1. 幻魔大戦
平井和正の原作の世界からすると、底の浅さは否めませんが、この時期のアニメ映画としてはよくできていたんじゃないかな。まあ最後の幻魔が弱すぎると思いますけど。 5点(2003-09-16 00:39:42) |
2. ザ・フライ
ゴールドブラムの変身演技が一番の見所でしょうか。ストーリーも演出も悪くないけれども平凡。自分が蠅男となったことの衝撃、変化する自分の受け入れ、生への意欲と死の選択、もっとドラマにできた気がします。 6点(2003-08-03 19:18:14)(良:1票) |
3. ヒポクラテスたち
いい映画ですよ、これ。ほぼ同時期に学生していたので、感じがよく分かります。でも今から考えてもよくできた青春映画だったと思います。古尾谷さんに合掌。 9点(2003-04-30 00:28:19) |
4. ダントン
ワイダ映画の中で必ずしも最高作とは位置づけられていないようですが、政治の論理を描いた映画としてはこれに勝るものは見たことがありません。ダントンとロベスピエールの対話の緊張感! 10点(2002-12-31 00:07:07) |
5. 麻雀放浪記
時代の雰囲気をよく出した作品だと思います。繰り返し見ても楽しめる。荒々しさのもつエネルギー、懐かしい。 8点(2002-11-10 17:32:05) |
6. 魔界転生(1981)
ストーリーは無理があるけど、キャラクターが強いので楽しめますね。ただ、柳生対武蔵、柳生の親子対決はもっともりあがったほしかったな。 6点(2002-11-10 17:29:48) |
7. マネー・ピット
快作だと思います。ストーリーは予想通りに進行するけれど、せりふと演技が良いので楽しめます。ちょっとした気分転換によいのでは。 7点(2002-11-10 17:26:53) |
8. お葬式
厳粛な死をめぐる話を使って日常を切り取る伊丹監督のよさの出た作品だと思います。堅苦しくなく、(葬式を経験した人は)少し笑えて、余韻が残る。 8点(2002-10-06 00:41:02) |
9. ゴーストバスターズ(1984)
傑作を狙った映画じゃないけれど、おばけ好きには一度は見て楽しめる映画かな。主題歌が残る作品になりました。 6点(2002-10-06 00:18:29) |
10. 追いつめられて(1987)
スリル感の盛り上げ方はいいんだけれど、最後のオチはやっぱり無理でしょう。 7点(2002-09-21 00:34:09) |
11. ヴィデオドローム
クローネンバーグもウッズも好きなので、この映画も好きですね。ビデオに人間の精神が支配されていく様は、メディア社会風刺でしょうか。でも気持ち悪い。 7点(2002-08-19 02:07:42) |
12. タンポポ
80年代の日本を代表する1本と思います。出演者も脚本も演出も明るく、テンポがよい。伊丹監督、輝いてましたね。この後、少しずつ彼の才気が暗い方向へ向かうのと、日本の方向も重なってしまった。バブルとその後の日本社会に真摯に取り組もうとした伊丹監督を思うと、笑った後にしんみりする作品になってしまいました。 9点(2002-08-19 01:57:42) |
13. ターミネーター
発想は平凡だけれども、ストーリーがよく出来ている。しかし脇役だったシュワルツネッガーが主役になってしまったのは、ハリウッド映画の趨勢を示しているようで、悲しい。 7点(2002-07-21 17:58:46) |
14. ペット・セメタリー(1989)
中身がないと思って見れば、中身がない。けれども、死者を弔う気持ち、死者への責任感は今日の世界では結構人を動かしている。日本で死刑を求める感情も、海外での血みどろの民族紛争も、死者への哀惜の気持ちがそれをさせているのかもしれない。そのやみがたい気持ちをどうやって止めるのか。それは死者は決して帰ってこないと理解することだろう。そう考えるとこの映画のメッセージは深いのかも。けれど多分深読みのしすぎ。 7点(2002-06-22 17:46:50) |
15. アンタッチャブル
デ・パルマらしい映像の見事さと無意味な残酷さの取り合わせ。でも何度も見てしまう。主人公4人とデ・ニーロのキャラクターの作り方が平凡だけれども的確だということでしょうか。ポチョムキンのパロディも分かっていてもよく撮れてると思います。 8点(2002-06-09 20:11:01) |
16. アマデウス
世の中には天才がいる。僕にとってはバスケのマイケル・ジョーダンで思い知らされました。そんな人と同時代に同じ土俵で競争することになるのは大変だ。サリエリの視点から天才を描いたこの作品は共感を呼びますね。衣装、音楽、ゴージャスに作ってある大作としておすすめ。 8点(2002-06-09 20:00:15) |
17. ある日どこかで
昔、読売テレビ(関西)の深夜にやっていたカルト映画紹介番組で初めて見て、忘れられない映画になりました。アメリカでも根強いファンがいるようで、DVDも2000年版が出ていますね。日本でもDVDで出て欲しい映画です。恋人同士で見るのにおすすめ! 9点(2002-06-09 19:51:34) |
18. ロッキー3
この映画で面白いのは、成功した人間の堕落をロッキーとスタローンで重ね合わせているような雰囲気が見えるところ。それだけ。 6点(2002-05-12 10:26:57) |
19. ロッキー4/炎の友情
レーガン政権期のアメリカの雰囲気を知るにはよいでしょう。中身を真剣に見ようとしても意味ない。 4点(2002-05-12 10:24:11) |
20. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
私のオール・タイム・ベストの一つ。『ゴッドファーザー』よりもよいと思うんですが、なかなか支持は得られませんね。20世紀初頭の新移民によって荒々しくなり、同時に活力を得たアメリカ。その30年後には、移民の一部はエスタブリッシュメントに手が届きかけていた。FDRからケネディ、ジョンソンと続く民主党政権と移民層のつながりもそこはかとなく示唆されていますね。それらを伏線に友情、恋愛、裏切り、挫折という普遍的なテーマを優雅な音楽で彩る、最高の逸品です。 10点(2002-05-01 23:20:57) |