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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1961.  ダウト~嘘つきオトコは誰?~ 《ネタバレ》 
エンドクレジットを眺めておりましたら、原作:『恋愛シミュレーションアプリ』なる文言が。なるほど、道理で無茶な演出があるワケです。相手を指さして『ダウト!』とか、失礼にも程があります。私ならそのカワイイお指、へし折っちゃいますよ。なんてね。 占い師に誘われて参加した一泊二日の婚活パーティ。主人公にアプローチをかける男性は10人です。年収1000万円以上の高身長イケメン揃い。このあたり女性向け恋愛シミュレーションゲームの要素が色濃く投影されています。そんな恋人候補のうち、実に9人は嘘つきで、残り1人が運命の人だそう。運命云々は抜きにしても、地雷率の高さは異常であります。謎解きミステリーの側面もあるようですが、主人公は大した推理もせず次々と嘘を看破していきます。本格ミステリーを望む気はありませんが、それにしても大雑把な処理でした。ちなみに各人の嘘とは「マザコン」「既婚者」「アイドル好き」「DV」「婚姻歴」「極道」「借金」「ストーカー」「結婚の意思なし」「結婚詐欺師」でした(あれ?10個ある)。「死んでも無理」「犯罪」案件から「隠さなければよかったのに」までレベルは様々ですが、個人的に見過ごせないのが「アイドル好き」でした。婚活パーティの場で聞かれてもいないのに「アイドル好き」を公言するのは普通に馬鹿。ガチ恋ならいざ知らず、常識的なファン活動なら全然問題ないでしょうよ。と抗議したいところですが、奥さんから「年間3回まで」と釘を刺されているLIVEに年5回も6回も遠征していた私が喚いても何の説得力も無いのですけど。ちなみに「アイドル好き」はその後「拉致監禁犯」に進化したので、主人公が奴を切り捨てた判断は正しかったことになります。 過去の恋愛経験から「嘘。ダメゼッタイ」だった主人公ですが、「相手を思いやる嘘もある」と宗旨替えした模様。今回のケースがそれに該当するかどうかは要審議ですが、どんな嘘も絶対悪とする価値観がしんどいのは確かです。いずれにせよ、年収や職業といった外的条件だけでなく、価値観の擦り合わせは結婚生活では必須条件なので、その方を選んで正解だと思います。お幸せに!
[インターネット(邦画)] 4点(2021-08-30 19:27:25)
1962.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 
観始めて2分で「こりゃ呪怨のリメイクだな」と分かる程度に『呪怨』っぽくはあるのですが、本作に元祖の風味が活かされているとは言い難く。一応、日本から元凶となる呪いをアメリカへ輸入した体裁ですが、共有されているのは『家に取り憑く怨念が元となる呪害』という基礎設定のみ。正直、こんなものは『呪怨』の専売特許でも何でもないので、わざわざお金を払ってまで(?)『呪怨』ブランドに乗っかる必要があったのか疑問です。というか『呪怨』一派を名乗るのであれば、最低限『白塗り親子』は出さないと。ブランドの版権は買ったのに、ロゴを使わないとか、勿体ないったらありゃしない。あるいは、老舗のうなぎ屋からタレを別けてもらったのに、継ぎ足しでケチャップを入れてしまったような台無し感とでも言いましょうか。もっとも、これは元祖『呪怨』にそれなりの価値があればの話。冷静になれば、そんなものはありゃしないので、改変しまくっても何の問題も無い訳ですが。『呪怨』の看板があろうが無かろうが、基本的にセールスポイントが見当たらない普通のオカルトホラーとの印象です。
[インターネット(吹替)] 4点(2021-08-05 19:30:00)
1963.  デスフォレスト 恐怖の森 《ネタバレ》 
