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やわらか戦車さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 72
性別 女性
ホームページ eiju38jp@yahoo.co.jp
自己紹介 主婦に都合のよい話には甘い点数をつける
傾向あり。

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1.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
格好いい女・格好いい映像・乾いた雰囲気でありながら暖かいお話。私の好きな要素がすべて詰まった映画!!いやあ、ホント、かっこいい夫婦だ!カサヴェデス&ジーナは。いい女を描くねえ、、。「レオン」と同じレベルで語られることには個人的に非常に憤慨してます。確かにパクられたけど、あんなベタついたロリコン映画と一緒にしないで欲しい。グロリアの本質的テーマは「母性」であり、ショタコン的要素は皆無に近い。あの少年があんまり美少年でもないし、悪ガキなのが、かえってグロリアの「母性の目覚め」を引き立たせてると思う。小悪魔的美少女との恋愛的要素の強いレオンには生理的な拒否を感じた私ですが、「おかん」はみんないる(いた)でしょ?母性愛は永遠の共通テーマで、その点でもこの作品は本当に良質。グロリアが大阪のおばちゃん的、厚化粧&怖いルックスなのが、またイカシテる。決して最初から「いい人」じゃないのに、「ナにやってんの?あたし・・」と自嘲しながら、必死になって男の子を助けちゃう。そこが「母性」でベタベタしてないし、たくましくてカッコいい。
[DVD(字幕)] 10点(2007-05-03 09:04:55)
2.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
子供の頃の奇妙な夢をそのまま立体化したような迷宮が大好きでした♪ こんなラビリンスなら行きたい!!と熱望していたなぁ・・・。魔王はかっこいいし、 仲間達は最高にイカしてるし!大人になってあのかっこいいお色気魔王がデビッドボーイという人だとしり、実際のロックスターっぷりを目にして、「あのファンタジーに 魔王役で出演というお茶目っぷり・・・本物だわ(惚)」とますます惚れました。 ジェニファーの美少女っぷりも綺麗だし、なんていうか、これこそ私にとっての 正しい(?)不思議の国のアリスです。パペットたちの味のあること、あること、、 見事だし!!セットはさすがに、今見ると、舞台みたいだけどね(汗) 日本で魔王役をやるとしたら誰だろう・・(考える必要のないことを 考えるのがオバサン)やっぱ日本の誇る?ツンデレ王子、ガクト? ジェニファーの役は浅田真央ちゃんでいかがですか?(演技しないで素でいくしか ないけどさ) 
[ビデオ(吹替)] 10点(2007-01-05 23:38:05)
3.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
どちらかというと淡々としたお話ですが、見た後に私が号泣した 映画は今までの生涯でこれ一本キリ。 なんでしょうね、デイジーって結構嫌な人なんだけど、自分に結構 似てたりするので(汗)、はまってしまいましたよ。 また、モーガンフリーマンが当たり役というか、彼以外の誰も演じられない ようなばっちりな役なんですよ。明るくて、でもちょっと陰影があって、 ユーモアがあって優しい。いいなあ、こういう友情を本当の友情っていうんだと思う。 大人になってから、っていうか老人になってから?他人と判り合うことの難しさ、でもそれを乗り越えるステキさ。正直、黒人に対する差別的な気持ちは黄色人種の 私にはよくわからない部分もあったけど、でも日本にいても、いろいろな壁は ある。そういう壁から自由になっていくカタルシスが気持ちよいのもこの映画を 好きな理由。 
[DVD(字幕)] 10点(2007-01-02 16:26:56)(良:1票)
