モンスターズ・ユニバーシティ の しぇんみん さんのクチコミ・感想

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モンスターズ・ユニバーシティ の しぇんみん さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 前作『モンスターズ・インク』の主人公コンビ、マイクとサリーの大学生活を面白おかしく描く内容かと思いきや、予想外な展開を見せてくれた。どきどきアクションは軽めだが、キャラクターの深みを感じさせる内容になっている。何をしても怖くない(=才能が全くない)が「怖がらせ屋になる」という夢に向け、努力と情熱を傾けるマイク、怖がらせ屋として一流の家柄の出身で才能に恵まれているが、努力と情熱が感じられないサリー、という前作とは二人の雰囲気が逆転して登場する。順風満帆で一流の「怖がらせ屋」になったかと思われた二人だが、紆余曲折の末、並々ならぬ努力を経てあの地位を確立していたのかと思うと深い。本作の前半では、アメリカの大学の学生クラブ(サークルとか学生寮)の生活も描かれる。そこでも家柄と才能によるヒエラルキーが描かれており、底辺の者たちは努力と情熱に見合った結果が得られない。後半はマイクとサリーが所属する落ちこぼれチームが、怖がらせ大会での優勝を目指して奮闘する内容となっている。最後は落ちこぼれたちが逆転優勝するのがお約束だが、ハッピーエンドでは終わらない。仲間を信じられなかったサリーの不正が判明し、すべての栄誉を失うのだ。自暴自棄となり「人間界へのドア」を抜けたマイクと、彼を救おうと追いかけたサリーの二人が、自分たちの世界へ戻ろうと奮闘する件が非常に感動的。互いの得手不得手を補い合い、本当の意味でのコンビとなってゆくであろう片鱗を見せるのだ。最終的に二人は大学中退となるが、ポジティブで前向きなマイクは諦めない。そしてエンディングでは単なるメール係として「モンスターズ・インク」に就職した二人が「怖がらせ屋」への階段を上ってゆく過程が描かれる。憧れの会社に就職できたのだからと、悲観せず努力と情熱を傾ける彼らの姿には非常に暖かい気分にさせられる。本作を観てから前作『モンスターズ・インク』を見直すと、さらに灌漑深いだろう。十分、良作ってことで。
しぇんみんさん [DVD(吹替)] 7点(2015-01-25 16:04:34)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-01-27ブレードランナー 20499レビュー6.48点
2017-07-14スーサイド・スクワッド5レビュー4.75点
2017-06-30ドント・ブリーズ6レビュー5.82点
2017-06-14鉄男 TETSUO7レビュー6.02点
2017-06-09アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン6レビュー5.87点
2017-05-01キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー7レビュー7.03点
2017-04-16スタンド・バイ・ミー7レビュー8.10点
2017-04-08エクス・マキナ(2015)7レビュー6.36点
2017-03-27ロスト・バケーション7レビュー5.95点
2017-03-20セッション8レビュー7.57点
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