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《ネタバレ》 サリー・フィールド監督作品ということで観てみました。美人なんだかよくわからないミニー・ドライバーにも興味があったので。よくあるネタじゃんと思いつつも、主役3人の演技にひきつけられ、だれることなく一気に観てしまった。子役のヴァネッサ役の少女がすごくうまい。日本じゃ考えられないうまさだ。いつまでも子どものような大人になりきれないモナをミニー・ドライバーが好演。また何度も不運にみまわれてもけっして音をあげないルビーにエールをおくりたくなる。「幸せなことなんでしょうね、母親に愛されるって」とつぶやくモナに、「そうね」と答えるヴァネッサ。立場がまるで逆転しているところにこの映画のすばらしさがあると思う。そして母親に愛されなくても子どもから愛されることによって立ち直っていくモナに希望をみる。エンディングはご都合主義といわれれば、もちろんそうなんだけど、でもいいじゃない、こんなにがんばったんだもん。でもあそこで失格になって、それでもちゃんと生きていけることを示すことができたら、もっと深い映画になったかも…。
【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-24 22:36:25)
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