顔だけお化けは、なかなかにキャッチーかつチャーミング。ホラーヒロインとしての素質は、貞子や伽椰子に引けを取るとは思えません。ちゃんとキャラに肉付けをしてあげれば人気者になれるのでは。折角の良素材を活かす気のない脚本に閉口します。以下余談。顔だけお化け撃退法について。結構的がでかいので、石でも棒でも簡単に当たりそう。逃げずに戦えばチャンスはありそうです。あと全身に糞尿を塗りたくるとか。食えるものなら食ってみろってね。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-06-16 23:19:57)
1964.  ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey 《ネタバレ》 
人気サブキャラクターを主演に据えるスピンオフ企画は映画界ではよくある手法。今回はDCコミック映画『スーサイド・スクワット』からハーレイ・クインの登場です。かの作品の中でのハーレイの存在感は格別ですので、スピンオフの流れは当然と考えます。作品世界の番付を壊さないため、また有名俳優のギャラ削減の観点からも、本体作品のメインキャラを重用しないのがスピンオフの流儀ではありますが、それにしてもハーレイ以外のキャラが誰も登場しないのは意外でした。それだけ徹底してコストカットされているとも言えますし、顔見せに程よいお馴染みキャラが不在なのかもしれません。キャラクター造形が命のコミック原作にも関わらず、この『駒不足感』はシリーズの弱点かもしれません。 さて、悪役が戦う敵は正義のヒーローではなく、別グループの悪党でした。ポイントは、奴らの方が主人公チームより罪の程度が重いこと。そりゃ、万引き・傷害・強盗より、殺人の方が憎むべき犯罪でしょう。善悪の概念は、絶対的なものから、相対的なものへと移行しました。とかく倫理に煩い映画において、本作を娯楽作品として難なく楽しめるのは、このような『倫理基準の調整』が施されているためです。なかなか巧妙ですね。 ハーレイちゃんの小悪魔な魅力は存分に味わえますし、アクションも見応えあり。ただし内容は無いため、余程ハーレイ・クインというキャラクターに価値を感じていないと、ツマラナイかもしれません。かくいう私はそうでした。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2020-12-30 19:23:56)
1965.  ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷 《ネタバレ》 
実在する超有名『お化け屋敷』をモチーフに、史実の中に噂話や俗説を織り交ぜて創作したオカルトホラー。とはいえ完全オカルト仕様ではなく、精神疾患や薬物中毒による“妄想説”は排除していません。このあたり『解釈の余地を残した』のか、実在する建物ゆえ『関係者に配慮した』のか。いずれにせよ『実話』要素が足枷となり、自由な発想を阻害しているような気がしてなりません。『歴史もの』や『ヒューマンドラマ』ならいざ知らず、ホラーやサスペンスの『実話』ってホント嫌いです。幽霊が出る訳も、増築し続ける理由も、なるほど納得できるもの。でも、だからこそ意外性がなく、予想を裏切らず淡々と進む物語に退屈しました。映画の出来としては、たぶん『普通』レベル。一般的には『普通』なら『可』でしょうが、こと『ホラー』映画においては『不可』と考えます。あまりにも退屈したので、屋敷が崩れ落ちるシーンでは『8時だよ全員集合』の例の音楽を脳内再生して勝手に楽しんでしまいました。(以下余談)この素材をオカルトで仕立てるのは前述したとおり『普通』なので、別の切り口も考えてみては。たとえば莫大な金が動いている部分に焦点をあて、裏社会の資金洗浄だったり相続税対策だったり、現実的で生々しい解釈を創作してみるのも面白いのではないかと。映画化向きの極上素材なのは間違いないので『普通のホラー』では勿体ない気がします。
[インターネット(吹替)] 4点(2020-09-15 18:54:03)(笑:1票)
1966.  映画 としまえん 《ネタバレ》 
