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Y-300さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 87
性別 男性
年齢 31歳
自己紹介 採点は甘め。
でも、10点は特別に好きな映画にだけ。

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1.  オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
車というのは人間と一心同体で、映像作品においては人間を象徴するものとなることが多い。 本作でも「自分が責任を取って行動する」という主人公の意志が、一人で真っ直ぐ目的地に向かって運転する様とシンクロしている。  大きなアクションが生まれない車の中で、ここまで観る者を惹き付けられるトム・ハーディーの一人芝居は圧巻。 劇中、彼は絶望的な状況に落ちていくのだが、彼の落ち着いたキャラクター設定とコントラストが効いていて飽きることなく引き込まれた。 仕事も家庭もぐちゃぐちゃになるのを分かったうえで、自分が正しいと思うことを全うする彼がカッコいい。  自分自身が夜のドライブが好きなこともあってか、観ていて落ち着く。DVDを手に入れてから頻繁に観てる。よって満点!   あと、「制限速度は守らないと」という台詞がコンプライアンスを意識しているようで面白かった。
[映画館(字幕)] 10点(2020-09-16 08:54:13)
2.  フォーリング・ダウン
とにかくキレまくる『 D-フェンス』という中年男の人物像と過去、そして目的を小出しにして見せていく演出にグッと引き込まれましたね。何をされてもどんなことを言われても怒りを抑えるロバート・デュヴァルとの対比もナイス。笑えるシーンが沢山あるのですが、そこには「怖さ」も含有されています。「笑いと恐怖は紙一重」という言葉がありますが、まさにそれです。後がなくなり、文字通りフォーリング・ダウンしていく人間をこれほどまでにおかしく、そして恐ろしく描いた作品はあまりないのでは?人種間の対立や思想の対立も描いており、これらが排他的な「怒り」に繋がることも指摘していると考えられる。かなりの秀作だと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2014-11-30 23:24:44)
3.  マグノリア
月に一回、この映画でルイス・ガスマンを演じたルイス・ガスマンのことを思い出してニヤニヤしてます。やっぱりねー、映画は私的なものが一番だと思うんです。この映画では沢山の人物が登場しますが、そのうちの半分は監督の性格と自身の経験をモチーフに創り上げられていて、残りの半分は自分の身の周りにいた人たちを参考にしていると思います。パーソナルな気持ちを前面に押し出したアートはグッと来るし、そのパーソナルさに共感できれば、親友の話を聞いているようで、物凄く濃い時間を過ごせるんですよね。大好きです。天気の悪い休日には「またアイツらに会いたいな」とこの映画のことを想います。
[DVD(字幕)] 10点(2014-11-30 23:15:14)
4.  フロム・ダスク・ティル・ドーン
映画はアートであると同時に商品でもある。仮に映画そのものの評価が低くても、観客動員数が良ければその映画は成功と言えるのだ。 興行収入を上げることのみに力を注ぎたいのなら、必ずしも「面白い映画」を作る必要はなく、「面白そうな映画」でもいいわけである。 面白そうな予告編やあらすじに釣られて観てみたら、内容がスカスカだった・・・という経験をされた方は少なくないだろう。そういう映画の中には、あくまで「面白そうな映画」として作られただけのモノもきっとあるはず。  だが、本作は違う。実際に映画を観ないと体験できない楽しさと驚きを与えてくれる。他人からあらすじを聞いただけでは味わえない面白さがちゃんとある。 