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グルコサミンSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 281
性別 男性
自己紹介 基本 SFとアクションとコメディが守備範囲。
映画通ではなく、中レベルの映画ファンです・・。
苦手なジャンルや興味のない映画は元から見ないし、観て良かった作品ばかりレビューしてるので、8~10点ばかり付けてしまいます。
期待した作品と、期待してなかった作品で、評価が上下してしまう癖が
あります。あと話題の大作とかには、評価は辛目です。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 《ネタバレ》 
アニメ映画2作目の、その後の話なのに、ほぼほぼ同じ轍のストーリー。展開のみならず 端々の言い回しセリフも同じものを採用、カット割りまでアニメのものを実写にしてたりする。 それならば正面からパート2の実写化をすれば、清々しかったのでは? 微妙に恥ずかしい絵になってる。  ドラマ部分での、演技の間合いが、どーもかったるいものがある。固定した構図で役者のセリフの後の間が長い。 今どきの映画監督なら、もっとカメラワークに工夫をすべきだ。微妙にパンとかズームアウトとか光の演出とか 幾らでも方法はある。動きのない演技のシーンで、見る側が飽きてしまうのをカバーできる。 例えば、高島礼子氏の船上で敬礼のシーン、ただ撮ってるだけで間が長くてシラケている。 コレ、撮ってしまってから、面白い絵になってないと気付いたら、編集で短くする事は出来た筈。 ココに、違和感感じないのであれば、編集のセンスが無いか、役者に忖度し過ぎのへっぴり腰でしかない。 日本映画全般の悪い癖・・テンポが悪いのだ。 演劇や舞台のセンスかも。 日本の映画はみんなそうだ・・ 娯楽映画を撮るセンスが育ってない。 こんなんだからアニメに興収負けてばかりなんだよね。 CGの出来については時間がまだかかるのだろうが、撮る、編集するセンスはすぐに変えられることだ。 日本映画界の年寄りは、そういうセンスを持った若手に道を譲るべきだし、出資者も気付くべきだよねえ。残念。
[DVD(邦画)] 5点(2023-12-06 23:52:06)
2.  フライト・クルー 《ネタバレ》 
ヒロインの先輩パイロットに、「君は女だ、パイロットじゃない」は禁句。 言ったらオシマイの地雷ワード。 男の俺でもドン引きした。 しかし、それほど怒らない女。 さすが男尊女卑のロシア。  火山島からの脱出。溶岩に飲まれるクルマから脱出して困窮後、しかたなく空港まで歩く展開? 流れる溶岩に囲まれつつあるのに、走るのではなく、避難民と歩いて行くの? で、歩くシーンは無しで、空港に到着のシーンへ・・(笑  給水塔が倒れれば滑走路の火災が鎮火して離陸が可能のシーン。 倒れるまでのシーンは長いが 倒れて火が消えるシーンは無し。 離陸成功のシーンへジャンプ。 出来が悪くてカットか?  出火警報してたエンジンが、その後復活して警報が消え、飛び続けるシーン。 都合良すぎ。 そんだけ丈夫ならたかがバードストライクでエンジン死亡とかも無くなる事に。  あと20分で燃料切れの飛行中の貨物機から、ワイヤーとカーゴで大量の避難民を後方旅客機へ 人力で移動。カーゴ1回ですら時間的に無理だし、片肺飛行で不安定なのにそんな神経使う飛び方 出来るわけない。このシーンはもう無理難題の最高峰だが、問題の解決のシーンは殆ど映像に なっていない。 わーわーキャーキャー言ってるだけで操縦士までもが綱渡り成功した事になってる。  ここまで弱音一つ吐かず、クールに島民を連れて逃げてきたのに、ラストの着陸の時だけ 上司や先輩に対し、急に不安と自信消失を訴えるとか、どんな台本やねん。(笑  いろいろ馬鹿丸出しの映画でしたが、着陸成功のシーンで、管制塔の職員達のため息と沈黙は ロシアらしくていい。 アホなハリウッド映画なら抱き合って絶叫しちまうトコ。  映画の脚本は大事ですよ。絶対不可能なエピソードはボツにしないと、リアリティ無くなって もう入り込めなくなる。 それをどんな大金掛けて映像作っても子供のアニメでしかなくなる。  久々に大笑いしました。 もしかしてコメディだったの?
