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six-coinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
ホームページ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=8512182
年齢 49歳
自己紹介 映画は娯楽である。笑ったり泣いたり学んだり、空想という鑑賞時間を過ごす「芸術作品」である。実際に映画づくりを体験していない人間に、映画批評が出来るとは思えない。プロの批評家でもなく映画を作った経験も無いのだから、作品のシナリオや背景など、基本設定に理屈っぽくケチをつけるようなナンセンスな行為はなるべく止めにしたい。映画好きのハシクレとして、作家が作った作品を、素直に楽しみ、感動できる姿勢を何よりも大事にしたいと思う。

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141.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 
友を助けに行ったら脱走した当人に助けられ、ロケット見つけたと思ったらいきなり発射直前、爆発直前にすぐ近くに脱出艇、あまりに都合のいい単純な展開の数々、スターウォーズや宮崎映画を彷佛とさせる場面も多く、凝った物語は勿論無い映画。だが大変斬新な映像に、それらの薄ささえ計算されて作られたのではと思ってしまう。単純な内容だからこそ、このレトロチックな映像も活きているのだろう。まるで昔の夕方5時くらいからあってた特撮ヒーロー戦隊番組みたいに、観ているうちになんだか懐かしい気持ちになってくる。特撮ものに縁が深い日本人は、特に親近感を覚えるのではないだろうか。鉄人28号が実写でハリウッド映画化するそうだが、ぜひこんなフォーカス映像で作ってほしい。写真の知識が無いのだが、このテの画像の名称を、どなたかご存じないだろうか?この映画は、内容が薄いからこそ斬新でいい。だが、2番せんじのパクリ作品は作られて欲しくない。これきりにしてほしい。
6点(2004-11-28 02:54:06)
142.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
ちょっと安いCG効果に走り過ぎる感は否めなかったが、前作よりも良い意味でスケールアップしていたので、心から楽しめた。こんなB級っぽさなら大歓迎、アクションあり、(既婚者だけど)ロマンスあり、何でも欲張ってしまったお腹一杯の映画で安心して楽しめる。愛する人の為なら化け物だって倒せる主人公、元はお嬢様のハズなのにサイを両手に奮戦するヒロイン、ちょっとマヌケだけど憎めないお兄さん。何より出てくる女性陣の美貌には大満足である。それにしても、イムホテップの見捨てられたあの最後。イヴリンの愛があれで引き立つとは言え、あまりにもかわいそすぎだ‥‥‥。
6点(2004-10-20 01:08:04)
143.  大人は判ってくれない 《ネタバレ》 
長崎で催されていたフランソワ・トリュフォー映画祭で観る機会に恵まれた。「やったのには子供なりの理由があったのだけれども、言葉ではうまく説明できず、結局怒られるしかなかった」誰もがそんな経験を持っているだろう。大人がどんなに枠にはめようとしても、子供の有り余るエネルギーは留まるところを知らない。しかしたとえどんなに手に余っても、彼らしか知らない視点が在るのだから大人は子供を決して見放してはいけないのだと思った。自分の浮気そっちのけで子供の素行を避難し鑑別所送りにし、挙げ句に見放したあの母親は、ボヤの一件以来、やたらと愛情表現が大きい。しかし作中の一番楽しげな映画のシーンでも、彼女にはまるで浮気がばれたその穴埋めに子供の機嫌をとっているような偽善的なものが感じられてならなかった。決してハッピーエンドではないけれど、最後の少年の表情は哀しくもどこか強さを感じさせる。なんとも飾り気がなく、どこかコミカルで、常に淡々とした哀愁が漂う映画。「大人は判ってくれない」このタイトルは実に的確だ。
6点(2004-09-20 00:37:41)(良:1票)
144.  真珠の耳飾りの少女
