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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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1.  潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ 《ネタバレ》 
なんせ、ヘミングウェイだし、文学の香りにたじろぎつつ、身構えて鑑賞を始めたが、、その心配は、「すっ裸」のフランクによって、すぐに杞憂に終わりました (笑) 潮風漂う海辺の美しい風景の中、全く違う人生を歩んできた二人の老人の心温まる交流が、とてもよかった。 フランク (リチャード・ハリス) はウォルトから礼節や身だしなみを教わり、次第に紳士らしく変貌してゆく。かたやウォルト (ロバート・デュヴァル) は、奔放なフランクの影響でタガが外れていき、ついには二人そろって「すっ裸」で遊泳してしまう姿が笑えてくる。お互いが「持ち味」を与え合い、少しずつ変わっていく二人の姿は微笑ましいし、この年齢からでも人は変われるんだ、と感じさせてくれる。 フランクの最後は切ないけど、たくさんのよい出会いのおかげで、彼は一片の悔いなく人生を終えることができた、そう思いたい。 二人乗りの自転車、海辺の公園で幼い少女たちと語らう二人の老人の姿、、それは理屈抜きに癒される光景であり、いつまでも心に残りそうだ。 そして、シャーリー・マクレーンはいつまでもキレイだ。彼女がアパートの管理人さんとは、まさに「アパートの鍵貸します」らしくていいじゃないか。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-16 12:37:51)
2.  ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 
大人のための良質なファンタジーであり、ラブロマンスだと思う。 大富豪と死神の奇妙なやり取りを通じて、いつしか立場を超越した (男と男の) 友情が芽生えていく、、といった展開はいかにもマーティン・ブレストらしいですが、本作は、「二人の関係を不審に思う関係者たちをどう納得させるのか?」という、この興味をちらつかせることによって客をうまく惹きつけているところがある。そこは見事に、「国税庁の調査員だ」という、全く予想だにしなかったジョーの一言に一瞬啞然とするとともに、うまいオチだな、と。(それにしても、この場面のアンソニー・ホプキンスの演技は絶品だ) その伏線でもある、それは死と税金のように避けられないもの、これは忘れ難い言葉でした。死と税金ともう一つ、この映画は、人は生きていく上で、「孤独」も避けられないもの、というテーマも併せ持っています。金も名誉も手に入れたビルにとって、若さと美貌を兼ね備えたジョーは、彼自身の叶わぬ願望を投影したようでもあり、同じく孤独という意味で二人は表裏一体なのかもしれません。 いつものことながら、アンソニー・ホプキンスは、大富豪や高潔な人物の役がよく似合う。本作でも、その重厚な存在感で魅せてくれます。 かたや、ブラッド・ピットはそのビジュアルで魅せてくれた。彼のキャリアでは「ファイト・クラブ」の頃が完璧な容姿であったと思うけど、本作もほとんど同時期だから、まさに悪魔的な、ちょっと形容し難い美しさがありました。 クレア・フォーラニもキレイ。彼女も完璧な美しさだと思う。でも、主演の二人に比べたらどうしても存在感で勝てない。なぜなら、彼女には強烈な「個性」がないから。 思えばこの映画の見せ方って、俳優「本人」を大事にした撮り方をされていますね。その分、クローズアップが多くなり全体的に冗長なのが難点でもあるけど。 また、本筋に関係ない部分では、ビルとジョーとドリューによるスーツの着こなしがカットの度に楽しみで、彼らのスーツとネクタイのセンス、そしてネクタイの結び方、、三者三様でそれぞれにこだわりがあり素敵でした。
[DVD(字幕)] 7点(2021-10-12 21:13:18)
3.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
いきなりどうでもいいようなことだけど、美人秘書をわんさかとはべらすシンドラー (リーアム・ニーソン) がよかった。女たちにタイプを打たせて、それを楽しそうに眺める彼の姿が笑えた。この題材ですら、"娯楽性" にこだわるあたり、とてもスピルバーグらしいな、と。もしかしたら、「ジョーズ」や「インディ・ジョーンズ」すら、本作への試金石だったのかもしれない。そう思えるほど、ユダヤ系の大映画監督がやがてたどり着く、集大成であり到達点のような映画だった。 冒頭、野心のかたまりであったシンドラーは、はっきり言っていけ好かない。しかし、障害者の従業員がナチスに殺られたあたりから、明らかに彼の心に "変化" が生じていく。彼の怒りは単なる一経営者としてか、ナチス上層部への対抗心か、それとも「正義感」が芽生えたのか、ここではまだわからない。やがて、殺りくと死体の山を目の当たりにして、彼が決意したのは、自分が救わなければならない「使命感」だろう。オスカー・シンドラーその人が、人道主義者として覚醒し成長していくという、彼自身の "成長記" としてもよくできた映画だ。 そして、彼が救ったユダヤ人たちに見送られる最後の場面は、私の心に深く突き刺さり、生涯忘れることはあるまい。このとき、リーアム・ニーソンの涙は、確かに演技などではなかった。 数限りなく悲惨な出来事があったホロコーストという歴史について、赤い服の少女と、この涙と、彼を見つめるユダヤ人たちの眼差しが、私に多くのことを教えてくれた。
