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《ネタバレ》 今作は悪役が人間に移行したために、X-MENとブラザーフッドの立ち位置が同じ「人間に迫害されたミュータントグループ」となり均一化され、そのおかげで「悪玉」ミュータントにも共感できる状況を作れたと思う。X-MENたち「善玉」を見る目線でマグニート、ミスティークの「悪玉」ミュータントを見ると、その能力がずば抜けたものだと分かる。特にミスティークの特殊能力+身体能力+的確な状況判断+知識の豊富さは特筆すべきで、接近戦型の能力としては最高のものだろう。X-MENもブラザーフッドもそれぞれ人間から迫害された苦い経験を持ち、双方の人間に対する考えもよく理解できる。人間はよく特殊な能力(超能力)を持ちたいと思うものだが、本当に超人間的な能力を持ってしまったらこうなるだろうな、とも容易に想像させてくれる。ストーリー的にもジーンの悲劇はあるが、ラストの教授の微笑みで実は・・・という期待感も演出しており続編に期待できる。ただ、目ビームの人のヘタレっぷりは増しているが。シリーズ2作目の続編という位置付けでこの内容なら十分及第点と思う。
【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-06-06 19:09:51)(良:2票)
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