1. ヴェラクルス
2大スター対決の原点!講談調のストーリー展開の面白さ、テンポのよさ。細かきギャグ満載で、絶対にあきさせない。最高のエンターティインメントです! 8点(2003-03-28 12:07:37) |
2. 日本心中 針生一郎・日本を丸ごと抱え込んでしまった男
最近珍しい硬派のドキュメント。学生時代に読みかじった評論家の名前が次々出てくる。こういうアングラチックな作品も悪くない。途中で挿入される彫長の刺青シーンが珍しい。背ではなく胸に弁天小僧の彫り物をいれる女性(岡崎桂以子?)、凄い!これだけでも一見の価値あり。 7点(2002-10-31 16:02:19) |
3. 蜘蛛巣城
マクベスをよくここまで消化したよなあ。中学のとき(黒澤の連続リバイバルの時期がありました)、すごく面白かったんだけど、この間TVで観たら、最後までお付き合いできなかった。ううむ・・。黒澤映画の舞台劇っぽい演技(天国と地獄なんかでもそうだけど)わざとらしく、最近は感じてしまう。評でも何でもなく正直な感想。 6点(2002-09-29 10:51:50) |
4. ホーンティング
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ と一緒にお化け屋敷でデート出来るんだったら首切られてもいいかあ・・・。地獄へのパイロットは、出来ればリリ・テーラーよりパメラ・フランクリンで願いたいな。ちなみにDLのホーンティング・マンション よりハウス・テンボスにあった(名前忘れたが)死した主人が帰還してくる屋敷という設定の「音響だけ」の幽霊屋敷の方がずんと怖いよ。(もっともおれたち二人・・相手は残念ながらキャサリン・ゼタ・ジョーンズじゃない・・しか入場者いなかったから、もう廃止されてるかも) 4点(2002-08-19 10:26:24) |
5. ザ・セル
これは小松左京の「ゴルディアスの結び目」。あるいはそれに触発された、夢枕獏のサイコダイバー。ハリウッドに日本の発想を売ってるやつきっといる!日本の作品に映画向きのものがゴロゴロしている。ベストセラーにしか目の行かない日本の製作者に死刑の宣告を!ア、もう執行されてるか。 4点(2002-08-12 16:49:04) |
6. 捜索者
へんなインディアン擁護映画こそ逆差別。白人世界対インディアン、人間と人間、文化と文化が対等にぶつかるからこそ闘争が生まれる。そこには偏見も差別もない。人間の生命の真剣な営みと、そこから生じる痛みがある。インディアンの食料になるからと、野牛を殺そうとするイーサン。すさまじい悲しみを秘めた名シーンだ。それをつつみこみ、さまざまな表情を見せる自然の美しさ。アメリカ映画の最高峰のひとつである。 10点(2002-08-10 16:50:01) |
7. 博奕打ち 総長賭博
三島由紀夫が(文字化け)雨の墓場)で、くすくす笑い出した。緋牡丹博徒を英国で上映したら失笑をかったという記事を何かで見たが、今の世代と我我は、外国人と同じくらいに差がるのかも。名和宏、桜町弘子という脇役に一世一代の名演技をさせた、山下耕一監督の手腕をたたえたい。 9点(2002-08-09 15:58:05)(良:3票) |
8. クリムゾン・リバー
これは、完全にシナリオ構成上の間違い。最後双子だというオチにするなら、少なくとも刑事の一方(当然、ジャン・レノ側でしょうが)が、その事実を疑っている。という設定が必要です。ラストへ行く前に2回は伏線を張るべきです。シナリオ・チェックする機能が、フランス映画にはなくなってしまったのだろうか? 5点(2002-08-06 09:23:47)(良:1票) |
9. バーティカル・リミット
シリアス(を狙った)なテーマと派手な演出のギャップが、失敗作を生んだ。クリス・オドネルがロビン少年そのままなら違和感ないのに・・・。クリフハンガーみたいなストーリーにすれば、よかったんです。ちょっといじるだけでオーケー。でも見てる分にははらはらするので、5点。 5点(2002-08-06 09:18:40) |
10. ゴジラVSビオランテ
おう!驚き。皆さんの点数こんなに高いなんて!ゴジラ真面目に作るには日本映画界は、お金がなさ過ぎる。真面目に作れば作るほど、「つっこみどころ満載」のおばか映画になってしまう。・・・ビデオ観ながら盛り上がるにはふさわしいけど。いっそ、キングコング対ゴジラくらい確信犯的におばか映画にしてくれた方が、精神衛生上は、健康でいられる・・・。(したがって私のゴジラ最高作はキンゴジです) 4点(2002-08-03 19:22:08) |
11. コヨーテ・アグリー
フラッシュ・ダンスとどうしても比較してしまう。あの映画には、リドリー・スコットだけに、セクシャルな感覚がはるかにあった。映像も美しかったし・・・。こっちは、子供だましの感じ・・・。読みきりの少女コミック。ステージ恐怖症というのも、いかにもの、設定だしなあ。細かいとこをいうと、ラスト照明を落としてからのモンタージュが、映画的でなく、「こまわり」という感じ。いよいよ漫画ぽい。別につまらなくはないし、いやな感じもしないですが。 5点(2002-07-31 14:02:00) |
12. リオ・ブラボー
痛快という言葉はこの映画のためにある。 9点(2002-07-31 11:50:43) |
13. シャフト(2000)
導入部はテンポがよく期待させるんだけど、基本的なストーリーが、駄目。全然盛り上がらないよ。ダーティハリーの敵は憎むべき相手で、ハリーに完全に感情移入してはらはらする。ここの敵は、ぼんぼんも麻薬王(??)も悪徳警官も、弱すぎて心底憎いという感情が持てない。シャフトの罠に簡単にかかるし、尾行は感ずかれるし、まかれるし。銃あんなに用意してるのに全然当たらないし・・・。それに最後の決着のつけ方は何?ハリーを始めとした刑事モノにあったバックボーンすらぐちゃぐちゃになっている。後味よくないです。 4点(2002-06-10 16:37:56) |
14. ケロッグ博士
ケロッグ・コーンフレーク(会社興したのは弟だけど・・・映画では息子?)の、ケロッグね。実話といや実話ですね↓の方。バトルクリークの街は今でもフレークの本場。・・・相当おばかな話だが宇都宮に餃子銅像立てる日本人の方が一枚上手のおばかかも。↓に付き合って3点。 3点(2002-06-10 15:25:24) |
15. スローターハウス5
猫のゆりかご。というヴォネガットの小説が好きだった。スローターハウス5は、生なテーマ性に少々重い思いにとらわれた記憶がある。この作品は、小説に忠実に映像化しながら小説よりは多少ダークな気分にはならずにみていられる。さすが名手、ジョージ・ロイ・ヒル。 でも、2回みるきにはなりません。 8点(2002-05-22 15:23:07) |
16. バトルフィールド・アース
ロン・ハワードの原作、サンリオ文庫から出ているときにすでに「あほう作品」といわれていた。いや、傑作だが訳がひどいのだ、とも。シリーズのうちの一冊買ったけど、読まなかった。・・・内容がひどいのか訳がひどいのか、この映画を見ただけでは不明。ミッション・オブ・マーズよりは、マシ。空想科学映画でなしに、ファンタジーだから。それにしてもひどい構成ですね。サイクロン人の方が大スターのせいか、魅力ないヒーロー・ヒロインには、感情移入できないし。本当に暇つぶしです。 4点(2002-05-08 16:31:38) |
17. 三つ数えろ
大いなる眠り。TVで見て(中学生くらい)後で原作読んだらマーローって大きな男でヒロインが「のっぽ」(映画ではチビ)と呼んでるのに驚いたことがある。でも、後、だれがやろうとマーローは、ボガード以外にない。(私の中では) 7点(2002-05-04 17:25:25) |
18. 絶体×絶命
病院で暴れる映画。最近は看護婦さんも怖いから気をつけろよ。Mキートン大好き(特にバットマン)だけれど、これはナあ。IQ150には見えんぞ。 5点(2002-05-04 17:15:57) |
19. 将軍の娘/エリザベス・キャンベル
レスリー・ステファンソンが綺麗。でも、体当たり演技で頑張っているのに気の毒だけど、全体に空疎な作りなのでちょっと空回り。これ、娘さんの中の「暗闇の深さ」がもうちょっと伝わらないと共感出来ない。「黙秘」なんて地味な映画だけど、ヒロインのその地獄がひしひしと感じられた。(比べる対象があまり、適切じゃないが、最近見直したので)でも、ほとんど存在感ゼロのMストーンよりは救いがあるけど。ヒーロー然としたジョン・トラボルタが探偵役より、いっそジェームス・ウッドが探偵の方がよかったなあ。原作は読んでないけれど、パートナー同士の過去とかJウッド大佐のホモとか、小説ではうまく描かれたとしても、2時間の中ではごたごたした感じで、後味がすっきりしない。あっちにもこっちのもサービスし過ぎかな。もっと真面目にじっくり作って欲しかったなあ。 6点(2002-05-04 13:43:54) |
20. グレートレース
のんびりと楽しめる娯楽作品。芸達者のたちの中でも脇のピーター・フォークが光る演技。Nウッドの繊細な美貌にプラス1点。 8点(2002-05-03 19:25:56) |