タランティーノやロドリゲス率いる製作陣が「面白い映画」を本気で作ろうとしていたのが分かる。「どうやったら観客に楽しんでもらえるだろう」と趣向を凝らして作っているのが画面からみっちりと伝わる。  これは観た人全員が満足するかは分からない。後半のバカバカしさに乗れない人もいるだろう。しかし、観ている最中から心を鷲掴みにされて、見終わる頃には本作に愛着が沸いてしまう人も多いはずだ。 バカバカしいけどアツい映画。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2021-07-16 22:41:46)
5.  ノーカントリー
セリフが少なく、具体的な状況説明が抑えられているのだが、観ていて置いてけぼりになることはない。一つ一つのカットも長くて静寂なシーンが多いが、飽きることはなくて、むしろ緊迫感を与えてくれる。 今は何が起きているのか、どこにどのような危険が潜んでいるのか、そのようなことを観ながらに自然と考えられて、ぐいぐいと引き込まれる。  コーエン兄弟の独特なブラックユーモアはほとんどないが、欲に目が眩んだ人間が運命に逆らえないまま転落していくのは彼らの映画ではお馴染みの展開。 人間の無力さを描くのが巧い。上から目線な言い方になるが、ストーリーテラーとしての力が半端じゃないと思う。  そして、言うまでもないが、ハビエル・バルデムがとてつもないインパクトを放っている。演技を越えた強烈な"存在"と化していた。  「ルールを守って生きた結果がこれだとしたら、そのルールに意味はあるのか」というセリフが忘れられない。 一度対峙してしまったら避けられない、強大な悲劇の恐ろしさを痛感させられた。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2021-06-17 11:37:36)(良:1票)
6.  異端の鳥 《ネタバレ》 
ひたすら続く暴力描写に目を背けながら観ていた。 どうして同じ人間がこんな恐ろしいことを他の人間にできるのかと。  しかし、少年をレイプしていた男がネズミがうじゃうじゃいる穴の中に落ちたとき、自分は全く動じずにスクリーンを見つめていた。 むしろ「やった!」と喜んでいた。当然の報いだと。 なんなら落ちる前から「落とせ!落とせ!」と期待していた。 結局、自分も暴力を肯定していることに気付いて怖かったなー。 その根本は「少年が彼から逃げてほしい」というものであったとしても、あの男にくたばってほしいと思っていたことに変わりはない。  「これは悪だ」と信じてしまったら、それに暴力を振るうことを悪だとは思わなくなる。 第二次世界大戦時に数多のユダヤ人が犠牲になったホロコーストに限らず、ほぼ全ての暴力、殺傷はその心理から来るのだろう。 そして、自分も他人事ではない。
[映画館(字幕)] 9点(2020-10-19 09:29:30)
7.  ウルフ・オブ・ウォールストリート 《ネタバレ》 
清々しい映画だ。  人を騙し、法を犯し、金をガッポガッポ手にしたジョーダン・ベルフォート。 そんな彼が会社を失い、家族を失い、投獄されてしまうのだが、それを特に惨めには描いていない。 なぜなら、これはベルフォートの自伝に基づいた映画だから。 彼の嘘に騙された被害者の顔が一つも出てこない本作は、ベルフォートの青春映画なのだ。 だから悪びれる必要なんてない。 これが彼の謳歌していた青春だから。  自分のやったことが正しくないということぐらい、ベルフォートも分かっているだろう。 ただ、自分は絶対に"勝ち組"だった。勝っていた。 ベルフォートはその自信を持って過去を振り返っていると思う。  「コカインと風俗をやらずにこんな仕事できねえよ」 「俺は金持ちと貧乏を両方経験したが、絶対に金持ちの方が良い」 「全ての悩みを金で解決できるようになれ」 欲望剥き出しの直球すぎる台詞たち。 深みもへったくれもなくて大好きだ。  著名な監督と豪華キャストが集結した制作費1億ドルのハリウッド映画なのに、とてもギラギラしている。 傑作である!
