1. 陰謀のセオリー
サスペンスとしての意外性がない。主演二人は結構好きなのに、もったいない。なにかパンチに欠ける作品。観ている最中はそれなりに楽しめる。 6点(2003-07-15 23:39:46) |
2. インデペンデンス・デイ
アメリカン人以外が観ても、それほど感動しないだろう民族的映画。「今日のアメリカ独立記念日が、地球の独立記念日となる!」という大統領の台詞も、日本人の自分から見るとかなりしらけた。 6点(2003-07-15 23:33:40) |
3. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
シリーズ物3作目だが、質が落ちていないのはさすがスピルバーグ。最後に流れる『レイダース・マーチ』が観終わった興奮を心地よい余韻にしてくれる。 9点(2003-07-15 23:28:58) |
4. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
娯楽映画では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とならんで最高の出来。映画のエポック的面白さが満載。スピルバーグにこういう映画を撮らせたら天才である。ハリウッドにはこういった作品をどんどん作ってもらいたい。 9点(2003-07-15 23:23:08) |
5. イレイザー(1996)
このタイプのアクション映画が全然楽しめなくなったのはいつからだろう。多分中学にあがるときぐらいだろうか。何にもない映画。『ターミネーター』以上に何のメッセージ性もない、完全な娯楽映画。金儲け映画。アクションを馬鹿にしている。ハリウッドにバ馬鹿にされている気がする。人によっては、「素直に楽しめる」だろう。 4点(2003-07-15 23:15:35) |
6. 生きる
映画には、大きく分けて「静」と「動」の二つのタイプがあると思うが、この映画は、『東京物語』とならんで、前者の邦画最高峰だと思う。「静」の映画を楽しむほうが「動」の映画を楽しむよりも難しいわけで、それなりの人生経験や教養が必要なのは間違いない。”説教臭い”映画が嫌いな人は観ない方がいい。(『千と千尋の神隠し』で、後半の電車のシーンが好きな人はこれも感動すると思う。)黒澤明は、「動」の映画(『七人の侍』など)だけではなく、映画の両方の側面をバランスよく身につけている監督であると実感させられる。 10点(2003-07-15 23:09:23)(良:1票) |
7. E.T.
かなり完成度高い。映像も音楽もシナリオも。観客の期待を裏切るような飛びぬけたパワーはないが、観てつまらないと感じる人はあまりいないだろう。あまりにも典型的過ぎる映画の撮り方ではあるが・・・ 8点(2003-07-15 22:51:28) |
8. イージー・ライダー
ニューシネマの金字塔とかなんとか言われて、何かと歴史的価値が語られる映画だけど、そんなこと関係無しに面白かった。ただ、確かに人を選ぶ映画だろう。バイク好きならお勧めできる。 9点(2003-07-15 22:46:04) |
9. アメリカン・ビューティー
良い映画だと思う。切り口が面白いし、登場人物もみないい味出している。『アメリカン・ビューティー』という題名も良い。ハリウッドがここまで赤裸々なアメリカ暴露映画を作り、しかもそれがアカデミー賞を受賞してしまうなんて、昔は考えられなかったのではないだろうか。 8点(2003-07-15 22:35:17) |
10. アメリ
音楽も小道具もストーリーも、全てが人を幸せな気分にしてくれる。主人公もこの映画にピッタリ。ハリウッドには絶対作れない作品なのではないだろうか。 8点(2003-07-15 22:28:10) |
11. アマデウス
《ネタバレ》 クラシック音楽がこの映画ほど効果的に使われているのは、他にないのではないかと思う。モーツァルトの妻がサリエリに楽譜を持ってきて、サリエリが”Is this original?”というところは圧巻だった。自分はモーツァルトはあまり好きではないのだが、モーツァルト好きの友人は、「モーツァルトを馬鹿にしすぎている。あまりにも酷い。」と言っていた。確かそれも一理あるが、この映画の主人公はモーツァルトではなくサリエリであるからこれでいいのだ。「だったら、題名を『サリエリ』にしろ。」と言われたが・・・ 10点(2003-07-15 22:21:18) |
12. アポロ13
ハラハラドキドキの展開が、テンポ良く続く。誰でも楽しめると思う。ハリウッドっぽさが良い方向に出た作品。 8点(2003-07-15 22:08:57) |
13. あなたが寝てる間に・・・
一口コメント(省略可)なんとなくツタヤで借りて、なんとなく観て、なんとなく面白かった作品。普通の作品。サンドラ・ブロックが好きなら観てもいいかも。 5点(2003-07-15 22:03:29) |
14. 愛と青春の旅だち
すごく典型的な青春映画に見えるのは、この後の作品がこれを真似したということ。個人的にはリチャード・ギアはあまり好きではないのだが、まあよく出来た作品。でも、古臭さを感じてしまうのも確か。主題歌がこの映画の3割ぐらいを支えている。 7点(2003-07-15 21:56:24) |
15. アイズ ワイド シャット
キューブリック独特の雰囲気は健在でした。人によっては全然理解されないだろう所も。一般向きではないだろう。キューブリック好きなら、『ロリータ』と見比べてみるのも面白いかも。 8点(2003-07-15 21:49:22) |
16. マトリックス リローデッド
もうなんか・・・凄いね・・・何でも有りだな・・・コンピューターの知識がないと、ストーリーを理解するのは難しいと思う。でも、アクションだけで十分楽しめる。ただ、ちょっとスピード感がないかな。わざとかもしれないけど、確かにジャッキーのほうが全然スピードある。惜しい。後もう一つといったところ。 8点(2003-07-15 21:39:39) |
17. スターシップ・トゥルーパーズ
数々の残虐シーン、視覚効果などにただ呆然と見ていました。 8点(2003-05-27 00:15:01) |
18. アルマゲドン(1998)
最近のアメリカ映画は観客をバカにしているとしか思えない作品が多い。いや、実際ややこしいことを考えなくても楽しめる作品を作った方が売れるという戦略なのだろう。「単純に楽しめる」作品とか、「説教臭くない」作品を求めている観客が今は多数であるから。頭空っぽのアクション映画。”オシャレな”ラブストーリー。単純なヒューマン・ドラマ。『ダーティー・ハリー』は『ダイハード』になるし、『ブレード・ランナー』は『ターミネーター』になってしまった。そして『アルマゲドン』。ブルース・ウィリスはいい役者なんだが、出演する作品にハズレが多いのが残念。エアロスミスが歌ってしまった曲は、最初は「B'zじゃないんだから」とか思ったが、あれだけ年を取っていれば、別にロック歌手が歌謡曲を歌ってもイメージは壊れないんだなとも思った。複雑な心境。 3点(2003-01-06 17:24:51) |
19. スペース・カウボーイ
新聞で誉めていたんで観たら、期待はずれだった作品。クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーら名優をせっかく集めてきたのに、その魅力を生かしきれていない。『アルマゲドン』とどっちもどっち。往年の名優が出ているだけに、アメリカ映画の堕落が思い起こされて、悲しくなった。 4点(2003-01-06 16:41:35) |
20. 時計じかけのオレンジ
キューブリックの映像センスに、私が初めて度肝を抜かれた作品。「レイプとウルトラ暴力とベートーベンがオレの生きがい」の名コピーは、古代ギリシャ時代人々が考える人生にとって最も素晴らしいもの「女と酒と芸術」や、ニーチェの考えた「生の喜び」の三要素「性欲・残酷・陶酔」などと見事に一致している。注目すべきは三要素の中に宗教が入っていないことで、ニーチェが入れていないのは当然としても、古代ギリシアにおいても「生の喜び」としては、宗教は入っていないのである(当然といえば当然だが)。この映画の主題も、ここにある(と思う)。(有名な話だが、キューブリックはもちろん無神論者)。よく言われることだが、扱ってるテーマは深いのにそれを説教臭くなくエンターテイメントに仕上げるのがキューブリックのすごいところ。『ターミネーター』みたいな頭空っぽの暴力映画に飽き飽きしてる人でも、偏見を持って観なければ楽しめると思うし、ロックが好きな人(特にパンクロック)はぜひ観るべし。セックスピストルズといったバンドに大きな影響を与えた作品である。ただし、家族で一緒に見ないように。 10点(2003-01-06 16:14:08) |