[インターネット(字幕)] 3点(2022-08-17 09:18:23)
3.  告白(2010) 《ネタバレ》 
この監督、映像表現が独特ですね。 屋外のシーンですら、人工の光と影のような不思議な絵になってます。 それが幸か不幸か、一回目の鑑賞では、嫌味に感じてしまい、評価対象外でスルー。 がしかし、ホラーの「来る」を見た後だと、この映像が馴染んでしまい、これが正解のような・・。 いずれ、一回目の時に強かった「薄気味悪い子供たち」の拒絶反応が薄れて、二回目はじっくり 鑑賞できました。 点数上方修正します。 にしても原作の通りサイコな少年達に対し、正しい裁きではなく、地獄の復讐を仕掛ける教師。 その復讐の為には、ターゲットの家族も、クラスメートも、新任教師も、巻き込んでいく冷血に対し、 どういうわけか共感してしまう自分の危うい資質に気づかされる物語。 ラストシーンで、相手の口癖を真似る元担任女教師。 二回目の鑑賞では、超はまりました。  難点は、音声の編集ですね。会話の一つ一つが、表の意味裏の意味あるので、聞き取れないと 意味が無くなります。でボリューム上げてると、子供の絶叫シーンで盛大に近所迷惑になる。 子供の悲鳴とかは、無茶苦茶体裁悪いのでヤバいですう・・ 家庭向けDVDはその辺を 考慮して編集してもらいたい。 映画館ならこのままで良いとは思いますが・・ てなわけで、レンタルして視聴の際は、字幕出して観るのをお勧めします。 これじゃ日本の映画なのに、洋画と変わらないじゃん・・と最近、切に感じますわ
[DVD(邦画)] 8点(2022-08-07 19:05:13)
4.  グラスホッパー 《ネタバレ》 
多分、ストーリーの弱さは、原作のせいなのかもですが・・それコミでの評価です。 主人公鈴木の活躍がありません。 市場独占の為に、あまりに理不尽な動機のテロ事件。 彼女を殺された鈴木の怒涛の復讐劇が始まると期待してたのに、第三者的な殺し屋が出てきて あっさり仕留めてしまいます。 極悪人の苦しむ姿はなく、断末魔は見られません。 「あなたに復讐は似合わない、だって虫も殺せないでしょう?」 いやいや、ツマんないよソレ。 その辺が評価上がらない原因じゃないのかなあ。 殺し屋鯨と蝉の戦いは相打ちとなったが 死んだ後で、一緒にドライブのシーンて、要る?  原作にどう描かれてるのか気になってきた・・  とにかく、鈴木はもっと仕事してもらいたいし、寺原会長は断末魔の結末としてください。6点    ※原作読みました。 原作と違いますね。  原作では、押し屋の槿が最後まで鈴木に絡んできます。鯨が鈴木に迫るのも阻止。 また、寺原会長と鈴木の対面は無いですね。比与子を殺すのは蜂ではなく槿。 この監督、結構いじくりまわしてしまいました。 結果として、原作にあった「押し屋と鈴木の友情のようなもの」が薄くなってしまいました。  ストーリーを変更した事で、寺原会長がクローズアップ、その結果として、観客の期待は 寺原会長の死に方に寄せられてしまいますが、そこが甘くなったので、映画として失敗。 いつもの事ですが、「原作の方が面白かった」感が残りました。 残念、更に減点です
[DVD(邦画)] 5点(2022-07-17 22:29:18)
5.  ラプラスの魔女 《ネタバレ》 
