1. 貞子vs伽椰子
《ネタバレ》 公開前のYoutubeやInstagram等を使ったPRからネタ映画だと思っていましたが期待以上の面白さでした。脚本が正統派かつ丁寧なもので良かったです。貞子は長い髪の毛と邪眼を武器にした能力者で伽椰子親子はパワータイプで得意技は跳躍して標的の首をへし折る事と特に過去作品のファンでなくても分かりやすくて素敵ですが、肝心のバトルが物足りないです。伽椰子が獲物を捕らえた後に高速で下がる習性は何かの虫みたいで何度観ても凄く良いし、テレビに俊雄が吸い込まれたシーンは爆笑しました。皆の演技も良く水責めは印象的でした。美少女の悲痛な叫びで終わるのも伊藤潤二的で素晴らしかったです。大学の先生がビデオを観る時に、ビデオカメラを回して「私は〇〇です。〇時〇分、今から呪いのビデオを観ます」という記録映像を撮れば良かったと思います。ラストは結果的に倉橋有里を依り代としてしまったのかもしれないと納得のいくものでした。経蔵の「貞子!会いたかったぜ!」みたいなノリは大好きですが、すぐに気を失ってしまい連れの少女も腰を抜かしてしまうので、少女が小さな結界を張ったりして「お、ガキが意外に強い!」という展開があれば最後はもっと盛り上がったと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2016-07-17 12:13:06) |
2. ダーク・プレイス(2015)
《ネタバレ》 「プリズナーズ」に匹敵する緊張感と殺人(推理)クラブの面々の登場もあって一気に没入できましたが、彼は悪い事には悪いとちゃんと言うという伏線がありながら、28年も黙って服役している事が、お母さんを守るためではないようですしどうしても引っかかりました。また彼がリビーに声をかけた後どのように逮捕されたかも重要シーンだと思われるので省略して欲しくなかったです。協力者ライルは最後の方は出てこなくなるので、何もかも終わった後に黙って主人公の肩に手を置くなど、殺人クラブ(出たの結局最初だけじゃん)全員は無理でも彼は最後に出して欲しかったです。クロエは適役でした。お母さん(クリスティーナ・ヘンドリックス)は見た目は知的で可愛かったです。期待したより少し下でしたが数少ないミステリーなので観て良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2016-07-16 02:47:47) |
3. ワイルド・スピード/SKY MISSION
《ネタバレ》 豪華な映画になりましたが、どのシリーズ作品よりつまらなかったです。セクシー要素も取って付けたような感じで、全編に漂う熱気、男が好きなものを詰め込んだ感じは無くなりました。本編は車が大破→乗員は傷1つ無しの繰り返しで、最序盤のドラッグレースが本作のピークでした。どんなピンチが来ようとまたかという感じで観るのがきついです。アブダビはまさにジゼルのためにあるロケーションですがいなくて本当に残念です。ブライアンは殆どのシーンが代役のように感じました。フィリピンで人工台風を起こし不妊剤を入れた食料を供給する計画に気付いた為ポールは殺されたそうです。ヴィン・ディーゼルでは感傷にふけるばかりで何も行動は起こせないでしょう。 [映画館(字幕)] 0点(2016-07-12 23:20:24) |
4. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
《ネタバレ》 前作「ウィンターソルジャー」が大好きで2年間ずっと楽しみにしていましたが、「シビルウォー」は激戦の末キャプテンが投降して亡くなり、バッキーが後を継ぐ話ですよね。映画ではキャプテンは死なないしただのアベンジャーズの1エピソードになってしまい、とても残念です。前作でS.H.I.E.L.D.がヒドラに乗っ取られていたのに、またすぐに乗っ取られそうな組織を作るという映画版ストーリーは全くノレませんでした。空港でのヒーローチーム激突は、ヤンキー漫画のただの殴り合いみたいな規模の小ささでした。スタークもギラギラしていつも余裕をかましている感じがなくなってつまらないです。 [映画館(字幕)] 0点(2016-07-12 23:14:52) |
5. マーターズ(2007)
《ネタバレ》 「これはDVDにして良いものなのだろうか」と日本の販売会社が自らパッケージに書いてしまっていますが、マーターズはガチです。一生忘れられない映画だと思いますが、高得点にして良いのかは迷います。 [DVD(字幕)] 5点(2016-07-12 08:28:12) |
6. THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
《ネタバレ》 幼い頃からずっと自分の事を思ってくれる人の気持ちに気が付かない主人公。「BORUTO」も忙しくて息子にかまってやれず息子が反発というテーマで似ていますが、それが孤高の忍者だからとかはなくどちらも単にコミュニケーション不在なのだがそれが面白いと思ってしまう作者がまだまだ人間として未熟だという気がして、全く面白くない作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-07-11 20:43:39) |
7. セッション
《ネタバレ》 陰湿ないじめを受けながらもしごかれた経験は誰にでもあると思うので、そういった人間の性質を映画でうまく表現できた凄い作品だと思います。最後の演奏はずっと見たかったです。 [映画館(字幕)] 9点(2016-07-11 18:20:12) |
8. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 普段は怒りも興奮もなく職務にまっとうしますが、タイプライターを素早く隠して肝を冷やしたり、クリスタ=マリアに1ファンとして熱烈に訴えたり、デブ専熟女デリヘル愛好者だったりするヴィースラーさんがとても可愛いです。鑑賞後はいつもとても清らかな気持ちになります。本作を超える映画が今のところありません。 [DVD(吹替)] 10点(2016-07-11 18:08:44) |
9. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 ティーン向け小説のような内容。スターウォーズってこんな感じじゃね?みたいな姿勢を感じてがっかり。カイロ・レンはしょぼ過ぎ。レイア・オーガナは私生活で色々あり過ぎて品のないお婆さんだし、期待して損しました。近年のアメコミ映画はシリアス志向ですが、仕切り直してこれではこの先も期待できない。男性が主役の重厚な、唸るようなSWが観たいです。 [映画館(字幕)] 0点(2016-07-11 18:07:04) |
10. プリデスティネーション
《ネタバレ》 ボマーになるまでの描写が全くないという1点のみで10点行かないという非常に残念な映画ですが、私はプロット重視なのである意味では最高点に近いです。サラ・スヌークが魅力的で、ジョンとジェーンで過ごした時間は知的で甘くてとても素敵でした。 [DVD(吹替)] 9点(2016-07-11 04:07:08) |
11. 映画 みんな!エスパーだよ!
《ネタバレ》 理想的な都市の在り方が描かれています。グラビアアイドルが大好きなので、こんなにたくさんの方が活躍していて夢のような映画だと思います。「新宿スワン」で深水元基が凄く格好良かったので、こちらも観たらこれはもうダメだと思い爆笑しました。愛知在住ですが近所にはおばあちゃんしかいないので今すぐ豊橋市へ越したいです! [インターネット(字幕)] 6点(2016-07-11 03:33:12) |
12. ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ
《ネタバレ》 80年代ホラー映画をリスペクトしているようですが展開が退屈で、エログロが全然ないため物足りなかったです。ただエロい男が一人いるだけなので呆然としましたし、ホラー好きなら特殊造形にもこだわって欲しいです。タイッサ・ファーミガは可愛いですがつまらなかったです。子供の頃ワクワクしながら観たのは、やはりおっぱいとグロだったのかと気付かされました。 [インターネット(字幕)] 2点(2016-07-10 23:15:53) |
13. スター・トレック(2009)
《ネタバレ》 2作目(「イントゥ・ダークネス」)が面白かったのでこちらも観ましたが、カークが卑怯な手を使ってスポックを陥れたりセコい手を使って宇宙船に乗りこんだり人間性がどうも好きになれず、艦長として堂々としていた2作目ほど面白くはなかったです。まあ英雄も下積み時代はそんな感じなのだろうし単に好みの問題だと思いますが。 [DVD(吹替)] 5点(2016-07-10 21:04:55) |
14. リリーのすべて
