1661. 催眠
一応サイコサスペンス。 催眠術を使った事件物としては斬新だったのかもしれないが、 催眠術をかければ、何でもできちゃうよな、という思いが根底にあるせいか、 ストーリー自体に面白さをまったく見出せない。 菅野美穂の不気味さは印象的だったが、ゴローちゃんは全然ダメだし。 事件の真相やキーワードとなる言葉の謎も陳腐で、サスペンス物としても今イチだった。 [地上波(邦画)] 1点(2011-07-27 19:22:04) |
1662. フェア・ゲーム(1995)
美人弁護士と彼女をガードする刑事の姿を描く、ジェットコースタームービー。 ヒロインが狙われる理由はラスト近くで判明するのだが、何かぼんやりしていてピンとこない。 全体のアクションシーンは中々よく撮れており、刑事役の男が獅子奮迅の活躍を見せる。 まるでスーパーマンみたいだ。もちろんラブシーンのサービスカットあり。主役の二人より、 暗殺集団の方が個性的で魅力があった。「エイリアン2」の女戦士、バスケスは懐かしい。 今思うと、何ともインパクトのない地味な作品だけど、アクション映画が好きな人なら、 まあまあ楽しめる・・・と思う。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-27 19:12:49)(良:1票) |
1663. 続・猿の惑星
前回の衝撃的なラストからの完全な続きもの。 懸命なシナリオ作りのあとが窺えるが、やっぱりキツかったのか、 後半からお話が突然突飛な方向へ向かい、何ともマンガ的でしまりがなくなった。 緊張感もすっかり消え失せ、粗雑な展開に収拾をつけようとしたのか、ラストも強引。 続編は面白くないというパターンに、物の見事にハマってしまった作品だった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-27 18:58:48) |
1664. 漂流教室
公開当時大林監督は、「母親の子供に対する愛情を描きたかった」 と言っていたけど、原作の状況設定を描くだけで一杯一杯。 ホラーっぽいシーンもいくつか出てくるけど、これがまた笑っちゃうぐらいチャチい。 まるで安っぽいお化け屋敷に迷い込んでしまったような映画。 [ビデオ(邦画)] 1点(2011-07-27 18:29:41) |
1665. プロジェクトA
ジャッキーの他にユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーと、 お馴染みのメンバー出演のコミカルアクションだが、今回はアクロバットなスタントが目につく。 主役達の設定もちょっと凝っていて、新境地を開拓しなければそのうちに飽きられる、 といったアクションスターの宿命のようなものを感じた。 ただ肝心のファイトシーンのほうは今イチで、ストーリー自体もあまり面白くない。 過激なスタントシーンは見栄えもあるし、命がけで確かに凄いんだろうけど、 ジャッキーの作品が急につまらなくなりだしたのは、ちょうどこの頃から。 格闘アクションというよりはサーカスを観ているみたいで、 くしくもジャッキーから離れるきっかけの作品となってしまった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-07-27 18:13:23) |
1666. ドランク・モンキー/酔拳
ブルース・リーが剛ならこちらは柔、180度真逆のアクションで、 それが酔えば酔うほど強くなるという、「酔拳」の設定にピタリとハマっていた。 昔のカンフー映画同様、低予算で作りはかなりチープなんだけど、特訓シーンを含めて、 ストーリーが面白い。主人公のキャラもとても人間臭くて、こちらもリーさんとは正反対。 ジャッキー・チェンの魅力に溢れた作品。 [地上波(吹替)] 6点(2011-07-27 10:19:09) |
1667. ブレイクダンス
青春物のダンス映画。ブレイクダンスは、一時期かなり流行った覚えが。 ストリートのダンス勝負やサクセス的な物語の展開は、単純ながらも観ていて楽しい。 彼らのエネルギッシュでパワフルな動きにも、思わず目を奪われてしまった。 演出はあまりいいという記憶はないが、ぜひもう一度観てみたい作品。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-27 08:09:24) |
1668. パルプ・フィクション
この監督、相変わらず好きなことやってんなぁといった作品。 殺し屋のエピソードを中心に3つの物語を交錯させるように絡ませ、 バイオレンス、コメディー色で味付けした作り。 正直ストーリーはつまらないけど、演出と構成は面白いよね。 タランティーノのファンなら、最高傑作の出来映えでしょう・・・たぶん。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-27 07:50:46) |
