1. パンダ・コパンダ
後年の宮崎アニメを知っている人間としては、確かにこの作品はちょっとゆるいです。ゆるいですが、「それでもいい」と思わせるくらい、本当に安心して見られる良心的なアニメ作品だと思います。それにしても杉山佳寿子さんは一体どこから声を出しているのでしょうか・・・見事に役にはまっていますね。 7点(2003-11-14 00:25:01) |
2. 未来惑星ザルドス
僕はたまたまこの映画を見たのですが、この監督はどういう意図でこの映画を作ろうと思ったのか、ちょっとよくわかりません・・・そう思うくらい、(数は多くありませんが)僕の見てきた映画の中でも際立って毛色の違う映画でした。ちょっと強引な連想かもしれませんが、極限まで突き詰められた現代文明と、それがもたらす虚無的な様相が、どことなくマンガ版『ナウシカ』の後半辺りの内容を思わせたりと、個人的には非常に見ごたえのある作品でした。実は最近もう一度見てみたいと思い始めています・・・ 7点(2003-10-18 16:00:21) |
3. ルパン三世(1978)
このサイトを見ていると、ルパン映画なら『カリ城』か『複製人間』というのが一般的みたいですね。僕もこの二作は好きです。何よりルパンが普通に嫌らしい(笑)。山田康雄はじめとしてキャストも全盛期といって良い頃の作品でもあり、とても面白い作品だと思います。 7点(2003-10-18 14:08:58) |
4. ストーカー(1979)
話の内容にはついて行けないところがとても多かったのですが、登場人物達の精神状況には何となく共感できる様な気がします。何よりあのなめる様なカメラの移動と、本当に美しい映像が印象的でした。ただ、ラストのあのシーンは僕には理解できませんでしたが・・・ 8点(2002-10-29 21:28:16) |
5. カッコーの巣の上で
<ネタバレアリ見ていない方読まないで下さい>まず個人的に感心しなかった点を。ロボトミーを受けたマックをチーフが殺すシーンですが、これは正直言って受け入れがたかったです。確かにその時のマックはそれ以前の彼ではなくなってしまっているのかもしれませんが、だからと言ってその時のマックが殺されても良いとするのは、少し短絡ではないかと思いました。それにどうも婦長の描き方が一面的に見えて仕方がありませんでした(巧い演技だとは感じましたが)。ただ、そもそも強制的にロボトミーを施した病院側にも大きな罪があり、そういう社会に存在する非人間的な行為を明るみに出すという製作者の意図は十分感じました。それに一本の映画としてみると、完成度は非常に高く、また見終わった後に十分残る物もありましたので僕としてはこの点数です。それと最後に一つ。やはりジャック・ニコルソンの演技は素晴らしかった。 7点(2002-07-11 19:40:59) |
6. タクシードライバー(1976)
<ネタバレあります>僕にはどうもデ・ニーロ演じるトラヴィスが初めから何だかおかしい様に見えました。詳しいことはよくわかりませんが、彼は恐らくベトナムから帰還して間もない時にタクシードライバーの職を得ているのではないかと個人的に思います。何かベトナムで彼の人格(と言うより存在自体)がひどく損なわれており、その歪みが劇中でのコミュニケーション不全や「正しいこと」への執着や「ヒーロー妄想」と言った形で現れている様に僕には見えました・・・と、陳腐な解釈はさておき、個人的にはトラヴィスのそういったコミュニケーション不全や鬱屈した感情は何だか他人事には見えませんでした。鏡を前に何度も銃を抜きつつ「どうだ何か言ってみろコノヤロー」的なセリフを吐く場面には勝手にカタルシスを感じてしまいました(笑)。 8点(2002-06-23 02:49:27) |
7. 激突!<TVM>
不気味な映画ですね。僕自身は最後まで映画の展開に乗り切れなかったのでこの点数です。ただ強烈な映画ではありました。 6点(2002-05-26 14:48:39) |
8. ゴッドファーザー PART Ⅱ
ビトの人生とマイケルの人生を交互には参りました。マイケルの悲哀がひしひしと伝わってきました。なお余談ですが、僕はしばらく、一体どこでロバート・デ・ニーロが出ているのか気が付きませんでした。ビト役の俳優の存在感はひしひしと伝わってきたので、「すごい俳優だな。イタリアの俳優を起用しているのかな?」と思ったのですが、一本目のビデオが終わる辺りでやっと気が付きました。存在感があるわけですね。 8点(2002-03-28 00:33:38) |
9. ゴッドファーザー
実はかなりドンパチがあるのかなと思っていたのですが、良い意味でその期待は裏切られました。何かと味わい深い映画で良かったです。 8点(2002-03-28 00:26:33) |
10. スティング
最高!!言うことはありません。あと、確か清水圭が「ブラッド・ピットは若い頃のロバート・レッドフォードに似ている」と言っていましたが、それを確認できてよかったです。確かに似ていると思いました(この映画のR・レッドフォードは「ガッチリしたブラピ」といった感じでした)。 8点(2002-03-25 17:51:16) |
11. JAWS/ジョーズ
私事ですが、僕は子供の頃にこの映画を見てすっかり縮み上がってしまい、しばらくプールと海に入る事ができませんでした。今でもなぜか・・・いや正直に言ってしまうと何となくサメが恐くて海に行くことには抵抗感があります(最後に海に行ったのはもう6年前です)。ただ、その後折りに触れて見返してみて、一本の映画としては凄い(というより文字通り恐ろしい迫力のある)作品であると思うようになりました。 7点(2002-03-24 02:41:45) |
12. バリー・リンドン
ヨーロッパの貴族社会の雰囲気は、実際にあんな感じなのだろうと思います。見ている途中で幾つかネタが読めたところはありましたが、それでもなかなか起伏があって楽しめたし、雰囲気も良かったから特に長さを感じず見ることができました。キューブリックの映画は何かとその「芸術性」で評価される事が多いようですが(そして実際に芸術性もあるのでしょうが)、キューブリックのすごいところはその芸術性を保持しつつ単純に楽しめる映画を作る手腕だと、個人的に思っています。この映画については、バリーに同情してしまいました。結びの言葉がすごく皮肉に聞こえました。 7点(2002-03-20 18:24:28) |
13. エイリアン
この前この映画を見返してみたのですが、これは本当に面白い、緊張感のある映画ですね。個人的には3までのエイリアンシリーズが好きなのですが、その中でもこの第一作は僕にとっては別格的存在です(一大アクション映画である2よりは、静寂をうまく使ったこの作品の方が個人的に好みです)。 9点(2002-03-14 01:04:36) |
14. ルパン三世 カリオストロの城
昔はバカみたいに見返しました。今はそれほど頻繁には見ませんが、それでも年に一回くらいの割合なら見ても退屈しません。今ではキャラクターの魅力で見ている部分が大きいと思います。 8点(2002-03-13 14:48:07) |
15. スター・ウォーズ
SFX技術が進んだ現在からみると、確かにショボいところも目立つかもしれませんが、それでもやはり面白いと思います。個人的なことを書かせてもらうと、僕はCGはあまり好きではなく、返ってこういう手作り感覚の漂う人間臭いSFの方に惹かれます。 7点(2002-03-07 00:33:36) |
16. 時計じかけのオレンジ
アクの強い作品ですが、面白いことは間違いないと思います。僕は何気なく見たのですが、最後まで圧倒されっぱなしでした。 9点(2002-03-04 10:26:19) |