1. プリンセスと魔法のキス
いつものクラシカルな雰囲気のディズニーとは違う、ファンキーでジャジーな音楽と共に、カエルとなった男女が旅をし、互いに成長していくお話。キャラクターに愛嬌があり、どれもいつの間にか好きになっている。主人公に感情移入できたのは、自分の性格に似ていたからかな。まじめで、でも損ばかりしている人。この作品は途中、切ない場面もある。自然に涙が流れ落ちていた。アラジンに並ぶくらい好きな作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-08-20 15:10:44) |
2. 第9地区
《ネタバレ》 序盤は、スラム街の住民達にスポットを当てたドキュメンタリー映画仕立て。しかし途中でれっきとしたSF映画に変身します。主人公が駄目すぎて全く期待できないので、たとえ彼がピンチに陥ったとしてもそんなにハラハラせずに見られます。別に死んでもいいかなって。まぁ死なないんですけどね。登場する人間は全員、馬鹿すぎて救えないので、いちいちムカつくのはやめました。エイリアンよりよっぽど野蛮です。後半はずっと銃撃戦で、あのパンパン破裂する音が苦手な私は苦痛でした。そこで出てきたのが例のスーツ。大逆転のチャンス!と思ったのもつかの間、主人公は駄目男だという事実が改めて突きつけられる結果に。彼は特別な訓練を受けたわけでも、エイリアンを救うという使命に燃えているわけでもありません。彼が持つのは、ただただ、自分が助かりたいということだけ。まぁ、駄目男らしい選択だよなー。と思っていたら、最後ばかりは駄目じゃなかったみたいです。それにしても、メディアや自分の周りの意見ばかりに流され、実際に目で見て確かめないというのは恐ろしいことですね。私を含め、世界中の人間のほぼ全員が、そのような不確定な情報を基に差別心を生み出していると考えると、この映画って本当にリアリティに溢れていると思うんですよ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-09-23 00:39:14) |
3. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 ラストになるにつれて「やっぱりねー」となってしまった。気が強い女の人は嫌いじゃないが、あまりにも都合良く男を使っていて不快になる。あんなにブンブン振り回されたらたまったもんじゃない。男も一回は怒ったらどうなんだ。容姿がいいから何でも許されると思っているのがみえみえ。自分は何も間違っちゃいないのになぜこんな目に合うのかといつも被害妄想に浸っている痛い女の子だね。自分の周りにもよくいる。でも、ああいう子、放っておけないんだよなー。 [DVD(吹替)] 5点(2010-04-16 01:02:20) |
4. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 もちろん、エフィの物語だと思って観ました。「キャイーン天野が女装したらこんな感じだな」と思いながら。ビヨンセは綺麗だけれど、それよりも化粧の力に驚きました。まるで別人です。一言で言うと、華やかなステージの裏にドロドロの怨憎渦巻く世界があるんだよというお話。音楽業界って今も昔も良いイメージないですね。歌が好きだから始めた稼業、しかしメジャーになればなるほど、売れることばかりを気にしていく。エフィの歌によって、昔持っていたはずの純粋な気持ちを思い出したのでしょうか。個人的には、エディの歌が良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-11 23:34:06) |
5. アバター(2009)
《ネタバレ》 今後、私の人生の中で、3Dメガネを付けて観た初めての長編映画として記憶に残るのでしょう。アバター、私は楽しめました。特に気に入ったのがナヴィのヒロインで、最初は違和感があったけれど、強さと女性らしいしなやかさを併せ持つ彼女に、次第に惹かれて行きました。一族の木が襲撃され、彼女の父が殺されたときの絶望的な心境を思うと、自然と涙が流れていました。これと同じようなことが、実際に地球上でも起きていたと考えると、あらためて人間の非道さを思い知ります。結局、殺戮によってストーリーが終結してしまうのは哀しいですが、鑑賞する側からすると、力には力をもって対抗するしかスッキリ終わる方法は無かったので、仕方ないことだったのでしょう。あくまでもエンターテイメントとしての映画作りなのだということです。疑問が残る終わり方であっても、疑問にしておくことが、社会に対する考えをかえって深めるのかもしれません。本当はどうすれば良かったのか?と考えるきっかけになるからです。けれど反対に、エンターテイメントとしか観ていない人が居ても、それはそれでいいのではないでしょうか。話題づくりに貢献していますからね。少なくとも私はこの映画を「映像美だけの中身の無い映画」とは思いませんでした。侵略者に対する、身が切り裂けるほどの怒り、自分の住処が破壊されていくことへの悲しみ…ジブリではそのあたりはあまり感じられませんでしたが、この映画では痛いほどわかりました。 [映画館(吹替)] 8点(2010-04-11 22:04:01)(良:2票) |
6. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 農薬漬けの野菜は、生きながら死んでいる。彼も人に好かれる為、生きながら死ぬ道を選んだ。松ケンはああいう役が上手いと言われるが、私はそうは思わない。時々現れる彼の「素」は、私の目にはとても不自然に映る。観たことを後悔した映画。 [DVD(邦画)] 2点(2010-04-11 21:23:45) |
7. Laundry ランドリー
《ネタバレ》 ガスのように膨らみ、いつ破裂するかわからない不安。彼女はずっと、鳩のように自由に空を飛べる日が来ることを願っている。彼らの未来がどうであろうと。 [DVD(邦画)] 6点(2010-04-11 20:34:18) |
8. サマータイムマシン・ブルース
バカバカしい、あり得ないストーリーに、夏という季節が良く似合っている。夏が終わると「私は今まで夢を見ていたのか」と思うことがあるけれど、この映画を観終わったときもそんな気持ちがした。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-12 10:47:39) |
9. ドラッグストア・ガール
田中麗奈が可愛かった。うん、それだけ。 [地上波(字幕)] 5点(2005-11-18 21:00:15) |
10. チャーリーとチョコレート工場
原作のファンなので観るのがとても楽しみでした。期待はずれに終わったらどうしようという気持ちは少しありましたが、始まった途端どんどん映画にのめりこんでいきました。ジョニー・デップは変な役が似合うなぁ・・・チャーリーいい子だ・・・じいさんかわいいな(ぇ)などと思いながら、物語はどんどん進行。ウンパ・ルンパにウォンカが出逢う場面が笑えました。いろいろあって、映画が終わりました。面白かった…はずなのに、なんだこのしらけ感は!いつもの満足感はいずこ?そして帰り道に考えてみて、出た結論。一緒に行った友達が無表情。いや、友達のせいだけではないのですけれども、その日平日だったもので映画館に人がほとんどいなかったのです。だから映画の途中ずっとノーリアクションで、どこで笑えばいいのやらわからず、友達に笑いかけても気づかず・・・終わったあと、パロってたよね~と聞いてもネタわからず・・・本当に散々でした。休日に、それと、もう少し映画歴長い人と観に行きたかった。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-14 20:49:46) |
11. いま、会いにゆきます
自分の人生が短くなるとはわかっていても、後悔しない方の道を選んだ澪に感動しました。しかしエンディング曲が合ってない。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 08:07:57) |
12. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
最初、大音量であのテーマが流れ、タイトルが出てきたときは鳥肌ものでした。 来たんだな~、来ちゃったよ~。と自分の中で自問自答。しかもいきなり戦闘ですか。しばらくは画面に釘付けですよ。私は4,5,6をしっかり全部観たわけではなく、2の内容も殆ど覚えていないのですが、父が大のSW好きということでいつもストーリーを聞かされていただけあって、楽しんで鑑賞できました。CGの不自然さもなくなり、とても満足しています。特にヨーダは大活躍で、私はヨーダがますます好きになりました。ストーリーは本当にシリアスで、どうしようもない感情が怒涛のように押し寄せますが、それもまた運命だったとあきらめるしかありません。ストーリーやアナキンの心理描写等、気にかかる部分は皆さんと同じでたくさんありますが、なぜかそんなに気になりませんでした。大画面でこの美しい映像が見ることができるだけでもう幸せな気分でした。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-07 17:52:27) |
13. シークレット ウインドウ
観る前にストーリーを予想できた。ジョニーが主演していることだけがせめてもの救い。 [DVD(字幕)] 4点(2005-08-02 16:55:55) |
14. 海辺の家
