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《ネタバレ》 非常に面白かった。登場するミュータント各々の見せ場が用意され、それぞれが格好よく表現されており、興奮必死。アクションエンターテインメントとしては上出来。また、冒頭の戦争シーンの件だけで、闘うことでしか居場所を見出せなかった兄と弟の間に、次第に精神状態や考え方が微妙にズレていくのが表現されており、簡潔に状況を描写できている。ウルヴァリンの名前の由来や、彼が古いバイクをに乗り、皮ジャケット、ネルシャツ、ジーンズの格好をし続けるに至ったであろう出来事も描写されており、今までのシリーズを観て来たものにとってはうれしい。ある程度各キャラクターの心情も表現されており、ケイラの裏切りと真実、償いは悲しいし、セイバートゥースですら単なる悪者として描かれていないのは好感が持てる。(映画1作目に登場したセイバートゥースと、今作の彼が同一人物なのかイマイチ判然としないが)でも、ウルヴァリンが記憶を失う理由が科学的に納得いかない。新シリーズとして展開していきそうな勢いなので、次作以降で記憶を失うという展開でも良かったのではないか?ただ、全体としては近年稀に見る面白い映画であることは間違いない。
【しぇんみん】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-09-13 20:04:27)(良:4票)
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