4.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
何はともあれ、この映画を見ると「がんばりましょ」って自分に 言えるようになるので10点。ラストの風景が本当は天国だとしても、ね。
[DVD(字幕)] 10点(2007-01-02 16:13:20)
5.  ペット・セメタリー(1989) 《ネタバレ》 
子供が生まれてからというものの、何かの拍子にしゅっちゅうこの映画の事を考えてしまう。これってこの映画がよくも悪くも特別な映画だって事なような気がする。 若い頃に見たとき、原作を読んだ時は、単純にホラーとして面白く感じ、そんなに悲劇性については深く考えませんでした。「いくらなんでも、私だって、どんなに愛するペットでも生き返らせたりしないしぃ」と思ってた。今だって、さすがにペットは理性でとどまると思う。でも。今となっては・・・子供だよ?2歳の子供を失って、それを生き返らせるチャンスが目の前にあったらそれに賭けない親なんていないさ。そう思うと、こんなに主人公に感情移入できる映画ってなかなか無いです。ダミアンでもチャッキーでも全然良い・・・だって元々2歳児なんて半分悪魔だし、どうしてももう一度、生きてる顔が見たいんです。夫も私も殺されるだろうし他の人に迷惑をかけるだろうけど、私はたぶんペットセメタリーの場所を知ってたら、子供を喜んで埋めにいくでしょう(開き直り)。シンプルなストーリーですが、悲しくて、考えさせられる映画。最後はちょっと 蛇足かもしれないけど。
[DVD(字幕)] 9点(2008-03-30 01:01:58)
6.  アポカリプト 《ネタバレ》 
久しぶりに映画を観る事の原点に立ち戻らせてくれたような作品でした。 まず、マヤ文明チックな世界(正確なマヤ文明の描写かどうかは私はどうでもいい)が舞台で、知ってる役者が誰一人でてこない。圧倒的みどりの自然の中で行われるワイルド!!な生活。 これだけで、かなり普段の現実から離れた世界に連れて行ってもらえます。本当に別世界を観察するような感覚を楽しむ。これが最近の映画ではなかなか望めなくて・・昔はよくあったのですけど。 で、その世界が本当にプリミティブ。最初の主人公の村はわたしゃかなり好きです。 いや、住むのは「ウルルン」出演でさえ無理だけど、ほほえましいというか、楽しそう。なんか、一瞬快適な暖かい部屋で大きいTVでDVD見ている自分より、焚き火の周りでみんなで踊ってるあの人たちの方が幸せなんじゃ?、って思えたり・・・。単純さに憧れる部分はありますね。それだけにその後の首都?の退廃&残酷な儀式には心打たれました。私はスプラッター映画好きなので、首がポーンと飛んだりするのは、大変好みであります。しかし、あの人たちの退廃・・あの人たちの盲目っぷり・・・は、実際に私たちの現実の生活に近い。なのであの首都シーンは、残酷さが嫌というより、自分達の 生活のさまざまな落とし穴を考えて少し現実に戻って鬱な気持ちにはなりました。 この映画で比較されているのは、主人公達の村(原始的社会)と、首都(あれでも文明的社会)であり、決して、最後に出てくるスペイン艦隊が善としてはは書かれてはいません。あらたな文明がやってきた・・・というだけであり、たとえそれでマヤ文明が結果的に滅びようと、主人公は、結局元の原始的な社会に戻ろうとするのですから・・。 何はともあれ、基本的には家族を救う為に、逃げ、戦いまくる男の単純アクション ストーリーです。はらはらドキドキも楽しいです。残酷描写は嫌な人は嫌でしょうね。 最近のメルギブソンの動向のおかしさは置いておいて、観ている間は何も考えずに お~~っと、観ることをおススメします。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-17 16:39:07)
7.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
