Menu
 > レビュワー
 > たきたて さんの口コミ一覧
たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2291
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  あなたにも書ける恋愛小説 《ネタバレ》 
 個人的に思い出深い作品。で、大好きなラブコメ。・・・だったはずなんですが、こちらでの評価が思ったより低くてあれれ?  確認の意味も込めて、妻と再鑑賞。  ・・・いやいや、やっぱ面白かったですよ。  私が知る限り、ケイト・ハドソンが一番かわいく撮れているんじゃないかな。  タイプした原稿を雨の中水溜まりに落としちゃうケイト・ハドソン。翌日、そのことを泣きながら白状するシーンが最高におかしくてキュート。一番お気に入りのシーンです。  『借金返してほしいなら、パソコン壊しちゃダメでしょ。』とか、細かいところで気になるところはあります。  が、そんなことがどーでもよくなるくらい、2人があーでもない、こーでもないって言いながら小説を仕上げていくのが微笑ましい。  もはや、2人の合作と言っても過言でないくらい、ケイト・ハドソンが口出してます。  結構あっさり借金の問題が片付いちゃうラスト。  散々ひっぱっといて、ちょっと物足りなさも感じちゃうくらいですが、2人の恋の行方がメインのストーリーなのでこれで良かったのかな。  まったくひねりのないラブコメですが、2人のやりとりとケイト・ハドソンの笑顔に凄く幸せな気分になれる良作です。
[DVD(字幕)] 8点(2024-05-20 00:21:52)
2.  アクアマン 《ネタバレ》 
 最初のうちは良かったんですが、アトランティス?の世界に入ってからがちょっと中だるみしてしまいました。  海中の都市が出てきた瞬間は感動するんですけどね。  映像美だけで長時間ごり押しされちゃうと、飽きちゃう。  バトルシーンが思ったよりよくできてて、どのシーンも面白い。スピーディだし、テンポが良い。立体的で、攻撃のバリエーションも豊富。  特に中盤、ブラックマンタがオームの精鋭たちと襲ってくるシーンはお気に入りです。  逆に、ほんとは一番の見せ場になるべきアーサーと弟の対決はいまいち盛りあがりに欠ける気が・・・。  中盤と終盤で2回も対決シーンがあるんですけど、見ごたえがちょっと・・。  メラのような能力は映像映えするんですけどね。ひたすら矛でカンカンカンカンするだけじゃねぇ・・・。  アーサーが伝説のトライデントを手にしてからはもうひと盛りあがり。  海の生き物を統率して攻勢を仕掛けるラストシーンの迫力は最高。  更にはトライデントを守っていた伝説の怪物やら、海溝王国の怪物トレンチたちまで従えちゃっているのはアツすぎます。  ただ結局はトライデントの力におんぶに抱っこな感じがしないでもない。  アーサーが何かに覚醒したり、努力したりってゆうのも少し欲しかった。  幼少期に師匠から教えてもらった技を最後に披露していましたけどね。それだけじゃあ物足りないのですよ。  ビーストテイマーの能力をもう少し要所要所で発揮して、アクアマンならではの魅力を見せてほしかったかな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-04-21 23:20:24)
3.  アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 
 ストーリー性はずいぶん弱くなっちゃった本作。いや、ストーリーなんてなくなってしまったというほうが正しいかもしれません。  でも映画としては面白かったですよ。にぎやかなお化け屋敷を満喫できます。  シリーズ通してずっと出てきていたウォーレン夫妻の秘密の保管所。そこにあるいわくつきの品の数々。それがついについに、本作にて日の目をみることになったのです。  なんだか、ゴーストバスターズ的面白さがそこにあります。ゴーストバスターズのシリアスバージョン?いや、ちょっと違うか・・・。  アナベルにとりついている悪魔が他の霊たちをたきつけちゃったのかな?まあ次から次に出てくる出てくる。  目にコインうめこんだフェリーマン、血みどろ花嫁、びっくり箱、武者、悪魔・・・、狼男が出てきたときは笑っちゃいました。  ちょっと変わったところでいくと、少し先の未来を映すテレビや死者が見える腕輪などのレアアイテムも。  