万引き家族 の ごりちんです さんのクチコミ・感想

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万引き家族 の ごりちんです さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 万引き家族
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2018-06-08
ジャンルドラマ,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 リベラルな嫁の希望によりレイトショーで鑑賞。公開前の前評判に政権批判を絡めたようなものや逆に感情的に叩くようなものが散見されたので、どんなもんかなと少し引き気味に観に行きました。リリーさん、期待通りのクズ感出してていいなー。樹木希林さん、あえて入れ歯なしのババア感出してて、おお、ぐいぐいきてるな。安藤サクラさん、クソだらしない食い方喋り方、うんうん。ちゃんと最低なモノは最低として撮してる。暖かい、でも下品、無責任。家族ぽいけど、どこまでが血縁なのかな…と、なかなか種明かしはされないまま。コソ泥的な罪をいくつも重ねながら、でも『〜であるべき!』みたいな価値観の押し付けはなく、『まあ、いいじゃん』ていう刹那的空気が流れ、やがて来る破綻の予感。初枝(樹木)の死を見越したように、みんなで海に。そして初枝の死とともに様々なものが崩れていく。そう、祥太にはわかってた。この安らぎはいっときの逃げ場なだけ。その先には何もない。だからゆりまでコソ泥の仲間になんて出来ない。終わらせなきゃいけない家族だったんだ。
パンフにあったと思ったけど、これタイトルはあくまで仮だったはずで、監督は『声に出して呼んで』みたいなのにしたかったのにプロデューサーの希望で『万引〜』になったとか。なんか色々、映画作るのも大変だ。治(リリー)が「おとうさん」てよばれたかったって下りがあったけど甘いよなぁ。最後に祥太を見送ってバスを追いかける場面あったけど、引きずっててるのは治。祥太は未来を見てる。ほんとは会いに行っちゃいけないよ。そして祥太もゆりも普通の世界に戻っていく。
この映画について、作品の中身と乖離したようなレビューやらインタビューやら様々に垂れ流されていますが、私が見る限りそういうイデオロギー論争を喚起するような内容ではないかと思います。パルムドールって言われてもピンときませんが。うーむ、点数辛いかな。
ごりちんですさん [映画館(邦画)] 6点(2018-07-22 16:20:48)(笑:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2019-05-14ビール・ストリートの恋人たち5レビュー5.11点
グリーンブック6レビュー7.97点
2019-05-02運び屋6レビュー6.98点
2019-05-02こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話7レビュー6.27点
2018-09-14カメラを止めるな!9レビュー7.36点
2018-07-22万引き家族6レビュー6.37点
2018-05-04愛、アムール9レビュー6.24点
2018-04-15スリー・ビルボード6レビュー7.17点
2018-03-18シェイプ・オブ・ウォーター7レビュー6.68点
2018-02-18グレイテスト・ショーマン8レビュー7.37点
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