121. 少年メリケンサック
もっとお寒いギャグが並ぶのかと危惧していたが、意外とイケテル。過去と現在を行き来する手法も「パッチギ!LOVE&PEACE」や「陰日向に咲く」よりはうまくいってるし(もちろん「ゴッドファーザーPARTⅡ」には遠く及ばないが)、何より篤姫でブレイクした宮崎あおいの切れっぷりは見事。ただボーカルのジミーが身障者というのはどうなんだろう…。ちょっと引いてしまったのも事実。せめてアル中もしくは薬中くらいのほうが良かったのでは。 [映画館(邦画)] 7点(2009-02-18 16:52:33) |
122. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
冒頭の追っかけや拷問シーンなど見所も多く、何よりオープニングのアニメと主題歌が格好良い。敵役も生理的にやな感じでよかった。リアルタイムで映画館で見た初めての007は、ビデオやテレビで見たこれまでのイメージ(格好つけたスパイの荒唐無稽なB級アクション)とは違い、かなり暗い雰囲気ながらはまった。今後のシリーズに期待!! [映画館(字幕)] 8点(2009-01-28 14:44:08) |
123. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 いきなりのカーチェイス、肉体フル稼働のアクション、飛行機による空中戦など、相変わらずの派手な演出ながら、肝心のストーリーがいまいちわからない。前作「カジノ・ロワイヤル」で死んだ恋人ヴェスパーの仇が誰なのか、前作でも出ていたマティスはなぜ殺されたのかなど、もう一度前作を見たいなと思ったのは確か。前作同様、主題歌と敵役は秀逸。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-28 14:32:16) |
124. ワールド・オブ・ライズ
キャッチコピーの「どっちの嘘が世界を救うのか」の意味がもうひとつわからないが、迫力あるシーンの連続で厭きさせない。ディカプリオのタフネス、ラッセル・クロウの貫禄はもちろん、ヨルダンの情報局長がディカプリオ以上の格好良さで痺れた。拷問シーンは痛かったし [映画館(字幕)] 8点(2008-12-23 18:38:26) |
125. ハッピーフライト(2008)
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」ではせっかくの題材をすべりまくりのギャグでぶち壊していたが、今作ではかなりスマートだった。航空業界の花形であるパイロット、キャビンアテンダントだけでなく、それまで知らなかった裏方たちにスポットを当てたのが良かった。 [映画館(邦画)] 7点(2008-11-19 10:49:40) |
126. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 転職経験者には切ないシーンもあり前半は結構のめり込めるが、強盗のエピソードがすべてを台無しにしている。それまでじっくりと描いていた日常が、唐突な展開とありきたりの説明過多なセリフでおじゃんになった。役所広司の出演シーンと長男の帰国する夢のシーンはすべてばっさり切るべき。 [映画館(邦画)] 5点(2008-10-15 10:32:27) |
127. パコと魔法の絵本
オープニングからかなりハードなギャグとシュールな展開で、最後までついていかれるのか不安だったが、中盤からどんどん中島ワールドにのめりこんだ。「オズの魔法使い」のエンタテイメント(見てないけど)、「ピーターパン」のファンタジック(これも見てないし)、「メリーポピンズ」のハートウォーミング(あまり見る気もしないな)が合わさった、大人が楽しめる仕掛け絵本映画を堪能した。 [映画館(邦画)] 9点(2008-09-28 14:58:51) |
128. おくりびと
荘厳なテーマの中にユーモアと涙、また差別など社会性も盛り込み、グランプリ受賞も納得の魅せる映画となっているが、2度見ようとは思わないかな。山崎努はさすが貫禄の演技、余貴美子、笹野高史、これが遺作となるかもしれない峰岸徹など脇も良し。チェロ演奏などモッくんの役者魂にも感心したが、どうにもこうにも広末涼子の演技だけは拒否反応。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-23 15:39:36) |
129. 忠臣蔵外伝 四谷怪談
切れたキャラクターと音楽、さすが深作流のおどろおどろしさ。ただ、亡霊となった伊衛門が討ち入り話と絡む後半は、テンション下がり気味。ラストはきれいにまとまったかな。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-19 16:26:45) |
130. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
それなりに面白かったがストーリーがスカスカ。これくらいのアクションシーンなら今は吐いて捨てるほどでは [映画館(字幕)] 6点(2008-09-18 15:45:53) |