そういえば、ファンには嬉しい、アナベルのきっかけとなった最初の少女ビーの姿も。(ビーだっけ?)  猿のおもちゃとか、どっかで見たようなのがまた出てくるのも感慨深い・・・。(どこだったのかは思い出せないのですが)  まさに死霊博物館で、なかなか面白かったです。  出てくる人たちは良い人ばかりで、こんだけ騒いだのに犠牲者ゼロどころかけが人すらいないってのも、逆になんか良かったです。  ちなみに、慣れた方もいるようですが、この驚かし系はいまださっぱり全然慣れません。  ・・・つまり、楽しかったとか言いながら、見ているあいだはおっかなびっくりで、実はそんな余裕はなかったんだな、これが(-。-)y-゜゜゜。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-18 03:49:08)(良:1票)
4.  アナベル 死霊人形の誕生 《ネタバレ》 
 いや、もう怖くてドキドキしてんだか、驚かされてドキドキしてんだかわからないくらいビックリさせてくれるじゃない。  今まで同様お化け屋敷映画でしたね。特に終盤はもうその手のアトラクションにしか見えなくて、なんか花火でも上がりそうな勢い。ホラーは派手にしちゃうと逆に怖くなくなっちゃいますね。  やっぱ個人手に怖いシチュエーションは『一人きり』『暗闇』『密室』です。このどれかにあてはまると、途端にガクブル。この映画はそんなシチュエーションが盛りだくさん。もうほんとやめてほしい。  大きな音で驚かされたくないので、音量はいつもの半分以下に。そして『大丈夫、これは作り物』と自分に言い聞かせながらの鑑賞です。  で、ストーリーは結構ちゃんとしてて、しかもわかりやすい。  娘を失った夫婦が、もう一度娘に会いたい一心で悪魔と契約しちゃったってのが何とも切ない。  足が悪いジャニスが悪魔に魂奪われて、体を乗っ取られちゃうってのは予想通りだしお約束ですが、まさか取り戻せないままエンディングを迎えるとは・・・。だけどそのまま前作のラストにつながる終わり方がすごく良かったので、まあ、映画的にはアリなんでしょう。  養父母に名前を尋ねられて『アナベル』って答えちゃうシーンは悲しくて仕方がなかったです。  それにしてもジャニスの体を乗っ取った悪魔アナベルが、ジャニスの体が成長するまで待っていたかと思うと、それはそれで気の長い話で・・・。ご苦労様です。  なんとなく『エスター』や『チャイルドプレイ』を思い出しちゃいますね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-04-03 03:18:04)
5.  アラジン(2019) 《ネタバレ》 
 実写化映画としてはかなり成功しているほうではないでしょうか。  みんなはまり役ですけど、特にジーニー役のウィル・スミスがすごく良い。  実写にしたことで、アニメより人間寄りなヴィジュアル。『魔人と人間』という利害関係から始まり、いつのまにか友情が育まれていく様子が微笑ましかったです。  アラジンとジャスミンのロマンスも良かったです。  魔法の絨毯やアブーも良い仕事をしていましたが、アブーがちょっとリアルモンキーすぎたかな・・・。  とにかく出てくるキャラクターがみんな魅力的でした。  ジャファーはちょっと憎たらしさというか、毒気が足りない気はしましたが。  ミュージカルはどちらかと言えば苦手。  でも『ホール・ニュー・ワールド』はディズニーのなかでも大好きな曲。二人で絨毯で夜空を飛ぶ有名なシーンは見入ってしまいました。いや、聞き入ってしまったというほうが正しいか。アラジンの歌唱力がもうちっとな感じはしましたが。  その一方で、ジャファーに捕まったジャスミンが突然歌いだすシーンは、ストーリーの流れを断ち切るかのように唐突で、ついでに言うとちょっと長い。  自分の身分を告白するアラジン。そんなアラジンを心配して、アラジンとジャスミンの恋が上手くいくよう最後の願いの提案をするジーニー。でも微笑みながらジーニーの自由を願うアラジン。・・・もう感動しちゃいましたよ。  こーゆーわかりやすくて、ぐっとくる感動を味わえるのが映画の醍醐味。  小難しい映画ばかり作ってないで、こーゆー『王道』『直球』『正統派』な映画が世にたくさん出ることを切に願うほど、良い映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-03-16 03:19:15)