いやあ、激しいなぁ~~。久しぶりに激しいものを見てしまったな、という映画です。 といっても、動乱の時代の中国を舞台にしている映画ですが、誰かが撃たれて死んだり殺されたり、といった映画ではないんですよね。せいぜい捕まって牢獄にいれられたり するくらいで。 何が激しいかというと、「愛」ですね。こんなに愛に全てをかけている男女というか 女二人(故レスリーとコン・リーが演じる二人)を見たのは久しぶりです。でも、 二人ともさもありなん、と思えるくらい、恋に落ちていく様子もちゃんと描かれています。レスリー演じる蝶衣は、子供の頃の京劇に入るまでから、入った後の体験が あまりにも過酷な為、どうしてもその中で助けてくれた石頭を好きになってしまうんですね。コンリー演じる元娼婦もそう。本当はたまたま、気まぐれのような事なのですが、あまりにも助けてもらうタイミングが良すぎて、石頭の事を「特別な男だ」と 思いすぎてしまう。そして、二人とも、本当に石頭に尽くす尽くす・・・・。 愛を争いながらも、どこか蝶衣と菊仙は似ています。同じ男を好きになり、同じ男に 自分の夢も人生も賭けた・・・・。石頭は本当に二人に愛をささげられるだけの 価値のある男だったのでしょうか?それは私にはわからなかったのですが、こういう 「やたらとタイミングのいい優秀なセリフを吐く、罪作りな男性」というのは実際にも 結構居ると思います。悪気はないけど、肝心な時に鈍感で、絶対に言ってはいけない セリフをぽろっと言ってしまう・・・。コンリーの演技が素晴らしく、女性の素晴らしさ・たくましさ・深さをよくあらわしていると思います。それだけに最後は残念 というか、菊仙の自殺だけは、監督の男のエゴが入っていると思いました。 菊仙くらい、頭のいい人なら、全てをかけた愛に破れても、あの男のもとを去り、たくましくやり直すほうが自然です。別れた女がいつまでも自分の事を好きだと勘違いしやすい男のタイプですね、監督は。女はもっとしたたかだぜ~。 蝶衣の10年後もまだ引きずってる様は、納得できました。蝶衣にとっては愛だけではなく、京劇という夢もすべてを賭けた愛だったのですから。いやあ、しかし、 愛って重いなぁ~~。
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-25 19:27:07)
8.  ブラックブック 《ネタバレ》 
ヴァーホーベン監督の良い持ち味は、なんといっても「エグさ」と 「いい意味での常に客観的な視線」にあると思います。 戦争やユダヤ迫害を描いた映画はたいてい、よく言えば「感動」「生きることの素晴らしさとそれを奪われる理不尽な悲しさ」を描いたものが多く、でも、ぶっちゃけ「主観的すぎ」「子供とかだしてこられたら、そりゃ誰でも泣くわい!!」「テンポ悪い」等の感想を抱きがちでもあります。(日本の8月前後にわんさか放映される戦争ドラマがいい見本でしょう)  この「ブラックブック」に関して言えば、とにかくものすごいテンポがいいです。 大変残酷なことが次から次へと起こるにも関らず、感傷的なシーンはほとんど ありません。その代わり、エロシーン・脱ぎまくりシーンは多いです(笑)そして、ユダヤ人・オランダ人(レジスタンス)・ナチス・英米軍、、 どの立場に対しても、必要以上に偏って味方をしている映画ではありません。というかみんなそれぞれ、嫌~~なやつと普通の人が混じってる。 この「公平さ」って単純にすごいなぁ~~と思いました。 「どこにだってワルはいるんだぜ。ナチスだけ、 戦争そのものだけ憎んでも戦争はなくならない。人間の中の悪がなくならない限り・・」というメッセージが明確にわかりやすく伝わってきます。 そして、ヴァーホーベン監督はこの映画でも、女性に対して、いつもの通り(笑) 脱ぎ散らかしまくり、下世話なシーンいれまくり、なのですが、 なぜかいつも、「この人ってもしかして、本当はフェミニストなんじゃないのかな」と 思わせてくれます。だって、監督の映画にでてくる女性は本当に、いつも、たくましく、強く、ずる賢く、本当の物事を見定める鋭い眼を持っていたりします。 エグイシーンのせいで、女性や良識ある男性からは 嫌煙されがちな映画かもしれませんが、生きることの本質的なものを本当にリアルに 描いていると思います。下の毛を染めているシーンに拍手です。染めなくても 手入れはみんなああいう風にしてるんだい!!