『としまえんの呪い』なる都市伝説は、本作製作にあたりこしらえた架空の設定かと思いきや、そもそも“ありもの”なのですね。本来なら迷惑極まりない与太話を、本元の『としまえん』が了承してホラー映画をつくるあたり、なかなか懐が深い話だと思います。ただ、折角の都市伝説が活かされているとは言い難いのが残念。もはや『としまえんの呪い』というよりクラスメイトちゃんの恨みの様相。ホラーですからバッドエンドでも構わないですが、もう一ひねりも二ひねりも欲しいところ。『としまえん』が豊島区ではなく練馬区にあるということは勉強になりました。なお、遊園地『としまえん』は本日2020年8月31日をもって94年の歴史に幕を閉じたそうです。お疲れ様でした。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-08-31 23:59:59)
1967.  奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語 《ネタバレ》 
それでは収録順に感想を。①『カーテンの向こう』主人公は常時介護が必要な身体障碍者。体の自由が利きません。それゆえ、わずか50センチ先カーテンの向こう側が伺い知れぬという設定は上手いです。ホラーらしい『見切れ』の演出も上々。オチはもう一工夫欲しいところです。②『真夜中の来客』初期設定から展開が無いのがツライです。オチはショウモナイですが、嫌いじゃありません。③『東京の友達』怖さでいえばコレが一番。見せない演出、見せる演出、メリハリが効いています。ロケーションも良。そして2話続けての『一言セリフ』オチにニヤリ。背景を考える楽しみもあります。④『古本の倉庫』これは平凡。もっといろいろ考えられるはずです。⑤『女ともだち』サプライズがあるようで、実は大してありません。狂気の表現もイマイチでした。⑥『彼氏の部屋』彼氏の人間性に戦慄する話。とはいえ、笑わせに来ているのは明白なので最早『ホラー』ではありませんが。こういうの結構好きです。⑦『釣り人』哀愁系オカルト。一応一ひねりあるものの、そんなに意味があるとは思えません。無駄な会話が多く時間の使い方が勿体ないです。⑧『ホームレス入門』既視感あり。今更感あり。全体を通じて言えるのは、役者の技量に難があること。これは有名とか無名以前の問題です。商業作品として最低限の品質は担保する必要があると考えます。お話のテイストはバラエティに富んでおり、オムニバスとしてバランス良さを感じました。しかし、それぞれの脚本は出来不出来の差が激しく困りものです。私の判断では、③⑥…〇、①②⑤…△、④⑦⑧…×。夏休み最終日に手を付けた読書感想文のようなヤッツケ感のある脚本が多い気がしました。もっと頑張れるはず。②③のように『一言セリフ』オチ縛りで、統一感を出すのもアリかと思います。各話を繋ぐブリッジ「こんな悪夢を見た」は、『奇談百景』の「こんな手紙が届いた」のパクリ、失礼丸パクリでしょうか。数多存在する『邦画トホホラー』の中にあっては、僅かに光るものがある気がしないでもありませんが、それが宝石なのかガラス片なのか、吟味する気にはなりません。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-30 20:22:05)
1968.  サークル(2017) 《ネタバレ》 
ネタバレしれます。未見の方はご注意ください。  ざっくりと『サスペンス』の認識で観始めたため、『無人島サバイバル』か『殺人鬼もの』か、はたまた『怪物・クリーチャー系』か、どの方向に話が進むのかと興味津々でしたが、まさか『〇オチ』とは。流石にガッカリ。『〇オチ』映画に何を言っても虚しいだけですが、一応気になった点を書き留めておきます。 主人公は何時船長を確認したのでしょう?時系列的には、“出発前”に知っていなければ辻褄が合いません。教授曰くWEBで船を予約したそうなので、HP掲載の顔写真でも見たのでしょうか。でも、それなら『予約した船が見つからない』事態は起きないはずで・・・。そこで、現地で初めて主人公が船長を確認したと仮定すると、単なる『〇オチ』回避の可能性が出てきます。