| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 最初のいじめっこを惨殺するシーン、ちょっと特撮がチャチクて、がっかり。こういう奴らを、容赦なく皆殺しにするのはとっても良いんだが。最初の「掴み」だからここは気合入れて欲しい。……と思ったら、グロシーンは全てこのクオリティなのね。
いじめの復讐で、悪い奴らをやっつけ、陰湿な悪に爽快に鉄槌を下す、という話なのかと思ったが、陰湿どころか堂々とした殺人集団だ。それにしては、あまりに世界観が稚拙で萎えた。 使用人といえども、簡単に人を殺してもなんにも事件にならない世界。お抱え料理人の不始末に対しての、チンピラみたいな安っぽい怒り方。「オマエの面が気にいらない」なんて、トンチンカンな事言って監督よくOK出すなあ。一緒に殺された少年の母親との和解も、安手の青春ドラマみたい。忍者たちはジェダイ騎士ばりに、飛び道具を剣で弾くし、少年の親たちは、目の前の代紋背に刀を持った奴に、何にも思わないみたいだし。細かい所まだまだあるが、こういう小さな事で、ちょいちょい観る者の気持ちを削ぐ。 しっかし、この女の子は、バイオレンスな顔と、ニコニコカワイイ顔の二種類しかないなあ。これは多分本人のせいと言うより、こういう演出しかできない監督の責任だな。 自分の若かった頃にも、こういう映画はあったが、もうちょっとリアリティを持っていた。というより、荒唐無稽にならないように注意深く作られていたと思う。 フットボールのヘルメット出てきたときには、「もう、いいから怪人にでも変身させちゃえよ」とマジで思った。そのあたりがお似合いだ、といったら仮面ライダー達に失礼か。 少女のパンチラに免じて、1点献上。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-10-02 16:28:48)(良:2票)
Tolbie さんの 最近のクチコミ・感想
|