1. 男と女(1966)
この映画の良さは、男の気持ち。彼女に逢いたくて飛ばした車の中で想うセリフ。そして女の色気。フランスの香が漂う映像と音楽。お洒落な大人の物語。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-29 23:53:26) |
2. 再見(ツァイツェン) また逢う日まで
なんかとてももったいない物語の作りでした。兄弟の幼少時代の物語に比べ、大人になった現在の作りのお粗末な事・・・。過去と現在を交差させるよりも過去の幼少時代メインで、最後に涙の再会にしてほしかった。兄弟が離れ離れになるシーンで散々泣かせておいて(久々にヒクヒクしながら泣きました)、最後は何これ?って言うくらいあっけない終り方。長女役のジジ視点で兄弟探しするより、長男が探す方が波乱万丈がありそうでいいかも。幼少時代の話(特に子役の演技)がとてもよかっただけに、本当にもったいない。泣かせたいなら、最後まで泣かせてほしかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-29 23:35:54) |
3. 誰も知らない(2004)
とても考えさせられる物語でした。 子供達の痩せ細り荒んでいく姿は、作られた物語なのか?、実はドキュメンタリーではないのか?と思えるくらいリアルです。 誰を憎み、誰を哀れんでいいのかさえ分からなくなってしまうほど、私の心情は混乱しました。子供を持つ親だからでしょうか?それとも親をもつ子供だからでしょうか?複雑な感情が湧き出て、何故かずっとドキドキが止みませんでした。 その後どうなってしまうのか気になって、この日はなかなか眠れませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-06 00:21:29) |
4. インファナル・アフェア 終極無間
今作はラウの精神的破滅への経緯的な物語ですが、人間の心の奥深くから滲み出るような静かな緊張感は健在でした。 過去・現在・妄想が交差するのでストーリーは少し複雑でしたが、「なるほど、こうなるのか!」と感嘆しました。 レオン・ライなど新たな中心人物が登場しましたが、どうやら今作のキーパーソンはケリー・チャンだったようで、その割には影が薄いかなと思ったりもしました・・・が、3作品通してハマってしまったので今作も10点です。 当初1作で終わる予定だったと何かで読みましたが、後から付け加えた2部・3部でここまで魅了されてしまった作品は初めてです。 今回も言っちゃいますが、トニー・レオンは素敵すぎます! [映画館(字幕)] 10点(2005-04-29 00:28:48) |
5. ターンレフト ターンライト
《ネタバレ》 熱でうなされていた時に観たからでしょうか… とてもロマンチックな物語に思えてしまったのは。 確かに終わりは半分ドリフのコント入ってますよ。突然地震が来て壁が壊れるなんて。でもなんだろう… 金城とジジの雰囲気とあの詩ですかね、あの詩には心打たれてしまいました。本当にこんな運命の赤い糸があったっていいじゃない!って思いますよ。結局この物語はすべてが「偶然」ではなく、2人を結びつける為の「必然」なんですよね。あ~、ロマンチック! あと、誰の名前も出てこないってトコが気に入りました。 8点(2005-03-13 00:03:42) |
6. 至福のとき
大きな山があるわけでもなく、どん底の谷があるわけでもなく、ある一塊の人々の日常を撮影しているような、淡々としていると言ってしまえばそれまでなのだけれど、とても優しい雰囲気なのです。とても穏やかに。 チャオと仲間達の心は盲目の少女に対しての同情心だけではなく、少女からも温かいものを貰っていたのですね、きっと。 心の底から優しい気持ちになれる、それが「至福」なのかもしれませんね。 7点(2005-03-12 21:14:21) |
7. 紅夢
男の身勝手・権力・女の嫉妬・したたかさ・策略・色欲・掟・裏切り・時代・・・ 何かもう、色々な言葉が頭に浮かびます。 この言葉の中にあの赤い堤燈の美しさが只々物悲しい。 最後の最後まで悲しかった。 8点(2005-01-25 00:08:14) |