サークルには不思議な力があり、過去の分岐点まで遡ることが出来たと。いわば『タイムスリップ機能付き全自動サークル』(なんて心地よい響き)。死という結末(運命)だけは変えられないので、戻った分岐点では主人公以外全員死亡。叫び女のクラシカルな服装から察するに、そもそも島に着いた時点で『時を遡っていた』可能性も考えられます。真相は『日光を嫌う怪物が棲む時空が歪んだ島』。う~ん、『〇オチ』より幾分マシな気もしますが、潔く『〇オチ』を受け入れた方がスッキリしそう。全ての矛盾が無効化されますから。だから『〇オチ』って嫌いなんですけど。そういう意味では『〇オチ』を採用していながら高い評価を得ている作品って(タイトルは書かないですけど)本当に凄いですね。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-07-05 19:24:16)
1969.  私はヒーローそれともヴィラン?よみがえれ勝連城 《ネタバレ》 
成果が全てのビジネスの世界に、過程を重視するボランティア精神を取り入れてステップアップ。一人の力はたかが知れてる。共働することで大きな力になる。なるほどメッセージは素晴らしいです。でも本当に主人公がそれを学んだかどうかは謎(正直そうは見えません)。意味のあるシーンや説得力のある描写をすっ飛ばして、結果だけで説明しようとしている気がしました。勝連城は良さそうな所だと思ったので、ご当地映画としての役目は果たしているのでしょうが、正直それ以上でもそれ以下でもないとのジャッジです。それより気になるのはタイトル。本気で作品を売る気があるのかと小一時間問い詰めたいくらい。これはナイです。ついでに言うならビジュアルイメージも。生首が青空に浮いているのは気持ち悪くないですか。もっとも本作最大の問題点は、主人公を演じた女優さんの好感度の低さという気がします。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-03-10 21:22:43)
1970.  復讐したい 《ネタバレ》 
原作は、『リアル鬼ごっこ』『×ゲーム』等でお馴染みの山田悠介氏。『リアル鬼ごっこ』で懲りた私は原作未読ですが、本サイトでも映画化作品が多数登録されている人気の作家さんです。ただしどの映画も、採点は芳しくありません。個人的には「さもありなん」と考えますが、その点お含みおき頂ければと思います。 ≪≪以下ネタバレしてます。ご注意を≫≫  復讐法なる法律が施行された日本。遺族には、加害者へ復讐する権利が与えられます。小さな離島を特別区に指定して行われる復讐は、複数組同時進行、返り討ちOK、加害者が生き延びれば身分を変えて無罪放免だそう。要するに、お上で時間と場所だけ提供するので、あとは当事者間で決着をつけてねという合コンのようなルールです。如何にも男子中学生が思いつきそうな詰めの甘い(失礼)、ロマンと刺激溢れる設定ですが、これが山田氏の流儀と考えます。さて、所謂『復讐もの』ではありますが、復讐の是非を問うヒューマンドラマは無いに等しく、主人公妻の意外な死の真相へ迫るミステリーと銃主体のバトルアクションがメインとして提供されます。エンタメ志向と言えば聞こえは良いものの、テロリストがこっそり核爆弾を島に持ち込む“トンデモ要素”(まあ全部そうですけど)があったり、妻の死の真相を主人公があっさり看破したりと、とりあえず美味しそうなもの詰め込みました的な(失礼)節操のない(失礼)、バラエティに富んだ印象を受けます。簡単に本作を説明するなら、『フリージア』×『バトル・ロワイアル』×『パージ』÷3。ちなみに、それぞれの主演俳優をこの数式に当てはめても成立するのは、ミラクルとしか言いようがありません(すなわち『玉山鉄二』×『藤原竜也』×『イーサン・ホーク』÷3=本作の主役。彼の素性は【くるきまき】さんのレビューを参照くださいね)。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-10-20 21:27:43)(良:1票)
