| 作品情報
レビュー情報
3Dになって、一番多くの人が気になってたと思われるスネオの髪の毛だが、意外と自然な感じ。映像全体としても「キモい」、「どっかおかしい」という印象はなく、上手く処理していたと思う。これはこれで新鮮な感じで良かった。
ストーリーとしてはドラえもんの中の感動的な単体エピソードを上手く繋げていたと思う。が、しずちゃん絡みの話+さよなら&帰ってきたドラえもんを繋げているので、どうしても性急な感じは否めない。そのあたりは観客側が充分わかっているという前提なのだろう。 藤子氏に対するリスペクトもあるのか、原作から大きく逸脱することはなく。3Dをどのように効果的に使えるか、ということに力を入れてるように思えた。 ただ、今から14年後の世界があんなに未来的になってるのはかなり無理がある。あれでは次世紀の街だ。 監督ものび太と共に成長してきたドラえもん世代であろうから、このような映画を作りたいという動機は理解できなくもない。 私もそうなので、テレビで放映される時には観てみたいなと思っていた。 しかし、莫大なお金をかけ沢山の人が動いて作られた作品でありながら、藤子氏が書いた数ページの原作を読んだ時の感動には遠く及ばない。 それは監督が無能なのではなく、藤子氏があまりにも偉大だということなのだろう。 【banz】さん [地上波(邦画)] 6点(2015-08-30 23:44:22)
banz さんの 最近のクチコミ・感想
|