8. CASSHERN
皆さんおっしゃる通り、メッセージ性が強すぎる。キャシャーンが戦うシーンなんて少なすぎるし。でも、思っていたよりも結構良かった。映像が好きです。ダークなんだけど、とても綺麗でした。役者さんもそれぞれハマっていたと思うし。樋口可南子は美しすぎです。思わず女の私が見とれてしまいました。アニメはリアルタイム(?)で観ていましたが、全く内容を覚えていなかったのが幸いとでも言いましょうか…。これはこれでアリかな。子供が観ても意味分からないでしょうけど。 7点(2005-01-24 23:56:12) |
9. 花
とにかく淡々とした物語。とても深い話なのですが、あまりに淡々としすぎていて眠気を誘うのも確か。 この映画を観終わって考えたことは、「後悔、先に立たず」。 5点(2004-11-25 23:43:48) |
10. しあわせな孤独
《ネタバレ》 私の中では、とても素直に泣けた物語です。突然襲い掛かった事故で半身不随になり、一生寝たきりの生活を余儀なくされ、自暴自棄になってしまった彼氏ヨアヒムに対し、精一杯の愛情を尽くす彼女セシリ。ヨアヒムの孤独も分かるけど、尽くしても尽くしても邪険にされてしまうセシリが寂しくてたまらなくなるのは、同じ女として痛い程感じる。(同じ思いをした事は無いけど。) 孤独感に苛まれている時にニルスのように優しく傍にいてくれる人がいたら、どんな人間だってそっちに傾きますよ。ただ、セシリのニルスに対する情は、「愛」ではなかったのかも。私的読解だけど、ヨアヒム・セシリ・ニルス・ニルスの妻・娘、全ての人間が孤独を味わって、他人の孤独を理解出来て、最後に微笑むことが出来たのだと思いました。それぞれの人が、今までとは違う未来に旅立つ為の「孤独」という試練だったのでは。だから邦題に「しあわせ」という言葉が付くのかな…。 9点(2004-11-07 01:25:28)(良:2票) |
11. 2046
映画の感想の前に、私もトニー・レオンについて語りたい。下のレビュワーの中にも語られていましたが、本当に色気という言葉の似合う男。顔はもちろんですが、背中に哀愁が漂うんですよ。甘いセリフなんかなくても仕草や立ち姿、煙草の燻らし方、語りかけるような瞳、すべてが官能的。トニーは私が理想とする「大人の男」像です。 さて、映画の方ですが、この時代背景にトニーなくして何を語る?と言える位のハマリ役。愛とか恋とかいう物語ならば、私は色気を求めます。自分がしてきたお子様恋愛とはかけ離れたロマンスの世界。前作の「花様年華」も同様、この物語もそういう世界に私を引き込ませてくれました。一人の女性を愛し、別れが来て、それでもずっとその人だけを愛している。他の女性を抱いても、愛することは簡単に出来ない。それだけ男の失恋の傷は深いものなのでしょうか? キムタクの語りから始まるこの物語、近未来小説の話がもう少し長い方がいいと言われている方もいますが、私はこの場面はもっと短く簡潔に一番最初にもってきた方がよかった気がします。 年月の流れが順を追ってないので、合間にちょこちょこ入るよりは、その方が観やすかったかなと少し思ってみました。女優さん一人一人にストーリーがあるのですが、私が特に好きだったのは、コン・リーとの物語。映画全体は、音楽・背景・衣装・カメラワーク、どこをとってもカーウァイの世界炸裂です。この映画は「花様年華」の続編という事で、確かに前作を観てからこの作品を観に行った方が、ストーリーはわかり易いと思います。私は「花様年華」の方が断然好きですが…。 7点(2004-11-04 23:03:41)(良:1票) |
12. インファナル・アフェア 無間序曲
前作同様、男臭い雰囲気がたまりません。そんじょそこらのちょっと切なさを醸し出そうとしているラブストーリーよりも遥に切ない。若かりし頃のヤン・ラウのナイーブさとウォン警部・サム・ハウ達のしたたかさが、うまく絡み合っていると思います。今作のエピソードがあって、前作に至る。この順序でいえば逆のストーリー展開も結構ハマります。「そうだったのか!」と思ってみたりね。前作を観ていなくても、これはこれで一つの物語になっているので十分楽しめると思います。こちらを先に観てから前作を観てもちゃんと繋がるので、それも観方として面白いかも。次回作は1作と2作の間の話ですよね。大好きなトニーはもちろん、結構好きなレオン・ライも出るので絶対観ます! 10点(2004-10-07 00:12:04) |
