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ティムバートンの作品はこれが6作目です。そのなかでもいちばん良かったと思います。切ないの好きな人には、たまらんのでは。でもそれでいてなぜこの点数なのか。理由はいかにもティムバートンらしい「詰めの甘さ」にあります。それに尽きる。いくらファンタジーやとしても、ツッコミどころが多すぎます。重箱の隅つつきすぎるのは俺のわるいクセですが、チリも積もれば山となるってね。きっちり仕事してくれんと、感情移入の妨げになる。
あと、これ毎回レビューに書いてることですが。好き嫌いが分かれると言われてるビジュアル的なセンスはわりと合うんですよね。むかし、こういうの好きでしたから。でもどうにも中身がついてこない。いっつもそうです。「ヤマアラシのジレンマ」っていうテーマは良く分かったから、それをもうちょっとうまく料理して、物語として楽しく観れるように深く練り込んでほしいです。どの作品も、もうあと一歩で尻切れトンボやねんなぁ・・・。 というわけで、7点に近い6点です。ティムバートンのなかではいまのところいちばん好きな作品なので、オススメはできます。これがダメなら他のどれを観てもダメなんではないでしょうか。 【708】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-02 02:35:24)
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