1971.  呪われた都市伝説 紫鏡<OV> 《ネタバレ》 
初っ端から女性が、台詞で状況を説明し始めた時は「あちゃー」と思いました。役者の演技・演出の品質も右に倣へ。低予算映画に過度な期待をしてはいませんが、それにしても“ダメ映画あるある”が目につきます。しかし見進めていくうちに「そう悪くもないぞ」と思い始めました。 ≪≪以下ネタバレしてます。ご注意を。≫≫ 本作は都市伝説「紫鏡」をモチーフにした映画とのこと。私はこの都市伝説を承知していませんが、劇中の説明によると「『紫鏡』なる言葉を20歳になるまで覚えていると死ぬ」のだそう。昨今話題のあおり運転よろしく、回避困難かつ不条理極まりない話です。また、様々なディテールが完備されている有名都市伝説と違い“お題”がざっくりしている分、脚本の発想力が試されると言えましょう。それでは状況整理から。①登場人物はみな呪いの言葉を二十歳の誕生日当日まで覚えていた者たち。②呪いの力により肉体から精神のみが切り離され、異空間に連れて来られてしまった。③誕生時間ピッタリに苦しみながら絶命する仕組み。 極限状況下においても推理を重ね、真相を探り当て、生き残る為に試行錯誤する若者たちの“足掻き”が見どころです。そんな彼らが導き出した生還計画とは“一時的に気を失う”というもの。これは以下の仮説を拠り所とします。①異空間と違い、現世の時間は止まっていると推測。②異空間内での“絶命基準タイム”に『紫鏡』を忘れていられれば助かるはず。でも同時に、精神を肉体に戻す方策も必要。③気を失えば精神は肉体に戻ると仮定。それなら異空間内の基準タイムギリギリまで待とう。そしてジャストタイミングで蘇生を目指せ。④現世で蘇生が叶わなければ精神は異空間に捕らわれたまま。それでは意味が無い!誰か私を起こしておくれ!!⑤気絶させるつもりで精神を殺してしまってもアウトだ。匙加減は激ムズだ。 なるほど、なるほど、なるほど。よく考えました。僅かなチャンスに賭けるチャレンジ精神も立派です。タイムリミットや生還要件の付則は、サスペンスホラーの質を上げますな。ただし基本となるアイデアは良くても、作品の良し悪しは総合力で決します。ですから冒頭に述べた理由により採点は低めとなってしまうのです。気分的には努力賞を差し上げたいですし、密かに続編を作ってくれないかなあと思ったりもします。このお題、まだまだ工夫の余地はありますから。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-09-30 20:23:13)
1972.  ザ・タンク 《ネタバレ》 
極限状態で人々の理性が失われていく系のソリッドシチュエーションスリラーといえば『生きてこそ』、『ハンガー』(2009)、それに『esエス』あたりがすぐに思いつきます。前者が厄災系無期限隔離状態とするならば、後者は積極的限定隔離状態と言えます。当然ながらキツイのは前者の方。希望が持てないのですから狂うのも仕方なしと思えます。それに対し後者の方は、一定時間経過すれば常態に戻ることが約束されています。ですから我慢出来るのです。普通は。にも関わらず狂ってしまうのですから、設定に一工夫必要なんですね。『es』については各自ご確認頂きたいのですが、成る程それなら狂うかも?な仕掛けが施されています。本作も後者に類しますが、全くもって説得力に欠けます。孤独が故に狂ったって?そんなアホな。それならトラウマを抱えていたリーダーの方が余程危ういでしょうに。何だかよくわからない内に暴走して挙げ句自滅する男。「何だこりゃ」としか言いようがありません。それより室内の空気残量の心配をしなきゃならないと思うのですが(そのための伏線エピソードありましたよね)、結局焦点にすらならず仕舞い。彼らにとって一番の恐怖って何なのでしょう。さっぱり分かりません。何を見させられているのやら。基本設定が秀逸でも脚本が仕事をしないと凡作になってしまう一例です。
[DVD(吹替)] 4点(2019-05-15 19:52:54)
1973.  トーナメント 《ネタバレ》 