《ネタバレ》 親父がいい味出していたと思う。息子もだんだん普通になっていき、安心した。親父の頑張っている姿を見て、隣人たちは彼を助けたくなったのだろう。その親父の気持ちがまっすぐなら、みんな彼と協力し、喜びを共有したいと思うだろう。少なくとも彼は手伝う人を追い払いはせず、暖かく迎えた。私だったら絶対手伝いたくなる。世の中人間の恨み、妬み、嫌らしさがあふれているけれど、家をつくっている間はそんなこと忘れている。ありきたりな話だけど、思わず泣けてしまうのが悔しい。でもひとつ言っておきたいのは、もっと人間関係の描写を減らしてほしかったということ。家と親父と息子と、それだけでいいじゃん。隣人の私生活はどうでもいい。特に隣の淫乱な女子がウザかった。それらを含めると、5点が限界。 [DVD(字幕)] 5点(2005-06-23 21:39:22) |
15. スウィングガールズ
《ネタバレ》 物語のメインとなる彼女たちが、音楽を楽しむことに喜びを見出している点ではいいと思いますが、でもあんだけ上手くなるにはかなりの苦労や挫折を味わうんですよ。そのなかで「もうこんなのやりたくない」と何度投げ出しそうになったことか…。この映画には、その描写がほとんどない。吹奏楽歴たかがうん年の私が言うのもなんですが、経験者として言わせてもらうとこの映画の彼女たちはものすごいノー天気な人か、生まれつきの天才です。そういうこと何も考えないで気楽に見ればいいんだよ・・・と自分ではわかっているつもりですが、どうしてもそう思ってしまうのです。これを観てジャズを始めた人っているのでしょうか。そしたらきっと一筋縄ではいかない音楽の複雑さに直面していると思います。ジャズというかっこいい音楽の、その明るい部分だけ出して映画にしようだなんて、ずるい考えですね。 [DVD(字幕)] 4点(2005-05-01 23:46:36)(良:2票) |
16. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
CGとか凄く良くできてて、映像の進歩を感じさせられる。でも…なんか感動しない。フロドがもっと強ければ最後にフロド、よくやったね~なんて思うかもしれないけど、本編を観ていると一番頑張ったのはサムにしか思えない。指輪を持っていると体に悪いのか神経擦り切れるのかは知らんが、サムがいなかったらフロドの旅は絶対に完結していなかったはずだ。それなのにフロドは自分が可哀相だみたいな感じで、村には残らずにサムを置いて旅に出るのか;ガンダルフやエルフの女王と同類ですか。聖人の域ですか。それは納得できないからこの点数。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-03 23:50:36) |
17. ビッグ・フィッシュ
ティム・バートンは天才だなぁと思った。映画全体の独特の雰囲気はこの監督ならではだし、私はとても好き。エドワード・ブルームはいつも夢のような話をするけれど、こんな爺さんがいたら楽しいだろうなというのはある。息子の立場にたったらウザくなるかもしれないけれど…。でも彼は社交性溢れるパワフルな男性であったことに偽りはないだろう。彼の友人、妻、その他もろもろの彼と知り合った人物たちがそれを否定しないのだから。いつも笑顔で前向きなエドワードの性格は私も強く好感を持った。ユアン・マクレガーはそんなエドワードをよく演じていたと思う。彼の笑顔は(≧∀≦)イィ!こんな風に人生を生きられたらいいのにと思った。まぁ彼ほどタフになるのは絶対に無理だとは思うが(苦笑) [DVD(字幕)] 8点(2005-04-02 11:23:16) |
18. 飛ぶ教室
とてもいい映画だと思うのですが、ラップはちょっと…。少年たちも、映画の雰囲気も良かったのに、ラップでぶちこわし。惜しいです。 4点(2004-12-30 11:34:14) |
19. ハウルの動く城
《ネタバレ》 期待してたからかな…それにしてもこのコケ具合は無いと思う。世界観はいいんだけど、全体的にわかんないことだらけで、んぁ~~!という感じでした。ファンタジーが強すぎてどれがウソでどれが現実かわかりません。ハウルが愛すべき人を見つけたから戦争やめるの?え?。。。どういうことか教えろサリマン!(泣)見終わってかなり後味悪いじゃないかぁ;; 4点(2004-11-27 16:45:19) |
20. この世の外へ クラブ進駐軍
《ネタバレ》 私もサックスをやっている身ですので、興味本位で観てみました。なるほど、戦後の日本にはジャズで稼いでた人がいっぱいいたんですね。5人の主人公はキャラがかぶってないし、それぞれエピソードとかあって良かったと思います。トランペットの人、絶対プロだと思ったら、本当にプロだった(笑)。マジでうまかったので…。役者じゃないのに、なぜかそのトランペット奏者の人が一番印象的でした。なんならみんなプロのジャズ奏者で撮っちゃえば良かったのにとか思ってみたり。。そうしたらもっとうまい演奏とか、歌が聴けたのに。映画のセットとか作りこんでるのは評価しますが、演技も音楽も伝わってこないんじゃね。 5点(2004-10-31 22:58:32) |