13. LOVERS
先程、見てきたばかりです。余韻に浸りながら書いています。「HERO」同様、衣装と映像の美しさは素晴らしい。単純に三角関係の恋愛モノ、見せ場として思考を凝らしたアクションがくっついている、お馬鹿な私にはこの位の内容で十分です。飛刀門の細かい話が出てくるとややこしくなりそうだし。ラストは結構泣きそうになってしまったけどな。チャン・ツィーは美しかったですよ、確かに。でもやっぱり私は金城!あまりの格好良さに釘付けでした。金城が走りながら矢を放つシーンには鳥肌がたちましたよ。ただ恋愛モノの割には、HEROのような登場人物の生き様の匂いというか、物語全体の雰囲気に色気が漂ってない気がして・・・ トニーやマギーにはまだまだかなわないって事かな? 9点(2004-09-08 23:01:29) |
14. 東京攻略
確かにアクションというにはお粗末ですね。やっぱりトニーは哀愁漂う役の方がいいです。日本人が(しかも、このメンツはちょっと・・・)この手のアクション物やると胡散臭くなります。エンクミはいらない気がしますが・・・。柴咲コウなんて出てましたっけ? 4点(2004-08-16 20:02:06)(笑:1票) |
15. 天空の城ラピュタ
私もジブリの中で一番好きな作品です! 9点(2004-08-15 23:48:16) |
16. ロッカーズ ROCKERS(2003)
挿入歌に、今私が一番注目しているバンド「勝手にしやがれ」の曲が使われていたのでビデオを借りてきました。今をときめくイケメン勢揃いですね。物語はもう一人のビートルズの伝記<BACK BEAT>のオトボケ版ってな感じかな? まあ、若き頃の陣内率いるROCKERSの伝記なんですけど、結構おもしろかったです。青春時代の思い出がとても輝いていた、この青春時代を通ってこそ今の陣内ここにありって感じでしょうか。それが、あの友情出演のメンツで語られるかな。とにかく、あのイケメン陣がとてもカッコよく映っていたのは確かです。ちなみに私は岡田君が好きかな! 8点(2004-08-14 22:57:24) |
17. 愛は静けさの中に
聾唖者を題材にした話って、最近のドラマにもありましたが… この物語は、二人が惹かれ合った部分というか、サラがいつからどんな感情で彼を愛し始めたのかが、私にはわからなかった。恋人同士になってからの話はなかなかよかったです。サラは本当に綺麗な人でしたね。 6点(2004-08-04 23:41:30) |
18. YAMAKASI ヤマカシ
公開当時は結構噂になっていませんでしたか?この映画。ストーリー的には、ありえないでしょう。警察をアマくみちゃいかん。こんなヘタなストーリーを付けるより、彼らのドキュメント的な映画の方が良かったです。パフォーマンスだけで十分見ごたえあると思うので。で、結局「YAMAKASI」ってどんな意味? 5点(2004-07-31 12:50:21) |
19. パンチドランク・ラブ
内容など知らず、何となく題名に惹かれて借りた作品。観る前にここの評価も見たが、結構みなさんいい点数をつけているので期待した。大失敗。内容とか映像がどうという問題ではなく、個人的主観の問題なのだけど、こんな男(バリー)は大っ嫌いだ。無言で暴れ、暴力で解決するヤツ。不服があるのなら口で言え。とても気分が悪くなってしまった。 0点(2004-07-21 20:49:32) |
20. 生きる
物語としては淡々としていますが、とても深い意味のこもった作品です。生きているという事は必ず死が訪れる訳ですが、それまでの人生をどう過ごし最期をどう迎えるか?今現在、普通に呼吸し生活している私達には簡単に考えつかないもの。しかしこの映画は、それを少しだけ考えさせてくれます。映像自体は時代を感じますが、お役所勤めの人々が渡辺さんの葬儀で交している会話はいつの時代も同じだなと思いました。最期のブランコのシーンがとても印象的です。 8点(2004-07-18 20:59:18) |