1. 恋人たちの予感
10代の時、お正月の深夜にテレビで流れてて鼻くそホジリながら見てたらドンハマりし、翌日速攻でレンタルして見たのが懐かしい。30代も半ばを超え当時は憧れの世界だったのに今はワリと日常と変わらない世界で驚いた。というか、もう自分があのビリー・クリスタルより歳上になったという事実。でも見終わった後の気持ちはあんま変わんないモノで不思議。大好き! [DVD(吹替)] 10点(2013-05-22 11:23:52) |
2. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 もう10回以上劇場で見たが未だに発見があります。10年以上前までは最初の猿人時代の描写に興味が持てず散漫に見ていたのですが、今回は引きこまれました。彼らの行動が今の私達と大きな違いはないーのだなと。ただ未来である『2001年』は猿人時代とは違いは黒い物体が何かを分析でき、追求できたーのだと。HALとのやり取りには今回もハラハラ。カットでの星々とモノリスとのプリミティブな組合せからのダグラス・トランブルのCGは毎回感動します。最後のボウマン船長の生活は見る度に解釈が変わるのですが「木星」に着陸し木星にいる「知的生物」に「地球のヒトという種の生物」として飼われているのを表しているのかなぁ....とか思ったりしました。文句なしの10点。これからも見続けたいし劇場でやっていれば足を伸ばすつもりです。 [映画館(字幕)] 10点(2013-05-20 15:53:26)(良:1票) |
3. その男、凶暴につき
《ネタバレ》 ショックだった。『キッズ・リターン』等たけし映画は観たがイマイチで『菊次郎の夏』と『アウトレイジ』はまー普通に凄いなーくらいの感想。だが。この映画は全然違う。比較に為らない。ストイックに削り取られたセリフ、真正面から捉えた画角。次々と形を変えて次々と折り重なる男の子の無邪気さ。みんな意地を張り合ってる。特にキャメラマンの技術の高さ・センス・色味は素晴らしい。強く印象に残るのは「逃げる容疑者が捜査官をバットで殴りつける」シーン。乱暴のスローモーションと見つめる子どもたち、バットの甲高い打撲音が甲子園球児の爽やかさを思わせ、滑らかに滑り落ち続ける穏やかな日常が世の無常さと繋がり心地良い。ラスト近くの地下室の光の陰影はもはや水墨画のようだ。銃から溢れる煙。キチガイの顔。美しい。文句なしの10点。 [DVD(邦画)] 10点(2013-03-08 01:14:38)(良:1票) |
4. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 警察署より逃げ出し、パトカーでハコ乗りするジョーカーの美しさは見るたびに強く惹かれます。 [DVD(字幕)] 10点(2012-07-31 15:53:18) |
5. 他人の顔
《ネタバレ》 誰しもが持つコンプレックス、 そして誰かと接する際に何らかの「仮面」を被り接していることを示している。 [DVD(邦画)] 10点(2012-03-16 18:04:47) |
6. 乱
ボク人生ベストの作品です。 初見は黒澤明が亡くなり、衛星第二で追悼放送された時です。 すべてのシーンが美しい一枚の絵画のごとく感じます。 大きな自然を美しく表現するには、ただ悠然な山花を撮るのではなく、 私たち『ヒト』が、ある程度共通に目で見て、耳で音を聞き、広げた見識、 過去の思い出やこれからの希望等を踏まえ、提示する...。 当たり前の話かもしれませんが、(エラそうに語ってすいません) 黒澤明は本作で究極の時限にまで引き上げ、作り上げました。 人と人が殺し合うのも、鳥が虫を殺し食べるのも、 木が育ち林が生まれるのも同じ自然で違いがない。 『空』や『無執着』に繋がる世界観、美しいッス!最高ス!乾杯! [地上波(邦画)] 10点(2010-12-11 20:58:24) |
7. わたしはロランス
すべての画が素晴らしく感動した。色味、画角、カメラの動きに惚れ惚れ。音楽のチョイスも素晴らしい。シーンによって空気が変化した瞬間を見事に描いている。絵力のある168分は疲れたが、短く編集されず見れなかったことは幸福。もう一度行ければ行きたい。 [映画館(字幕)] 9点(2013-09-16 23:26:05) |
8. エイリアン
《ネタバレ》 大変感動した。SFやホラーはあまり興味なくブレードランナーも理解できなかったので期待はあまりなかったが最初のタイトル登場のシークエンス(ソウル・バスだったのかー納得)から最後のエンドロールまで拘りきった映画だった。宇宙船のセット等は説得力を持ち現代的。モニターがフラットディスプレイでない事も疑問に感じないくらいに。エイリアン等の特撮も高い美意識と現実感の成立に感動した。例えば宇宙船外に出た時のヘルメットのクモリ(温度差から生じた?)の質感なんてたまらない。マザーとの会話のモニター画面も素晴らしい。ストーリーもハラハラドキドキでやばかった。シガニー・ウィーバーは女性的というより中性的に感じた。すごい魅力的。プロメテウスも見たい。 [DVD(字幕)] 9点(2012-11-06 22:36:18)(良:1票) |
