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TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 490
性別 男性
年齢 60歳
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161.  ウェス・クレイヴンズ ウィッシュマスター 《ネタバレ》 
この手のB級ホラー映画にしては、お話も映像的にもかなり頑張っていると思う。が、やっぱり結末が弱い…。おっそろしい顔してるくせに最後は頓知で負ける魔神、ってのはちょっとありがちに過ぎるんじゃない?
6点(2003-11-12 19:21:47)
162.  いとこのビニー
ペシがダメ弁護士の奮戦ぶりを好演して、それなりに面白い映画なんだけれど、何か今一つスコーンと抜けた所が無い…。もう少し面白くなりそうなんだけどねー。佳作という言葉がピッタリの映画です。
6点(2003-11-11 20:01:39)
163.  アデルの恋の物語
ある意味メチャクチャ恐い映画です。今でこそストーカーって当たり前の様に言うけれど、僕が学生の頃には、まだそんな言葉は無くプチ・アデルっていっぱいいた気がする。でもまあ、そんなものは可愛いモンで、アデル程になると本物の狂人だけどね。やっぱり、あそこまで行くと一途なんて言葉じゃ済まされないほどイッちゃってると思う。この映画は、アデルの側に立つか、男の側に立つかで見方変わるんだろうね。催眠術を使って…という件にはかなり笑えました。この映画の一番のマイナスは、皆さんも書いてるけれど、相手役の男優に魅力が無いこと。アジャーニは美し過ぎるほど美しいのにねー。
6点(2003-11-10 07:14:01)
164.  アタック・ナンバーハーフ
サトリー・レックの話ですよね。タイのオカマは元気だからなぁ~。ムエタイのパリンヤーも結構強かったし…。個人的にはゲイではないけれども、新宿2丁目で呑むのが大好きな私にはかなり楽しめました。
6点(2003-11-10 07:05:21)
165.  大魔神逆襲 《ネタバレ》 
いやぁ、相変わらず大魔神出て来ません。www それでも、前2作がどちらも女の涙で動いた大魔神。いやいや、そんなスケベな神様じゃないんですよ! と言わんばかりに今回の魔神様は子どもたちのために動く。  でも、結局メインは子供たちの冒険旅行になってくるんで、話としては一番観易いんだが、大魔神シリーズの映画としては一番弱い。 今作では御使いとしての鷹を出してみたり、武器として剣を抜かせたり、3作目として飽きないように工夫はしてるんだけれども、どうしたって最後の15分だけ出てくる大魔神より、70分ベッタリ冒険に付き合ってる子供たちの方が印象は強いわな。 そして同じ大映のガメラよろしく「子どもたちの味方」になってしまった大魔神。  ま、いずれにせよ、大魔神の“堪忍袋の緒が切れて漸く動き出す”という性質上、これ以上の話の作りよう、膨らませようも無かったろうし、これ以上のシリーズ化は難しかったんだろうなぁ、と妙な納得感を感じさせる最終作でした。
[DVD(邦画)] 5点(2022-07-21 22:03:54)
166.  大魔神怒る 《ネタバレ》 
う~む。今作も、前作に引き続き大魔神がなかなか出てこない……。  鎌倉時代後期風の衣装だった1作目から、少々安土桃山風の香りを加えたコスから見て、おそらくは1作目から数十年後なのでしょう。名越家は島の神様を信仰する家でありながら、奉納の舞の舞台は明らかに寺院。しかし、神仏習合の時代考証的には無理は無い。なぁんてなどうでも良いことを考えながら観ていると、今回も少々強引だが分かり易いストーリーが進んでいく。  いや、この際ストーリーはどうでもイイです。領地を奪おうと攻め込んでくる強欲な悪の領主に立ち向かう2国の姫と王子(この二人は許嫁)みたいな取って付けたような話なので。内田朝雄さんが良い殿様をやってるのがちょっと意外で面白かったくらいです。  問題は大魔神ですよ。今作も焦らしに焦らしてラスト20分。発破掛けられて吹っ飛ばされそうになった島神様が、漸く怒って大魔神へと変貌する。 そして…………。ああ、『十戒』がやってみたかったのね……。『十戒』(1956)から10年。俺達だって特撮やるからにはアレくらい出来るところまでは来てるぜ! みたいな特撮屋さんの意地なんでしょうか? 湖が二つに割れて大魔神がノッシノッシと……。 後はお約束通り、大魔神が無双して、火炙りに掛かってる藤村志保を助けて、またも女の涙にご機嫌を直して御終い、と。  まあ粗削りだった1作目に比べて、大魔神が明らかに正義の味方になったかな? という作りの2作目でした。