[DVD(字幕)] 9点(2021-09-03 18:54:41)
4.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 
まず、「料理」をモチーフにした映画として、ちゃんと料理をしている、そしてその出来上がった料理が美味しそう。ここはポイント高い。やや展開が都合よすぎる感じはしますが、こういう観終えた後に元気の出る映画はキライじゃない。 それはさておき、個人的にすごく感じたことを。 あくまで料理の映画ではありますが、モノを作るプロが (一人) いて、そこにまつわる人と経営と評価とお金、という、本質的には「ビジネス」のお話。すると本作は、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファヴローだし、ハリウッド映画界の大作至上主義 (金満主義) とか、その映画評論家たちへの当て付けですかね、そのあたりの含みをどうしても感じるんです (笑) フードトラックとキューバサンドの組合せは、ミニシアターと良質な低予算映画の愛すべき関係を意識してるのかなぁ、って。 監督、本当は「クレイマー・クレイマー」みたいの、撮りたいんじゃない?
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-31 21:04:36)
5.  シンプルメン 《ネタバレ》 
いきなり強盗の場面だし、見ての通りストーリーはぶっ飛んでるけど、演出自体はいたっておとなしいです。そう、映画は初めから最後まで、頑なに36.5度の平熱を保ってる。当然、たまにウトウトしかけるんだけど、いいタイミングで強烈なビンタが入ったり、狂ったように踊り出すから、眠気覚ましにはちょうどいいです、はい。 しかしながら、何かとてつもない出来事が起こりそうな緊張感だけは持続していて、なんやかんやで最後まで引っ張ります。でも、やはり最後まで大したことは起こらない (笑) 我が道を往く登場人物たちの誰にも共感できないし、映画はむしろそれを拒んでいて、お客さんは黙って映画を眺めていろ、って感じ。 つまり、ありがちでありながら、どの映画にも属さないという、「ハル・ハートリー」という映画のジャンル、は確立させています。 色使いと、その「透明感」は必見。
[DVD(字幕)] 6点(2021-07-27 12:16:53)
6.  ジョーカー 《ネタバレ》 
これは大傑作だ。でもとても反社会的で、おかしな影響受けそうなちょっと怖い映画。白状するが、彼と同じく "名もなき群衆" の一人として血が騒いだわ。 でも、この映画を観て感想を冷静にコメントしてるうちは大丈夫。ジョーカー、カッコイイ!! などと、騒いでいるうちも、まあ大丈夫だろう。そうそう、ヤツが階段を降りながら踊るシーン、、これにはカッコ良すぎて、しびれた!! ヤツと同じようにピエロのメイクしたり、笑い方を真似したり、独り部屋で鏡に映った自分に話しかけるようになったら、、これはマジであぶないかもね。 ・・って、なんかやっぱり、コメント書いてるだけでも「タクシードライバー」そっくりだ (笑) もちろん、「キング・オブ・コメディ」のリスペクトでもあるし、久しぶりにデ・ニーロが刺激的な役をやってくれて往年のファンとしては嬉しかったね。 その余韻に浸る私に向かって、会社の部下(男性・20代前半)はしれっと言ってくれた。「ホアキン・フェニックスかっこよかった!! マーレー役の人は何て言う俳優ですか!?」 ・・・。 ったく、ズッコケさせてくれるぜ。 とても時代を感じたが、、でもこれを機にあの二作を知ってくれたら、オジサンは嬉しいよ。 昔のデ・ニーロ、カッコ良すぎてちびるなよ。
[映画館(字幕)] 8点(2021-04-22 11:15:52)(良:1票)
7.  知らなすぎた男 《ネタバレ》 
冒頭の空港スタッフとの全くかみ合わない会話。もちろん、 本人はかみ合ってると思っています。私的にはもう、これでつかみはOK。そして、弟宅のメイドさんをいきなり抱擁する壮絶な空気の読めなさ。色々とウォレス・リッチーという男を紹介する入り方としては上々で、巻き込まれていることに最後まで気づかない巻き込まれ役、としての資質は充分、ということを概ね理解させていただきました。 もちろん、随所で気の利いたアドリブがパッと出るのも、彼が役者志望の映画好きということで説得力を持たせています。 そしてストーリーについては、皆様が言われている通り。あり得ませんね、堂々たるコメディです (笑) 何しろ弾に当たらないし。でも極めて低確率の超偶然が何十回と続いていく展開であって、決して超常現象が起こるわけではありません。 だからこのストーリーが成立するのは確率0%ではないのが本作の面白いところ。現実でもいつか世界を悪の手から救うのは、意外とこんなヤツ、かもしれません。 さあ、みなさんも一緒に、Let's ポジティブシンキング!!
