141. 真夏の方程式
《ネタバレ》 役者たちはきちんと演じている。わかりやすい進行でストーリーを引っ張っていく。真相がカットバックで挿入される。そつがない。 でも、一番大事な家族の人間関係のあやが東京の話になってしまった。真夏の方程式なのに冬の東京が重くのしかかる。「真夏の方程式」じゃないじゃん。川畑節子と仙波が故郷の夏の海で過ちを犯して成美が生まれたのなら、もう少し「真夏の方程式」だったかも。せっかくの美しい海がストーリー的に重要ではなく中途半端に見えてしまう 。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-19 17:12:45) |
142. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 役者もみんな熱演だし、話もそこそこわかりやすくて引き付けられるものがある。しかし「砂の器」のまるパクリはいかんせんアウト。それに松本清張は親殺しは断じてさせていない。自分の人生を守るために恩人は殺せても実の父は殺せない。それをやったら、話が全部ウソになってしまうから。東野圭吾の作家としてのどうしても越えられない限界がはっきりわかる映画。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-13 17:10:42)(良:1票) |
143. 検察側の罪人
話がわかりにくいと思ってみていたら、どんどんおかしな話になってきて、なんだよこれはという感じで終わる。役者はみんな熱演していたし、丁寧な絵作りがされた演出だと思う。とにかく脚本が悪い。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-07-13 14:02:22) |
144. 麒麟の翼~劇場版・新参者~
一直線に進む脚本で最後まで飽きさせずに見せてくれる。ただ、ネタ明しが少々詰め込み過ぎ。もうちょっと強力な伏線が欲しい。ミステリー謎解きとしてはいまいち。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-07-06 16:04:49) |
145. 震える舌
《ネタバレ》 とにかく役者がみんな上手い。宇野重吉と中野良子はどっから見ても医者にしか見えない。十朱も渡瀬もさすがの演技力。ただ、ストーリーに変化が乏しいのと、オチがない。言ってしまえば病気に罹って悪化して良くなって終わり、という話。さらにはひたすら鳴り続ける無伴奏チェロ組曲はバッハへの冒涜にしか思えない。バッハの了解は得ているのか?と言いたくなる。でも破傷風のいい勉強になりました。海外赴任の前には見ておくべき。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-06 10:52:15) |
146. 本能寺ホテル
《ネタバレ》 綾瀬と堤の演技力はさすが、この二人でなければ見るに堪えられなかったと思う。自分の命よりも平和が大事というのもまあいいとして…オチが弱いのと天正時代の画調がそれらしくないのが大減点。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-06-30 17:35:21) |
147. バルカン超特急(1938)
チープな話かと思ったら、どんどんスケールが大きくなっていく。オチも完璧。純粋な娯楽作品としてはちょっと減点のしようがない。オープニングで主人公が誰かよくわからない導入が少しだけ怠いかも。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-30 14:51:07) |
148. 聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
計算され尽くしたカメラワーク。監督の演出力は傑出している。映像も美しくすばらしい。しかし、オチがない。まったく意味不明。 [インターネット(字幕)] 3点(2020-06-27 21:59:55) |
149. 汚名
前半のラブロマンスがだるい。でも後半のサスペンスがラストに向かって盛り上がっていくところはさすが。役者はみんなさすがに巧い。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-06-27 21:49:19)(良:1票) |
150. 二百三高地
《ネタバレ》 平和な何気ない日常の尊さを訴えている映画。その1点から脚本のピントがボケていないのが良い。無名の兵士のセリフ程力強くなっている。元ヤクザの佐藤充の演技も良い。映像も美しい。ただ、旅順の地形と陣地配置が分かりづらいので中盤のジリジリした展開がダレてしまっていると思う。 それにしても、夏目雅子の歩くしゃがむといった体の演技は絶品。この映画を観るのは3回目だが、エンドロールの松尾佐知が妊娠していることに初めて気が付いた。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-23 12:00:47) |
151. レベッカ(1940)
ストーリーの進行が絶妙。飽きさせずに最後まで引っ張る演出と脚本はさすが。主役も脇役もキャラの作り方が完璧。ただ音楽がベタ過ぎてちょっと興ざめしたのでマイナス1点。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-22 18:17:55) |
152. 杉原千畝 スギハラチウネ
感動的なオハナシだが、実話モノだけに意外性はゼロ。ただ歴史のお勉強にはなる。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-06-18 19:53:20) |
153. 白夜行-白い闇の中を歩く-
ベタベタのメロドラマ。ベタな音楽。でも韓国ならではの成り上がり志向や財閥設定が白夜行に妙にはまっていた。 [インターネット(字幕)] 4点(2020-06-18 19:49:30) |
154. サイコ(1960)
前半と後半で主人公が変わってしまうのはいかがなものか。それだけに意外性はあるが、ちょっと話の座りが良くないと思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-14 19:58:18) |
155. カサブランカ
話は戦時下モノのベタな展開だが、すべてのキャラがカッコよくきまって見える役者にとっておいしい設定で、出演するだけで役者冥利に尽きる作品、しかもイングリッドバーグマンを堪能できる。見て損はない。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-14 19:56:20) |
156. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
あまりにも良くできた脚本。この脚本さえあればカメラや役者がどうであろうと傑作になるでしょと思わせるほど。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-14 19:53:07) |
157. 光(大森立嗣監督作品)
《ネタバレ》 少年期の役者が下手すぎ。映像が汚い。脚本が退屈過ぎる。少年が大の大人を扼殺した時点で話として成立しなくなってしまっている。 [インターネット(邦画)] 2点(2020-06-09 21:49:39) |
158. 人生スイッチ
こういう作品で映像の美しさがどれだけ大切かが良く分かっている監督。音楽もバッチリ。隙のないキャスティングも素晴らしい。脚本が平凡なわりには演出が光っていると思う。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-06-09 21:45:45) |
159. 清須会議
それなりに歴史の知識がないと楽しめない映画だと思う。柴田勝家をはじめ登場人物がみんな様々な名前で呼ばれていて予備知識がない人が見たら混乱すると思う。役所広司と佐藤浩市、大御所2人の小芝居が堪能できるのは嬉しい。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-06-07 21:55:30) |
160. 嘘八百
話はあまり面白くないが、中井貴一の演技力はたいしたもの。コメディーなのに画面がシリアスな色調だったのは焼き物の本物感を出す為か?その割には肝心の茶碗が色も形も出来が悪くて残念。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-06-07 21:52:14) |