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-10-19 00:38:44)
8.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 
ラスト、大きくなったジェイソンがバイクのエンジンを「ブロロッ」とかけたところ・・・ゾクッとした! 初めて聴いたときはあまりの爆音に泣いてしまったあの赤ん坊が・・・。 彼がどこまで親父の血を受け継ぐことになるかは分からないけど、母親と一緒に幸せになってほしいな。  この監督の映画はこれが初めてだけど、いいですね! 特に役者の使い方が好き。 登場人物の感情が大きく揺さぶられる場面でも、仰々しい泣きの演技はさせない。 たとえば、ルークが「息子の初めてのアイスクリームは俺が食べさせたい」と天井を見つめながら話す場面で、隣にいる元カノは泣いているんだけど、顔は半分フレームアウトしていて、焦点もボヤけている。 毎回役者の演技が力よすぎると映画の緩急がなくなるから、こうやって上手くバランスを取ってるんだと思う。  レイ・リオッタもめちゃくちゃ気味の悪い役なんだけど、相手をビビらせるような台詞は吐かず、ただジッとこっちを睨みつける・・・怖い!  登場人物が心の中で思っていることを独り言にする必要なんてない。改めてそう思った。 デレク・シアンフランスさん。これは今後要注目の監督だ。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-10-11 23:06:50)
9.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
この映画に隠された秘密が明らかになったときに、「じゃあ、なんでもアリじゃん!」と思ってしまう方も多いだろう。 でも、これは映画だからこそできる表現だと思うので、自分は好き。 よくこんな脚本思いついたなー、そしてこれをよく映像化できたなーと感心。 最後の最後にもう一個サプライズ用意してるし、めちゃくちゃサービス精神旺盛じゃないか! 無駄がなくてテンポもいいし、もう好印象しかない。 題名を"アイデンティティー"にしてるのも潔くて、「実は最初からネタバレしてたんだぜ」と言わんばかりでカッコいい。  しかし、モーテルに駆け込んだ"人格たち"がみんな愛らしくて、観ながら自然に応援してたので、普通にシチュエーション系サスペンスとして完結してほしかったという思いも少しある。  ジョン・キューザック・・・カッコいいな。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-10-05 11:50:05)
10.  万引き家族
土手を歩いていて、下校途中の同い年くらいの男の子たちとすれ違ったときに「学校は勉強できないヤツが行くところだ」と呟く祥太。 家のすぐ隣で楽しげにボール遊びをする父子の声を聞き、空気を溜めたビニール袋をサッカーボールに見立てて祥太と戯れる空想を始める治。 こういう『一般的』とされる人たちと、本作に描かれる『特殊』な主人公たちを対比する演出がさりげなくて自然で好き。 そのときに『一般的』とされる人たちの顔をあまり映さないのがポイントだと思った。一般的な生活を営む人からすると、この家族はあまりに異質で、交流するきっかけもなく、自分たちからは『見えない存在』となっている。もっといえば、異質すぎる故に交流することを拒み、わざと見ないようにしているのかもしれない。 その一方で、この万引き家族のような『特殊』な側に立つ人たちも、他人から知られてはいけない秘密を抱えている故に、社会から目をつけられないように『見えない存在』として生活することとなる。  見えない現実。見たくない現実。 それを優しいトーンで僕たちに見せてくれる是枝さんの変わらぬ意思に感銘を受けるばかりです。
[映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 23:55:12)
11.  怒り 《ネタバレ》 
その人を信じているから、信じていたいから、疑ってしまう・・・ということなのだろうか。  冒頭に紹介される殺人事件の犯人が、本作の登場人物の誰かだということを仄めかす演出をしているので、観ている側の緊張感も高まり、グイグイと引き込まれた。本作はジャンルとしてはドラマに分類されるのだろうが、『犯人探し』というサスペンスが加わることによって、よりスリリングな映画になっている。 全貌をヴェールに包んだ状態から少しずつそれを剥がしなら観客に見せていく、美しいストーリーテリングだ。  千葉、東京、沖縄。3つの場所で別々のストーリーが展開されるのだが、その結末のコントラストも興味深い。 洋平と愛子は信じることを諦めかけたものの、田代をもう一度迎え入れることができた。 