「心まで描くの?」絵を描いていく過程で、フェルメールとグリートが互いに持っている官能的な想像が、開いた唇からクライマックスの真珠の耳飾りに至るまで極めて的確に描かれている。エロスの表現を近頃流行りの安っぽいセックスシーンではなく、その「匂い」で、直接描くよりもよほど官能的に感じさせてゆくのが凄い。フェルメールがグリートに抱いていたのは単なる肉欲ではなく、それに限りなく近い「画家としての清純な美しさの探求」であった。「汚らわしい」「なぜ、私じゃないの」という妻の絶叫。彼女にとっては、夫に他の女と肉体的な関係を持たれるよりも、遥かに屈辱的な思いだったに違いない。画家としての夫に一番評価されるべき部分の矛先が、自分ではなく雇い人に向いたのは、自分の女性としての、妻としての存在意義を踏みにじられたものと同じだからだ。モデルになるという体験を通して、かつて純朴で清純なだけの少女であったグリートは、ひとりの強い大人の女性として物語を終える。キャンバスに描かれた彼女の姿は、少女から大人の女性へと変化を遂げた、儚い一瞬の姿だ。物語の最後、屋敷を後にした彼女は、もうあの作品の中の「真珠の耳飾りの少女」ではなくなっている。また映像も構図も大変美しい。当時の画家達を虜にし狂わせたラピスラズリの青を中心に、シーンの一つひとつが本物の油彩のようだ。多くの謎の残る画家と、今も人々を惹き付けてやまぬ一枚の絵。そしてその絵の裏に描かれ、絵を観た誰もが感じるであろうミステリアスな官能美。これに見事に描き、この絵を知る観る側の期待に応えきった作品だ。
6点(2004-09-13 00:55:26)(良:3票)
145.  カムイの剣 《ネタバレ》 
幕末の日本から果てはアメリカ大陸のキャプテン・キッドの秘宝まで、徹底的な荒唐無稽に仕上げらたシナリオが実に「楽しい」。丁寧に描き込まれた図画の精巧なこと、そして動きのひとつひとつに効果的にデフォルメが使われており、CGだらけの最近の安っぽいアニメーションとは比較にならないほど躍動感に溢れている。シーン展開も時間の運びを表現する手法などが大変考えられて創られていると思う。そして竜童組の和太鼓に始まる、これ以上なくぴったりで印象的なBGM、「約束したわけじゃないけれど 約束したのと同じことさ」渡辺典子さんの歌うテーマも抜群にマッチしている。光の帯を引いて飛び交う手裏剣、交錯する刃に飛び散る火花。冒険あり、アクションあり、ロマンスあり、何でも欲張ったバカバカしく壮大なストーリーで、こちらの期待に徹底的に応えてくれる。これぞ角川映画の最高峰。
6点(2004-08-19 01:37:27)
146.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
ストーリーとしては断然1作目より面白い。いい加減語り尽くされていることでは在るが、完全無欠の無敵のヒーローではなく、普通の人間同様悩んだり苦しんだりするヒーローらしからぬヒーローの姿が、身近に感じられ素直に共感できる。ただアクションと映像で魅せるだけの作品とは違い、むしろヒューマンドラマとして仕上がっているのがとても良い。不調で蜘蛛の糸が出なくなってしまうのには驚いた。原因を突き止め具体的な対策を講じねば、いつ落下するものか分かったものではない。恋人にも親友にも正体がバレてしまい、なおかつ恋人の理解まで得られた時点で、このシリーズのクライマックスはほぼ終わっているのではないか。むしろ続編によって尻窄みになってほしくはなく、個人的には最高潮にある今回の作品で完結しても良さそうな気がする。相手の蜘蛛男という特異体質を知っても、気持ち悪いと思うどころか一向に気にしないMJの深い愛と、列車さえ止めてしまう主人公の大胸筋に拍手。
6点(2004-07-27 00:34:39)
147.  銀河鉄道999
「火の鳥」同様、原作本を読む前に観たのが幸いだった。原作に比較するとどうしてもスケールが小さく見えてしまうのはやむを得ない。人の一生の意味とは何かをテーマに宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれたドラマ。愛、友情、青春、人生、希望、正義、憧れのひと、男というものの定義etc、現代では死語となり、口に出すのも恥ずかしくなった様々な要素が散りばめられているにもかかわらず、今でも自然に見ることができ、変にひねくれることもなく純粋に感動できる。この映画にはそんな言葉を堂々と口にしても恥ずかしくないだけの、ひたすら一途な純粋さがある。子供向けのアニメーションとは、かくあらねばならないと思う。それにしても「銀河鉄道」とはなんて素敵な響きの言葉だろう。宮沢賢治が初めて「描いた」この四文字、これだけでなんとも言えないロマンを感じることができるではないか。
