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《ネタバレ》 まず、映画のキャストっつうか、ぶっちゃけヒロイン、女優を最重視する自分のような人間にとって、この映画の評価は7点未満はあり得ません。なぜなら妖精が妖精(エルフ)の役を演じてるから。実に綺麗ですね。リヴ・タイラー。3部作を通じて彼女が出てくるだけでもう、かなり萌えます。アラゴルンはうらやましいですね。国王になるわ、あんな綺麗な嫁さんもらうわ。でも、この二人が幸せになるラストは自分的には大満足です。
また、ファンタジーとして見ても、しっかりした世界観、架空世界の枠組み、それがきちんと説明されながらも決して饒舌になってないところ、また伏線のきちんと回収されているところとか(なぜ、スメアゴルのような不愉快な存在を殺してはいけないかとか)は、さすが名作と言われるだけのことはあります。 しかしながら、その反面、この映画はやはり原作ファン向けであり、逆に原作を知らない人間には少し引っかかる敢えていうとご都合主義的な説明不足の点も。 一番、違和感があったのが、ものすごく強いものとして表現されている存在に対して、弱い存在があっさり勝ってしまって、そのことに対して説明がされてないところ。 例えば、大勢の屈強の兵士を苦しめた龍の首を、多少剣の心得があるとは言え、女性がごく簡単に刎ねてしまうとか?あるいは、これは第一部になってしまいますけれど、魔力を持った数騎の黒い騎士たちが、ホビットを襲っても防がれるとか。(そもそも、野菜を盗んで逃げ回ってたホビットが、何にも訓練もしないのにオークと互角以上に戦ってる時点でもう) 強い、強いと表現される存在が実際は大して強くなく、弱い弱いと表現される存在が案外強い。だからあまり弱いものが強いものに勝つカタルシスを感じることが出来なくて。 もちろん、原作ファンなら納得できる説明を知ってるんでしょうがね。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-17 16:02:35)
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