9. レスラー
映画館でも家でも何度も見る映画。それに耐えうる作品だと思う。(途中です。) [DVD(字幕)] 9点(2012-10-13 16:39:11) |
10. オンリー・ユー(1994)
ラブコメ好きになった思い出の一本。ホンワカ気分。マリサ・トメイのキュートさにキュンキュンくる!「ディスティーノ!!!!」 婚約者にはホント同情。 [DVD(字幕)] 9点(2012-06-14 22:34:14) |
11. ブリット
《ネタバレ》 スティーブマックインの渋さだけでお腹いっぱい。刑事モノなのに最後まで銃を使わないという演出。粋すぎる。オープニングのかっこ良さは異次元レベル。最高。 [DVD(字幕)] 9点(2012-06-10 23:02:58) |
12. 家族ゲーム
《ネタバレ》 それぞれのカットが写真の様で見ていて飽きない。その意図を素直に心地良く考えながら見れ楽しい!それはセリフや各出演者の動きにも溢れでている。話し声が聞こえなかったり、レコードを流しているのにBGMが入らなかったりー。戸川純がトイレットペーパーを持っているのは往年のウォシュレットトイレCMへの裏返しなのだろーかー…とか。今回見て、ラストにどの様な意図があるのか考え、ネットで検索して様々な考えに接しれて楽しかった。黙祷。「キミを吸ってるじゃないか。いつも。」 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-12-26 17:00:54)(良:1票) |
13. パリ、テキサス
《ネタバレ》 ビデオ、DVDで繰り返し見た大好きな映画。いざ劇場でみると久々な所為か忘れ抜けてるシーンが多くて驚いた。単純に絵として美しい事に驚く。何故主人公が立ち去るのか納得できない。ゆっくり考えたい。10年後20年後と長い距離で観て自分を見比べていきたい。そんな鑑賞に耐えうる素晴らしい作品。 [映画館(字幕)] 9点(2011-12-13 16:41:43) |
14. 第9地区
公開時に見た時も感動しましたが、今回WOWOWで見て再度感動しました。 ボクはアクション映画ではなく、とても人間の内面を描いた作品だと感じます。 性別であったり、人種であったり、社会との関係性であったりする中で発生する差別、もしくは『侮蔑』。それらが積み上げられ、成り立ち続けるボクらの生活や感情を見せてくれます。 ヴィガスは差別者から被差別者、そして被差別者を庇護した際に受ける暴力を鮮やかに演じてくれます。ボクは彼の行動にひとつも疑問を持てなかったです。すばらしい! [CS・衛星(吹替)] 9点(2011-02-23 09:13:14)(良:1票) |
15. 刑務所の中
《ネタバレ》 ミニマルにループする生活。アルフォートが食べたくなるので注意!!!!!!!!! [DVD(邦画)] 9点(2010-12-11 21:55:30) |
16. ひみつの花園
《ネタバレ》 自分に嘘をつかないことが一番正しく美しい!のかなぁ。 見る度にマネしたくなるシーンが増えてます。 一番マネするのは『UFOを唄う咲子 → タバコを落とし火傷し「あ!」と言う江戸川』 [地上波(邦画)] 9点(2010-12-11 21:27:28) |
17. 利休
《ネタバレ》 素晴らしい。全ての意匠に破綻がなくシーンシーン毎への心配りには感動しかない。音楽や演技は最低限で必然性しかない。特に秀吉の目尻に金を塗って狂いゆく天下人として見せ、幼児の秀頼の前では老を覆い隠すように白塗にした意匠は素晴らしい。黒澤明の『乱』が民衆の持つ「動」を用いたのに対して、本作は勅使河原宏のハイカルチャーを用いた「静」なる答えか。 偉大なる作品。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-02-06 22:40:49) |
18. スーパー!
《ネタバレ》 おもしろかった。現実と虚構(妄想)の線引の曖昧さを突き詰めると、こうなるのかーと興味深かった。 [DVD(吹替)] 8点(2014-10-19 22:06:04) |
19. 恋の渦
自分の行動を俯瞰しているようで楽しかった。演技の稚拙さも途中から馴染むというか....。最終的には彼らの生活を覗き見するのが終わるのが残念だった。また会いたいなぁという気分。失礼ながら弟の彼女がもうちょっとカワイイと助かる。 [DVD(邦画)] 8点(2014-07-22 00:43:56) |
20. パシフィック・リム
理屈として通じないーなんて無意味。ポール・バーホーベン臭も甘美。2も楽しみ。 [DVD(字幕)] 8点(2014-07-21 15:31:12) |