6点(2004-07-27 00:01:34)(良:1票)
148.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
史実として有名なトロイの木馬の逸話の映画化、ことごとくリアルな映像に圧倒される。両軍隊の大激突の迫力は言わずもがな、賛美すべきは内面まで完璧に役作りしたブラッド・ピット演じるアキレスの勇姿。アキレス腱以外は不死身と言われた伝説の英雄、映画を観る前はお伽噺のとおり槍をもはね返す強靭な肉体の持ち主を想像していたが、完璧なまでに強かった筈の彼が非常に人間臭く描かれており、それがかえってリアルに見えて面白かった。身体を張って演じた一騎討ちも、中途半端に描かれたCGアクションなんかより、遥かに迫力があり手に汗握る。もともとの元凶であるパリス、兄や国を犠牲にして、我が身が招いた災難そっちのけで最後まで生き残っているのが納得できなかったけど…。
6点(2004-05-18 03:25:45)
149.  火の鳥 鳳凰編
原作よりも映画の方を先に観たのが幸いした。まだ幼く、ケタ違いのスケールで描かれた原作を読んでなかった頃の私にとっては、十分に感動できる映画だった。それだけに、原作を読んだ時の衝撃は大きく、原作漫画を読んで以来、このアニメは観ていない。あのスケールの物語をこれだけの時間にまとめようというのがそもそも無理な話である。ただ、AKIRAと違い原作を読んでなくても十二分に理解でき、感動できる内容だった。ラストシーンの小高い丘、桜吹雪の下にもの想う我王。肩にとまったてんとう虫、頬つたう涙、そして平安京の夕景に飛んで来る生命の象徴、火の鳥。「You carry us on your silver wings to the for reaches of the universe 愛したら火の鳥、時を超えて巡り逢う」…流れ出す渡辺典子さんのテーマソング。原作を知ってしまった今でも、あの時の感動を否定することは出来ない。
6点(2004-05-05 01:19:45)
150.  梟の城
なぜか、「日本オタクの外国人が喜びそうなニンジャ映画」と思ってしまうが、時代劇好きとしては嫌いではない。確かに映像の安っぽさがなど突っ込みどころはあるのかもしれない。しかし「忍者」の戦いや生き様がそれなりにリアルに描かれており、ダイナミックな映像がなくても、アクション時代劇として楽しめた。鶴田真由がとてもキレイだった。
6点(2004-05-03 01:57:51)
151.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
楽しみにしていた最後の章、3時間半はクタクタになった。長さと映像だけに気を取られないように変に客観的に観ようとしていたが、あまりの緻密さに映画の世界に引き込まれてしまい、正直もう「降参」である。どんな小手先の批評を並べ連ねても、やはりこれだけの異世界を徹底的に再現したことは賞賛に値する。‥‥‥時間の長さと映像美に思考が奪われてしまうが、物語としても決して悪くないと思う。ファンタジーの結末は、決まってハッピーエンドであって、それでいて少しの未練、寂しさ、心残りがなければならない。この映画の終わりはその王道をいっており、ありきたりではあっても見事な結末を迎えた。ファンタジーたるこの映画の「壮大な異世界観の表現」は、単に映像だけに頼っていない。長い長い物語の中、それぞれの登場人物たちのドラマによって、この異世界観は成り立っているのだ。圧倒的な敵軍めがけて、ちいさな脇役のメリーとピピンが真っ先に雄叫びをあげて突撃する。アラゴルンやサムの苦悩、単なる一人の主人公の独り舞台ではなく、壮大な物語を描いた3部作の要所で、それぞれの役割を担った登場人物達がそれぞれに活躍を遂げている。これがこの映画の長さや美しい映像を中身のあるものにしている。ここまでの時間と熱意をかけて、壮大で緻密なファンタジーを描ききったこの映画の制作者全ての人に、心から拍手を送りたいと思う。
6点(2004-02-14 00:59:24)
152.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