1669. JM
キアヌ・リーブス主演、ビートたけし共演ということで、 公開当時は結構話題になっていた近未来アクション映画。 ちょっと設定が突飛すぎるうえに、「マトリックス」のようなバーチャル世界のお話ではないため、 どうにもストーリーに入っていけなかった。シナリオの練りが足りないのか、 展開自体にも捻りがなく、結果、単なるチャンバラ映画だったという記憶しか残っていない。 制作された年代が早過ぎた、ということもあるのかも。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-07-27 07:15:44) |
1670. 月はどっちに出ている
描きたいことはわかるんだけど、はっきり言ってつまらなかった。 主人公とヒロインを中心に、彼らを取り巻く在日外国人の姿を淡々と描いているだけ。 取り立てて面白い展開があるわけでもない。 この作品は監督賞、脚本賞、男優賞、女優賞、新人賞など、数々の映画賞で賞を総なめにし、 ルビー・モレノも一躍脚光を浴びた。期待して鑑賞した記憶があるが、 彼女は素の自分を見せているだけで、とても演技をしているなどという代物ではない。 それだけの賞を受賞しているというのに、いまだにDVDも出てないの? 不可思議なことです。 [地上波(邦画)] 2点(2011-07-27 06:44:36) |
1671. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 脱獄犯と、人質に取られた少年との絆を描いたヒューマンドラマ。 非常に興味をそそらせる面白い設定で、ストーリーはロードムービー形式で進むのだが、 "父親"という、作品の核になっているこの部分が今一つ説得力を感じさせない。 脱獄犯のブッチは最初からただの子供好きの優しいおじさんだし、 少年のほうの設定も描写不足で、これではその後の展開にも無茶さを感じてしまう。 また彼らを追う警察署長や女性犯罪心理学者は、ストーリー上まるで役に立っておらず、 途中のまるでキャンプのようなシーンには、ただもう爆笑するばかりだった。 実際には理屈などでは説明できないこういったシチュエーションも存在するのかもしれないが、 映画作品にするのならもう少ししっかりしたシナリオを用意してくれないと、 どうしても消化不良の感が残ってしまう。 一応メッセージは伝わるし、作品そのものの印象はそれほど悪くないんだけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-27 06:18:14) |
1672. 独身SaYoNaRa!バチェラー・パーティ
バチェラー・パーティとは、結婚前に悪友達が開いてくれる乱痴気パーティーのこと。 大概は酒を煽り、娼婦を呼んで朝までお祭り騒ぎをするようだが、 この映画はそこに婚約者やその女友だち、はたまた婚約者に横恋慕する男までが入り乱れ、 ハチャメチャな展開となるストーリー。下品なのはいいんだけど、 ただのドタバタぶりを延々と見せつけられているだけなので笑い所がわからない。 とにかく、凄く不快感を残したまま映画館を後にした記憶がある。 もちろんこれで面白いという人もいるんだろうけど、コメディー映画はやっぱり難しい。 [映画館(字幕)] 1点(2011-07-27 05:58:38) |
1673. セルラー
正統派のジェットコースター・ムービー。 キム・ベイシンガーはちょっとお歳を召されたが、相変わらずきれいな女優さんだ。 ヒロインのために奔走する一人の青年、こいつがかなりのお間抜けさん。 要領が悪く、やる事がハチャメチャで笑え、そのおかげでコメディー色が強くなった。 サスペンスとしての緊張感はあまり感じることはなかったが、 ストーリー自体はちゃんとまとまっている。突っ込み所は満載だけどね。 おやじ警察官もいい味出してて、中々渋い。肩の力を抜いて鑑賞するには、丁度手頃な映画。 [地上波(吹替)] 4点(2011-07-27 05:52:08) |
1674. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
パニック映画の先駆け的な作品だが、シナリオの良く出来た重厚な人間ドラマでもある。 神父役のジーン・ハックマンのうざいぐらいの熱いセリフ、そしてラストシーンが、 この映画のテーマを如実に表している。刑事役の役者さんも、いい味を出していた。 転覆した船からの脱出というアイデアも秀逸だが、ストーリーの流れ、構成もいい。 豪華客船には多数の人間が乗っていたが、少人数の1グループのみに視点を合わせたことで、 話が散漫にならなかったことも、この作品の完成度を上げていたように思う。 最後までハラハラさせてくれた映画だった。 [DVD(字幕)] 10点(2011-07-27 05:13:49)(良:1票) |
1675. ブルース・リー/死亡遊戯