米映画批評サイトで満足度92%ってマジですか?!DVDパッケージのデザインって、他の作品と間違ってません??そもそも邦題が無茶苦茶ですよ!!いろいろ解せません。世の中って不思議。
[DVD(吹替)] 4点(2019-02-20 20:53:51)
1974.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
承太郎の髪型と服装、億泰の顔のバッテン。これがダメ。本当に駄目です。原作に忠実であれば許される(褒められる)と思ったら大間違いです。この部分について、製作チーム内で問題にされていないとしたら、それこそが問題。この(ある意味些細な)不具合だけで、余裕で不合格点が付いてしまいます。キャスティングについては、仗助ママに観月ありさはグレートでしたね。
[DVD(邦画)] 4点(2018-12-30 19:57:04)
1975.  曇天に笑う 《ネタバレ》 
大事なコトを登場人物が全部台詞で喋ってしまうB級以下の映画で時々みられるズッコケパターン。でも本作を観ると、それでも説明があるだけ有難い気がします。原作ありきかもしれませんが、一見さんに優しくないつくりと感じました。3兄弟の立ち位置(職業)は?5人組(やまいぬ)の家系と特殊能力は?曇天が続くとき、大蛇が復活?その器となる人間がいるらしい。そいつを殺す?それとも守る?沢山の疑問を抱えたまま、ぬるりと進むストーリー。最後まで見れば解るからOKって話でもないような。リアルタイムで問題を共有したいじゃないですか(そう、いみじくも次男が長男に言っていたように)。そういう意味では確かに難しい設定であったとは思います。一般常識では処理しきれないのがファンタジーの弱点。さらに陰陽道系。そもそも胡散臭いったらありゃしない。明治初頭という知ってるようでよく知らない時代背景も難解さに輪をかけます。間口はことのほか狭いです。また、最初からいきなり強い主人公にも感情移入が叶いません。修行もなくクライマックスのボス戦突入ですか。ジャッキーチェンだって、孫悟空だって、強敵と戦う前は修行するんですが。だから一緒に燃えることが出来るんです。更にいうなら廃刀令後だから、刀じゃなくて鉄扇なんですよね(これは常識で分かる範囲)。でもそれでゴロツキの巣窟に乗り込むって、流石に無茶が過ぎてロマンとは言えないですよ。全体的に中二病な雰囲気アリアリの物語は『トュームレイダー明治維新版』といった趣。キャラクター名は皆なかなかのキラキラぶり。白子で「しらす」。当て字じゃないですけど、普通は「しらこ」では。ほら、海苔の。伊東四朗の。『ニンッ』の。人件費は相当にかかっているのは間違いないので、豪華なつくりの映画だとは思います。
[DVD(邦画)] 4点(2018-12-25 21:26:57)
1976.  パズル(2014) 《ネタバレ》 
キチガ◯が、ヒトデナシを殺しまくり。そりゃセンセーショナルですし、ショッキングですし、もちろん胸は痛みます。でも、それって当たり前のこと。生の唐辛子を食わされて、どうです?辛いでしょって言われてもねえという感じ。ちゃんと料理して、辛さの中にも、旨味やら苦味やらを感じてこその復讐劇ではないかと。たとえ、カタルシスが無く、虚しさが勝る物語だったとしても、です。過激な描写、刺激的な展開だけで、有り難がることはありません。原作者がアレなんで(←完全な偏見)、あまり期待していなかったのですが、予想を遥かに上回る(下回る?)クソ映画でありました。失礼。クソという言い方は流石に品がないですね。うーん、でも他に適切な表現が見当たりません。私の語彙不足。大変申し訳ありませんが、やっぱりクソでお願いします。時間軸を組み換える演出も、小手先の目眩ましでしかなく、本質的な意味を見出だせません。唯一良かったのは、ママンの包丁パックンキャッチと、刑事の加速装置くらいでしょうか。
[DVD(邦画)] 4点(2018-09-05 20:25:39)
1977.  (r)adius ラディウス
