1. そして父になる
《ネタバレ》 自然な子供を描かせたら右に出る者のいない是枝監督の作品。しかもテーマは子供たちのアイデンティティです。面白くないはずがありません。子供たちの存在に危機を与えるのは身勝手な親。特に福山雅治演じる野々宮家の父親です。インテリである彼は他人を思い通りに動かすのが当然と考えているような人物。自分の家族も斎木家の人々も配慮のない発言で傷つけます(一方で斎木家の父親 リリー・フランキーは怪しげに見えて大変真っ当に子供を愛していてびっくりします)。でも、あのラストに落とし込むためにはこの性格でないといけなかったと思います。予定調和的ですが、タイトル通り子どもが不幸になって終わらないので安心です。 [DVD(邦画)] 8点(2025-01-25 23:11:08) |
2. 脳男
《ネタバレ》 全体的に悪い意味でマンガチックで共感できない。家族の仇を裁くのに脳男を鍛える?普通に捜して私刑にすればいいじゃないか。 [DVD(邦画)] 5点(2024-11-24 16:42:22) |
3. エージェント・ウルトラ
冴えないバイト青年が最強戦士!?というギャップを狙ったコメディと思ったら、人を残酷に殺すし、敵も大真面目に殺りに来てるしで明らかにジャケット詐欺でした。本編も主人公の強さが中途半端で、アクションとしても痛快、何度でも観たいというレベルではありませんでした。 [DVD(吹替)] 4点(2024-07-24 12:01:36) |
4. キック・アス
《ネタバレ》 キレキレなヒットガールともっさりのキックアス、アクションシーンに落差が大きいのは制作者の意図通りなので仕方がないこと。それだけにキックアスが終盤であっさり敵を殺してしまったのはショックでした。それをできるのなら普通のヒーローになり下がるのでは・と。 [DVD(吹替)] 6点(2024-04-14 10:09:22) |
5. キングスマン: ゴールデン・サークル
《ネタバレ》 前作でのガラハッドの死に涙したものです。そのガラハッドが男塾並みの超理論で生存していたと判明。それはそれで嬉しいのですが、エージェントとしての勘を失って右往左往する姿がドラマの緊張感をかなり削いでしまったと感じました。敵の組織も前作と比較するとパワー不足。主な戦力がキングスマンになれなかった男って格落ちもいいところです。ああでも、いいところもあります。アメリカンカウボーイのアクションはいちいちカッコいいですし、何よりも序盤の組織壊滅。主人公が何らかの組織に属している場合、一度はやってほしい大好物なパターンです。この作品ではいまいち上手くいかなかったようですけど。 [DVD(吹替)] 6点(2024-03-23 23:46:19) |
6. キングスマン
《ネタバレ》 スパイ映画は主人公側だけでなく敵側も優秀でないと楽しくないということが分かる作品でした。おかげで主人公以外誰が犠牲になっても不思議でなく、アニキ的存在のショッキングな殺され方を観ることになりますが、だからこそ終盤のカタルシスがあります。 [DVD(吹替)] 9点(2023-12-06 00:00:38) |
7. 湯を沸かすほどの熱い愛
《ネタバレ》 難病映画は好きじゃないのですが、この作品は違いました。宮沢りえの元気に周りを引っ張る姿から、徐々に弱って臨終間際の姿までしっかり描いてくれたものだから思い入れ出来るし応援したくなりました。人間ピラミッドとか普通は失笑ものなんですが。 [DVD(邦画)] 8点(2023-12-04 23:44:37) |
8. トールマン
《ネタバレ》 主人公が誘拐の当事者になる展開は驚きましたけど、独善的な行為であることは否めずモヤモヤします。 [DVD(字幕)] 5点(2023-10-31 23:37:08) |
9. 紙の月
《ネタバレ》 一見ありふれた横領事件にも特別な背景がありましたという話。なるほど、あの手癖は犯人のパーソナリティーに根差したものと分かりましたが、感情を揺さぶるものではない。梅澤さんは終始自分の都合だけで動き、お金を盗んだ相手に罪の意識を抱く風もない。これはサイコパスの物語ですよね。 [DVD(邦画)] 6点(2023-10-08 14:14:04) |
10. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
歴史上の事件と絡めて観客を振り回す手法はさすがタランティーノ監督。ラスト30分はどうなるのか?とドキドキしました。しかし、そこまでが長い。これといった見どころがないですし。 [DVD(吹替)] 5点(2023-10-01 22:11:53) |
11. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 お金持ち家に4人が順に取り入り、長男がこの家の女の子と結婚したら・・・と妄想を語るところまではコメディタッチ。しかしもう一組のパラサイト家族の登場から一気に不穏となり、これはただでは済まないと目が離せなくなります。お金持ち家は事情が一切分からないまま凶行の餌食にされて気の毒の一言。地下室のにおいという、見えないけれど確かに神経に障るものを富裕層とそこから遠く離れた人々との断絶の象徴として利用したのは上手いと思う。 [DVD(吹替)] 8点(2023-08-20 20:55:19) |
12. パパはわるものチャンピオン
原作が子供向け絵本だから仕方ないのですが、日本人よ、これが予定調和だと言われてるようなストーリー。意外性は全くありません。プロレスのすごさ、楽しさを知りたいなら本物を見た方がよい。 [DVD(邦画)] 5点(2023-05-05 22:28:15) |
13. グリーンブック
南部のレストランのオーナーが語ったように、黒人差別の理由として合理的に説明できるものはなく、ただ、「それが伝統だから」なんだろうと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2023-04-02 23:14:04) |
14. 一枚のハガキ
物語として面白いとは思いませんが、このような反戦映画はこれからも作り続けられる必要があるのでしょうね。 [DVD(吹替)] 4点(2023-04-02 15:33:59) |
15. ミッドサマー
村を訪問した若者たちとカルト集団の人々に心の通う場面が全然ないのが怖いですね。 [DVD(吹替)] 6点(2023-03-17 18:43:13) |
16. ピクセル(2015)
《ネタバレ》 パックマンがアメリカで大ヒットしたとは聞いたことがありますが、ギャラガとかドンキーコングも知られてるんだ~と分かりました。ゲームキャラの立体表現も素敵と思いました。でも、肝心のストーリーの方は予定調和的で盛り上がりに欠けていました。地球の存亡がかかっているわりに、主人公たちに危機感がまるで見られなかったのは大きなマイナスですね。あと、日本語吹き替え。エディを吹き替えた神谷明氏、北斗の拳ネタを繰り返しやってましたが、何のつもりなんでしょう。そういうの寒いです。 [DVD(吹替)] 4点(2022-12-27 21:56:45) |
17. ランペイジ 巨獣大乱闘
この手の映画って、スケールのデカいモンスターがド突きあい、街をメチャクチャにぶっ壊す爽快さが命だと思います。その意味では乱闘突入までが長く、決着まで短いと残念に感じました。3頭+ドウェインの闘いをあと3ラウンドくらい見せてもらっても良かったです。 [DVD(吹替)] 6点(2022-12-21 22:54:43) |
18. ニワトリ★スター
《ネタバレ》 成田凌が悲惨なことになる予感しかなかったので、鳥肌実の仕事にはビックリしました。それ以降は一転感動のドラマになりますが、メインキャラの病死で泣かせるのは安易だと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2022-11-29 22:17:27) |
19. アウトレイジ(2010)
面白かったです。まさに21世紀版仁義なき戦いです。それにしてもよく人が死にますね。たけし以外はみんな短気過ぎる。 [DVD(邦画)] 7点(2022-06-23 09:12:04) |
20. プロメテウス
吹き替えで一人だけ棒読みの人がいるなと思ったら、剛力さんですか。誰も演技指導をしていないのでしょうか。 [DVD(吹替)] 3点(2022-05-24 22:54:19) |