原作が問題でしょ? マジに東野圭吾の浅はかな小説を映画化とか止した方がいい。  サイコロの回転と跳ね返りを計算して、出る目を言い当てる時間的余裕が0.2~3秒とか どう考えても人間には無理。スーパーコンピューターでも絶対無理。 物理的に不可能ではない事は判るものの、その計算の為には、元になる距離や重さ、材質の 反発の度合い等の情報が数値で測定し、そのデータ数値での計算になる。 計算は早く出来ても測定は時間がかかる。 もうこのシーン、見た瞬間にアホラシくて目が点。 気象予報も、膨大なデータの測定があっても、計算で特定は困難で、過去例に当てはめてみるとか で発表している。 空を見て肌で感じて、どれだけ測定して数値化できるというのか・・ ばかばかしい。  SFは、シロートを騙せるくらいの、科学的な可能性の崖っぷちで創作してこそナンボです。 科学技術の進歩の描写で飛躍した絵にしたいなら、時代設定は充分に遠い未来とすべきだ。 だいたい、捨て身で復習の計画に、なんでこんなに困難な殺し方する必要があったのか。 硫化水素使えばいいだけであり、3人を拉致して復讐なら、もっとシンプルで良かったはず・・。  こういうネタは、シリアスにやると赤っ恥かくだけだから、コメディにでもするしかない。 悪いのは、シリアスに小説書いた原作者ですがねえ。
[インターネット(邦画)] 3点(2022-04-17 22:13:32)
6.  JUNK HEAD 《ネタバレ》 
面白いけど・・ 本音言えばココで終わるのが残念。 製作に手間がかかったかどうかは置いといて、終わり方含めて脚本は微妙でした。 見せ方はコマ撮りにしてはなめらかで、後半のアクションシーンは、普通の映画並みに カッコ良くて、前のめりになりました。 音楽や音響もツボにはまりまくりです。 ただその一方、設定や世界観の理解が追い付かなくて、解説が欲しいです。  まず主人公の人間は、地下に来た時に首だけで生きている理由が??です。遺伝子操作で 不死身になったのか、意識だけ移植したアンドロイドとして来たのかワカリマセン。 地下で1600年かけて進化した生命体マリガンに、ほぼ人間の知的な種と、クリーチャーか モンスターの種がいるが、生殖能力の鍵を握るのは、下等な種の方だという理由が??でした。 また地下で出会った女の子は、まるで人間だけど、登場人物としての立ち位置が不明。 もしかしたら、続編では、その辺の疑問への解答が得られるのかなあ。 で、本来の調査の為の旅が始まるところで、映画は終わり。 いやいや、こっからでしょ映画の核心は・・・? インディージョーンズが、失われたアークを探す度に出て、悪党と戦って、ヒロインと出会って いよいよ本格的に旅に出かけるトコで終わったら、皆さんどう思います? この映画、絶対にエピソード1でしょ? 事情はともあれ7年かかった1作目です。 完結編が見れるのはまた7年後なのでしょうか? それまでオイラ生きてるかな・・?。  でもでも、なんていうか凄く快感な映像や音響に、病みつきになりそうな旨味があるんですよ。 できれば、監督が一人孤独な制作に見切りつけて、複数のスタッフに作業を分担し、2~3年で続編を 完成させてくれるのに期待するしかない。死ぬ前に是非見せていただきたい。 なので、出来ればこの映画はもっとヒットして、お金稼いでもらいたいです。 そんな気持ちに溢れながら、映画館を出ました。だからナントカ皆さんも映画館で見て下さいませ。  で・・・続編の制作へ大きな期待を込めまして、異例ですが2点追加とします。
[映画館(字幕)] 9点(2021-05-05 16:41:53)
7.  ローン・サバイバー 《ネタバレ》 
