1. 旅立ちの時
ラストの”get on the bike”で一気に涙が吹き出しました。犯罪者の逃亡生活、最初はけっこう軽いノリなんだけど、だんだん重っくるしい空気が出てきて、もうだめなのかなと思った矢先のラストシーン。よかったです。 [DVD(字幕)] 10点(2007-10-07 15:57:38) |
2. 硫黄島からの手紙
これほどまでに辛く、悲しい戦争映画があったでしょうか?映画が終わった後、そして今でも、終盤のシーンを思い起こすと涙腺が緩みます。軍国主義的思想の下、自決を選んだ兵士、家族の元に帰りたいという思いで生きようとした兵士、日本の未来を思い、最後まであきらめずに戦った栗林忠道、この映画が他の悲壮映画と一線を画しているのは、”一般市民”ではなく、”戦った兵士達”の悲劇を描いている点だと思います。また、ハリウッド映画でありながら忠実に日本を描けている点も忘れてはいけません。第二次世界大戦から60年を経た現在、映画の中でいくら戦争の悲惨さを説いても、戦争はなくなっていません。しかし僕らはこうして考えることができます。金銭面をある程度無視してこの映画を作ってくれた製作陣には心から感謝します。 [映画館(字幕)] 10点(2007-01-01 18:07:13) |
3. 人間の條件 第五部 死の脱出
タイトルが「死の脱出」というだけあって、常に”死”がつきまとうストーリー展開、とても緊張感がありました。密林をぬけた後の丹下との再会はちょっとだけ心休まるシーンと思いきや、その後も引き続き”死”がつきまとう行軍の連続、、、鑑賞中は意識しませんでしたが、梶は自分が生き残るために今度は一般市民や他国の軍人をどんどん殺す加害者の側にまわっています。一部・二部で戦争の被害者だった人間が今度は加害者へ、この作品の最大の問いかけのような気がしてなりません。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-28 02:35:54)(良:1票) |
4. 人間の條件 第四部 戦雲篇
四部はなんといっても戦闘シーンがものすごかったです。特に戦車が穴(蛸壺)の真上を通り過ぎるシーン、緊迫した一瞬でした。莫大な金をかけた戦闘シーンとはなにか違うものを感じたのは宮島義勇のカメラワークの凄さ、そしてもちろん役者達の迫真の演技があったからだと思います。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-28 02:24:53) |
5. 人間の條件 第三部 望郷篇
一部・二部から場所を移し、今度は軍国主義の軍隊という場所が恐ろしいまでにリアルに描かれていました。上官の懲罰教育、上等兵の下級兵に対するリンチなど、おぞましい光景ばかり、、、梶は引き続き自分の考えを曲げず、上官にまで堂々と意見するわけですが、、、侵略行為の中での一部・二部に比べると、ここでの梶は一種の”希望”のように見えました。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-28 02:16:09) |
6. 人間の條件 第二部 激怒篇
工人達への非人道的な仕打ちの中、最後まで己の正義を曲げなかった梶、しかし、使われるだけ使われて免除されたはずの兵役へ、、、侵略戦争の中の被害者としての梶がそこにありました。ラストの”鬼”、”鬼”と蔑まれていたシーンはとても悲しかったです。 [DVD(邦画)] 10点(2006-09-26 03:02:39) |
7. 人間の條件 第一部 純愛篇
日本の戦争映画といえば、”悲劇”をテーマにしたものが多いように思っていました。小学校の時の戦争教育で”悲劇”をテーマにした戦争映画を多々見せられたり、テレビの戦争ドラマでも悲劇的な部分のみを扱った作品が多かったからそんなイメージが植えついたのだと思います。 しかし、この映画はいきなり日本の侵略部分を描いているではありませんか!なんといってもそこに惹きつけられました。特に第一部では、特殊工人が運ばれてくるシーンがすごかった!!粗暴な軍人たちの中で人道を貫こうとする主人公梶、かなり複雑な気持ちになりました。 もちろん、南京大虐殺のようなものは中国共産党の嘘八百のプロパガンダなんだろうけど、シナ大陸への進出や差別は間違いなく事実。個人的には「中国侵略は自存自衛」と言い張る保守論壇の言い分にはちょっと疑問があったりもします。 ただ、逆にこの映画を見た人が左翼的な「日本は侵略して悪いことをした」という安易な考えには走ってほしくないです。 [DVD(字幕)] 10点(2006-09-26 02:46:30)(良:1票) |
8. リトル・ロマンス