ブルース・リー出演の最後の映画で、監督は「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ。 リーさんが生前撮影したフィルムは格闘シーンのみ。時間にすると1時間半ほどらしい。 前半は代役やこれまでリーが出演した作品からのシーンを繋ぎ、 ラストに向けての懸命なストーリー作りが垣間みれる。 だが代役のシーンは顔をはっきり見せないように撮影されているため、雰囲気がもの凄く重い。 フラストレーション溜まりまくりでリーさん登場の場面では、心がすっと軽くなった。 三人の術者との格闘シーンはさすがに秀逸。リーさんの魅力を再認識させてくれるのだが、 そのシーンもわずか10分ちょっとで終了してしまう。 映画監督としてちゃんとした作品を作りたいという気持はわかるが、 彼の勇姿をもっと見たかったというファンとの間に、温度差があった感はどうしても否めない。 今ならCGを使って、もっとまともな作品が撮れただろうに、と思うと残念。 [映画館(字幕)] 4点(2011-07-27 04:23:02) |
1676. 羊たちの沈黙
サイコサスペンスの走り的作品。この映画の大ヒット後、 似たようなシチュエーションのサスペンスものが、随分と公開されたような気がする。 物語の途中で、レクター博士なる凄まじいキャラが突然登場するんだけど、 どうやら原作はシリーズものらしく、元々このレクター博士が主人公らしい。 もちろんこちらはそんな事は全く知らなかったので、凄くびっくりしてしまったのだが、 彼のインパクトが強烈過ぎて、本筋のストーリーの印象はすっかり弱まってしまった。 ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンスは共にハマリ役。 原作ファンは、より楽しめる作品なのではないかと思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-27 03:36:06) |
1677. 二代目はクリスチャン
志穂美悦子主演の映画。一応ストーリーコメディーになるんだろうけど、 とんでもない破天荒な設定から物語はスタート。まあこれはコメディーだからと割り切るも、 笑えないドタバタコメディーの連続には参った。後半からは突然シリアス調に変化し、 これまた呆気に取られるような無茶な展開。もう最後まで物語に入り込めなかった。 コメディーとシリアスの部分。クリスチャンとやくざたちの価値観の違いという妙味。 それらがまったくうまく噛み合っておらず、バランスの悪い映画だなぁというのが率直な感想。 終盤の見せ所は感動もなければ、さりとてスカッともしない。何をどうしたいのかさっぱり。 これなら、志穂美悦子が「女必殺拳」ばりのアクションを見せてくれたほうがまだましだった。 [DVD(邦画)] 1点(2011-07-27 03:17:39) |
1678. シークレット
タイトル通りの映画で、夫、妻、娘と、それぞれの秘密の一日を追った内容。 「だから何? どうした?」と思わせるようなオチが笑える。 娘はまあ一番ありそうかなというエピソードだけど、奥さんの行動は????? 旦那さんの秘密の行動は、一番ガッカリ度が高かった。 ちょっとフランスの映画を意識したような、演出が面白い部分もあるのだが、 映像を含めて洗練されているといった雰囲気はほとんど見受けられない。 一番の見所は、70年代の人気女優ジャクリーン・ビセットのヌードかな。 懐かしいというか、時代を感じさせてくれるが、それぐらいしかない。 [DVD(字幕)] 2点(2011-07-27 02:46:25) |
1679. パッセンジャー57
航空テロを題材にした、ダイハード型の娯楽アクション映画。 主人公もストーリーも映像もすべて小粒でちょっと地味だけど、この俳優さんは愛嬌がある。 奥さんとのエピソードがストーリーにまったく関連性がなくて、ちょっと笑ってしまった。 小気味のいいアクションと展開が見所。B級アクションとして、気楽に楽しむタイプの作品。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-27 02:37:05) |
1680. 恋する惑星
ひと言で言えば、フランス映画のような作りの作品。 当然のことながら演出面において妙味ありということになるんだけど、 香港を舞台にしているということで、独特の世界観は確立しているように思える。 ただ二つのエピソードを、無理やりくっつけたような構成はいただけない。 後半はいいけど、前半の出来は今イチ。はっきり言って後半の前フリにもなっていない。 一応繋がりはあるんだけど、完全に分断されてしまった印象を受けてしまう。 核となるストーリーがないだけに、一本のエピソードで仕上げる自信がなかったのかな? [DVD(字幕)] 4点(2011-07-26 19:55:58) |