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ながいながい夢みたいでつ。
はっきりした大義をもたない戦争でもあり、もともとモラルも高いとは言えない兵たちはお祭り騒ぎ。一方で本当の戦争のプロとして純粋に勝ちにいく方法を実践して孤立し、ついには独立勢力として恐れられるようになったカーツ大佐。結局はどちらも自分の戦う理由を探しながらみつけられないでいるようなかんじでつ。戦争の残酷さ悲惨さを描くんじゃなくて、『なんか変だ』っていう視点で重く深く描いてるでつ。へたすると反戦ってわけでもないのかもしんないでつ。つまりはいろんな意味で水野ハルヲ監督脚本主演の「シベリア超特急」の対極に位置する作品と言えましょう。しかしながら観終わっての疲労感はどちらも同じであることを思えば、水野晴夫に底知れぬ凄みを覚える晩秋の夕べでつ。 【ごりちんです】さん 9点(2003-12-04 01:03:09)
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