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《ネタバレ》 衛星放送でも、地上波でもレンタルでも、これだけ気軽に映画を観れる環境の中で、それでもチケットを買い、時間と手間をさいて映画館まで封切り映画を見に行くのは、やはりそこでしか得られない何かを求めているわけで。その、何かとはいろいろあるよね。滂沱の涙を流すような感動もあれば、あまりのことに座席を立てないような衝撃、
あるいは、誰かに話したくなるような面白さ(例えば少年メリケンサックとか)。 まことに残念ながら、この映画には上記に記したような要素がどれもありませんでした。不器用なカップルの前途も、辞書の完成も、老監修者の運命もすべて想定内で。本当に面白い題材だし、真面目に作られたことは理解できるし、キャストも十分以上に満足できるものでした。しかし、映画化するのにふさわしいストーリーかというと大いに疑問が残ります。 あと、宮崎あおいさん、朝ドラ、大河ドラマで絶頂を極めた後、さんざん仕事を選んできた結果が、こんなヒロインとは名ばかりの、ただただ主人公にとって都合がいいだけのお人形のようなキャラクターですか? 少しここらで立ち止まって自分の今までを振り返るべきでは。 宮崎あおい、好きになったのは純情きらりや篤姫の頃からだから本当に長い間、好きな女優さんだと思う。好きという気持ちはずっと継続してるので、たまにごく廉価版があればDVDを少しずつ買い揃えていて今回レンタル落ちを購入したわけだが。 駄目だだああ 彼女の魅力は十分に出てるし、嫌な登場人物が一人も出てこない、とても知的で上品な映画だと思う。 ただ、いかんせん辞書作りに今となっては全く関心が無い、題材に好奇心を全く刺激されない。非常に退屈な映画鑑賞になりました。 今、本やDVDを手元に残すのに二つの基準があって、 1 上質な内容であるか 2 内容に関心が持てるか というわけで、2に該当しない以上、買って即廃棄という非常に残念な結果になりました。 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-04-13 15:39:16)
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