直人への疑いが晴れないまま時が過ぎた結果、優馬は予期もしなかった永遠の別れに涙することとなった。 そして、田中を信用していた辰哉は、完全に裏切られることになってしまった。  しかし、こうして見ると実はあまりコントラストにもなっていないような気もする。その人を信じていたかどうかなんて関係なく、裏のありそうな人間を勝手に信じたり疑ったりしていただけで、他の人間が知らなかった現実がただそこにあるって感じ・・・かな?  「辰哉は山神容疑者の顔写真を見ていないから何も疑っていなかっただけなんじゃないか」とも思ったが、例えば洋平は初めから田代に不信感を抱いていたから、彼を八王子の事件の犯人だと疑ったのかもしれない。田代のことを信用していたら、山神に似てるとすら思わなかったんじゃないかな?優馬に関してもそうで、知り合いの多くが空き巣に遭っているということと、若い女性と一緒にいる直人を目撃したことが重なって、直人に不信感を抱いていた。だから、テレビに映った山神の顔が直人に見えてしまっていた、なんてことはないだろうか?  いずれにせよ!良い映画だ。役者たちの熱演ぶりにはただただ感動するしかない。
[映画館(邦画)] 9点(2016-09-27 00:43:27)
12.  シン・ゴジラ
なんてパワフルな映画なんだ。本作の作り手たちの、スクリーンからはみ出すほどの気迫に興奮せずにはいられなかった。 制作陣の「面白い映画を撮りたい」という気概が、劇中の世界にいる官僚や自衛隊員たちの「ゴジラから日本を守りたい」という意思にそのまま昇華されているように感じた。 むしろ、「もし、今の日本にゴジラが上陸した場合、政府は、自衛隊は、日本は、一体何ができるのか」を徹底的にリサーチ・取材し、その結果を基に作り上げた映画なのだから、本作に登場する人間たちは、この映画の制作スタッフたちそのものだと言って良いだろう。  人間であることを誇りに思えるというわけでもないけど、人間って凄いなと思った。 地球上のありとあらゆる資源を搾取し、それが枯渇したら新たな資源を自ら作り出す。それによって自然環境のバランスが崩れ、我々は異常気象や自然災害に見舞われる。 しかし、多くの仲間や物資を失ってもなお、我々は立ち上がり、これを乗り越えて、元通りの生活に戻していき、更に資源の搾取を続けていく。 そんな人間の我儘さと気丈さをも描いている(と僕は思ってる)映像作品が、人間に観てもらうためだけに産み出されていること。それを観て心を躍らせている人間(=僕)がいること・・・それらがとにかく異様であるような気がしてくるのだ。人間の歩んでいる歴史の凄まじさに今更ながら驚いてしまった。この気持ち、自分の文章力ではどうも上手く表現できないのだが・・・。
[映画館(邦画)] 9点(2016-08-18 20:43:38)
13.  レヴェナント 蘇えりし者 《ネタバレ》 
「生きようとする力」で云えば、フィッツジェラルドからも凄まじいものを感じられた。常に死と隣合わせのような状況で生き残ろうとするとき、仲間を欺くという選択肢も必ず出てくるはずだ。実際にやるかどうかは別として。 フィッツジェラルドの話を聞く限りだと、彼はどこかの部族に捕らわれて頭皮を剥ぎ取られるという凄惨な過去を持っている。彼もまた一度死んだ身、レヴェナントなのだろう。  林の中で高木を見上げた映像と、地面を這って前進するヒュー・グラスのコントラストが、自然の過酷さを観ている者に体感させる。熊に襲われるシーンはもちろん、川の激流に巻き込まれる場面など、臨場感のあまり息苦しくなることが度々あった。 しかし、観ていて最もゾクゾクしたのは、グラスとフィッツジェラルドの決闘だったかもしれない。自然の強大すぎる力を掻い潜った後の、等身大の相手との重力と重力のぶつかり合いは生々しかった。  「映画を観た」という満足感を与えてくれる映像が十二分に詰まった、素晴らしい作品だと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2016-05-24 12:56:21)
14.  セッション
突出している人間はどこかが大きく欠落しているように見えるもの。一つのことを追求していくと、周りが見えなくなって他人に不寛容になることもあるし、邪魔なものを徹底して排除しようとしてしまう。しかし、大きな目標の達成のためにはそういうこともせざるを得ないということか。ラスト10分くらいは観ている人の多くがただただ圧倒されるでしょう。皆がおよそ同じような感情を抱くということがこの映画の完成度の高さを表していると思います。ただ、出来上がりすぎていて、逆にこちらが入る込む隙がないというか。映画の方が一方的に喋っている感じがするのが少しだけ気になった。あと少しだけ余白があれば大好きになっていました。