[DVD(字幕)] 6点(2020-08-21 11:33:03)
8.  ジュディ 虹の彼方に 《ネタバレ》 
ジュディ・ガーランドという歌姫の半生は、離婚や酒と薬にまみれた孤独な生涯だった・・。それは波乱万丈の人生のはずなのに、どうしても「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~ 」とか「ストックホルムでワルツを」あたりを彷彿させます。要するに、"女性歌手の伝記映画" という定形的なフォーマット通りというか、、映画の構成としては目新しさがない気がしました。 そして、彼女は「オズの魔法使」のドロシーでしょう? それなのに子役時代の彼女が歌うシーンが皆無という、トンデモナイ脚本だし・・。 まぁ、色々と思うところはありましたが、レネー・ゼルウィガーの歌唱力と演技、そして何より歌そのものの素晴らしさには感動しました。 ありがちな展開の中でも、ゲイのカップルとの交流が印象的で、彼女のキャラに深みを与えています。その彼ら二人が最後に大きな仕事をしてくれて・・。 幼いころから、映画やショービズの世界で勝つことを義務付けられて、奪いとられた普通の等身大の子供時代。その当てつけのようにいつまでも自由奔放で、まるで大人になることを拒んでいるような彼女の人生でした。家族たちとはうまくいかなかった。でも最後までファンたちには愛されて、拍手喝采に涙する彼女。 いつしか夢見た虹の彼方、その向う側にはいったい何が見えたのだろうか。
[映画館(字幕)] 7点(2020-03-14 13:11:52)
9.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
歴史が裁けなかった巨悪をタランティーノが映画で成敗します・・! シリーズ第2弾。本作はC・ヴァルツが圧倒的に楽しい。膨大な台詞もなんのその、スラスラと流暢に自らの言葉のように溢れだす姿は観ていて本当に楽しい。そんな愉快な彼をいつまでも観ていたかったのに、、、一番楽しいキャラの途中離脱はやはり残念、無念。後半、J・フォックスも孤軍奮闘で頑張っているが、如何せん口数が少なすぎてタランティーノ映画の主演向きじゃない気がします。やはりこの監督の映画では、ガンアクションよりも言葉遊びを楽しみたい! と改めて思ったのでした。KKKの描き方は面白いと思う。彼らをここまでコケにして茶化した描き方をしたのは、映画史上でもタランティーノが初めてでは?