吉祥寺駅徒歩3分、2LDK、バストイレ別、新築、エアコン付き。家賃5千円!流石にワケありだろうと、いや、一体何人死んでいるのか確かめてやろうと不動産屋を訪ねたら、まあ、それはいいじゃないですか。それよりコチラの物件がオススメなんですよと、国分寺駅徒歩14分、1DK、ユニットバス、築15年、ロフト付き、家賃8万4千円共益費5千円の物件を契約させられたでござる。みたいな映画。
[DVD(吹替)] 4点(2018-07-20 20:40:28)(笑:1票) (良:1票)
1978.  タイムリミット(2014) 《ネタバレ》 
原題は『freezer』。すなわち『冷凍室』。といわれても、いまいちピンと来ないので邦題を『タイムリミット』にしたのでしょう。冷凍室に閉じ込められた男。あと○時間で凍死してしまうと。典型的なソリッドサスペンスのシチュエーションですが、決定的に緊迫感が不足しています。“時間制限”を意識させるような演出もありません。それもそのはず。ちょこちょこ監禁犯は顔を出しますし、その度に冗談めかした会話まで交わします。冷凍室内には物資が豊富。主人公の行動も制限されていません。現実的には凍死も有り得るのでしょうが、何とかなるんじゃねえの感が抜けません(死ぬなら、凍死より銃殺の可能性の方が高そうです)。で、結局どうオチを付けるのかと思ったら、実にあっけないもの。日本未公開にはそれなりの理由があるものです。
[インターネット(吹替)] 4点(2018-06-25 18:46:39)
1979.  CUTIE HONEY TEARS 《ネタバレ》 
本作はそもそも『キューティーハニー』を創りたかったのか、あるいは主演女優ありきで企画されたのか、気になるところです。というのも、ハニー=西内がどうにも府に落ちないから。強くて、可愛くて、ちょっぴりエッチな無敵のヒロイン。いわばアクション系小悪魔。確かに ルックスだけなら問題ありません。充分小悪魔です(あるいは悪魔かもしれません)。それくらいカワイイと。しかし、もうひとつの重要な要素、アクションの方はどうでしょう。二の腕付け根のプニプニ感を見る限り期待薄。案の定、格闘シーンに見るべき部分はありませんでした(ビンタは得意と聞きましたが嘘)。そこで考えられるのが、冒頭の説。西内主演ありきでキューティーハニーが選定されたのであれば、何となく意図が理解できるのです。西内の本業は何でしょう。モデル?歌手?タレントさん?演技経験の少なさは、感情希薄なアンドロイドという設定を免罪符にし、バトルシーンは、カットやエフェクト等演出でカバーすると。あとは、西内の美貌で言いくるめればok。勿論これでは正当な『キューティーハニー』にはならないので、SFテイストを効かせてタイトルを英語に変えたのではないかと推測します。オリジナル脚本で勝負出来ない(させてもらえない)邦画の現状を垣間見た気がします。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-15 20:53:42)
1980.  彼岸島 デラックス 《ネタバレ》 
原作漫画は、あの『グラップラー刃牙』(現『刃牙道』)さえ裸足で(そもそも闘技場では裸足ですが)逃げ出すほどの“ネタ”マンガ。もはやホラーでもサスペンスでもなく、ツッコミ誘発の悪趣味ギャグとの個人的認識です(失礼)。ですから、原作を忠実に再現したところで同じくネタ映画にしかならないワケで、コレはコレで成立しているとは思います。ただし、キャスト総入れ替えで明らかにグレードダウンしているのに『デラックス』とはこれ如何に。ネタ映画ならネタ映画らしく、『ハンサムスーツ』よろしく紳士服メーカープレゼンツで『スラックス』でいいんじゃないでしょうか。もちろんキャスト全員スラックス着用ですよ。あるいは某カラオケレストランにスポンサーになっていただいて、両陣営ともカラオケルームをアジトにしたらどうでしょう。彼岸島-シダッ○ス-。
[DVD(邦画)] 4点(2017-08-05 05:55:13)
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