6.  アナベル 死霊館の人形 《ネタバレ》 
 エヴリーン、なんていいひとなんだ~。  なぜあなたがそんな自己犠牲を~。  まあ、でも自分のせいで娘を失って、死に場所を求めていたのかな・・・。  それにしても、こんな気味の悪い人形を嬉しそうにもらう妻。  ラストでは、おばあさんが『こ~ゆ~人形を探していたのよ~』って、いやいやまじですかい。  それともみんなの目に魅力的に見えるように、悪魔が呪いでもかけとんかいな。  どうも人形のビジュアルを怖さ優先にした結果、みんなが人形をやたらと気に入るのがどうにも不自然に見えてしまいます。  さて、ホラーを見慣れている人にとっては物足りないであろう本作。  一方、ホラーを見慣れていても、超びびりな私は十分に怖がらせてもらいましたよ。ふふ・・・。  そんな私でも全然怖くなかったシーンがあります。アナベル人形が宙に浮いちゃうとこ。なんか昔のドリフを思い出しちゃって、そこだけは怖いどころかちょっと笑っちゃいました。  ミシン、レコード、イスなど、音を使った恐怖演出はなかなか良かったです。  いきなり大きな音を出して見ている人を驚かせ、それを『怖さ』と錯覚させるようなクソみたいな脚本が多いなか、こーゆー知的な音の使い方は◎。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-02-14 03:41:44)
7.  アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 《ネタバレ》 
 最初と最後は良かったんだけど・・・。  美女になった途端、(※実際美女になったわけではありません)性格が悪くなる主人公。  たとえ本当に美女に変身していたとしても、言動の数々が痛すぎて正視できないんですけど。  にもかかわらず、レネーのやることなすこと上手くいく。そんなバカな。  主人公レネーにちっとも共感できない。見ていて痛々しすぎます。  脇を固めるひとたちは良かったです。基本、悪い人間は出てこないのも、この作品には合っていたかなと。  特にエイヴリーと彼氏さんは良かったです。今作の良心と言っても過言ではありません。  エイヴリーと彼氏さんをはじめとして、魅力的な脇役のみなさまに心温まります。  レネーも悪いとこばかりではないんですけどね。  エイヴリーから新商品や宣伝に関する意見を求められて、庶民の立場から鋭い意見や的確な見解を、遠慮しながらも述べるシーンなんかお気に入りです。でもそれ以外がなぁ・・・。  レネーが上から目線で何か言葉を発するたびに、『恥ずかしいからもうやめてー』って、ずっといたたまれない気持ちでした。
[DVD(字幕)] 4点(2024-01-21 17:27:07)
8.  アルゴ 《ネタバレ》 
 実話に基づく衝撃的なサスペンス。  オープニングから度肝をぬかれます。まさかこんなことが本当にあったとは・・・。  大使館はその国の領土ではなく、そこはアメリカの領土なんだから、こんな簡単に侵入していいものかと驚きました。  当時の情勢とか国際ルールとかよくわからない。でもアメリカは自分の領土を不当に占拠されたわけですから、なぜ強気に出られなかったのかがよくわかりませんでした。人質を取られていたから強気に出られなかったのかな・・。  映画はかなり真面目な内容になっています。  そのぶん、娯楽性が犠牲になっていることは否めません。  なにしろ、見所がオープニングとラストの国外脱出シーンしかありません。  もちろん、ラストの国外脱出に向けての準備が着々とされるわけですから、それはそれで緊迫感があります。が、しかし、なにしろ長い。  救出に来てもらっといて、文句ばかり言う大使館職員にも好感が持てない。  それに6人は救出されたかもしんないけど、残りの大多数の職員が解放されたのは444日後だそうで・・・。史実なんだから仕方ないんでしょうけど、まだ人質が大勢残っている状況で、めでたしめでたしみたいなテレビ中継がされていたのに対し、それはどうなん?って思ってしまいました。  ただ、こういった事件を知ることができたという意味では見る価値があったかと。  もちろん映画的な盛りあがりで言えば、オープニングとラストの脱出シーンは見る価値アリかと。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-12-19 04:07:01)