《ネタバレ》 「博士と彼女のセオリー」もそうでしたがエディ・レッドメインの映画はガチで具合が悪いですね。街並みや質素な暮らしもとても良いし、自分自身を遂に手に入れたリリーと最後までそばにいたゲルダもとても印象に残りますが、楽しい映画かと言われればとても苦しいとしか言いようがないです。アカデミー主演男優賞にノミネートされましたが、エディ・レッドメインの演技は俺凄くね?感がもうすっかり出過ぎていて、賞が獲りにくいのではないでしょうか。室内でもスーツ姿がキマっていました。 [映画館(字幕)] 5点(2016-07-10 15:30:31) |
15. ヒューマン・トラフィック<TVM>(2005)
《ネタバレ》 大変な力作です。裸を見せないのが不自然でないのも巧いです。2007年頃、テレビ東京で前後編に分け深夜などに何度か放映しましたが、その度に観てファンになりました。社会派とエンターテインメントのバランスが絶妙で、5年振りに観てもやはり面白いです。 カルポヴィッチの「なぜ年増がいるんだ」という台詞がテレ東吹き替えだと「ババアじゃねえか」だったのが懐かしく、DVDに吹き替えも収録して欲しかったです。 [DVD(字幕)] 10点(2016-07-10 15:10:01) |
16. ラブライブ!The School Idol Movie
《ネタバレ》 キャラが可愛くて気になっていたので観に行きましたが、かなりつまらなくてびっくりしました。中学生でももっとマシな物語を描くだろう。秋葉原中央通りに比べて、NYタイムズスウエアの描写がやっつけ過ぎだと思います。楽曲も基本ワンコーラスであまり印象に残らず、キャラが動き過ぎておかしいと思います。最後の曲も時間がなかったのか2番以降はキャラが映らないし、散々な劇場版だと思います。入場者特典で金を落としてもらえれば内容はどうでも良いやという姿勢が垣間見えます。握手会CDやこのような萌えアニメが氾濫して中年男性が養分となり、老若男女ともに電車内や食事中もスマホをポチポチしてるだけで国家が滅びました。 [映画館(邦画)] 0点(2016-07-10 01:42:51) |
17. ピース オブ ケイク
漫画原作の恋愛映画は毎年次々と作られていますが、本作はきっとその中でも自然っぽさが抜群に良いのだと思います。このような気持ちはしばらく忘れていたと気づかされました。恋愛は面倒だと思うようになり一途ではなくなったりしていましたがもっと素敵なものだと本当に忘れていたので改めたいです。繰り返し観たいです。 [インターネット(字幕)] 8点(2016-07-09 23:36:42) |
18. 新宿スワン
《ネタバレ》 居心地が悪く中盤までなかなか入り込めませんでしたが、龍彦が街頭で女の子たちに次々と感謝されるシーン、ボーリング場のシーンあたりから面白く感じるようになりました。真虎はいつもスマートにキマッてるし、深水元基は今回はタフガイで格好良かったです。秀吉の本名が私と一緒でダイキなのですが、この映画はダイキが成り上がれなかった話だったという事でしょんぼりしてしまい全く予想外の気持ちになり、意外な収穫に観て良かったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-07-09 16:46:04) |
19. リアル鬼ごっこ(2015)
《ネタバレ》 何かタイトルが違う気がしますが「今朝見た夢」みたいな空想感覚を存分に楽しめました。何かの劇場版アニメのようなプロットだと思いますが敢えて実写でやったのが良かったと思います。ジブリのダーク版のような位置で結構好きです。エンドロールは牢獄から抜け出たような不思議な爽やかさがあります。小林泰三的な理屈では測れない感じが凝り固まった頭には楽しかったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-07-09 11:21:22) |
20. クライング・フリーマン
《ネタバレ》 kindleで原作ファンになったので気になり観てみましたが、あの鮮烈な世界はなくベタ移植という感じで地味になってしまい面白味がないです。主人公は原作そっくりのイケメンで、ベッキー似のヒロインと共に美男美女でよく見つけてきたなという感じですが、もう二人とも映画活動はしていないようで残念です。「サイレントヒル」でファンになりましたが、クリストフ・ガンズは昔からとにかく原作の再現度に物凄くこだわる監督なんだなあというのはよくわかりました。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-07-07 23:42:24) |