の質、音楽、アクションに至るまで全般に改善され、展開運びもかなり分かり易く、かつ(若干のコミカルさもあって)だいぶん観易くなっている。一応、ポーランド移民を虐殺するネオナチという一本の軸が有るものの、その他にもインモラルな性描写、更に広範な差別的描写、加えて汚物など、様々なタブーに挑戦しているという側面があるかと思われる。一方で、その雑多な感じが前作にみられた原理主義的かつ極めて尖鋭的な「ネガティブな”熱量”」を損なっているかも知れない。結果、心に突き刺さるものの無い、ただ下品な作品という様にも感じる。
[DVD(字幕)] 3点(2020-07-24 00:12:26)
1276.  スマホ拾っただけなのに 《ネタバレ》 
『カメ止め』風の導入部+種明かし構成が大部分を占めるが、明かされるタネというのは、やれ爺が飲んでたトマトジュースの賞味期限が切れてましただの、婆が骨壺にジャイアントコーン入れてましただの、極めてしょーも無い。ただ、恥を忍んでこの構成にすると、臆面も無く映像素材の大々的な使い回しが出来るので(本作も全編80分だが、重複を排除すると実質60分を切るだろう)、更なる時間稼ぎ=予算削減が可能になるのである。  だから本作の場合、そこを抜けたラストの(取って付けな)スプラッタシーンに「これをやりたいがために撮った映画なんだ!」みたいなのが有れば、こちらとしても全然高評価にしますですよ。残念ながら、イマイチそこまでのものは無かった、という、そんな感じ。  一点だけ、主演女優は中盤までと終盤ではかなりキャラが変わっており、そこも含めてそんなに演技に違和感は無かったので、一応褒めておこうと思う(頑張ったね!)。
[インターネット(邦画)] 3点(2020-07-24 00:11:05)
1277.  テルマ 《ネタバレ》 
『RAW~少女のめざめ』に触発されたんだか何なんだか、これまた「少女の成長」系ホラー。日本ではほとんど似た様な内容の『ブルー・マインド』と同時期の公開で、その意味でも二番煎じ感がアリアリ。と言っても本作には直接的なホラー描写は非常に少なく、どっちかゆうたらファンタジック・サスペンスな感じの仕上り。抽象的で美的な描写にもまずまず見応えが有るが、中盤以降は割と緊迫感有るシリアスな状況が続き、こちらも結構ハラハラしながら観れると言える。他方、日常描写の面白さ・独特さや全体のインパクトでは『RAW』にはだいぶ及ばない。私の推しは『RAW』の方。
[映画館(字幕)] 6点(2020-07-24 00:10:50)
1278.  処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ 《ネタバレ》 
冒頭に「前作のおさらい」が十分にあるものの、非常に直接的な続編なので、出来れば前作観了後の鑑賞をお勧めする(まあ、おさらいが結構チャンとしてるので、あんまし気にしなくても良いけど)。  スプラッタの大盤振舞いぶりは引き続き(今作では、無辜の一般市民を女子供もろともに出てくる端から虐殺しまくっており、インモラル度は前作以上かも)、しかも本作はそこに加えてコメディ面とアクション面で大幅な進化が見られ、アメリカン・ド素人・ゾンビ討伐隊だのスーパー暢気地元警察だののキャラが多数追加でとても楽しいコメディ面も然ることながら、終盤のナチゾンビVS赤軍ゾンビの大乱闘をはじめとする格闘アクションも分量タップリ、終いには戦車まで動員して大砲ブッ放しまくって爆発しまくる展開も含め、正に素晴らしきB級娯楽ホラーの力作と言ってよい仕上がり(ここまで来ると、エロがほぼ無いのが少しだけ残念)。色々と結構にムチャな設定・展開も多いのだが、テンポ良くコンパクトに纏めて勢いで最後まで乗り切れており、あまり気にせず楽しめると思う(まあ、気にした方が負けなジャンルだとは思うが)。  正直、この類いの映画としては最高レベルに出来が良く、これが5年以上も配給されなかったのはハッキリ言って謎(個人的には『ブレインデッド』とすら比較し得るレベル)。B級コメディホラーとしては超オススメ。
[映画館(字幕)] 8点(2020-07-24 00:10:00)(良:1票)
1279.  屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ 《ネタバレ》 
『ハウス・ジャック・ビルト』も極めて醜悪な作品だったが、それでもあちらは随所に一種のスタイリッシュさや女優の美しさ等の「虚飾」を纏っていたのに対し、本作ではそういう取り繕った要素はほぼ完全に徹底的に排除され、本当にひたすらに醜悪で、そして混沌と老醜・汚穢・悪臭に満ち満ちた作品となっている。何つーか、主演男優に限らず登場人物の大半に、人間性(は少し言い過ぎかもだが)・理性とか衛生観念であるとかを全く感じられないとでも言おうか。  フリッツ・ホンカは(本作での描かれ方も、また実際の殺人者としても)典型的な「無秩序型」のシリアルキラーで、その衝動的な殺人動機の根本的な部分は満たされない過剰な性欲、およびアルコール依存に依拠するものであり、真に精神異常系の殺人者とまで言えるかどうかは微妙かと思う(頭が足りないのと精神を病んでいるのは全く違うのだし)。しかしそれでもやはり、あれほどまでに衝動的に「女だったら何でもいい」的に行動するホンカの有様、そしてそんなホンカにヒョイヒョイついていく婆さん娼婦達も含め、そこにはもはや「狂気」としか言い様の無いものしか感じ取れないのが正直なトコロ。実話なことも含めてこれも非常に強烈な映画だが(ある程度は誇張だと思いたい)、見応えは文字通り抜群。この手の(グロ)映画に興味がある人にとっては、観て損は絶対に無い。
[映画館(字幕)] 7点(2020-07-24 00:08:12)
1280.  プライベート・ウォー 《ネタバレ》 
シリアで亡くなった女性従軍記者の伝記映画。悲惨な現実がPTSDに陥る程に彼女の心身を蝕みながらも、なお戦地に赴くことを止めなかった勇気・毅然たる意志には素直に感服する(その現実が悲惨であればあるほど、それを世界に伝えなければという使命感は強くなっていったのかと思う)。  戦闘・戦場描写には冷徹なリアリティに加え、映画としての見応えを効果的に高める凄惨さを兼ね備え、で在りながら、随所に非常に工夫された斬新で興味深い映像表現が盛り込まれている点でも良い仕事をしていると思う。そして主演のロザムンド・パイクは文句無しに出色の出来(最期の中継シーン、抑制しつつも感情の入った迫真の芝居には震えた)。観ることの意義もだが、色々と良く出来ている映画でもあると思う。オススメ。
[映画館(字幕)] 8点(2020-07-24 00:05:36)
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