9.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
 白昼堂々の無差別殺人。オープニングから衝撃の展開。  容疑者ジェームズ・バーはただ一言『ジャック・リーチャーを呼べ』  導入はなんだかダーティハリーみたいだと思っていたのですが、全然違いました。  無差別だと思われていた白昼の凶行が、実は無差別ではなかった・・・!ストーリの面白さにこんなにひきつけられたのは久しぶり。  前半~中盤にかけては、ミステリーとしてもサスペンスとしても最高。  で、残念だったのは後半。  中盤までのミステリアスな展開が嘘のように、突然始まるカーチェイス。このカーチェイスがくどいし長い。途中で飽きちゃう。  で、どんな頭脳プレイで逆転していくのかと思いきや、頭脳プレイどころかパワープレイ。しかも急に出てきた射撃場のおっちゃんが、なぜか相棒みたいになっていて。いやいや、あんたは完全に部外者でしょ?突然湧いて出て、仲間になって、ジャック顔負けの活躍をして、前半までとの温度差がすごいんですが。  ジャック・リーチャーが真犯人の背後をとったあと、なぜか銃を捨てて素手のタイマン勝負。そんなばかな。ジャック、今までそんなキャラじゃなかったでしょ?  黒幕のゼックも出てきた時こそ危険なオーラ出しまくりの大物感がすごかったのに、その幕引きのしょぼいこと。  そしてエマーソンがなぜこの人たちに力を貸していたのかをはっきりさせないまま、あえなく昇天。  すごくワクワクさせてくれた前半に比べて後半の完成度の低さ。なんかもったいないです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-10-01 04:12:36)(良:1票)
10.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
 最初はいい。最後もいい。ただ中盤の追いかけっこがねぇ・・・。ずーっと逃げてばかりでいかんせん退屈。  「まいたか。」「いや、まだだ」「もう大丈夫だろう」「いや、まだだ」の繰り返し。台詞もシチュエーションもほとんど変わり映えしないので、いい加減飽きます。  早撃ちキッドの登場シーンこそしびれるものがありましたが、結局その才能を活かすエピソードはなし。  『明日の向って撃て!』なんて希望を感じさせるタイトルですが、やっていることは強盗。当然未来なんてないわけです。案の定バッドエンドだし。それだったら『俺たちに明日はない』と、自分達の立場をわきまえているほうがまだ良いです。  女教師もあのタイミングで退場させるのだったら、なぜ連れてきたのか。せめて別れのシーンぐらい入れてほしいものです。  ブッチもサンダンスも飄々としていて、そのキャラのおかげで明るい雰囲気づくりには成功している。でも飄々としすぎて、人物が描けていないという見方もできます。主要キャラの感情があまり伝わってこないので、感情移入しづらいです。  途中で足を洗おうとするけれど、護衛任務に失敗して、すぐ断念。山賊の真似事でもしてみようなんて、なんとも中途半端な描き方。刹那的で無計画。これだったら「生涯銀行強盗!」みたいに初志貫徹しているあちらのほうがまだ好みです。  ・・・ところでこんだけ銀行強盗やれば、お金はあるんじゃないの?無理して働かなくてもさぁ。盗ったお金はどこにいったのでしょう?  こーゆー映画を見ると、昔の映画って過大評価されているきらいがあるなぁと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-09-15 13:41:20)
11.  アナと雪の女王2 《ネタバレ》 
 前作に比べるとストーリーはどうしても弱い。なにせダムを壊すだけですから。大山鳴動して鼠一匹とまでは言わないですが、そんなことでこの人たちは30年以上も閉じ込められていたのかと思うと不憫。  一番の悪役がとうの昔に死んじゃっているのも、ストーリーが盛り上がらなかった一因かも。しかも、あからさまに最初から祖父国王が裏切ったんだろーなーってことが予測できちゃうので、ミステリーとしても楽しめない。  もうひとつのミステリーは、逆にわからなさすぎ。結局エルサを呼んでいたのは何だったのか。アートハランってのは地名なのか、精霊かなにかの呼称なのか。エルサは終盤、なぜ氷漬けにされちゃったのか。よくわからないことばかりです。  