1. グランド・ブダペスト・ホテル
画面構成や色のバランス、ギミック、間などの絵作りは素晴らしく、楽しい!のだが。ストーリーに引き込まれるかというと疑問。感情移入は一切できなかったしカタルシスも無かった。それが狙い通りなのかなぁ。思い入れは生まれなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2015-02-25 09:19:47)(良:1票) |
2. 6才のボクが、大人になるまで。
《ネタバレ》 朝ドラの丁寧なバージョンを見た。といった感じ。リアルな変化(太ったり髪染めたり)は見ていて楽しいし、そんなに起伏がないストーリーも悪くはないが、もっと主人公や家族の心の内を見せて欲しかった。感情移入できなかった。「あの坊やがすっかり大きくなって~」みたいな近所のおばさん的な気持ちになる工夫はもっとできたと思う。残念。 [映画館(字幕)] 6点(2015-02-15 23:09:17) |
3. エクソダス:神と王
《ネタバレ》 2014年版の『宗教画』といった赴きで素晴らしい。群衆の描写や動物の発生などのCGの破綻が無く、さすがリドリーと感銘。しかし最後の波ではややCG臭さが出ていて水の描写って難しいんだなぁ...息切れしたのかなぁと思ったり。結末がわかっていても飽きさせない構成力も感銘。さらに隕石落下によって海が割れたー等の現代の視点をバランス良く入れ飽きさせない。もっと長いディレクターズカットがあるーとの話聞いて楽しみにしてます。 [映画館(字幕)] 7点(2015-02-03 16:33:00) |
4. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 長くても一本にまとめる!って気概は素晴らしい。各シーンに必然性も感じるし緊張感もあってよかった。結局お似合いなのかなぁ。妹さんがかわいそう。っつーか妹は何故自立しないのかそこは不思議。 [映画館(字幕)] 6点(2015-01-02 18:11:58) |
5. 紙の月
《ネタバレ》 劇場で見てよかったです。ただ、この作品が好きかと言われると私は苦手。宮沢りえは美人には感じられないが、木々にイルミネーション輝く中、大学生と歩く時に見せた少女の顔は印象に残りました。小林聡美に美しさを寧ろ感じるのは小市民だからなのか....。あの時に宮沢りえも小林聡美も犯罪という一線を超えたか超えなかったかの違いしかないーという共有する時間があったのはよかったです。でもなぁ、そこからいきなり走っているシーンに飛ばすのはズルいなと。そして最後のタイのシーンはいらないですね。すごく無駄に感じました。安っぽい輪廻感の押し付けに感じました。横領する前の彼女なのでしょうか。どちらにしろ苦手です。その時に着けてる時計を見忘れたなーこの映画は時計がキーになっているので(カルティエの時計を着けることで虚栄心と旦那との乖離とか)。 [映画館(邦画)] 7点(2014-12-26 23:25:46) |
6. ウルフ・オブ・ウォールストリート
おもしろかった。乱痴気騒ぎの描き方も品がある。客観的な描写に留めていて実感がわかない。その分、二人目の奥さんとの最後のセックスの描写が痛々しく素晴らしい。もうひとつ、取引中の証券会社をただ進むカメラのシーンがある。周りが異常であることに麻痺していく彼らの描写はまるで動物園のようだ。その客観的な描写が美しい。劇場に行かなかったことを後悔した。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-26 09:52:25)(良:1票) |
7. インターステラー
《ネタバレ》 2001年をクリストファー・ノーランが再構築!!!楽しみ!と思って劇場へ封切り初日に見ました。残念ながら自分には興味が持てず、失敗作に感じました。3時間の中で一睡もしなかったのは驚きだったけどすごーく疲れた。一つ一つの話の整合性が乱暴的にしか感じられない、謎が解けたらいきなり病床なのも時間の次元がコントロールできたから?にしてもなんかズッコケた。ズッコケが多い。火事から戻った兄を妹が抱きしめたら納得?みたいなのも合点がいかないし。そういうのが多すぎる。2001年は意味不明な箇所が詩的にロマンチックに受け取れたのは奇跡だったのかなぁと思ったりした。何より不満なのは2001にあった土星へ入って行く超越的な描写の現代版がほぼ皆無だったこと。これは本当に残念だった。ゼログラビティの志しの高さを逆に感じた。本作は残念な作品だった。あとタイトルも検索時にダフト・パンクの「インターステラ」が出ることを考慮して 「インターステラー」にしたのだろうか?と邪推してしまう。伸ばす必要感じない。劇中でも伸ばしてないし。ハンスジマーの音楽はワリとよかった。それくらいが救い。ギリしょぼ映画じゃないので4点。 [映画館(字幕)] 4点(2014-11-24 02:13:14)(良:1票) |
8. スーパー!
