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《ネタバレ》 多くの言葉よりも静寂で語り掛ける作りは、数々の賞を受賞したこともうなずけ、非常に好感が持てた。しかし、最後の最後で悪い意味で観客の期待に応えてしまったのが減点。あそこは是非、観ている者をイライラさせてでも、ああいうスッキリとした終わり方にするべきではなかった。そこに至るまで、答えを探しての葛藤だけだったのだから、何もアクション映画でないのだし、最後まで答えは必要なかったと思う。印象的なのは、息子が死んでからしばらくの、悲しいみの種は日常のそこかしこに転がっている、というシーンの連続に心打たれた。信号で停車したときに前の車のナンバープレートが仮免。それだけで人は、息苦しくなるほど悲しくなる。
【永遠】さん 7点(2004-04-13 07:12:09)
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