ただおそらく、祖父国王が自然を破壊しダムを作っちゃったことに精霊たちが怒って、霧で外界と隔絶しちゃったのでしょう。たぶん・・・。レビューというより考察になってしまった・・・。  で、前作もなんですが、今作も中盤以降派手に活躍するのはエルサだけなので、どうしても飽きちゃうんですよねー。新しく出会うみなさまも、パンチが弱い。これといって話を盛り上げるキーマンがいません。  エルサはとにかく謎を解明したい。アナはとにかくエルサといっしょにいたい。クリストフはとにかくプロポーズしたい。オラフは特になにも考えていない。終盤までみんなが向いているベクトルがばらばらなのも、物語を退屈に感じさせちゃう一因かもしれません。せっかくパーティーで動いているのに、チーム感が乏しいのです。  アニメーションは抜群に良いです。音楽も好き。風、火、水、大地の精霊たちも良い感じ。だから見る価値はおおいにあるのですが、どーしても映画としての盛りあがりに欠けるなぁ、という感じです。  前半はオラフがとにかくおかしくてかわいいし、アナとクリストフの夫婦漫才も楽しい。明るい雰囲気だし音楽も華やか。前半の満足度はかなり高いです。そこで膨らんだ期待感に、後半が応えられなかったという感じでしょうか。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2023-06-21 02:06:19)
12.  アフターショック 《ネタバレ》 
 最初の40分くらいがひどく退屈で、そんなに尺が必要だったのか疑問。登場人物たちに感情移入させるための40分なんでしょうけど、正直この個性的な面子なら15分~20分くらいで十分だったように思います。  こーゆー映画にしては生き残りゼロ。最後のねーちゃんも津波に飲まれて助からなかったものだと解釈します。  イーライ・ロス演じるグリンゴ、このザ・主役って感じの人が途中で消えてしまうのがかなり意外でした。  じゃあここからポヨに選手交代か?と思ったらポヨも戦線離脱・・・。全く先が読めない展開が続きます。  ザ・脇役かと思われた消防士は最後までちゃっかりいるし、しかもこいつがラスボスになったりと、先が読めないというよりやりたい放題のストーリー。純粋な災害ものとして見始めちゃったから、思わぬ展開に面喰います。  疑心暗鬼のおばさんがポヨに発砲しちゃうシーンなんかは、さもありなんって感じで好きなんですけどねー。  あまりに悲惨で悪趣味で救いがないから、少々ゲンナリしちゃいました。  もう少し救いを残してくれても良かったような・・・
[DVD(字幕)] 6点(2022-11-10 00:55:38)(良:1票)
13.  アジャストメント 《ネタバレ》 
 サスペンスやSFだと思っていたのですが、ほぼラブストーリーでした。  私たちの運命はあらかじめ決まっているようです。  でも運命から外れた先もやはり運命なんじゃなーい?  さて、アジャストメント達はどうやら天使みたいな存在らしいです。でもその恰好はスーツと帽子。しかもその姿は人の目に普通に見える。そのセンス、設定、嫌いじゃないです。  ジャンル『サスペンス』となってはいますが、そんなにサスペンスしていません。秘密をばらしたら廃人にされちゃうくらいかな💛  アジャストメント達は『今まで人類を導いてきた』『ルネサンスも産業革命も私たちが調整した結果だ』と豪語。  ですが劇中でのこの人たちの活動は、一組の男女をとにかく出会わせない、ただそれだけ。  将来偉大な大統領になるデヴィッド。その原動力は心の空白。エリースと結ばれちゃったら心の空白が埋まっちゃって、大統領になれないんだって。  で、極端な干渉はできないみたいです。修正不能の波紋が広がっちゃうとかで…。なのでやることは小市民なものばかり。  ダンスのお稽古の場所を変えたり。タクシーを停車させなかったり。なんともせこい天使たち…あんなに大きなことを言っていたのに…  このギャップがなんだかたまらなくおかしくて、私にとってはこの映画はコメディでした。  でも途中でまたサスペンス色がちょっと出てきます。  デヴィッドが運命の人のダンスを見ちゃったせいで、運命が修正不能になっちゃったんだって…  遂に伝説のアノ人、そう、通称『ハンマー』の異名をもつトンプソンが出てくることに!  ハンマー…怖ぇ…いったいどんな冷酷無比で不条理な破壊を二人にもたらすのか…  『彼女はダンサーとして脚光を浴びた後、世界的な振付師として成功する…でも君と結ばれれば、幼稚園のダンスの先生で終わる。』  ・・・・え?  『さすがトンプソンだ。もう事態を収拾させたよ。』  ・・・・え?  『トンプソンが言ったことは、嘘なんだぜ。』  ・・・・え?  ・・・とりあえず、幼稚園の先生に謝ろうか・・・