なんか、フェイク疑惑の噂のある原作らしく、事実がどうなのかが気になります。 それは置いといて、敵は一発で倒れて戦闘不能になり、流血しながら追って来たりはしません。 こちらの4人は撃たれても、撃たれても、血だらけで戦い続けてるのが、変です。 ランボーやシュワちゃんでも、あんなにケガしたりしないし、実際無理でしょ。 そこは根性一発で、アメリカ人はアラブ人よりも、ダイハードなのさって事・・?  ストーリーも、たった4人で、敵が200人の陣地へ接近とか、無茶な作戦を実行する割に 困ったら助けて貰う前提になってて、4人の救助の為に15人死ぬのが正しいのかねえ。 決死隊なんだから、自決用の薬でも持って行くしかなかったよ。 こっちの4人が死ぬか生きるかを、ハラハラしながら見てる観客は、40人も50人も 撃ち倒される敵側の人間はどうでもいいのかねえ。 彼ら4人は、作戦を失敗したかのように落ち込んでいたが、自分たちの10倍の人数を 倒したんだから、前向きに考えれば良いと思うのだが、命の価値が違うのかねえ。 まあ戦争が起きる原因は、宗教や価値観による考え方の違いによるものだから・・  にしても、敵の数200人のタリバンは嘘で、10人程度だったという噂もあるし、 脚色を通り越して、着色し過ぎた物語に、感動は出来なくなりましたので、点数は低めです。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-04-03 22:37:42)(良:1票)
8.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 《ネタバレ》 
家族には遺産ゼロ、逆にお気に入りの他人に全て相続は、自分にはチョット受け入れがたい。 そんな遺言書いたから、それをウッカリ話したからこそ起きた事件。 死んだジジイも原因である。 更に、間違いが重なり、筋書きとは違う展開になり、「誰が得をするのか」の視点は、犯人探しに 結びつかなくなるという、こんがらがりを、よくぞ紐解いた名探偵? ナカナカ面白かった。 途中ダレて、リタイアしそうでしたが、最後まで見て正解でした。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-03-22 22:56:51)
9.  屍人荘の殺人 《ネタバレ》 
オーマイガー! 最低の出来じゃないですか!? よくも、こんな駄作作りましたねえ。 全ては脚本のせいとも言えるけど・・  駄目な物に気付かず製作してしまった関係者全員には、黒歴史でしょう。おめでとうゴザイマス。 まあ、浜辺美波ちゃんと山田杏奈ちゃんが可愛いので、損した気分は薄くなりましたが・・ 伏線かと思った部分は、のきなみ「ただの偶然」としてしまい、犯人の行動の根拠が弱くなっても 気にもせずに、フィナーレが来ます。 なんと、問題のゾンビテロリストが誰かは忘却したままで、 中村倫也がゾンビになって凱旋したら抹殺されてエンドロール。 わーお なんて素敵な不快感。 一緒にレンタルして来たミッドサマーが、名作のように感じる程の後遺症が残りました。 日本の映画界は、ちっとも進歩してないと言う事を、証明した貴重な迷作の誕生でした。 是非、皆さんもご鑑賞下さい。
[DVD(邦画)] 3点(2021-03-04 22:53:55)
10.  ハンターキラー 潜航せよ 《ネタバレ》 
潜水艦の映画と観れば、期待値以下なんでしょうね。 戦争を回避のために、極力戦闘を避け、終盤は逃げ回ってるだけでツマラナイかも。  ただ、もっと大きな視点で、クーデターへの阻止へ向け、両国の分別ある軍人や政治家が、 最良の落としどころへ、手を取り合って成し遂げる物語は観てて気持ちいい。 思い出すのは、ショーンコネリーの映画レッドオクトーバーですね。 あれはクーデターとは違うけど、戦争の回避に、敵同士なのに協力する物語。 あの映画が好きだったので、こちらも楽しめました。  最後に悪者の要塞にミサイル攻撃した駆逐艦のシーンに違和感が・・ 駆逐艦の艦長はドゥーロフの手下だったのに、ミサイル攻撃を許可するとは思えない。 要塞が粉々になった後で、駆逐艦の指令室のシーンに、手下の艦長・・居ましたっけ? 周りの乗員に拘束されたのか、なんなのか気になるんですが・・(笑  都合良すぎな点も多いし、いろいろツッコミどころもありますが、スルーしておきました。