好きです。本当に好きな作品です。特に気に入っているのはジュリアスが自首するシーンと、最後のベタなんだけどぐっとくる別れのシーンです。切ないメロディーの主題曲もいいです。ある程度映画に精通してからみたのもよかったかな! [DVD(字幕)] 10点(2006-04-19 17:32:42)(良:1票) |
9. スミス都へ行く
なんという偽善映画!でも泣きましたよ、ジェームズ・スチュワート演じるジェフ・スミスの無垢な表情に、傷ついた表情に、戦い続けた表情に!さらに最後の最後で良心の呵責に目覚めたペイン議員にも! 自由だの理想だの信仰めいた演説には途中からうんざりしてきましたよ、まったくもう、、、なんていう映画を作ってくれるんですか、フランク・キャプラ! それでも10点つけちゃいますよ。頭では8点くらい、でも感情では10点です。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-02-06 01:25:11) |
10. 牛泥棒
リンチ、法、民主主義の象徴である多数決等、様々な問題提起があり、それらを全てラストの夫から妻への手紙を読み上げるところに集約させているところがすばらしかったです。 [DVD(字幕)] 10点(2005-12-08 19:05:20) |
11. ルパン三世 カリオストロの城
基本的につまらないルパン映画ですが、これだけは桁外れに出来がいい!宮崎監督ってこともあるんでしょうけど文句なしに面白いです。 [映画館(吹替)] 10点(2005-11-09 23:28:28) |
12. 切腹
いきなり「切腹させてくれ」と始まって意味不明。それがちょっとづつ明らかになっていく展開は見ごたえ十分!飯を食っていくためにプライドを捨てていく武士たちに見え隠れするのは武家社会、封建社会の脆弱さそのものなのかもしれません。 [ビデオ(吹替)] 10点(2005-11-08 03:41:34) |
13. 遠い空の向こうに
邦題もいいけど、現代のオクトーバー・スカイも好きです。 季節の移り変わりを強く感じさせるオクトーバー、毎年この時期に必ず見てます。切なくなった心を温めてくれる素敵な映画です。皆さんもぜひ10月にどうですか? [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-03 23:45:32) |
14. 太陽がいっぱい
フランス映画に手を伸ばすきっかけとなった映画です。内容の濃さ、アラン・ドロンの妖艶な雰囲気、そして魅惑のラストシーン、本当によく出来てます! [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-30 02:01:13) |
15. 穴(1960)
《ネタバレ》 終盤の鏡にいっぱい人が映っていたのにはぞくっとしました!あれだけ苦労して掘っていった穴の結末がこうなるとは、、、アメリカ映画では絶対にないエンディングに大満足です! [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-30 01:58:06) |
16. ペーパー・ムーン
心温まるロードムービー、ラストシーンの趣深さはモノクロならではでしょう。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-29 19:51:49) |
17. ショーシャンクの空に
初めて涙を流した映画、そして自分の感性を豊かにしてくれた映画だと思っています。”I hope,I hope ”と繰り返されるレッドのセリフ、ラストの二人の笑顔の抱擁、何度見てもいい! ”希望”という言葉がこの映画の中ではなんの飾り立てもない、素敵な言葉に聞こえます。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-29 19:32:31) |
18. 十二人の怒れる男(1957)
セリフだけで内容を汲み取っていく映画はこれが初めてでした。面白かったです! [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-29 00:15:45) |
19. ゴッドファーザー PART Ⅱ
シリーズの中で一番気に入ってます。多くの方がおっしゃっておりますがラストのマイケルの回想シーンですね!あれにはぐっと来ました。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-28 23:56:41) |
20. 素晴らしき哉、人生!(1946)
不運と不幸の連続に打ちのめされてきたジョージ、善人であれば報われるなんていってる映画ではないです。でも彼は仲間という最高の幸せを手に入れていたんですね!ラストシーンは本当にいいです! [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-28 23:31:03) |