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-10-17 06:36:12)
14.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
 『握手をするときがきたようだ。』が、まさかの真相につながっていくとは…!このオチのためだけにあるような映画です。ミスター・ガラス。まさかのサイコ・パス!  デヴィッド・ダンは不死身。デヴィッド・ダンは力持ち。デヴィッド・ダンはエスパー。  これだけの力を持ちながら、なかなか行動に移そうとしない姿にはもやもや。  イライジャとの出会いにより、遂に自ら殺人鬼と対峙する。  まあ、見所がこことオチしかない割には、結構飽きずに見られた気がします。  ベンチ・プレスのあたりがやや冗長かもしれないですねー。最初は落とすんじゃないかと思って独特の緊張感だったのに、あまりにひっぱるもんだから途中で飽きちゃった・・・・。もう少し短い尺でスパッと驚かせてくれたらいいのになー。  ああ、もう一つ見所がありました。息子が銃をつきつけるシーン。そして息子にそっと新聞を差し出し、『シー』っとジェスチャーで伝えるシーン。息子との交流全部まとめて、名シーンと言えるでしょう。  ただ、『なぜ息子は父親に無敵のヒーロー像を求めるのか』という動機付けは弱かったように思います。  夫婦仲が次第に修復していくケースというのも、ある意味珍しいかもしれません。  割と緊迫感のあるサスペンス調の映画。箸休め的な夫婦イベントや家族イベント。それが適度な匙加減。メリハリが利いてて良かったです。  つっこみどころは多いかな。  病気になったことがないのは自分が一番よくわかっているだろーに、奥さんや職場の人に尋ねるのはわざとらしすぎ。  それに病気になったことがないのに、なぜその症状を知っているのか。  うん、もう少しヒーローとして覚醒してからの活躍を見てみたかった気持ちは否めないです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-08-16 01:43:19)
15.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
 つかみが100点。オープニングからぐいぐい惹きこまれます。  最初はよくあるなりすまし系のサスペンスなのかと思っていたのですが、リズ(妻)と自分でない男のツーショット写真が出てきたあたりで、実はすべてリーアム・ニーソンの妄想なのかと思ってみたり。『これはちょっと先が読めないぜ…!』と映画にのめり込んじゃいます。  マーティン・ハリスが頼みの綱にしていたロドニー・コールもなんやら危ないやつだし。そのロドニー・コールにもう一人の現地の協力者ユルゲンが殺されてしまうし・・・。この辺までは8点~9点くらいの、もうかなりよくできたサスペンスです。  ただ、正直申し上げて、真相がわかり始めてからオチに至るまでの盛りあがりが弱い。これぞ典型的な尻すぼみ映画。  そんななか終盤のお気に入りシーンは、プラスチック爆弾の解除が間に合わずにリズが爆死してしまうシーン。ここで間に合わせないのはちょっと好きな演出です。珍しいパターンだし、ちょっと笑っちゃいました。  殺し屋グループのみなさまも、個性があって良い味出していました。  ただそれぞれの最期はあっけない。ロドニー・コールの最期なんて、本当にあれで良いのだろうか。素人のジーナに瞬く間に二人もやられているんですけど・・・。  それにしても『リーアム・ニーソンが普通のおっちゃんやってる!なんか新鮮!』って思っていましたが、その正体はやはり凄腕の暗殺者。ですよねー!でも一流の殺し屋が空港に忘れ物してんぢゃねーよ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-07-24 21:17:15)
16.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