[DVD(字幕)] 8点(2021-02-02 16:13:46)
11.  オリエント急行殺人事件(2015)<TVM>
放送当時、録画してみたけど、あまりの長さに、後編を飛ばし見して、記憶が薄くなった今・・ 借りて来て見直しました。 笑いの少ない前編に対し、コメディにしてしまった後編は蛇足と感じてたのに、今回意外に引き込まれた。 推理する側からの視点の前編に対し、犯人達側からの視点の後編。 実に興味深いです。 仇討ち、敵討ち、復讐、制裁、私刑、それにより殺人の共犯になる悲壮感は乏しく、逆に意気揚々として 参加する面々のやり取り(勝呂からみれば舞台裏のやり取り)が面白い。 なるほど、これは新しいリメイクの手法なのかも。 ただ、5時間半もあるので、週末に観た方がいいです。 平日の21時に観始めた自分は睡眠不足で ふらふらしました・・。 つい一気見する面白さでした。
[DVD(邦画)] 8点(2020-12-04 22:11:09)
12.  アジョシ
見たいものが最近無くて、他人のイチオシで鑑賞。素直に面白かったなと。 元暗殺部隊のスーパーな主人公が、隣人の窮地に立ちあがり、悪人を一網打尽・・てな、 お約束シナリオと言えばそれまでですが、面白いんだからしょーがない。 日本映画ではなかなか踏み込めない残虐でグロいシーンがあり、万人受けとはいかないけど 大人向けのアクション映画は、本来かくあるべき。 儲け優先で、大人から子供までとか言って、箸にも棒にもならない映画になるよりは遥かにイイ感じ。 ラスボスの断末魔にあともう一工夫欲しいかな、庶民・特に子供の敵の、悪魔の悲鳴が足りません。  韓国映画独特の鼻に付く演出が無いわけでもないが、まあまあクールにまとまった方かも。 まだスマホが多くないとこが、10年前の作品らしい部分。リメイクされてもいい時期かなとも思いました。 そんな期待をしてしまう程、面白かったという事です。
[DVD(字幕)] 8点(2020-11-30 23:43:51)(良:1票)
13.  黒井戸殺し<TVM>
アガサの原作は知りません。 誰かに勧められて気になっていた作品。 今回やっと見れました。 中盤まではあまり面白いという感じは無かったのだが、ラストでガツンと殴られたような驚きが・・。 なる程、登場人物がそれぞれに秘密を持っていて、本当の供述は半分程度。普通の捜査では迷走確定。 しかし、勝呂探偵の目は最初からターゲットを捉えていたのだろう。すべての不可解な行動と調査は 犯人の筋書きの荒を、一つ一つ拾い集めて推理の土台を固めて行く作業だったと・・。 そして、普段の人を食ったような素振りとは裏腹に、各人物の心の奥にあるものを確実に捉える。 推理物の古典では、現代のような科学捜査は無いに等しい。その中で犯行に至る背景、動機、 実行の可能性、そして犯行を裏付ける材料を積み上げていく。 本来多人数で時間をかけて捜査を される工程を、実に効率よく探って行きながら、周りからは不思議な変人にしか見えない勝呂。 犯人を見事に翻弄し、気付いた時には反論の余地は残っていない。 ラストシーン、解決したものの、救われない現実を前にした孤独な探偵の表情が忘れられない。 強い印象が残る映画でした。  最初と最後が全く違う映画・・。 実にオモシロイ。
[DVD(邦画)] 8点(2020-10-31 21:53:37)