[映画館(字幕)] 9点(2015-04-22 00:02:16)
15.  ザ・スナイパー(2005)
大好き。陽気な殺し屋ジュリアンと、生真面目なサラリーマンのダニー。この二人の不思議な友情の物語です。二人の対比が絶妙なんです。とっかえひっかえで女をひっかけて遊ぶジュリアン、学生時代から付き合っている妻を愛し続けるダニー。特殊な生業ゆえに一般人には分からない孤独を抱えるジュリアン、平凡だが悩み多い人生を自分なりにしっかり生きるダニー。二人はたまたま“出張先”が同じだったことから出会う。パッと見では正反対に見える二人ですが、不思議とウマが合った。クライマックスでは、お互いの生きるべき道を相手に示し合います。これぞ友情!公衆の面前をパンツ一丁で堂々と歩くピアース・ブロスナンは見物ですよ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-04-13 21:36:44)
16.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
商業主義に中指を立てつつも、結局は自分のキャリアや野望を捨てていない。アーティストとして生きることのもどかしさを滑稽に、そして切なく描いているように思えました。何故、自分はこの世界にいるのか。自分のやりたいことをやるだけではダメなのか。もっと高みを目指さないとダメなのか。自己満足ではダメなのか。自分はダメなのか。・・・それでも自分はアートを創り上げてみせる。自分はこうやって生きるんだ。・・・そんなアーティストたちの叫びたちが聞こえた。ワンカットに見えるように撮られているので、途切れのない一つの劇のようでした。圧倒的な台詞量がこれまた劇っぽい。アツい映画でしたよ。
[映画館(字幕)] 9点(2015-04-13 01:57:16)
17.  ドライヴ(2011)
主人公がとにかくクールで、「自分もこんな男になってみたい」と思いながら鑑賞していました。この感覚は、僕が子供の頃に映画『バットマン』を観ながら「バットマンになりたい!」と強く願っていたのと似ている気がします。この寡黙なドライバーから、スーパーヒーローのような資質を感じました。荒っぽさはあるものの、真っ直ぐと自分なりの「正義」を実行する。男の憧れですね。本作はとにかく画が最高に綺麗でした。台詞も極力抑えられていて、映像で表現しています。俳優陣の演技も一級品。音楽もスタイリッシュでカッチョイイ。アーティスティックな作風ですが、娯楽性もあるので見やすいと思います。酔いしれちゃいました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-12-08 23:34:23)
18.  パルプ・フィクション
ジョン・トラボルタが投げキスするのを真正面から撮ったシーンがあります。これがめちゃくちゃダサいのに、めちゃくちゃカッコいいんですよ。「カッコいい」と「ダサい」は表裏一体どころか、ほぼ同質なのかなと思いましたね。この映画が全体的にそんな感じでした。「どんな感じだよそれ!」と思った方も居られると思います。そんな方々は是非見てください。見ると分かります。分かると思います。とっても馬鹿らしくて、最高にクールな映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-04 18:30:20)
19.  ラブ・アゲイン
ラブコメというジャンルそのものをネタにしているような、とてもクレバーな作品だと思いますね。それでいてアッと驚くストーリー展開で不意打ちを与えるのがこれまた素晴らしい。エッチなジョークも下品すぎなくて、ちょうど良い。これくらいなら子供に見せても大丈夫・・・だよね?ね?・・・映像も割と凝ってて、キャストには美男美女が揃っているので見栄えもグーです。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-11-30 23:47:10)
20.  ゼロ・グラビティ
他の方々が既に仰っていますが、これは映画館で観ないと無意味です。真っ暗な映画館は本作にピッタリな環境だし、大きなスクリーンで観ないと立体的な迫力を味わえないし、本作の絶妙なSEの使い方は映画館の大音響で初めてその効果が存分に発揮されます。これはもう、ブルーレイとかDVDを発売しないで、月に一回くらいのペースで劇場で上映し続けた方が良いんじゃないかと思います。映画というよりはアトラクションですね。それでいて映画的な美しいショットも楽しめます。ただ、繰り返し観たくなるストーリーではないのが弱点。
[映画館(字幕)] 9点(2014-11-30 23:29:49)
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