 ディズニー映画で感動したのはトイ・ストーリー3以来。  中盤から後半にかけての内容だったら、いつもの楽しいディズニー映画。でもこの作品は前半がやばい。  有無を言わさず感動してしまう。それは理屈からくる感動ではなく、おそらく美しい絵や景色を見たときに湧き上がるどうしようもない感動に近いもの。私は芸術に疎いのですが、それでも心を揺さぶられてしまうのですから。この映画が大ヒットした理由がよくわかります。  もともとミュージカルは苦手。ですがこの映画は別格。ストーリーと歌が見事に融和して、言葉では言い表せない感動を味わいます。  TⅤで何度も紹介される『Let It Go』のシーンはもちろん、『生まれてはじめて』が流れる城が開城されるシーンも心が震えます。ここではエルサとアナが交互に歌う二重奏のような形式。Wヒロインもうなずける魅力的な二人のヒロイン。お嬢ちゃんたちが見る子供向けアニメと侮るなかれ。これほど完成度の高いミュージカルアニメには滅多にお目にかかれないでしょう。  皆を、特にアナを傷つけたくないと、独りでいるエルサがとにかく切ない。  魔法の部分の記憶だけ消され、姉がなぜ自分を避けるのかわけがわからないまま、それでも姉を慕うアナがまた切ない。  中盤からはごくありふれた冒険活劇になってしまいますが、それはそれでエンターテイメントとして楽しめます。  そしてここでエンターテイメントの傑作オラフ登場。オラフの存在が、中盤以降の暗くなりがちなストーリーの良い緩衝材になっています。オラフの存在は楽しく、そして愛らしくいじらしい。  エルサが作り出した雪のゴーレムみたいなやつが乱暴すぎるのがちょっとまずい。あなたの大事な妹が、あなたの作ったゴーレムで死ぬほど危険な目に遭っていますよ。  それにしても、アナとオラフの声優さんがね、もういないなんてね・・・  この映画を見ると本当にもったいないなって思っちゃいますね・・・
[ブルーレイ(吹替)] 10点(2022-07-01 02:08:05)(良:1票)
17.  アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突 《ネタバレ》 
 映像はシリーズ中最も迫力があって美しい。  ストーリーはシリーズ中最もつまらない。  そしてふくろネズミの兄弟に、シドのばあちゃんに、バック。ここまでうるさくてわけのわからないことばかりわめくキャラが多すぎるとさすがに疲れます。あの地に足の着いた1作目の雰囲気とストーリーが懐かしい・・・。もう全然アイス・エイジって雰囲気ではなくなりましたね。  この作品で好きなのは、やっとシドにも恋人ができたこと。でも宇宙の石で若返っていましたっていうヒネリは絶対要らないと思います。がっかりするだけで面白くもなんともない。  娘が自立していくドラマもまあいいんだけど、アイス・エイジでやる必要性がありません。  それに擬人化もほどほどにしないと、今作ほどめちゃくちゃにやってしまうと、シリーズのイメージすらぶち壊しかねないです。  最後がハッピーエンドっていうのはいつも通り。  後味は悪くありません。ですが見終わったあとの満足感は感じられず。  今作を見るとなんだか無性に1作目を見直してみたくなります。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2022-06-08 02:13:05)
18.  アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険 《ネタバレ》 
 突然訪れる天変地異。  氷山や氷の塊を船にして海をさすらう。目指すは妻と娘。  今作では娘の自立や父の子離れ、真の友情などのテーマが盛り込まれています。ただ、弱い。  映画自体のノリはアトラクションムービーとなってしまっているので、中途半端なドラマは相性が悪いように思われます。やるならもっと真剣にドラマパートでうならせてくれないと、映画のテンポを損なうだけの結果になってしまいかねません。  こーゆーノリの映画にシリアスなドラマを入れるギャップは嫌いではありません。できれば笑いや映像の凄さで誤魔化さずに、丁寧にドラマ部分を掘り下げてほしかったです。  また、今作で用意されているエピソード。娘ピートとイケメンマンモス、友人ルイス(モルホグ)との三角関係。キャプテンガットとガット海賊団とのバトル。ガット海賊団シーラとディエゴの恋物語。シドの祖母の秘密の友人。そう、はっきり言ってエピソード過多。キャラもパンク状態。もともと薄味気味になりつつあったのを更に薄くしちゃって、もはやほとんど味がしなくなっちゃった感じ。何でもかんでもつめこめば良いってもんじゃないでしょ。  映像的には相変わらず高い技術のアニメーションで、見ているだけで楽しい。それは間違いありません。ですが映画として、アニメとしての面白さを問われると正直物足りません。う~ん、しばらくするとその中身のほとんどを忘れてしまいそうです。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-26 02:34:10)