14.  ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 
はははは 痛快です! 仕置き人ランボー、期待して待ってたかいがありました。 悪党には手加減無用。 断末魔の制裁を見たかったので、期待通りの100点満点。 チョット過激なので、地上波ではご覧にはなれません。  「シルベスター・ホームアローン」という批判がありますが トラップなら、1作目でも山中でアレコレやってましたから、自分は問題無しです。 勧善懲悪な連中に、容赦ない地獄の仕置きの連発。 前作のラストでは、銃座で連射してるだけで、イマイチつまらなかったのですが 今回のトラップ攻撃の方がカタルシスに溢れてる。 兎にも角にも、悪党の苦しんで死ぬシーンが肝。ラスボスの爆発シーンとか飽き飽きしてました。 久々ストレス解消になりました。(笑  残念な点がいくつか 例によって協力者になるキャラはいますが、何を手伝ってくれたのかがよくわからないし そのままで、その後はもう出番なしなのは残念。 それから悪党に友人を売り飛ばした悪女への、お仕置きが無いのが少々不満。 それらを補填して、戦闘シーン増やして、あと10分長ければ最高だったかな。 アメリカ映画界の90分ルールで、編集削除された可能性かもしれない。  エンドロールで、歴代のランボーの雄姿が、アルバムの様に紡がれていて感慨深い。 また1作目から見直したくなりましたよ。 
[映画館(字幕)] 9点(2020-07-05 01:36:36)(良:2票)
15.  人間の時間 《ネタバレ》 
主演が日本人女優で、一体どんな作品か気になって映画館へ・・ しかしこれは無いでしょう・・。    ホラーでもゾンビでもSFでもアクションでもない。 ただただ、レイプと殺戮と、血みどろ人肉食いのオンパレード。 設定も唐突で、脈略も伏線もなし。エログロスプラッターファンタジー。   ヒロイン夫妻(なぜか日本人)以外の数十人は、クズな人間ばかり。 もう一人のレイプ被害者も除外だが、チャングンソクについてはアウトだろう。 極限状況での人間の粗暴な本能行動を描いたとか言われてるが、 その前に、普段からすでにレイプ・輪姦や売春が当たり前の最低人間ばかり。 韓国人の民度がこの程度かと世界に発信したいのだろうか。    出航して直ぐに食べ物への不満爆発とかもおかしな脚本。それぞれがいくら払ったツアーなのか? 何故国会議員だけが良い物食べてると問題なのか? 宿泊部屋も不公平だと皆怒り出すのだが、 日本人には理解不能な物語だ。と思ってたら、日本人オダギリ夫妻もご立腹・・?    緊急事態・食料不足の後で配給されたオニギリ1個を「こんなんで足りるか?」と怒り出し 食べる前に投げ捨てるとか、目が点。とりあえずその1個を食べてから文句言わない? 仕方なく死んだ人間の肉を食べるにしても、調理もせず生食。いやいやありえん。 火が使えないわけでもなく、厨房があるのにサバイバル工夫する気が皆無。    手榴弾で爆死した死体が、何故か損壊してないとか、詰めの甘い設定や描写・・ 「海が無くなったと」いうセリフだが、雲の下には街並みが見えている。 乗客が「船が空を飛んでいる」と認識できないのは何故なのか・・ 善人側のチャングンソクも、手榴弾で何度も大量虐殺を犯した父親を庇い過ぎ。 左腕の肉を切って食わせたヒロインの、その後のシーンでは左腕は無事とか・・・ 全てが稚拙で低能な造り。 中学生がスプラッター作ってみました的な作品。    サービスデーの料金でも、高い! 吐き気だけが残って被害甚大・・
[映画館(字幕)] 2点(2020-06-20 23:55:23)
16.  終わった人 《ネタバレ》 
