エクス・マキナ(2015) の しぇんみん さんのクチコミ・感想

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エクス・マキナ(2015) の しぇんみん さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エクス・マキナ(2015)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 2016-06-11
ジャンルドラマ,サスペンス,SF,ミステリー
レビュー情報
"Deus ex machina"=「機械仕掛けの神」。人工知能とロボット技術の進化の先にあるものは?大手IT企業「ブルーブック」でプログラマーとして働くケイレブ。彼は抽選でその会社の社長ネイサンの自宅へと招かれる。そこは広大な森と山岳が広がる地にある、社会から隔離された巨大研究施設だった。ネイサンから開発中の人工知能に面談テストを依頼され、快諾するケイレブ。だが、その人工知能を搭載した女性型ロボット「エイヴァ」と出会ったことで、彼の人生の歯車は狂い始めるのだった...。本作は社会から隔離された研究施設で起きるサスペンスだ。施設からの逃亡を画策するエイヴァと、助けたいと思うようになったケイレブの秘密の会話を、ネイサンに聞かれるのではないとハラハラしながら観ていた。ブルーブックが開発した検索エンジンで全世界から収集した情報が、人工知能の思考アルゴリズムの中核を為しているという設定も、今までになく斬新だと思う。高度に進化した人工知能が暴走することの恐怖。『2001年宇宙の旅』『ターミネーター』『マトリックス』そして『ブレードランナー』など同じテーマを扱った作品は多いが、本作は加えて「性」という要素が大きなウェイトを占めるように感じた。始めのうちはスケルトンボディの見た目が、少しばかり違和感のあるエヴァだが、演じるアリシア・ヴィキャンデルの芯のある美しさもあり、適度なエロスを感じるようになる。また、物語中盤に突然現れるメイドのキョウコ。演じるソノヤ・ミズノが予想外の美しさで掘り出しモノ。今後の出演作に注目したい。現実の世界でも、更なる高みに向け進化を続ける人工知能とロボットの技術。それらのもたらす未来はどうなっていくのか。物語のラスト、神が無慈悲であるようにエイヴァもまた無慈悲であった。人間は「機械仕掛けの神」を制御する術を獲得できるのだろうか?ただ、それはどう転んでも人類の未来に大きな転機をもたらすのは間違いなさそうだ。ハナマル。
しぇんみんさん [DVD(吹替)] 7点(2017-04-08 21:17:51)
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-01-27ブレードランナー 20499レビュー6.48点
2017-07-14スーサイド・スクワッド5レビュー4.74点
2017-06-30ドント・ブリーズ6レビュー5.83点
2017-06-14鉄男 TETSUO7レビュー6.02点
2017-06-09アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン6レビュー5.87点
2017-05-01キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー7レビュー7.03点
2017-04-16スタンド・バイ・ミー7レビュー8.12点
2017-04-08エクス・マキナ(2015)7レビュー6.36点
2017-03-27ロスト・バケーション7レビュー5.93点
2017-03-20セッション8レビュー7.59点
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