[映画館(字幕)] 9点(2007-09-25 14:08:46)(良:1票)
9.  インプリント ~ぼっけぇ、きょうてぇ~ 《ネタバレ》 
女郎・拷問・短めの話が好きなので、点数+2です。三池さん、やってくれるなぁ。 良く考えたら、怪我としては割と軽症?で終わる拷問シーンの、キッツイこと!! でも実際の女郎の責めもあんな感じだったらしいよねえ。 わざと、無国籍風に色鮮やかにファンシーな映像に作ってあるので、日本的リアルさが無く、なんとか耐えられたけど、胎児の堕胎シーンもキッツイなぁ。話もほんと、イヤ~~な話ですよ。ぼっけえ、きょうてぇ・・・(マジで怖い)。でも、この短編の世界から帰ってきたら、誰でも「私って、し・あ・わ・せ☆」って思えるから、そこはほのぼの(?)できるケド♪あと、最後のオチのお姉さんも、ちょっとかわいい(笑)  
[DVD(字幕)] 9点(2007-05-03 08:33:57)
10.  ギャラクシー・クエスト
夢見る頃を過ぎた人こそ、楽しめる映画ではないでしょうか。 落ち目のヒーローたちがもう一度夢に目覚めるステキな物語。シガニーが綺麗なのも、勇気づけられるし(笑)細かい会話も気をつけてみてると、とっても面白い。 素直に「頑張ろうぜ!!」って思える明るい映画ってありそうでなさそうなので、元気がないお勤め人の人には是非ゼヒ、おススメしたい。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-04-12 02:55:19)
11.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
感動した。自分が去年子供を産んだばかりという個人的事情 もあるのかもしれないけど、なんだか、全部、感動した。  この映画が「SFなのか?」って言われたら私はそっち 方面には詳しくもないし好きでもないけど、たぶん違うなぁ って感じなので、パッケージ・トレイラーはちょっと誤解を招きやすいですね。 設定は未来だけど、ものすっごい身近な話でした。 というか、これは基本的に「普通の能力しか持ち得ない人たち」 が困難な状況においてどう行動したか、の物語であって、ヒーロー・ヒロインたる人物はいない。特別な能力・魅力を持った人たちが未来社会で悪者を倒したり、世界を 救ったりする話では全然ないでしょ。だから、私は「設定の細かい所の謎・結局 何も解決してない終わり方」は気にならなかった。 えっと、、日本の第二次世界大戦時代を描いた映画とかドラマとかを見てる 感覚と結構似てた・・。「そっちに行くのは(トゥモロー号?)間違い かもね」とわかりつつも、「でも、この場合、そっちに行くしかないしなぁ」 っていう気持ちがすごくわかるというか・・・。普通の人が戦争時とか、 とんでもない状況にいたら、怪しくてもなんでも、たった一つの希望にすがってしまう だろうし、それは正しいと思う。消去法でアレなのよね。 不妊社会も本当にありそうだし、テロ社会も身近。こんなに身近な未来を見せられたら、子育てにも気合が入りなおしますって!。ベタなんだけど、赤をみて、動きが とまっちゃうみんなの姿に説得力があったなぁ。赤はみんなの宝なの。子供が 犠牲になる社会はクソ。そのことがちゃんと描いてある時点でこの映画はすごいです。
[DVD(字幕)] 9点(2007-03-31 13:37:20)(良:2票)
12.  フェノミナ 《ネタバレ》 
ジェニファーが、とにかくかわエエ!!美しい!ミステリアス♪おサルと博士が 泣ける。虫、ガンバレ!!モンスター子供もよく見たらキュート?かもしれない キモかわいさ。最後油断してたら首飛んだ。めっちゃイカス。
[DVD(字幕)] 9点(2007-03-28 18:15:51)
13.  ガタカ 《ネタバレ》 
こんなに全てが美しい映画はその後もなかなかお目にかかれない。 どこかミッドセンチュリーな雰囲気の近未来の舞台もスタイリッシュだし、 主演の3人も一番美しい時期に撮ったと思われる作品で特にユマ!! パルプフィクションの時も怪しい美しさでしたが、この映画のユマは本当に 光り輝く女神のよう。やっぱり恋してたからかなぁ・・・奥目の男に。イーサンホークもいつもは特にハンサムとは思わないんだけど、この映画だけは役柄とぴったり 外見がマッチしてるせいもあるのか、魅力的に見えました。ジュードは、もう 、言わずもがな。この時若いし、車椅子という効果的なセッティングだし、 ジュードはやっぱり「恵まれすぎた人で、悲劇的な」役が一番合うなぁ。 話も、必要以上に熱くなりすぎたり、ミステリアスになりすぎず、 割とたんたんと終末まで持っていく感じが上手くて好きです。 オチがちょっと弱いような気もするけど、いや~、この映画は この描かれた世界のスタイリッシュな雰囲気に酔い、遺伝子によって全て決められてしまうことの不条理に悲劇的な気分になることが重要なのかな?って。公開時、 「美しすぎる未来。君に、届かない」とかいうコピーでしたっけ?確かにイーサンに ユマは届かない嫁だったんだね。     