ポスターのイメージが完全にコメディ然としていて、勘違いしました。 いやもしかして、コメディのつもりで撮った映画? ならば更に減点なんですが・・ 笑い少な過ぎ。 主題は誰しもが通過する定年という節目。  で、予想したのは普通のサラリーマンの定年かと思いきや、東大出のエリート崩れという設定が邪魔。 まあ、だからこそ人生の最後に勝ち組になりたくて、デカいチャンスに飛びつく物語なのだろうが キャストのエリート設定だけで、興味が無くなってしまう。 後はエンディング待つだけの視聴。 外国の映画賞取ったと聞きましたが、どこが受けたのかサッパリ?? 気になる部分も少なくない。社長を引き受けるのに唐突だし、責任範囲確認したのかどうかとか・・。 老人向けに目を付けたIT会社の大口取引先がミャンマーとか変だし。 一番はコレ ↓ 『岩手の盛岡から東大に進んだ人間が、宮沢賢治の童話を知らない』なんて、100%あり得ない。 原作者が秋田出身だけど、それくらいは判ってる筈。 後半の展開も、ダラダラしてるだけで、一旗揚げようとした筈の東大出の気概や才能は微塵も感じない。 最初から終わってて、淡々としてて、莫大な借金の発生にも危機感が伝わらない始末。 外国でウケタのかもしれないが、日本人には微妙だ。更に岩手の出身者には更に低評価だろう。 なにしろ広末さんのあんな方言、聞いたことないのでググったら、「秋田県の方言」と出た。 いろいろ間違っていて、情けない。 原作のせいなのか脚本のせいなのか・・調べる気にもならなかった。
[DVD(邦画)] 5点(2020-05-24 19:32:52)
17.  探偵ミタライの事件簿 星籠の海 《ネタバレ》 
ドラマ「私の嫌いな探偵」の玉木宏が面白くて、そのノリでレンタル鑑賞。 お笑い封印してましたが、二枚目なので存在感はある。玉木ファンには受けがいいのでしょうが、 脚本も演出も確かにヒドイ。  水龍の件で潜水艦が予想されましたが、てっきり外国人によるドラッグ密輸に利用されていたのかと 思ったら、絡まない。てか個人の趣味かーい・・。 あちこちポンコツな話で、江戸時代に日本製の潜水艦攻撃の話とか、ファンタジーが過ぎるし、 大型貨物船で逃亡してる犯人に対し、海保が来れば解決なのに、潜水艇をぶつけて爆発とか 「あんたら何がしたいの?」状態。 見事な駄作。テレビドラマでコメディでも批判されそうなのに映画館で見た人がいたらお気の毒。 いや玉木のファンなら許すのかな? で、彼に免じ1点足しときますか・・
[DVD(邦画)] 4点(2020-05-17 17:24:14)
18.  新聞記者 《ネタバレ》 
なんかね、松坂桃李君のキャラが芯が強そうで弱っちくてストレスが溜る。 省庁務めの公務員が、政権の安定の為の不正や情報操作への加担を、公然とやらされている日常。 その任務の職員の部屋があんなに暗い部屋とか、どうなの? 毎日、不正な情報操作が仕事ってねえ。 普段から疑念にかられていた松坂君、かつての上司が不正の隠蔽を押し付けられて自殺した事で悩むのだが、 自身の妻が出産の時期に、上に逆らう勇気もなくブレまくる過程。 一人の女性新聞記者と出会い、さらに傾いていく忠誠心。(実際は主人公は記者の方) 面白くなる予感とは裏腹に、官僚の松坂君は保身も捨てきれない。これにはガッカリ。 不正と戦い玉砕し自殺した(自殺にみせかけて殺された)新聞記者を親に持つ主人公に対し、 「あなたのお父さんだったら、どうしたと思いますか」なんてセリフ吐いておいて、自分の家族の事を 考えた途端に弱気になってしまうとか、ホントにブレまくり。 政権にたてつく記事を書いて、証拠が出ず犯罪の証明に至らなかったら、新聞社の被る損害に怯えてしまい 編集部も躊躇。