《ネタバレ》 おもしろかった。現実と虚構(妄想)の線引の曖昧さを突き詰めると、こうなるのかーと興味深かった。 [DVD(吹替)] 8点(2014-10-19 22:06:04) |
9. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
《ネタバレ》 ダークナイトレベルの作品!って聞いて楽しみにして劇場へ。敵味方よくわかんないまま怒涛のようにノリだけで押し切られた感じ。よかった。アライグマは最初キモさを感じたが最後には愛らしいキャラに感じれるから不思議。続編も楽しみ。 [映画館(吹替)] 7点(2014-10-02 09:09:11) |
10. 青天の霹靂
《ネタバレ》 オールウェイズ三丁目の夕日みたいだなぁって印象。もっと無茶をして欲しい。安牌狙いな感じに受けた。期待しています。 [DVD(邦画)] 5点(2014-09-16 11:11:38) |
11. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
《ネタバレ》 ワリと深い話なのかなぁと期待したものの、途中から親友が実は敵だったのでがんばって死闘っていう流れになりやや残念。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-16 11:04:23) |
12. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 矢口史靖っぽいけどちゃんと進化も感じれてよかった。人と人のつながりの気まずさ、楽しさがよく出てる。まぁ解りやすい比較対象としての都会の描き方の雑さもご愛嬌か。伊藤英明が好きになりました。 [DVD(邦画)] 7点(2014-09-16 10:53:56) |
13. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 IMAX 3Dで鑑賞。物語の丁寧さが目立った。ムートー同士がキスするところはグっときた。あとはヒッチコック「鳥」へのオマージュでニヤリ。 伊福部昭の音楽が一切ないのが残念。 [映画館(字幕)] 7点(2014-08-10 18:32:44) |
14. 恋の渦
自分の行動を俯瞰しているようで楽しかった。演技の稚拙さも途中から馴染むというか....。最終的には彼らの生活を覗き見するのが終わるのが残念だった。また会いたいなぁという気分。失礼ながら弟の彼女がもうちょっとカワイイと助かる。 [DVD(邦画)] 8点(2014-07-22 00:43:56) |
15. her 世界でひとつの彼女
今っぽい設定に見せかけて「実在への疑問」という普遍的なテーマを内向した素晴らしい内容。もう一度見に行こうかなーと思ってます。 [映画館(字幕)] 7点(2014-07-21 15:34:27) |
16. パシフィック・リム
理屈として通じないーなんて無意味。ポール・バーホーベン臭も甘美。2も楽しみ。 [DVD(字幕)] 8点(2014-07-21 15:31:12) |
17. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 川崎IMAXにて鑑賞。サンドラ・ブロックのドジッコっぷりにイラったり親近感湧いたり。物語の終わりが見え始めた時寂しく感じた。エンドクレジットで地上管制官がエド・ハリスで驚いた。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-10 09:28:02) |
18. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 堤真一が演じるとあまりダメ男に見えないー為かまったく暗く感じない。だからこそエンターテイメントとして成立しているのだろうか。主人公の個人主義の徹底はブレておらず歳下のバイト仲間にも娘にも自立した一個人として接しており公平で観客からは絶対正義・神のように映る。それが彼自身の劣等感・敗北感から産まれたとしても尊いものだと私は思う。もっと容姿がダメダメな人が主人公を演じたらどうなるのか見てみたい。(一応劇中には対となる存在・キャバクラで正社員になったハゲおっさんがいるけど。) [DVD(邦画)] 6点(2013-12-02 10:07:02) |
19. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 予告で人がバタバタ死ぬのが小気味よかったので楽しみにしていた。本編もZがまー大勢でゾロゾロ走ってて楽しい。イスラエルの描写も好き。なんかオチに尻すぼみ感を感じつつも現実的でもあり、その後の顛末も見応えがあって楽しかった。Zになった人を治すのは無視で虐殺しまくるって倫理観がぶっ飛んでておもしろい。この辺をバカ真面目に法規化するまでを描いた映画とか見てみたい。なんて思ったり。 [ビデオ(字幕)] 6点(2013-11-26 14:21:02) |
20. 中学生円山
コメディ映画の皮を被ったトレンディなカルト映画。どこか森田芳光の家族ゲームのような食感を感じる。ダラダラとしたストーリーとは脱線したエピソードもあまり邪魔臭くなく楽しかった。ポップでいいです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-26 14:05:21) |