[映画館(吹替)] 9点(2007-01-06 00:00:25)
14.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 
公開当時、CMや宣伝から想像していた内容より(たくましく生きる兄弟の物語です風のコピーだった記憶が?)、ずっと救いのない悲しいストーリー だった為、ショックを受けた思い出があります。子供に見せると確かに繊細な子は 悲しすぎてトラウマになるかも?この映画に拒否反応を持つ人がいるのも、よく わかります。 大人になってみると、お兄ちゃんの高慢で思慮が浅い部分がすごく目につくんだよね、 「おばさんちで苛められてももう少し我慢しろよっ。とりあえず、せっちゃんだけでも、預けておけば、助かったかもしれないのに・・(叔母さん以外の家族はそんなに意地悪でもなさそう)他人の家でお世話になってたら、ちょっとは働いたり手伝ったりしろよ~!!いくらせっちゃんの面倒見なくちゃとはいえ、赤ちゃんでもないんだからさ~~、!戦時中とか関係なく、このお兄ちゃんはかなり頭悪い?空気のヨめない男の子ですぞ」みたいな。 でも、だからといってこの映画の出来には特に関係はない、、というか、 かえってお兄ちゃんがアホな世間知らずおぼっちゃんな所が戦時中のリアルなのかな?とも思った。軍人の子として無駄に誇り高く育っちゃってんのネ。 もちろんあんな子供だけで飛び出した兄弟が実際に多かったはずも ないだろうけど、親戚の所で苛められて、辛い思いをした人や、ムリヤリ 追い出されてしまった子供・・・。(せっちゃん達も結局追い出されてたかも) 死んでしまった戦災孤児たちは・・絶対たくさんいるでしょう。 そして、これは一応原作者の自伝でもあるのですから。 14歳って、まだまだ子供だよなぁ・・・みんながみんな、ちゃんと空気読んで おばちゃんのご機嫌取りできて、役に立つよう動けて、しぶとくて・・・ な訳ないもんね。蜻蛉のような、はかないあの兄弟の姿が、現実には より近いんじゃないの?と思ったら、やっぱり、この映画の もの悲しい雰囲気、、ラストの幻影シーン、、など素直に素晴らしい!と思う。 自分が子供がいることもあって、せっちゃんや兄が死ぬシーンは本当に 何度観ても泣いてしまう。子供だって、大人だって完璧に「正しい」人なんて 居ない、どんなアホな子だって、あんな風に死んでいい訳ない、、 戦争そのものの虚しさを描いた良作だと思います。 
[DVD(吹替)] 9点(2007-01-05 17:33:31)(良:1票)
15.  ニューヨーク東8番街の奇跡 《ネタバレ》 
暖かい、都会のおとぎ話。子供の時にみて大好きで、大人になってまた見ても やっぱり好きな映画。子供に見せたい。最近の実写の映画で子供にぜひ見てもらいたい 映画って案外少ない。ハリーもロードオブ・・も私は好きだけど、結構、残酷な 世界の物語だし、ね。この映画は小さいUFOがとにかく可愛いし、お話も登場人物一人一人が丁寧に書かれていて、ハッピーエンドで終わるからこそおとぎ話だけど、 最初の部分はかなり現実的な哀愁も漂っている所がまたよい。ジェシカダンディがとにかく好き。ほんと・・都会で疲れている人におすすめな癒しムービー。貴重。
[DVD(字幕)] 9点(2007-01-02 23:42:54)
16.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
