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《ネタバレ》 25年に及ぶ、トンネル掘りの男の執念の物語。洞爺丸事故から始まるこの物語は、あくまで危険な船便に替えて安全な列車の実現、という軸を持って欲しかったのだが、健さんが劇中で老トンネル掘りに語るのは、「10万年前にマンモスが歩いた道」というロマン。耳障りはいいが、軸がぶれてしまって、同事故の生き残りである、三浦友和の存在意義が宙に浮いてしまっている。
そして、物語初盤で身投げから救った吉永小百合の、健さんに対する淡い恋心とその成り行きも、控えめすぎて消化不良。 ただ、しかし、トンネル内の出水のシーンは、CGなどではない結構な迫力で魅せてくれる。また、ポンプの排水能力を超える大量の出水で、水を先進導坑から本坑に逃す、という決断がカッコ良い。 ところで、試写会で見た時には、シールド工法の説明とか、日本中からポンプが送られてきた話などが、あった気がするのだが、カットされたのかな? 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-03-15 01:49:55)
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