映画の造り自体はそれほど凝ったものでもないしB級っぽいと言われればそうかもしれない。しかし小さい頃にわくわくしながら何回も読んだ、ソロモンの洞窟やトム・ソーヤーの冒険、海底二万里などの主人公が一堂に会すると言うのはやっぱり何か感慨深いものがあって観ていて懐かしかった。・・・・ミシシッピーの片田舎、セントピーターズバーグの少年が、どんな経緯で国家諜報員に??その親友のハックルベリー・フィンはどうした?主人公アラン・クォーターメンと一緒に大金持ちになったソロモンの洞窟のヘンリー達探検仲間や、王様になったイグノシはどうしたろう?原作にからんで伏線ばかりが頭に浮かび、楽しい空想に浸れる作品だった。これだけのキャラをそろえたのなら、もっともっと凝った造りにしても良かったのに、と思う。
6点(2003-11-13 00:30:32)
153.  スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
観ているうちに感じた、この「お遊びにムリヤリ付き合わされている感じ」、どこかで感じたことのある感覚だと思っていたら、あの「キル・ビル」を観ていた時を思い出した。さすがタランティーノが出演を承諾しているだけのことはある。……「キル・ビル」ほどの血は見られなかったけど、同じように随所に見られる映像に品が無さ過ぎる。「用心棒」のように配慮の行き届いたリアルな汚れではなく、また300やシン・シティのように残虐さや汚さをも映像として見せようとする意図も無い。思いっきり突飛に遊んだつもりで作った結果、真面目なんだかフザケてんだか分からないような中途半端な仕上がりになっているように感じた。キル・ビル同様、それを突飛さを受け入れることの出来る人、出来ない人によって、好き嫌いの随分別れる作品だと思う。……荒野のさすらいガンマンにしては、主演の伊藤英明はキレイすぎたか。桃井かおりの年齢を感じさせないアッと驚くガンアクションは本当にカッコ良かった。
[映画館(邦画)] 5点(2007-09-30 22:55:42)
154.  べクシル 2077 日本鎖国
いつか観た「ファイナルファンタジー」や「アップルシード」と比較すると、CGの不自然さは飛躍的に改善している。まだ映像に「重量感」は不足しているが、観る側が引いてしまうようなオメメパッチリの秋葉系キャラの立体版も見られなかったし、動きや表情も良く作られていた。まだまだ2次元のアニメには遠く及ぶおよばないが、これから先のアニメーション界には期待が持てる作品だろう。……「日本鎖国」というタイトルに、欧米を相手に躍進する超近代軍事国家日本を期待したが、フタを空けてみればその鎖国の実態はあまりに拍子ヌケで少々がっかりした。
[映画館(邦画)] 5点(2007-09-30 22:44:23)
155.  トランスフォーマー
巨大ロボットの、なにがどうだか分からない変形を楽しみに行ったので、その面では大満足、ストーリーは陳腐で当たり前!変身前の車よりも、どう考えたって全体の質量は増えてるし、本当にあの変形を作ったCG制作スタッフには感服する。……筋書きはシンプルこの上なく、週一であっている日本の子供向けヒーローものの方がよほど凝っているんじゃないかと思ってしまうけど、吹き替え版でこれを観た子供たちはさぞ大喜びに違いない。タマにはアタマをカラッポにして楽しめるこんな映画もいいかな。
[映画館(字幕)] 5点(2007-09-30 22:31:36)
156.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
シリーズ3作目ともなると知尻すぼみになっていくのは毎度の事なので、さほど期待せずに観に行ったが十分に楽しめた。決して皮肉ではなく、脱獄囚がいきなり陽子分解して砂人間になったり、予告編で見て何かと思っていた黒い物体が実は宇宙からの未知生物だったり、もはやパロディ映画かとも思われる何でもありの展開はまさにアメコミ映画の真骨頂、見る側の期待に十二分に応えている。‥‥‥オズボーンの操る、あのミサイル機能付きスカイスケボー、欲しい!自分の主人が顔面半分火傷になるまで親友との争いを放っといて、「私も実は一部始終を見ていましたが」なんて、今頃そんな打ち明け話はないだろう、執事の爺さん!記憶喪失だったことは忘れて、一気に仲を取り戻すあの二人の脳天気。すらすらと進む筋書きは安心して観ることができて良い。‥‥‥でも、どうせ次回作が作られるのなら、スパイダーマン&ゴブリン&砂男が3人揃って活躍するシーンが観たかったな。オズボーン生き返らせてくれないかな。全身サイボーグとかで。
