1. ソナチネ(1993)
南国のぎらぎらした原色と、まるで生き物すべてが死に絶えたかのような静けさをたたえる紺碧の海と空。そして、狂気と暴力と鮮血。この凄絶なコントラストに圧倒されました・・・なんという美しさ。 9点(2002-12-22 00:04:53) |
2. タンポポ
「食」への飽くなき追求とこだわりを全編の隅々にまで感じました。これは凄すぎる食べ物映画ですし、こんな映画観たこともない!(笑)喰らうという行為はエロティシズムに通ずるってのも納得です。役所広司が海女の美少女に、とれたての牡蠣を食べさせてもらうシーンと、ノッポさんがオムライスを作るシーンが忘れられない。 10点(2002-12-18 17:17:30) |
3. イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
完全に主役を喰っていたジョン・ローンがカッコイイ(笑)話自体は穴だらけな感じがして面白いとは言えません。むしろ、興味をそそられたのは、舞台となるチャイナタウンやチャイニーズ・マフィアの描かれ方でした。当時としては新鮮だったので。 8点(2002-12-18 16:56:02) |
4. レオン(1994)
なんといってもレオンが魅力的に描かれていましたし、少女やDEA捜査官のキャラも作り込まれています。こういう上手く作られた映画を観ると、やはり物語は初めにキャラありきだよなあ・・・と思ってしまいます(笑)完全版よりこちらのほうが好みです。 9点(2002-12-18 16:32:18) |
5. 非・バランス
心を閉ざした少女と、その友達オカマの菊ちゃんが絶妙なコンビネーションです。切なくて可笑しくて、やがてほんのりとした温かさが心を包みました。素敵な寓話です。 8点(2002-12-18 16:13:04) |
6. 私立探偵・濱マイク/罠
おそらく、この作品が3作中で一番出来が良いと思われますが、なんとなく苦手。画面に漂うじめっとした湿度感のようなものがイヤです。 7点(2002-12-18 14:53:56) |
7. 私立探偵・濱マイク/遙かな時代の階段を
ややストーリーが難解というのか、いわゆる不思議ちゃん映像が多くてすっきり観られなかったなあ。星野君はいいキャラだったんですが(笑 7点(2002-12-16 18:06:26) |
8. 私立探偵・濱マイク/我が人生最悪の時
このシリーズは感覚的にすごくとんがってて、そこが面白いんですね。ストーリーは飛ばし過ぎでやや疲れるけれど、濱マイクはカッコイイしモノクロ画面も良かった。三作中ではこれが一番好きです。 8点(2002-12-16 17:56:51) |
9. リトル・ダンサー
少年の熱い魂がはじけるような、素晴らしいダンスシーンは圧巻です。バレエの先生との絆や家族の愛情に、胸のあたりがほんのり温かくなりました。 8点(2002-12-16 17:38:11) |
10. めぐり逢い(1957)
こてこての恋愛映画は苦手なんですけど、これは面白かったです。というか、デボラ・カーの美しさに引きずられて最後までみてしまったんですけど(笑)それにしても、昔の女優さんってホントに綺麗ですよね。 6点(2002-12-10 19:55:45) |
11. ヒマラヤ杉に降る雪
テーマ自体には頷けるものがあったのですけれど、ストーリー展開がなんとなく平板でテンポが悪い・・・俳優達もがんばっていたのですが、見終わった後に暗く陰鬱な気分になりました。 5点(2002-12-10 19:46:03) |
12. 王妃マルゴ
なかなか見応えのある、しっかり作られた映画です。情熱的で純粋、そして輝かんばかりの美しさをたたえた王妃マルゴと、それを取り巻く人々の人間模様と人の性の深さが悲哀に満ちたタッチで描かれています。・・・余談ですがイザベル・アジャーニって、若い頃の辺見マリそっくりだなと思ってしまったのは私だけ?(笑) 8点(2002-12-10 19:28:10) |
13. タイタニック(1997)
う~ん、なぜだか好きになれない作品のひとつなんですよね。。。もともと甘ったるい恋愛映画が苦手なところに、史上最悪の海難事故を絡めてるあたりがなんとも嫌な感じで。たしかにCGの出来は素晴らしかったんですが・・・アカデミー賞総ナメってのも解せないし。 5点(2002-12-04 20:48:26) |
14. 男たちの挽歌II
前作で死んでしまったマークなのに、ちゃっかり双子の弟ケンとして復活。こういういい加減な所が香港映画らしくて好きですね(笑)チョウ・ユンファ自身も、この映画のオファーが来たときには「そりゃ、ねえだろ~~」と思わず言ったとか(爆)ニューヨーク「四海飯店」での炒飯の食べっぷりがすごく良かったなあ。 7点(2002-12-04 20:26:10) |
15. 男たちの挽歌
文句なしにカッコイイですよ! 初めて観たときなんぞ、もうオープニングシーンから鳥肌が立ちまくりました(笑)でも、この映画で一番好きなシーンは、チョウ・ユンファが単身で料亭に乗り込んで、殴り込みをかけるところかなあ。何度観てもゾクゾクするほどかっこいい!! 8点(2002-12-04 20:10:05) |
16. シャンドライの恋
官能的でシンプルで綺麗な映画でした。T・ニュートンも美しかったし。 7点(2002-12-04 19:57:49) |
17. プライベート・ライアン
前半30分の凄惨きわまる戦闘シーンですが・・・最初観たときは吐き気をもよおし、それでもめげずに2度3度観るうちに、戦争によっていともあっけなく失われていく人々の命をいっさいの感傷抜きで、まるで他人事のように冷徹な視点でとらえているこの映像こそが、おそらく、この映画の肝なんだろうと感じました。人が人であることを許さないのが戦争であり、人が人らしく死ねないのが戦場なのかもしれません。こんな恐ろしい戦闘シーンを観た後で、果たして自ら戦場に行きたいと願う人間など居るのでしょうか? 8点(2002-12-04 19:45:45) |
18. キス・オブ・ザ・ドラゴン
ジェット・リーの仕込み針に笑いました。いやあ、凄いアクション・シーンをたくさん見られただけでも満足ですね(笑) 7点(2002-12-04 18:29:36) |
19. 菊豆/チュイトウ
チャン・イーモウ監督の「紅いコーリャン」を観た時ほどの感動はなかったにしろ、これはいい作品だと思いました。独特の色遣いの映像と言い、コン・リーの匂い立つような美しさと言い。たとえ、結末が救いようのない悲劇だとしても・・・。 8点(2002-12-04 18:19:36) |
20. パンチライン
数あるトム・ハンクス出演作のなかで、結局私はこれが一番好きなんだなと、最近見返してみて再認識しました。サリー・フィールドとの掛け合いも絶妙だし(笑)彼女がなんともいい味だしてますよね。ただ、少々気になったのはギャグに人種ネタが多いところ。まあ、この映画が作られた時代を考えれば、致し方ないんでしょうが・・・。 8点(2002-12-04 18:05:27) |