今までの007シリーズがあまり好きでは無かった私の理由としては、 「ボンド、スカし過ぎ・・」ということが挙げられるんですけど(笑)そういった意味では、今回のボンドはと~~っても、人間くさくて、スカしてない(というかスカせない)、不器用なボンドで、そこがかえってセクシーで魅力的に見えました。これで、次回作からもしスカしたボンドになっていても、過去がわかってるから違和感なく観ることができそうです。 恋愛映画としても結構説得力があって、今までのどこか薄っぺらいお遊び的なボンドガール達との恋愛とは違って、今回のエヴァ・グリーンとの恋は真剣さが伝わってきました。エヴァは本当に適役だと思います。あの、フランス女優独特の「脱がなくてもセクシー、脱いでも安くならない」という高飛車で気難しい雰囲気が、一筋縄では行かない感じで、ボンドとのセリフのやりとりも、見事はまってましたね。実はツンデレ?で 頼りない所が、初心者ボンドのツボにはまって、恋に落ちていくさまが納得。 この役は、相当の美貌と、繊細な知的さが必要なため、なかなか他の人でははまらなかったと思います。エヴァにとってはこのカジノロワイヤルは当たり役ではないでしょうか。それはダニエル・グレイブについても同じことで、彼の元々持つ、「原始人(笑)」的ルックスを上手く逆手にとって、今までのボンドとは一味違うボンドを 作り上げたと思います。そう、ある意味、今までのボンドじゃ、もう、つまらなかったと思う。ピアースブロスナン的、ショーンコネリー的、「スマート?にやけてる? やたらと万能ですね?」なボンドは時代遅れって事。 CGに頼り過ぎないアクションシーンも新鮮。走りまくるボンドが新鮮。 オールドスタイルに見えて、新しい映画。「初心にかえる」ってこういうことか。
[映画館(字幕)] 9点(2007-01-01 12:25:11)
17.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
あまり前作の「ハンニバル」の映画が好きじゃない私としては、この「ハンニバルライジング」の方が、原作や「羊達の沈黙」のレクター博士に抱いたイメージに近かったので、なかなか面白かったです。(脚本もトマスハリスなので、そのせいもあるのかな) もちろん、レクター博士の後々のあまりの怪物殺人者っぷり を考えると、この作品でのハンニバル君は、まだまだ、控えめ・初心者な部分がたくさんありますが、年齢や、人生で唯一「癒し&愛」を与えてくれたレディ紫の存在を考えると、この時期が最後の人間→←怪物期だったのかな、とそんなに殺人のぬるさに関しては気になりませんでした。完全に怪物化して、超人化したハンニバルよりも、 こういう人間らしい部分を残したハンニバルを見せてもらって、ますますレクター 博士の事が好きに、というか、気になります。 妹を食べられた過去については、あれが後の全てのレクター博士の素ではないでしょうね。ただ、、前に本で読んだのですが、レイプされた女性のなかにはその後、わざと 売春や援助交際などをして、自分の身を汚そうとする女性が居たり、虐待を受けて育った人間の方が、普通の人より自分の子供を虐待する率が高かったりするようです。 なので、必ずしも、人間は「やられた傷」を再生して生きていこうとするより、 深すぎる傷をうけた人は、その傷を自ら掘るような事をして、生きていくしかないという場合もあるようで、レクター博士は、確かに、人間であることをすて、 再生する道も捨てて生きていく道を選んだのでしょう。 レディ紫を演じたコンリーが大変魅力的で、ただし、日本テイストについては、 中国と混ざっていて、日本人からみたら違和感はありました。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-28 11:50:00)(良:1票)
18.  A.I. 《ネタバレ》 
公開時に見たときは、エンターテイメント映画としてはストーリーが破綻している 事もあり、感嘆しつつもどこか理解できない部分もあったのだが、 自分が子供を持ってから見なおすと、とても胸にせまるせつない映画だった。 特にうちは男の子のせいか、ハーレイ君演じるロボットの絶望的な「母への 絶対的な愛」のインプットが胸に迫る。うちの子も、私なんてたいした母親じゃないのに、「ママ~~ぁママ~~LOVE」を毎日叫んでいます(小さいうちだけでしょうが)。小さい子供の親に対する愛情というのは、まるで、どこかのセンターでインプットされてきちゃったの??というくらい絶対的なものなのです。でも、ハーレイ君の 旅路はあまりにも過酷で悲しくて美しくて・・・・・。 スピルバーグ監督は、この映画で誰かを感動させたり、夢や希望をよびおこそうという ことはまるで狙っていないように思えます。監督自身の絶望感をキューブリックの原案に映し出したかのような、なにもかもが、幻想的で、悲しいおとぎ話。子供の頃、 スピルバーク監督の映画から夢や冒険心をたくさんもらった私ですが、この映画に 漂う絶望感も好きなのです。子供ロボットと、くまさんロボット(かわユス!) と宇宙人しか出てこないラスト。人間なんて本当は嫌いなんでしょう??