19.  アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの 《ネタバレ》 
 前作よりはるかにパワーアップした3作目。2作目よりかはもちろん面白いわけですが、1作目と比べてもまた違うテイストの面白さが感じられます。  1作目がストーリー重視なら、こちらはスピード感のあるアクション重視のエンターテイメント。  今作では恐竜がたくさん出てきます。地下に恐竜ワールドが広がっていて、そこを冒険するわけです。『地下なのになんでこんなに明るいねん』とか思わないでもないですが、とりあえずその辺の適当さは無視します。  目的はシドの救出。ただそれだけ。そのシンプルさがアニメを、映画を面白くします。  目的がシンプルであれば、あとは道中待ち受ける苦難、障害をどう乗り越えていくか。それだけを純粋に楽しめるわけです。シンプルイズベストとはこーゆー映画のためにある言葉です。  さて、劇中いろんな恐竜、巨大昆虫、巨大食虫植物が出てきます。嬉しい。サービス精神にあふれています。  1つ気になったのは、草食恐竜が凶暴すぎること。地下世界一発目で襲い掛かってくるアンキロサウルス。なんでやねん、と。その直後に登場するブロントサウルスみたいなのはおっとりした感じで描かれていることから、もしかしてアンキロサウルスを草食恐竜だと知らなかったとか?それって映画作品の作り手としてどーなの?って思っちゃいました。  恐ろしい肉食恐竜もいれば、愛すべき恐竜もいる。その両方を描くことでメリハリが出て魅力ある恐竜ワールドを堪能できると思うんですけどね。  でも気になるのはそれぐらい。  巨大食虫植物の脅威。巨大肉食獣とのバトル。翼竜とのチェイスなど見所満載。  ストーリーが弱くても面白いアニメーション映画は作れちゃうものなんですね。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-05-15 16:41:53)
20.  アイス・エイジ2 《ネタバレ》 
 1作目に比べるとストーリーが物足りないです。  地球温暖化で溶ける氷河。迫りくる大洪水。こんなサスペンスフルな舞台設定をして、なぜこんなにまったりだらだらになっちゃうのか不思議。  マニーは恋愛。ディエゴは自分の弱さと向き合うのに必死。シドは謎の宗教団体とのトラブル。だから『大洪水がくる・・・!一刻も早く非難しなきゃ!』ってのが二の次になっているからかもしれません。  太古の水棲恐竜らしき二頭が多少場を盛り上げてくれはしましたが…。たった二頭か。しかもその二頭と遭遇しているのが、犠牲になった一匹を除けばマニーたちだけ。せっかくパニックものの要素を取り入れる大チャンスなのにもったいない。  『こうなれば助かる』という最終ゴールラインがあやふやなのも良くありません。そこが明確であるからこそ、ハラハラドキドキもできるし、感情移入もできるってもんです。だいたいやっとゴール地点らしきところに到着したのに、そこも氷河に囲まれているっていうのはどうなの?正解なの?前作は人間の子供を両親に会わせるという明確な最優先事項が、映画にメリハリを与えていました。多分そこが良かったのだと思います。  文句ばかり書いてしまいましたが、二頭の水棲恐竜の襲撃シーンや、間欠泉のシーンなど、見所も多いんです。アニメーションだって前作にひけをとりません。特に水に濡れたマンモスの毛の質感のクオリティたるや形容できないくらい素晴らしい。ただその一つ一つがただのアクセサリーと化していて、映画の面白さと上手く結びついていないのがなんとも惜しいのです。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-04 23:22:55)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS