1. 裸の銃を持つ男
ばっかばかし~!でもこういう映画もたまには見なきゃね。アメリカンジョークではなく、小ネタ満載。A型の日本人にはたまらんかも。 7点(2004-07-17 00:53:58) |
2. スタンド・バイ・ミー
この時期の子供たちというのは、大人から見ると一見生意気に見えるんだけど、子供たちの世界の中では我々が思う以上に繊細な面があって、将来への不安や葛藤、苦悩など、様々な感情が渦巻いているんですよね。大人や兄貴たちを馬鹿にする場面があると思えば、お互いに泣きながら自らの悩みを打ち明ける場面もある。そんな繊細な彼らの感情を巧みに切り取ったちょっと感傷的になれる作品です。それと同時に、昔の時間を取り戻したい懐古感にもさいなまれます。 最後の「たった2日間の旅だったが、帰ると町が小さく見えた」という言葉からも、時間が子供たちを豊かにしてくれるというか、子供というのは時間や経験を目いっぱいに吸収して大きくなる可能性を大きく秘めた存在であることを再認識させられます。それがどう転ぶかはいろいろな環境にもよるんでしょうが… 何年かに一度見て、純粋な気持ちに帰ってみたい映画ですね。 7点(2004-02-26 22:00:23) |
3. いまを生きる
《ネタバレ》 なんか教訓的映画という感じです。人間として当たり前にできていいことが、周囲の環境などで抑圧されてて、与えられた役割を演じているだけの生活っていうのは淋しいけれども、一定の人間関係を保つためにはそうせざるをえないこともあります。キーティング先生みたいな人は人間としての本質を解放してあげようとしてただけなんだけど、それが異端に感じられてしまうのは物事の過渡期においては仕方ないんことなんだろうね。死せる詩人の会の精神が生徒たちに受け継がれて、徐々にそれが浸透していった中での突然のニールの死。理想と現実の狭間でつぶされていったニールは、物事が進化したり、改革されていくときに生じる代償のようなものだったのでしょうか。言っていることはストレートだけれども、それが浸透するまでにはいろいろな障害があって、それを克服するためにはどこかで犠牲が出てしまう…しかし最後の彼たちの行動には希望が持てました。 7点(2004-02-26 03:04:08) |
4. ラウンド・ミッドナイト
雰囲気のいい映画ですね。ジャズは普段聴かないけど、心地よくて思わず心に染み入っていく感じでした。デクスター・ゴードンが自伝を演じているかのような存在感で、デイル・ターナーという人の魂を受け継いでいたかのような感じがしました。あのしゃがれた声や、大きな体でおぼつかない足取りが印象に残っています。 6点(2004-02-25 15:25:41) |
5. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
前作より複雑なつくりだったけど、むしろ2の方があっちこっち行くのでタイムトラベルものとしては面白かった。1みたいなほんわかして落ち着いた場面が少なかったのは仕方ないところだろうけど。ところどころ1の映像と合成された場面があるけど、この構成の仕方は面白かったね。しかしビフは気持ち悪い。あの人も捨て身で演技したんだろうな…マイケルの女装は…脚細い!妙に脳裏に焼きついています… 7点(2004-02-21 12:48:28) |
6. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 今まで見逃していた自分は犯罪ものですね。ドキドキ、ハラハラ感のあるアドベンチャーはもちろんのこと、随所にほのかな笑いときれいな恋愛像も盛り込まれており、お腹いっぱいになります。マーティ役はマイケルで本当によかったです(当時別の人で途中まで撮ってたそうです)。 スケボーするシーンや、柔よく剛を制す機転の良さ、ドクとのやりとりなど印象に残るシーンが多すぎます。もちろん、その音楽も!かっこよさは色あせません! 現在と過去の両親役のキャストはメイクで差をつけているので、ちょっと現在の方ではメイクがなじんでないというか、違和感を感じてしまいました。しかしビフがダンスパーティーの後仕返ししてたらまた結果も違ってたんだろうなぁ。ラストのあの変わり様にはちょっとかわいそうになりました。 8点(2004-02-17 21:44:30)(良:1票) |
7. 普通の人々
最初は彼がなぜ病院に入ってたのか、あまり医者にかかるほどの精神状態ではない感じがしたし、むしろ母親の方が病気なのでは?なんて思ってしまった。なんか描き方があいまいで伝わってくるものが少なかった。むしろ母親の冷たい態度があったからこそ、息子も父親も向き合う対象は別にしろ、本来の自分を見つけられたように思う。と思ったら主演女優が母親役の人であとは助演?ってことはメインは母親だったのか…そうか。(気づくの遅い?) 5点(2004-02-16 19:04:33) |
8. トッツィー
《ネタバレ》 女装もすごいけれども、女性の中に入ってもまったく違和感なく話のネタについていけるのもすごいと思います。役者という職業だからといってもあそこまでなり切れるかどうか…。声もまったく裏返りませんでしたね。ダスティン・ホフマンすごいです。ホント、何度も笑わせていただきました。個人的にはサンディが怒鳴り込んでくるシーンとジョン?がプロポーズしに来るシーンが面白かったです。 7点(2004-02-16 02:34:25) |
9. ゼイリブ
《ネタバレ》 取っ組み合いのシーンが無意味に長いんですけど。ガタイかなりいいなと思って見てたら本物のレスラーだったんですね。クールな表情は印象に残りました。しかし情け容赦なく殺しすぎでしたね。サングラスを発見して周りがおかしいと感じただけで、あそこまでヒーロー気取りで人が変わってしまうもんなんですね。あの女の人はエイリアンだったのに普通の人間に見えたんだろう…?? 4点(2004-02-14 00:36:58) |
10. 偶然の旅行者
人生は旅ですか~。人生経験が豊富でない私はまだ井の中の蛙ってとこでしょうか。共感もできなかったし、そこまで面白いとも思いませんでした。でももしかしたら後からジワジワくるかもしれません。確かに何が起こるかわからないからこそ、自分の本心に問いかけてみて生きていくことは大事でしょう。彼の生き方は分かる気がします。逆に彼の妹はそれができなくなってしまってたってことですよね。なんか将来この妹さんみたいになりそうでこわい。自分の周りにいつまでも境界線を引いててはダメってことですか。もっと自分に正直に生きます、ハイ。戒められた気分ですね。あと、ワンコが名優ですよ。一時の清涼剤になりますね。 5点(2004-02-12 04:37:04) |
11. エイリアン2
久々に見たけど、こんなもんかぁって感じ。いつまでたってもエイリアンが出てこないんだけど、出てきはじめたらとことん出てきたね。もちろんあの牙で噛まれるのもエグいんだけど、銃で撃ったら撃ったで酸性の体液を浴びて大火傷してしまうってのが恐ろしいね。しかしあんなところにずっといて一酸化炭素中毒にはならないんでしょうかね?57年も宇宙空間に漂っていたと冒頭にあったけど、あれ何か意味があったんでしょうか。さすがのシガニーも最後はお疲れだったようで、ラストはもっと早く登れよ!とか思ってしまったけどね。確かにラストは拍子抜けの倒し方だったけど、恐怖感や驚きの方が勝ってたのでこの点数です。 6点(2004-02-09 13:26:21) |
12. ワーキング・ガール
素人なんで、はじめはメラニー・グリフィスとシガニー・ウィーバーを混同してしまってて、「シガニー、こぎれいだったんだなぁ」と感心してしまってた。普通に見れば前半は退屈な展開に思えたんだろうが、ごっちゃになってたおかげで、けっこうせわしなく見られた(汗)。 突然のハプニングにも動揺せず、自分の企画を実現させるために、前向きに世渡りしていく彼女の自信に満ちた姿は、当時の女性たちを勇気付けたんだろうかね?女性の重役とか珍しい時代だったんだろうか。通勤スタイルとともにパソコンとかにも時代を感じたね~~。 まあサクセスストーリーということで面白かったね。ラストもスカッとしたし。けど、少しカッコ悪いハリソン・フォードと間髪入れずに恋愛シーンに持ち込む設定はどうかね~。そこでつなぎが入ったらもっとダレダレの展開になっちゃうか…通常なら5点だけど、+2点はメインテーマの「Let The River Run」のおかげ。 7点(2004-01-19 22:16:40) |
13. メイフィールドの怪人たち
《ネタバレ》 気軽に楽しめるテレビ映画、という感じ。トム・ハンクスもこういう作品に出てたんだね。隣りのクロペック家の住人ではじめに出てきたハンスが猿の惑星にでも出てきそうなキャラでおもろかった。来客にイワシを出して、嫌々食べるレイの顔も!ま、実際見てて本当に隣家で殺人が起きてるとは思わなかっただけに、ラスト15分くらいのドタバタは面白かったかな。しかし気になるからといってあそこまでするか?って感じだった。妄想とは恐いもんです。 4点(2004-01-14 18:29:43) |
14. U・ボート
後半海底に不時着してからはそこそこ面白かった。 全編のほとんどが室内の暗い空間だったため、照明とか工夫されたんだろうな~と思う。懐中電灯の光だけ、というシーンが結構あったのでね。 また、敵艦から攻撃されても、戦闘シーンはほどほどに、映画のほとんどは艦内の様子ばかりを映し出していた。 だから内部の人間関係や乗組員の死というものを間近にしての心情の変化などをつぶさに表現できていたと思う。その点は斬新だったのでは。ラストに一気に金をかけたという感じだったけど、結末にはむなしさだけが残ったね。 6点(2004-01-13 00:28:23) |
15. ヤングガン
《ネタバレ》 ほとんど見たことのない西部劇ということだったけど、時間が過ぎゆくごとにかなりハマっていった。けっこう新鮮で爽快! 別に犯罪を犯すために銃を用意してるのではなくて、日常にあふれすぎてて全く違和感がないというその世界観にまず驚いた。 登場人物が結構多いので整理しながら見てたけど、敵味方はっきり分かれてるので分かりやすい。ビリーのおっかない感じ、冷静なチャベス、ドクの正義感、チャーリーの家族愛など個性も際立ってるし、それぞれが持つサイドストーリーもスパイスになってる。みんなが主役って感じ。 四方から別々の敵に囲まれてるシーンは緊迫感があって面白かった。やっぱ銃撃戦が見所だと思うけど、その間が何とも言えず、さらに緊迫感を増長させていた。 一つ気になったのは、時々口にほおばっててた汁の出る食べ物、あれ何でしょうかね?タバコかなぁ。 7点(2004-01-08 20:39:14) |
16. ドラッグストア・カウボーイ
《ネタバレ》 ストレートにメッセージは伝わってきた。しかしヤク中のドロドロした雰囲気はもっと出してもよかったのでは。足を洗うと決めた時もなんだかはっきりとした要因はなく、いつの間にかカウンセリングを受けてたという感じ。でも彼の迷える脳内の様子を、牢獄や水中、ハットが舞う様子などで抽象的に表していたのでそのへんはうまいと思ったし、心の変化は見てとれた。警察に追われ、何とか追っ手をはぐらかし、モーテルを転々とするその道中だけ見れば面白かったけど。病院に入ってからは少し長く感じた。しかしあれだけ薬の知識があるんならもっと違うところに頭使えよなぁ。だいぶイッちゃってる仲間たちとは比べて彼には知的な感じがあったんだからね。そういうキャラの設定も含め、なんかもう一押しが足りなく思えた。 5点(2004-01-07 23:17:54) |
17. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
マイケル・J・フォックスのエネルギーあふれる演技に脱帽!学生上がりの田舎者で、常識ではあり得ないけど、自由の国アメリカでは通用しちゃいそうなストーリー。世渡り上手ということではないと思うけど、出会いって恐いよな。でも彼がすごくアグレッシブで、フットワークが良くて、情熱のある若者だったからこそとんとん拍子に進んでいったと思う。軽快な音楽にのせて酸いも甘いも味わっていく若者の姿が効果的に表現されてる。私も少しくらい彼の力を分けてもらいたいもんだ。また大企業ならではの意思疎通の悪さを風刺しているようでこの点も痛快。ヘレン・スレイターという女優さんは最初登場した時はケバい印象だったけど、徐々に女性としての本能を見せ始めた頃から一気に色っぽく見えるようになった。キスシーンの横顔なんてドッキリしちゃった。 8点(2004-01-06 23:17:20) |
18. ビートルジュース
死後の世界でも妙に宗教的なことを引っ張って来ず、どうぞ笑って下さいのファンタジー的要素をふんだんに盛り込んだ作品。ティム・バートン作品ではかなりライトに見られるのではないかな。マイケル・キートンのキャラがものすごいので、呆気にとられてしまった。ケーブルテレビで見たんだけど、字幕が変な大阪弁というか地域年代不特定の感じだったので、妙に笑えてしまった。人間なのにゴーストっぽいウィノナもVery Cute! 6点(2004-01-06 14:34:05) |
19. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 うーん、そこまで入り込めなかった。恐くもないし、核心が分かりづらい。1度見ただけじゃ理解できないのかも。キューブリック監督が時代を経てもまっったく色あせることのない映像を残してくれていることはすごいと感じたが…。 閉塞感と館に眠る呪いが彼の人格を切り刻んでしまったんだろうけど、バーのシーンとか、グレティのおっさんとダンスパーティーで逢うシーンとか、幻覚なのか現実なのかよく分からなかった。彼との出会いが結局さらに破滅させていくことになるのだが。彼は望んでそうしたのだろうか、自由が欲しかったのかな。ストーリーのキーとなる部分は大体分かったけど、もう少しジャックの心の動きの変化を細かく追って欲しかったなぁ。映像美とキャストの演技は納得できるものでした。特にジャック・ニコルソンは狼キャラがピッタリです。 5点(2004-01-01 00:42:02) |
20. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
《ネタバレ》 非常に美しい世界観があふれた作品。懐かしい白黒映画がともす光と一瞬訪れる影(闇?)、その中で目に浮かぶ涙が光る演出。カメラワークの勝利でもあると思う。キャストがみな表情豊かで素晴らしい。特に少年時代の子。3代続く物語なので、3時間という長い時間もトトの成長段階で一区切りつくので、気分を入れ替えながら見れたのであっという間だった。彼の成長、そして時代の変遷とともに変わる街並み、人。いろんなことが同時進行しているにも関わらずいつまでも変わらないエレナへの想いを持ち続けている姿は中年期のトトの含みを持たせた演技にも分かるように、純粋で印象的。アルフレードの忠告は、少し腑に落ちない部分もあったけど、自分の映写室での孤独感を、トトには味合わせたくない、もっと広いところで自由に羽ばたいて欲しいという願いがあったんじゃないかなぁ。 7点(2003-12-29 23:27:56) |