そりゃまあそうなんだけど、映画なんだからそこで止まっていたんじゃツマラナイんです。 ラストまでどーもカタルシスに欠ける流れで、ハッキリしないエンディング。 スゴイストレス。  一番腹が立つのは、携帯の画面やパソコンの画面で書き込みを見ているシーン。小さすぎて文言が見えない! セリフの字幕の文字の半分しかないから、巻き戻して画面覗き込まないと読めない。 ポケットから出した携帯着信の画面も傾いて遠くから見せられても、誰からだったのかワカラン! 誰か撮影と編集段階で、これはアカンと気付かなかったのかよ? それが一番ストレスだった。 本来なら面白い映画が作れる素材なのに、いろいろぶち壊している。 そんな映画でした。  追伸・・ よく考えたら細菌兵器の話は突拍子無さ過ぎて引きました。題材にも難があるかな。
[DVD(邦画)] 5点(2020-05-17 11:48:10)
19.  ローガン・ラッキー 《ネタバレ》 
1回見て「大して面白くも無い」という印象でスルーしようかと思ったんですが、 理解が足りなかったと思い直し、もう一度最初から見直したら、はまりました。 人間関係が複雑で、顔を覚えるのが苦手なので、2度目は食い入るように見たら 大変面白い脚本だと気が付きました。日本映画だと顔は忘れないのに・・  田舎の馬鹿兄弟の行き当たりばったりなクライムコメディだと予想してましたが 実は、兄ローガンの緻密な計算の上で、身内も手玉に取って失敗を偽装しての成功。 まあ騙されるチームメイトがホントの馬鹿ばかりなのは予想通りでしたが・・ カネを盗まれた企業も一体いくらあったのか集計する前のカネなので、損害が 不明。もしかしたら大した額でもないと諦めてしまうのも、先を読んでいたと・・。 最後に、欲を張らない範囲の金額をゲットし、仲間に届ける兄ローガン。 不運が続き伝説となっていたローガン兄弟(妹も入れて3人)の祝杯でフィナーレ かと思いきや、酒場の隅にFBI特別捜査官の姿。 なんとも言えない感触ですが、オールドロックミュージックでナイスな後味。  ジョンデンバーのカントリーロードが何度も出て来て、キングスマン2を思い出した。 まさに典型的なアメリカンムービーです。自分は大変気に入りました。 ただ、自分のような外人の顔と名前を覚えるのが苦手な人は、2回見る必要が・・・
[インターネット(字幕)] 8点(2020-05-07 00:06:30)
20.  女神の見えざる手 《ネタバレ》 
前情報は無し、評判が良いので、とりあえずアマゾンで鑑賞。 途中で飽きてきて、リタイアしそうでしたが、後半の主役が追い詰められて行く過程が なかなか迫るものがあり、座りなおして見入ってしまった。 そして終盤の10分、全てを押し流す怒涛の展開に、唸りまくりでした。 こんな凄い女性だとは・・ 私生活がヤバイので嫌いになっていた筈なのに、拍手喝采です。 誰も信じず、仲間をも騙して、冷酷に計画を進める鉄の女・・だけじゃなかった。 最後に、洪水のようにあふれ出る彼女の人間性に、鳥肌がたった人多いんじゃないでしょうか? 「何故、仲間にさえも秘密にしていたのか?」の問いに「刑期は、5年よ?」とすかさず答える。 しかも経費は自分持ちで、成功報酬はゼロ。 いやあカッコ良すぎだよ、姉御! エンドロールかと思いきや、刑務所の出口で誰かを見つけたあの表情・・ サイコーの気分。 良い映画見ました。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-03-29 22:36:40)(良:2票)
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