[DVD(邦画)] 5点(2022-07-21 21:38:58)
167.  大魔神 《ネタバレ》 
昔、友人と「誰もが知っていながら、実際にその作品を観たことが無いキャラクターの筆頭じゃね?」なんて話していた大魔神。 腕を顔の前に通すとハニワ顔から憤怒の顔に変わることも有名だろう。  映画は序盤からサクサクと無駄なく進み、ベタとも言えるほどの分かり易い話が少々強引に展開されていく。 うん、映画としてはとっても見易い。 ……が、しかし。『大魔神』が、キャラとしてこれほど有名でありながら、ゴジラのような名作になれなかった理由が程なく判る。  それは…………、出て来ないんだよ、大魔神が!www   主人公である兄妹や家来の小源太たちが、謀反を起こした裏切り者に追われてさんざん苦汁を舐める臥薪嘗胆ぶりが1時間以上続き、彼らが反撃にしくじり、悪者一味が山神様の破壊を試みる時点で約70分。大魔神の登場はラスト15分のみ。 しかも魔神は一回怒ったら見境付かなくなっちゃって、悪者一味はおろか村人たちまで手に掛けようとする、寺内貫太郎も真っ青の大暴れ。 さらに言えば、その大暴れも、基本的には怪獣映画じゃ無いから対抗勢力も無く、ただただ手が付けられない怒り狂った魔神が大暴れして無双するだけの展開。 最後はようやく高田美和の涙で鎮まるが、鎮まったら鎮まったでガサガサと土になって崩れて唐突にお終い。 最後にもう少し兄妹の〆の言葉でもあれば、作品として綺麗にまとめることもできたろうに……。
[DVD(邦画)] 5点(2022-07-21 18:59:27)
168.  続・深夜食堂
いつ頃からだろうか、映画がTVの延長線上に生き残る術を見つけ、それで良しとされるようになったのは……。 TVシリーズから銀幕に戦場を移して大成功した例としては『寅さん』シリーズがあるが、あれはちょっと異例だろう。  さて、この『深夜食堂』。原作ファンであり、TVシリーズのファンでもあった自分でさえ、前作はTVシリーズの延長にしか見えなかった。それでもファンの心情としては「うん、お約束通りでそこそこ面白いよね……」と、悪い所には目を瞑り、良い所だけを見ていた気がする。  そして今回、TVシリーズを前提とした前作の延長でしかない今作をどう見るか??? 正直、映画である必要はあるんだろうか? これを一本の独立した映画作品として、そして初めて『深夜食堂』を見た人は、その面白さの半分も分からないだろうね。まぁ、「続」と銘打たれたシリーズ物を単品で観るんじゃねーよ、という意見もあるだろうが。 しかし何にせよ、今作は作品として小粒感が否めない。TVで十分だよね、というのが正直な感想。 一つ言えることは、この2年で何があった?! と驚くほど、前作に比べて多部ちゃんが綺麗になっている事だろう。www
[DVD(邦画)] 5点(2021-06-27 00:00:21)
169.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
公開当時の大ブームは知っていたが、何となく観る機会も無く、世間様より4年も遅れての観賞。w 観終わって「うんうん、なるほどなぁ」と納得しました。これ、自分が中高生の子供だったら面白いっ! と言ってたかもしれない。 でも、この年になっちゃうと、過去に観てきた映画やドラマなんかが経験としてあるワケで、それが既視感となって邪魔してくるわけです。 この映画も、男女入れ替わりという古典とも言える序盤から、田舎の子が都会をエンジョイするこれまた古典的展開、そこからけっこう無理やりな時間SF、そして災害回避のディザスターものと、けっこう欲張りに詰め込んで来てるが、なんか目新しさが無い。  でもね、逆に言えば、自分らオッサンのような経験値の無い子供達には、これほど矢継ぎ早にワクワクを詰め込んでくる映画が面白く無いワケが無い。しかも、ラブコメ王道の男女入れ替わり、知らない世界(都会)での冒険、時間SF、世界(町)を救うヒーロー、と厨二病患者の大好物が大盤振る舞い!w これが当たらなきゃ、どんな映画が当たるってんだい?! くらいの大サーヴィスぶり。  …………が、しかし。その大盤振る舞いをするために払った犠牲も大きいんだな。 まず、入れ替わりに気付いた主人公たちが、スマホに入れ替わり中にあった出来事の日記を残す。……えっ、日記? なんで? それ、電話だよ? 普通は自分の携帯に電話するわな。……でも通話できないんだよな、3年の時間のズレは後半のサプライズだから。 そういった小さな綻びが、嫌と言うほど現実を見てきたオッサンにはどうも気になるんよ。中身が入れ替わった友人(家族)に対しての周りの反応とかね。あんなもんで済むわきゃ無いよね。 後半の山場である町を救う大作戦も、「いやいや、それは無理!」というくらいの雑さだし。w テッシーの親父が「週末は仕事手伝え。発破かけるから勉強だ」ってなフリまでかましてるワケだが、いくら息子でも高校生がそんなに簡単に爆破物持ち出せるような杜撰な管理してたんじゃ倒産は遠くないぜ。w 飛騨組み紐の件もそう。いや、たった一回電車で会っただけの知らない女のコだから、顔を覚えてないのは仕方ない。でもあんな印象的な出来事、あったコトぐらいは覚えてるよな、普通。w しかも、そのコがくれた紐を3年も取っておいてるんだから。  さらに、終盤は一気に時間が飛ぶ。瀧は高校どころか大学を終えて就活してる。三葉は3つ年上のはずだから社会人3年目か? 二人とも5年経つ間なぁんにも気にならなかったのか? 名前すら忘れてたから? だったらなんで急に? 取って付けた感は否めない。 そしてラスト、お互いにすれ違う電車の窓から相手を見つける。まあ確かにロマンチックだが、瀧は四谷駅から乗ったんだっけ? ってことは一人は市谷から、一人は信濃町から四谷方面に向かって走って須賀神社で出会ったってこと? …………奇跡だな。www  と、まあ、本気で突っ込み所を探し出したらキリが無いし、そういう細かい所を突っ込む映画でもないからこの辺にしときますが、魅力のあるウソってのは、しっかりと築かれたリアリティを土台にしてこそ映えるんだよなぁ。  ま、それはともかく。 あれほどの大ブームになったのは不思議と言わざるを得ないが、まあ肩の力を抜いて笑って観る分にはテンポも良く、そこそこ面白い作品だとは思います。
[DVD(邦画)] 5点(2020-09-18 22:06:21)
170.  バケモノの子 《ネタバレ》 
この監督の作品は『時をかける少女』、『サマーウォーズ』と観たが、その中では“言わんとすることの分かりやすさ”という点で、これが一番まともな出来だったような気がする。 が、この監督の作品って、人の描き込みが浅いから、出てくる奴らがみんなちょっとおかしな変わり者に見えてしまうんだな。 今作の蓮も、何が気に食わなくて親族一同にあそこまで反抗してるんだかが分からない。9歳の子供が何もかも捨てて失踪するって、単なる反抗期で済まないだろ。w ……という設定のヌルさはあるが、話が始まってしまえば(その設定のヌルささえ許せれば)テンポ良く、判り易く話は進んでいく。 ただまあ、判り易いとは言っても、見てる側の推察による補足はかなり必要なんだけれど。w 九太が図書館で唐突にメルヴィルの白鯨を読み始める。……え? なんで白鯨??? 唐突すぎるだろ? いきなりすぎるだろ? 観ていくうちに「ああ、誰もが知ってて、『復讐』というキーワードを持つ、モンスター的な題材が欲しかったんだろうな」と分かっては来るのだが、それにしても違和感は残る。そして終盤、復讐に燃える一郎彦のクジラをモチーフにした襲撃。……なんか、イマイチ怖さが伝わってこないよね。w それにしても日本のマスコミは、やれ天才だの、やれカリスマだのと大仰な修辞が大好きで、マスコミに言わせると、この監督も天才アニメクリエイターなんだそうな。 でも……、天才が作ってこの程度なんじゃ世界に冠たるジャパニメーションも、もう長く無いんじゃないか?w
[DVD(邦画)] 5点(2020-08-16 14:05:03)(良:1票)
171.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 
ストーリーは、探偵モノとしては王道を行く展開で、特に目新しい工夫があるワケでもない。 ハメットやチャンドラーといったハードボイルドの定番をトレースして、現代日本に置き換えたような物語。 つまりは、定番のストーリーをどう観せるか? ということになってくるワケだが……。 残念ながらそこにも特に目新しい工夫があるワケでもなかった。  正直、松田龍平のキャスティングはミスだと思う。『まほろ駅~』シリーズと被り過ぎる。 小雪に関しては、写真のみ出演の吉高を匂わせてミスリードを狙ったつもりだろうが、 大体、何度も本人に会っておきながら電話で声が分からないボンクラ探偵ってどうなの? としか思えない。  まあ、テンポは良いし、ところどころコメディチックなシーンを差し込んで、2時間超えの長尺を飽きずに観られるのは評価したいところ。 でも逆に言えば、この内容でこの尺ならば、いつでも好きな時に止められる、 家でのビデオ(DVD)鑑賞でイイんじゃね? というのも正直なところ。 点数としては、まさに5点な作品。
[地上波(邦画)] 5点(2019-12-23 23:17:48)
172.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
遅れ馳せながら、TV地上波OAで鑑賞。 この映画を「面白い!」と絶賛している人は、普段どんなドラマや映画を観ているのだろう?  いや、これはdisっているのではなく、単なる素朴な疑問なので悪しからず。   脚本の構成や編集が褒めそやされるこの作品だが、冒頭でワケも分からず何らかの話を見せられ、後半で「いや、実は……」と種明かしをしていく手法は、例えば『C.S.I』などの海外ドラマ(特に犯罪サスペンス物や医療ドラマ)では珍しいものではない。  日本でも、同じように舞台が原作の映画『サマータイムマシンブルース』などは、もっと大胆かつ緻密な構成で、観ていくうちに「なるほど!」と膝を打たせてくれる。(まぁ、『サマータイム~』は、設定が荒唐無稽なSFなので、何でもあり感が強いが……)   この映画の工夫と言えば、映画撮影の舞台裏のドタバタを見せるといった楽屋オチや、メタフィクション的なアプローチという点くらいだろうか? しかしそれも特筆すべきほどの工夫でもない。  こんな映画がなぜ当たったんだろう? と考えると、「無名のスタッフや役者がわずか300万円という超低予算で作った映画が、思いの外ごく普通に出来てた。へぇ~」という感心が、なぜかどうしたものか時流に乗ってしまった、と……。もしくは何10億、何100億という金を掛けながらもクソつまらないハリウッド映画&一部の邦画などへのアンチテーゼ? いずれにせよ私には、特に面白いとは思えない、ビデオやテレビで1度見たら十分な映画だった。
[地上波(邦画)] 5点(2019-03-09 13:48:00)
173.  まほろ駅前多田便利軒
大して何ということもない話が、何ということもなく語られていく。薬の売買絡みで一瞬「おっ?」と思わせるのだが、それもまあ香り付け程度。 いや、街の便利屋という設定を考えると、等身大で妥当なのかもしれない。素人の便利屋が常人離れした活躍でトラブルシューティング! なんて、逆にバカバカしくて観てられない。 一応、『親子の絆』みたいなテーマを提示したがっているようにも見えるが、出てくる人間みんな人任せ成り行き任せなので、それも弱い。 バディムーヴィーと言う程の気概もなく、まったりと気だるげに話は進む。 じゃあツマラナイのか? と言われると、そうでもなく丸々2時間をそれなりに観られた。  瑛太と松田龍平、当時の若手ではトップクラスと言われた二人の魅力に負んぶに抱っこのような作りだが、なぜ二人がトップクラスと言われたのかはよく分かった。確かにナンかナンとは言えない魅力があるわ、この人達は。w  あと、一つだけ。瑛太の「なんじゃ、こりゃあーっ!」に、松田が「誰それ? 全然似てない」って。w ちょっと楽しい演出でした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-05 21:07:00)(良:1票)
174.  ドラゴン・ブレイド
 紀元前の雁門関を舞台に、あったかもしれないローマ軍と前漢軍との邂逅を描いた物語。史実を基に……とは言うものの、史実1割、脚色9割ぐらいで考えておいた方がいいだろう。  取り立てて良い話ってわけでもなく、出てくる人間が多いせいか描きこみが弱く人物像が薄っぺらいのが少々気になるが、それなりに見応えはあるし、映像はロケ、セット、CG、書き割り等々を上手く使って、中央アジアの広大かつエキゾチックな大地を描きあげている。欧米では相当のヒットを記録したということで、作品としての完成度の高さは世界が認めるところなのでしょう。ただ。この映画、所々話が跳ぶと言うか、話が強引に進むところがある。まぁ、その理由は後に書くけれど……。  そして我らがジャッキーも、60歳を超える年齢を考えると本当によく動いてる。2度目のアメリカ進出でCGに頼りすぎて全く動かなかった頃を考えると、この10年くらいの年取ってからの方がアクションに気合が入ってる。とは言え、やはり全盛期を観てるから、何となく物足りなく思えてしまうのはジャッキーファンの贅沢ってもんですかね。   ところで、この作品に関して少々気になる話を聞いた。それは、中国での初期公開版と日本公開版(おそらく他の国での公開版も)は全然違うという話。日本公開版は、テーマはともかくテイスト的には『ラスト・ソルジャー』に近いモノだが、中国版は『MYTH』に近いテイストだという。雁門関の発掘に携わる男女の研究者2人が、紀元前の戦いに夢現に巻き込まれる……そんな話らしく、そこにはご都合主義で史実とは辻褄の合わないところが結構あるらしい。そんな部分を極力削って、何とか史実に沿わせ、許せる範囲にしたのが世界公開版だという噂。どこまで本当のコトかは分からないが、話が跳んだり強引に進むのはその所為か、とも思える。   ま、いずれにせよ、2015年時点でジャッキー・チェン健在なり! と、まだまだ現役を世界にアピールした大作。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2018-01-14 16:11:49)(良:1票)
175.  オブリビオン(2013)
 どこかから借りてきたような世界観とお話に、どこかで見たような画。「……おいおい」とは思うのだが、そこは流石にトム・クルーズを主演に据えて上映も2時間を超えるSF超大作だけあって、それなりに卒なくまとめてある。  まあ、卒なくとは言っても、あちこちに?マークが点灯するような疑問や矛盾があるのだが、力技で乗り切ったというか、抑え込んだというか。w   そして、お話はともかく。どこかで見たような……とは言え、画はかなりスゴい。美しい背景の中、スピード感や疾走感、浮遊感はかなり心地良い。  だがしかし、この映画が渓谷で派手な空中バトルをすればするほど、S.W.シリーズの凄さが浮き上がってくる。40年も前にコレに全く遜色無い空中戦を描いて見せたEp.4はどれだけ凄かったんだ! と。   そして一番面白かったのが、この作品におけるクローンの扱い。この手の映画だと、クローンは各個体毎に人格はあるのか? とか、クローンの個体毎の特性の違い、同様の個体が複数あるクローンを個別に愛せるのか? などという倫理的観念、哲学的観念にスポットが当てられがちだが、この映画はそんな面倒なことは一切言わない。「いいじゃん。顔が同じで考えてることも一緒なら」と。w 顔はトム・クルーズだし、言ってることも一緒だからさ、コレ、旦那の代わりにしなよ。みたいな。www   ということで、大作たらんとする話の深みや奥行きを一切捨て、見た目の派手さのみを取ったこの作品。ものすごーくヒマな時、なぁんにも考えずに、一杯飲みながら寝っ転がって観るにはお誂え向きかと。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-07 18:02:06)(良:1票)
176.  トランスポーター イグニション
 お話としてはシリーズ中で最もまとまっていたかな、とは思うが……。肝心のアクションは車から格闘から、全て過去作の焼き直し感しかない。もうオープニングの駐車場でチンピラ相手の格闘からして「おいおい、またコレやるのかよ」と失笑しか出てこない。……いや、アレは“2”のパロディとしての狙いだった、ワザとだったと信じたいが……。  常に苦虫を噛み潰したような仏頂面だったステイサムに比べ、スクレインのフランクはどことなく育ちの良さを感じさせる二枚目。だがその分、特殊部隊の部隊長まで努めた叩き上げというには弱い。道化要員としてタルコニ警部の代わりに用意した父親との関係は、まるで『インディ・ジョーンズ』のショーン・コネリーのパクリのようだし、どうにも全てが中途半端。どうせリイシュー、リブートとして作り直すなら、いっそのこと大きく設定を変えてでも新シリーズのオリジナリティを打ち出すべきだった。  と、ここまで厳しい評を書いてきたが、一つだけ前シリーズより良くなったことがある。それは、ようやく女の趣味が人並みになったこと。前1のスー・チーは可愛いが、それでも世界レベルで見たら「どうなの?」という所。2と3は問題外。今回初めてベッソンの呪縛から逃れてヒロインらしいヒロインが登場した。  まあ、新シリーズと言うよりも、こんなヴァージョンも作ってみました、くらいにしておいてほしい作品ではあるが、小ぢんまりとしたまとまりの良さに免じて5点。  
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-11-30 15:47:22)
177.  シン・シティ 復讐の女神
シン・シティの2と言うよりは、まさに続編。1の続きのお話し。しかしなぁ……、10年経って続きを語られても、もう1の話なんか覚えてないってば。コレ見る前に1を観直しておかないと置いてけ堀を喰らいそう。そして観直したら観直したで、数々の矛盾と違和感が。 ただまあ、雰囲気はまんま1を継承しているし、メイン処のマーブ=ミッキー・ロークは誰だか分からないほどの特殊メイクで全く変わらない。さらにジェシカ・アルバやブルース・ウィリス等も顔を揃えてるので、細かい所を気にしなければ、それほど目くじらを立てるようなものでもないのだが。 お話は、今回も良くも悪くもマンガ。まあ、マンガ原作ですから。チャンドラーの『ロング・グッドバイ』的な、悪女に振り回される男達をハードボイルドに描いてみました、みたいな話と、悪のロアーク上院議員とナンシーの復讐譚が平行して語られる。 1と比べてパワーダウンしたとも思わないが、パワーアップしたとはお世辞にも言えない。まー、こんなもんでしょ的な作品だった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-04 17:01:24)
178.  三国志英傑伝 関羽
お伽話然とした物語『三国志演義』よりも、実際の三国志の方が好きな私にとっては、曹操がちゃんと名将として描かれたこの作品は好感が持てます。常識的に考えて、義ほどの国を一代で築き上げ、発展させた曹操が、無能な悪人なわけはあるはずがなく、演義では判官びいきと言うか、諸葛孔明というヒーローを際立たせるため、蜀からの視点が強すぎる。 ま、それはともかく。 “2”の方も言われているように、曹操を名将として描き過ぎたためにお話としては破綻しています。あんだけ出来た大将なら、その配下になったって良いじゃん?! アクションは、ドニー・イェンの古装片としてはこんなモンじゃないでしょうか。良くも悪くもいつも通りです。
[DVD(字幕)] 5点(2016-09-28 14:01:43)
179.  ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳 《ネタバレ》 
ツッコミどころが多すぎて、どこからツッコんで良いやら……。 前半は、如何にも当時の香港映画らしく、本筋に関係の無い無駄の多いユルユル展開。中盤を過ぎてから強引に話が進み、無理矢理終盤に雪崩れ込むのは、この頃の香港功夫映画のお約束みたいなモンで。w そして終盤に差し掛かると、それまでの大味で雑なゆる~い殺陣から一変して、見応えのあるシビアなアクションに。いや、そんなことはどうでも良い。途中、いきなり差し込まれる『酔拳』のトレーニングシーン! ジャッキーが芝生の上で酔八仙拳(この映画では韓湘子の部分を使用)の套路を練っている。えっ、この映画は74年、『酔拳』は78年。なのにあのシーンが撮影済とは……。「実は『酔拳』は完成までに6年近くを要している」という噂は本当だったのか! そして、相手の自爆によって棚ぼたで決着が付いてしまう、ある意味衝撃のラスト。w 後にジャッキー映画の常連となる役者さん達がたくさん出ているが、『蛇拳』(&『酔拳』)がどれほど出来の良かった奇跡の功夫映画だったのか、再確認させてくれます。
[地上波(吹替)] 5点(2016-09-21 17:54:05)
180.  トランスフォーマー/リベンジ
相変わらず長い! マイケル・ベイってのはホント無駄に長い映画ばかりだな。 いや、そんなことより。このシリーズ、特に今回気になったのは、特撮のための特撮映画になってること。 本来、特撮やCGってのは、映画によりリアリティを与え、スムーズに見せるための技術だったはず。ところがこの映画では、ロボットのCGを見せるための映画になっちゃってて、ストーリー部分はそのオマケとして有って無いようなものでしかない。しかも、そのCG特撮も1作めでもう判っちゃってるワケで。それでこの2時間半の長尺はかなりツラい。これでは5点の『ビデオでも良い感じ』と言うよりは、いつでも止められて、暇な時に分けて観られるビデオ(DVD)じゃなきゃシンドい。
[DVD(吹替)] 5点(2016-09-20 14:22:11)
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