[映画館(字幕)] 8点(2007-08-21 22:27:38)
19.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 
久々にファッションに納得の行く映画を見たので、それだけで、+3点。 本当にアンハサウェイが納得の行く変身ぶり。もちろん元が良いのはわかるんだけど、 それでも、洋服一つ・靴一つであんなにかっこよくなるとはね。この映画のスタイリストは素晴らしい。ファッションを愛する人は必見ですね。 ストーリーは、恋愛部分に納得がいかないというか、あの恋人や友人は心が狭い 気がします。若いからしょうがないのかしら。どっちにしろ、あの子はマスコミ 志望なのだから、その後も忙しくなるのは必須なので、そのうちまた別れそう。 メリルのわがまま上司は良かった!!彼女のファッションも素晴らしい。そして、 わざと意地悪を言って、部下を鍛える、今では見られなくなった、古典的な 手法も(笑)。きっとメリルストリープ演じるあの女編集長は、「意地悪に 耐え抜いた部下にだけ、仕事の真髄を教える」という主義で、今から教える予定では あったんだろうなぁ。。と思います。だけど、残念ながら、アン演じる主人公は マスコミ志望ではあるものの「真にファッションを愛している」訳ではないため、 編集長の下を去ります。でも、あそこで鍛えられた「仕事に対して、絶対に成し遂げてやる!!という精神」はきっとどんな仕事に就いても、彼女に役立つはず。 そういった意味で、「今は無駄な努力に感じられることでも、努力はいつか、必ず何かの役にはたつ」という教訓もあり、なかなか良い結果だと思いました。
[映画館(字幕)] 8点(2007-07-25 17:58:43)
20.  ホステル 《ネタバレ》 
面白かった!!最後のほうはすっきりできるし、タランティーノ好きな人には なかなか楽しめるのではないでしょうか。 この映画は監督が実在するタイの殺人サイトを 基にしたドキュメンタリー映画を作ろうとして、身に危険が及びそうになった為、変更して、この映画になったそうですね。話題作りの嘘かもしれないけど、タイに父親が住んでいたことのある私的には、「あ~~、あるかもぉ」という話。 そして、若いときにユースホステルを利用してヨーロッパを日本人女子二人で周った 経験のある私には身につまされる痛い話。やっぱ、東欧とアジアは結構、危険だよね・・(反省)無事に戻ってきたのはラッキーということかも。 最初のほうのエロバカシーンは、「なんだこれ(失笑)、スプラッターに出てくる 殺される若者の典型的能天気って感じだなぁ」 と私(女)的には思いましたが、話が終わってみると、話の緩急をつける 事以外にも、重大な役割を果たしているのかも?と思いました。 「究極の快楽を求めて行き着いた先はアレ」という事を暗示しているんですね。 私は幸い(?)にもSMの世界には足も股も突っ込む予定もありませんが 30も過ぎてくると「性欲の行き着く先ってどこ?」という事についてはたま~に考えるわけですよ。まあ、私は別にどこでもいいや、って感じですけど、この映画の「行き着く先」には、ほんのすこ~し、納得かなぁ(怖)。ある意味、アムスの男のいう事は嘘ではないんでしょうね。ある種の人にとっては、あれが「究極」「全てに勝る」なんだから。 ただ、「使う」つもりでのこのこ出かけたら「使われる」側だっただけの話で。 そういう意味では風俗好きな男性にはぜひ見ていただきたい気もしますな。 自分も一回「使われて」みたら?な~んてね。使われる側が金銭で納得していたとしても(タイは本人が納得らしいです)やはり自分の快楽の為だけに誰かの体を「使う」という事には私は怒りを感じます。 スプラッターな部分はあまり、怖くもグロくもなかったです。怖いっていうことでいえば、ストレートチルドレンがガムと交換でオヤジ二人を打ち殺しちゃう場面の方が 本質的に怖い?所々「笑い」も入れつつ、「正義(というか復讐)」もちゃんと入ってるし、後味悪い感じはしませんでした。でも、「チェコにはもう、行くまい。」夫との 共通意見でした。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-26 11:00:27)
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