1. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
《ネタバレ》 ラストの微笑みには、顔がくしゃくしゃになるほど泣かされた。現実世界のヌードルスは、親友マックスや仲間のことを思って警察に密告するが、それが原因で彼らは死んでしまう。彼は自責の念に浸ると共に、裏切り者としてマフィアに追われる身となってしまう。そこで、彼は故郷を捨て、異郷で暮らすことになる。それも人殺しという社会の影に生きる存在で、だ。その上、恋人とはもう二度と会えない。自分の善意が裏目に出て、彼は人から身を隠して細々と生きなければならなくなった。とても笑うことなんかできないこの惨めな生活の中で、唯一彼が至福のひとときを過ごせるのが、アヘンの夢の世界なのである。この夢の世界の中で、中年になった未来のヌードルスは、死んだはずのマックスが政治家に成りすまして生きていたことを知る。マックスは、自分を馬鹿にした彼に復讐するために、組織ぐるみで偽装工作し、ヌードルスに自分の性で親友が死んだと思い込ませ、さらに金や恋人をも彼から奪ったと告白する。政治家として窮地に追い込まれていたマックスはお前に殺されれば本望だとヌードルスに殺害を依頼するが、ヌードルスは自分の考え方を示して拒否する。その後、マックスは自責の念からかゴミ収集車に飛び込んで自殺し、夢は終わる。つまり、彼はつらい現実から逃れようとするためにアヘンに浸り、自分が裏切り者じゃなかったという設定の夢、自分の考え方が正しいとされる夢を見ることで、恍惚の笑みに浸っていたのである。途轍もなく悲劇的な微笑みである。そして、今後も彼は悲惨な現実を忘れるためにアヘンの夢に浸り、微笑み続けるだろう。この映画は、高貴な精神ゆえに悲惨な人生を強いられた者の悲しみ、そしてその壮大な運命の悲劇を描いた偉大な映画である。実に素晴らしい作品だ。 6点(2004-12-31 09:13:00)(良:2票) |
2. ゾンゲリア
この映画の音楽いいと思います。まず、テーマ音楽の環境音楽的響き。そして、浜辺でのカメラ越しのいちゃつきのときのメローな音楽。そして、男が女に迫っていくと、「ヘイ」「スマイル」という声と同時にラッパの異常事態を警告するような恐怖の響きが鳴り響く。このラッパ音にちょっとはまりました。 2点(2004-11-12 21:48:51) |
3. シャドー(1982)
映像がスタイリッシュでグッド。音楽もオールドテイストでグッド。当時は別に大した映画とも思われなかっただろうけど、この質感、今の自分にマッチしました。 1点(2004-10-05 14:12:29) |
4. ブレインストーム
1968年のキューブリックの「2001年宇宙の旅」が、1983年のこの映画を完全に凌駕している。キューブリックのデザイン重視主義は、まさに今の時代を先取りした観念である。キューブリックの凄さを実感できた映画。 1点(2004-09-08 11:37:23) |
5. レポマン
腋毛ボーボーのピチピチ巨乳ギャルのタンクトップ姿を見ているかのような映画。つまり、変だけど見る価値はあるということです。 7点(2004-07-28 20:11:06) |
6. 未来世紀ブラジル
タトルのキャラ良過ぎ! [映画館(字幕)] 9点(2004-07-20 21:27:20) |
7. ニュー・シネマ・パラダイス
アルフレードとサルヴァトーレの関係は、少年期で夢を与える人と夢をもらう人、青年期で師匠と弟子、中年期で神と人、といったようになっている。映画館はどの時代を通しても夢の象徴である。サルヴァトーレを見送りするときのアルフレードの背中は小さいが、とても大きく見える。異郷で活躍するサルヴァトーレに届くアルフレードの死の知らせ。再会する旧人たちはまるで変わっていない。恋人との再会でアルフレードが自分の運命を操っていたと知った瞬間、サルヴァトーレはアルフレードに嫌悪を抱くものの、時間の経過とともに自分にとって彼がどれだけ大きな存在であったかを認識せずにいられなくなる。映画館の崩壊は、サルヴァトーレが現実の世界に引き戻されたことを意味する。ここまで、彼はアルフレードの与えてくれた夢の中で生きてきたのだ。ここからが、本当の彼の人生になるのだろう。 5点(2004-07-18 15:01:00)(良:2票) |
8. エンティティー 霊体
マイナーかも知れないけど、面白かったです。見終わった後に「えっ、実話なの!?」と思うこと間違いなし!最後に被害者本人のその後が簡単にクレジットされ、それが本当っぽくて、妙に印象に残る映画でした。 7点(2004-04-08 18:40:51) |
9. 機動戦士SDガンダム SD戦国伝~暴終空城の章~
これビデオで見たんです。ここからは、このサイトの趣旨から離れるとは思うのですが、このビデオについて語っていきたいと思います。”ぼっぴん”。劇場公開作品はこのSD戦国伝だけなのですが、これ以外に隠密頑駄無の話と豆知識コーナーと宇宙泥棒シャアの話がビデオには収録されています。SD戦国伝も結構面白いんだけど、他の話も負けず劣らずどれもこれもかなりテンポ良くて、特に宇宙泥棒シャアの話は、”ツッコミとボケ”が絶妙なタイミングで繰り出されていき、私の自己お笑い哲学に大きく貢献してくれた作品でもあります。下手なお笑い番組なんか吹っ飛んでしまうくらいの迫力があり、現在放送されているすべてのお笑い番組はこれに負けるのではないかと思うほどのノリの良さがあります。いやホント”勝ったも同然”です。しかもかかる音楽全部良過ぎるんです。エンディングソングはかなり良過ぎるし、BGMも良過ぎです。こういうものができてしまった時代の綾とでもいいますか…。いや~ホント凄いビデオです。反武羅罷曰く、”十点満点”ってことで。< 追加>6点に変更します。 6点(2004-03-04 16:09:15) |
10. ヤング・マスター/師弟出馬
完璧にかっこいい映画。このアクションかなり気に入っています。俺が見たジャッキーの映画の中では、これが一番好き。 8点(2004-02-12 15:49:50) |
11. ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
是非とも吹き替え版で見て欲しい一作。テレビ東京の昼のやつを録画しておいて見たんですが、かなり面白すぎ。騙されたと分かった時のスティーブ・マーティンの表情最高!それに、マイケル・ケインも、実際にこの人こういう人柄なんじゃないの、と思わせるくらいの名演振りです。ペテン師・詐欺師の豪華な暮らしぶりを見てちょっぴり豪華な気分になりつつ、安定感ありありのコメディーでゆったりとしたひとときを過ごしたい人にオススメの一本! 8点(2004-02-05 16:38:25)(良:1票) |
12. ヘンリー五世(1989)
最高の映画。不屈の信念を持っているヘンリー王にやられました。奇襲の前夜の神との対話、そして翌朝の勇敢で寛容な演説は最高の見せ場でした。真剣に生きるがゆえに重くのしかかってくる運命の力に正面から向き合い、それを乗り越えていくヘンリー王は感動の姿であり、尊敬すべき人格でした。道徳の時間に流そう、この「ヘンリー五世」を。きっといい勉強になると思うけどなあ。 5点(2004-01-06 21:29:08) |
13. 新・刑事コロンボ/だまされたコロンボ<TVM>
何回見てもおもしろいのは凄い。キャラいいね、コロンボは。ストーリーも満更じゃない。 4点(2004-01-06 21:01:53) |
14. ビバリーヒルズ・コップ
劇中で流れる歌の歌詞、おもろ。「ドアの外には借金取り」なんて、なんかセンス良すぎ。日本じゃ精々ラブソングがいいところ。やっぱり自由の国アメリカだな、と感心させられる。人生気楽にやろうぜ、って感じのエディーの演技もナイス。<追加>すみません、日本にも植木等という有名な面白シンガーがいましたね。 1点(2003-09-30 15:59:05)(笑:1票) (良:1票) |
15. 愛と青春の旅だち
鬼教官とギアが卒業式で分かれる場面で感動しました。なんだかんだ言っても、ギアはあの鬼教官に育てられたのですから、心の中では「ありがとう」と言っていたに違いない。その後、いつも通り新入生を指導している鬼教官がまたいいし、それを見て微笑むギアもいい。 2点(2003-08-25 21:07:32) |
16. ミシシッピー・バーニング
正義を貫く映画はいい。それがまたうまくいくからいい。痛快作。この映画でアメリカの深刻な人種差別問題にも触れることができて良かった。でも、犯人たちの刑期が以外に短かった気がする。こんな卑劣な人種は当然死刑にすべきだと思う。こういうことに関して、裁判というシステムは逆効果を示す。裁判の判決にもっと民意が表れるようにしたい。サリン事件の犯人は当然死刑のはず。それが裁判期間は生きている。極悪人の場合、国民投票でもして、過半数死刑に賛成すれば、即死刑を実行すべきだと思う。卑劣な人間に対して怒りの感情を燃やさせる映画とも言える。みんな、正義を貫こう。 2点(2003-04-21 20:01:23) |
17. アンタッチャブル
豪華な映画ではあるが、傑作ではなく、普通に見て楽しめる作品。 1点(2003-04-21 19:37:19) |
18. フルメタル・ジャケット
あの鬼教官いいひとですよ。なのに殺してしまうなんて。尊敬すべき教官だと思います。黙祷・・・・・止め。<追加>”みんな平等に価値がない”は、なかなかの名言。この厭世的響き、スタンリーの本音にも聞こえます。この言葉を突き詰めていくと自分にも価値がないということになります。それだったら、自分は何故、何のために生きているのか?こういう哲学的問いに対して日々生活している私たちはほとんど盲目的に生きているし、もっと言えば、あえて無視して生きているのかもしれません。つまり、その場その場で人ってなるようになっているだけなのかもしれません。これぞ、運命!?答えのない質問に対して答えを出した哲学者として、ヴィトゲンシュタインが思い浮かびます。「語りえぬものには、沈黙しなければならない」、これ答えだと思います。 9点(2003-04-05 15:02:14) |
19. 火垂るの墓(1988)
戦争反対。 1点(2003-04-05 14:53:01)(笑:1票) |
20. 星の王子ニューヨークへ行く
いいです。 1点(2003-04-05 14:52:19) |