131. 落語娘
これを観ると、鶴太郎やたけしなどのコメディアンがなかなかの役者ぶりなのも納得。「逆もまた真なり」で、俳優の演じる落語家もなかなかのもの。津川雅彦とミムラの落語も結構イイ線いってます。平成落語物三部作(?)でいうと、寝ずの番」ᐳ「落語娘」ᐳ「しゃべれども しゃべれども」、てな感じかな。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-18 15:19:47) |
132. 恐竜100万年
原題の「紀元前100万年」風に言えば、「ジュラシックパーク前30年」という感じ。 公開当時すごく見たかった映画で、40年ぶりに夢は叶ったが…。小学生の時に見てたらそれなりに感動したんだろうな。 [DVD(字幕)] 3点(2008-08-07 16:51:04) |
133. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 少々無理やりな展開ながらも、とにかく前半は大いに笑った。しかし「これ映画の撮影じゃないな」と気付いてからは、ボスと情夫のロマンスや指鉄砲などしらけるシーンの連続。せっかくの三谷ワールドとも言うべき上質のコメディが、松竹喜劇とドリフのコントで尻すぼみに。 [映画館(邦画)] 7点(2008-06-21 18:22:00) |
134. 陽気なギャングが地球を回す
オープニングは面白くなりそうな予感がしたが…尻すぼみ。銀行強盗に役立ちそうな特技は運転テクニックくらいで、ギャングチームを組むというのには説得力が乏しい特技ばかり。小説では痛快な展開も、映像化した時には陳腐なものになりがちな典型例。 [DVD(邦画)] 4点(2008-05-29 15:33:33) |
135. アフタースクール
《ネタバレ》 甘く見てたわけじゃないけど、オープニングから見事にダマされちゃいました。それも二度、三度と。最初はやくざな探偵とお人好しな教師の珍道中にハラハラし、途中、陰惨な展開になるのかと心配したり、結局よくあるパンピーによる大掛かりなスティングかと納得しそうになったりしたが、最後は爽やかにきめてくれました。とにかく全編スリルと笑いで102分間楽しみました。内田監督のデビュー作「運命じゃない人」もぜひ観たいと思います。 [映画館(邦画)] 8点(2008-05-25 18:21:48) |
136. タイタンズを忘れない
実話をベースとした物語でそれなりに感動できるが、ディズニー映画らしい結構ありきたりな展開 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-14 06:46:36) |
137. 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
《ネタバレ》 白ける武蔵と雪姫のロマンス、六郎太と刑部のぱっとしない殺陣、笑えない新八の演技。ご都合主義とあまりに陳腐な後半部の展開。オリジナル版で評判だった集団脱走シーン、馬を駆る六郎太、火祭りシーンも迫力に欠け、オリジナル版ではあれほど笑えたのにクスッともできなかった。何より名セリフ「裏切り御免」の中途半端な使われ方。見終わっての爽快感ゼロ。 [映画館(邦画)] 3点(2008-05-14 06:36:39) |
138. テルマ&ルイーズ
同じくアイリーン・ウォーノス事件を基にした「モンスター」とはかなり違うイメージで、事実とも大きくかけ離れているみたいだが、これはこれで軽快な犯罪ロードムービーとなっている。ラストシーンにしてもアンハッピーエンドながらさわやかな印象が残った。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-12 16:12:36) |
139. ブルークリスマス
30年前、当時「前略おふくろ様」「6羽のかもめ」「あにき」など倉本聰のTVドラマの大ファンだったので期待して観にいった。特撮のないSF映画というふれこみだったが、UFOを題材にした倉本ワールドで、静かな展開の中で権力の怖さも伝わり、Charの劇中歌も格好良く、十分に楽しめた記憶。 [映画館(邦画)] 7点(2008-04-09 15:53:11) |
140. 新仁義なき戦い(1974)
《ネタバレ》 仁義1作目の広野昌三(新~では三好万亀男)と違い、娼婦(池玲子)を盾にしたり、素人(山城新吾)を追い込んだりと、かなりワルな菅原文太に痺れた。それ以上の迫力が若山富三郎扮する青木尚武(1作目で松方弘樹のやった坂井哲也)、渡瀬恒彦扮する北見登(1作目では野口貴史が扮したチョイ役の岩見益夫)の二人。金子信雄の山守義雄(彼だけ役名も配役も1作目と同じ)と田中邦衛(1作目と役名は違うが人物は同じ)が相変わらずのこすっからさで笑わせてくれる。圧倒的暴力シーンに加え、セクハラシーン、差別用語満載で仁義5部作に決して引けをとっていない。続く組長の首、組長最期の日も期待したのだが…。 [映画館(邦画)] 8点(2008-04-05 17:44:09) |