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ミッドウェー海戦の史実に興味があるか、軍隊のドンパチものが好きでないと、楽しめない映画。
ストーリーはあってないようなもの。ドラマは大してなく、軍人とその家族の愛情とか、仲間との友情を描く程度で、この手の戦争ものには定番のネタ。でも描き方は極めてチープで面白くはない。 戦闘シーンは美しく、迫力のある映像で見ごたえは十分。またミッドウェー海戦に興味があるなら、あの時何が起こっていたかをドラマ仕立てで楽しく知ることができる。もっとも、逆にある程度あの海戦について基礎知識がないと、作中に何が起こったのか理解するのは難しいかもしれない。 お決まりの兵装転換のもたつき、無能な南雲、解析されちゃう暗号など、日本人の自分としてはなんともモヤモヤせずには見れない感じ。でもそれがいい。 ミッドウェーというタイトルながら、物語は真珠湾攻撃から始まって、「日本は卑劣で、倒すべき悪いやつ」というお膳立てを忘れないのは、やはりアメリカの映画だからであろう。とは言うものの、日本映画界も協力して作った作品であるのは間違いなく、それなりに日本軍を立てる描写も見られる。 総合評価としては、かなり見る人を選ぶ、マニア向けな一作という感じ。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-01-19 17:44:24)
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