[映画館(字幕)] 5点(2007-06-17 23:11:07)
157.  敬愛なるベートーヴェン 《ネタバレ》 
クライマックスで流れる第九にはジーンときた。孤高の天才の気難しさをエド・ハリスがよく演じていると思う。映画の随所に流れているクラシックの旋律は美しいが、全編に音楽がちりばめられている訳ではないのが残念。全体に盛り上がりの抑揚がなく、「真珠の耳飾りの少女」のようなベッドシーン抜きのエロスが有る訳でもなく、孤高の天才の狂気が溢れているわけではない。昔「アマデウス」を観たときほどの衝撃を期待しすぎたのかもしれない。孤高の天才の激しい狂気、寂しさ、そこから生み出される芸術を感じるには、いささか期待はずれだった。
[映画館(字幕)] 5点(2007-01-09 00:43:09)
158.  レディ・イン・ザ・ウォーター 《ネタバレ》 
オープニングの何の脈絡も無いストーリーテラーによるネタバレで、まず期待を殺がれた。(これを物語の上で次第に明らかにしていく工程が面白いんじゃないかと思っていたのに…)水の精がある日突然現れるなんてファンタジーな設定を余りにアッサリ信じ込んでしまう主人公とマンションの住人たちはイイとして、多数の登場人物たちとその役割と、ほぼ言葉だけで展開する謎解きについていくのに苦労した。……思わせぶりなギリギリのやりとりがシャマラン作品の魅力ではあるのだけれど、個人的にはちょっと期待ハズレ。「サイン」の時のような最後の総崩れが無い部分だけ良かったかな。
[映画館(字幕)] 5点(2007-01-01 15:44:17)
159.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
ファンタジーの同じ二大巨塔・「ロード・オブ・ザ・リング」と比較されてしまう宿命を負った映画。観る側は誰しも厳しい目で観てしまうだろう。観ていて物語の展開が余りに早い!そのテンポのお陰で飽きないし、シナリオにケチつけるのはイヤなので別に都合良すぎるとも思わないが、特に別世界に行ってからの兄弟の順応性の早さには脱帽した。集結した子供たちが苦悩し成長し、やがて王として軍を率いるまでに強くなって過程が予想以上にアッサリしていたと思う。‥‥‥主人公達が重いものを背負っているという設定は同じでも、「ロード」シリーズに比べて苦悩や成長の過程部分の「毒」が少ない。そこが少ないから、転じてエンディングでも「苦難の壁を乗り越えた感動」が少ない。その部分を楽しむ大人にはたぶん物足りない、子供向けのファンタジー映画だったと思う。「ロード」シリーズの前に観ていたら、もしかしたらもっと楽しめたかもしれない。しかし「ロード」シリーズと違い禍々しさがなく、その意味では絵本のように実に「奇麗な」ファンタジーで安心して観れて楽しめた映画。特に自然豊かな美しい風景は、文字どおり「絵本のように」見事だった。
[映画館(字幕)] 5点(2006-02-27 00:23:07)
160.  ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 
「リーグ・オブ・レジェンド」や「シュレック2」みたいに、童話の登場人物がシュールに一堂に会して、という欲張りすぎなB級っぽさを楽しみにしていったが、正直ちょっとガッカリだ。グリム兄弟が実はインチキ詐欺師だったという設定は面白いが、第一女王様のお城がショボイし、物語のクライマックスもイマイチ盛り上がりに欠ける。敵役の女王様もアッと言う間にやられちゃったし、可も無く不可も無く、中途半端な危なげないストーリー。お城は眠りの森の美女みたく難攻不落の牙城にするとか、敵役に悪い魔法使いが出てくるとか、グリム兄弟の馬車が機関銃付きのハイテクカボチャの馬車とか、もっとミーハーな演出が欲しかった。モニカ・ベルッチは相変わらずキレイだったけど。
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-10 00:01:36)
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