ゴールデンスランバー(2009) の 称えよ鉄兜 さんのクチコミ・感想

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ゴールデンスランバー(2009) の 称えよ鉄兜 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴールデンスランバー(2009)
製作国
上映時間139分
劇場公開日 2010-01-30
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作は知らないのだけど、少々予備知識があった(宣伝で大体のあらすじは分かる)状態で観賞した。
違和感が多い。 何かすっきりしない。 確かに面白いが、しかし煮え切らない感じ。

舞台は現代、2010年ころか。 主人公たちの学生時代は、その10年位前、2000年くらいかな。
そんな時代の学生たちはビートルズを聴いたりしたのだろうか。 聴いてもおかしくはないけど、ビートルズの解散時期にポールがどうしたとか熱く語り合うような熱烈ファンだったりしたのであろうか。

古い黄色のカローラ。よく覚えていないけど、相当古いよね。 たぶんほとんど初代に近いくらいの車種じゃないか。 そしてあのコマーシャルソング。
1970年代じゃないか? 今の30代の人ってそんな古いコマーシャルを覚えているのか、ってまだ生まれてないじゃない。

それとも舞台設定は1980年代くらいなのだろうか。 だったらあんな携帯電話は存在しない。
原作ではどうなのだろうか。

日本の首相暗殺とか現実味のない話を本当らしく描くならその舞台設定などは徹底してリアリティを追及しないと破綻してしまう。
映画として成立しない。

街中で警官が拳銃をいきなり撃ったり、黒服のおっさんがショットガンを撃ちまくるというのも、まー映画だから良いけど、ショットガン、撃ったらもっと反動があるんだからもう少し本物らしく撃ってほしかった。

あと、相変わらず無意味無駄な映画の効果音。 銃を持ち出すたびにカチャカチャさせる。 いい加減やめてほしい。
メモ用紙とかを動かしただけで大仰な紙の音を付け加えるのも相変わらずだけど。 実にくだらない。 この映画に限ったことではないけど。

犯人に仕立て上げられた主人公がわけの分からぬまま逃げ回る。 面白くなる要素が詰まった話だ。 しかしこの映画では煮え切らない。
わずか2日間で友人、通り魔、芸能人、同僚などさまざまな人が主人公を助ける。 それも命に関わるような危険を冒して。 そんなに都合よく次々と助けが得られるのか。
そもそもマスコミが犯人だと決め付けて報道しているのだ。 普通の人ならその情報に影響されるだろう。
2年も前にちょっと助けた芸能人が彼を助ける。 なんだそりゃ。 どうやって連絡したんだ。

それにクライマックスの花火の打ち上げ。 どうやって短期間にあんな大掛かりな準備をしたんだ。

そんなこんなでどうもすっきりしない映画である。
称えよ鉄兜さん [ビデオ(字幕)] 5点(2014-10-02 02:51:18)
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