[DVD(字幕)] 6点(2020-01-13 16:53:45)
10.  潮風のいたずら 《ネタバレ》 
ゴールディ・ホーンの魅力が全開・・! 高慢ちきなジョアナと家事に育児にテンパるアニー、どちらがお好き? 私は、ジョアナのコスプレしたアニーが一番お好き。カート・ラッセルの80年代ハードロックMTV風ファッション、実は好きなんです。「子供たちのいたずら」はちょっとシンドイ。アンドリュー、あんたは最高。でもグラント・ステイトン三世さんも、ちょっとバカっぽくて憎めないかも。二人のためではなく、家族のために妥協すること、変われること。これってコメディのふりして、実は結婚することの核心を突いてると思うの。それぞれ海に落ちて始まり、最後は二人で (自ら) 海に落ちて終わる。そして、何と本作のリメイクがあるとは驚きました・・。でもそれよりまずは本作のBlu-ray化を強く望みます (笑)
[DVD(字幕)] 8点(2019-10-16 23:17:45)
11.  幸せをつかむ歌 《ネタバレ》 
オープニングの疾走感あふれるナンバー "American Girl" でさっそく気分はハイテンション。途中、しっとりと聴かせるナンバーもあって、クライマックスは結婚披露宴の "My Love Will Not Let You Down" でボルテージは最高潮。そんな感じで劇中の挿入歌がどれもすばらしい。ハッキリ言ってストーリーとしては王道、アメリカ映画史が始まってから何百回も繰り返されてきたド定番でしかありません。でもそんなことはどうでもいいのだ、何しろあのメリル・ストリープがこんなん役をやっておられるのだから (笑) 私の記憶をたどっても本作リッキー役は今までにない彼女の新境地。その役作りのためにギターの猛レッスンをうけたそうな。(その成果はご覧のとおりです) 最高峰に君臨する大女優が、そのあくなき向上心で更なる高みを目指した。もう上には誰もいないのに。本作は映画の内容云々よりも、その事実につきるだろう。彼女に多くのエネルギーをもらえる映画です。でも邦題は残念~。原題のままが絶対によかった。
[映画館(字幕)] 7点(2019-10-02 23:51:15)(良:1票)
12.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 
この映画で一番の偉業は掲題の出来事ではなく、役者経験なしの男たちがこの年齢にしてC・イーストウッド監督の映画で (主演!) デビューを成し遂げたこと。異論は認める。そしてイーストウッドは、役者の技量なんて監督の手腕でどうにでもなる、と言っている。これも、異論は認める。
[映画館(字幕)] 7点(2019-07-26 23:16:29)
13.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
ファンタジーであり極めてシンプルなラブストーリーであると思う。そして映画愛と呼ぶべきオブラートにくるんではいますが、根本的にはホラーと思いました。もちろん、聾者の女性とゲイと黒人とロシア人と(半魚人のような)異形の者が力を合わせて、一匹の怪物と戦う物語です。最後、二人が海中に漂うラストシーンはあまりにも美しくて、涙が出ました。 愛し合う二人しか存在しない世界。そこは、差別、偏見、俗物といった概念が存在すらしない、遠い遠いアダムとイヴの楽園を思い出す。だから見方によっては、腐敗したこの世界(地上)にサヨウナラ、といった物語でしたね。こういった普遍的な娯楽映画がアカデミー賞作品賞とは素直に喜ばしいこと。でも、昔みたいなクラシックな(男と女の)恋愛ドラマ、アカデミー賞でまた見たいです。
[映画館(字幕)] 7点(2018-03-17 01:13:06)
14.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 
さすがの安定感と言いますか、ジョン・カーニー監督の映画は外さないですね。今回、オリジナルの曲もよいのだが、やはり私の年代にとっては80年代の音楽の数々が懐かしくて、曲が流れるたびに当時を思い出して心弾みました。特筆すべき点として、音楽をテーマに、"大人たち"を多く描いてきた監督ですが、今回は少年を主人公にすえてきました。少年と音楽(ロック)とくれば当然、自由、権力に対する反抗、束縛からの解放、これなんです!規律厳しい学校。ちょいワルな仲間たちとキュートなあの娘。校長先生は世俗的な(つまらない)大人の象徴。そして、、規律とは破るためにある(笑)。未来に向かって漕ぎ出すラスト。そのすべてがあの有名な映画を彷彿させます。そうです、本作を僕は勝手にジョン・カーニー版"小さな恋のメロディ"と思ってます。本気で音楽に生きる覚悟は、長く険しい荒波に挑むようなものでしょう。その覚悟が本気であればあるほど、途中で後戻りはできません。ラストは二人の心境になって、、いや、それはさすがに図々しいので、兄貴側の心境で二人の船出を見守っていました。(それにしても何てカッコいい兄貴だ!)若さと情熱と愛があれば。自分はもう、二人のような若さはありませんが、あの頃の気持ちと音楽はいつまでも心に忘れずにいたい。
[映画館(字幕)] 8点(2017-01-25 22:55:01)
15.  人生の特等席 《ネタバレ》 
ガスは正に昔気質の職人。自分のやり方を頑なに変えようとしない石頭で時代遅れの男です。その生きた化石のようなじいさんが、経験と情熱だけで最先端のITベースボールに一泡吹かせる。何だかすごく気分がいい。スポーツの世界にテクノロジーを導入することは、全く悪いことだとは思わない。でも、私はガスじいさんのやり方を圧倒的に支持する。古臭いけど人間味があるし、何より選手への愛が感じられるから。いくつか見られた強引な展開はご愛嬌ということで目を瞑りましょう。期待通りの幸せな結末がむしろ心地よい映画でした。なお、本筋とは関係ありませんが、俳優業を引退していたクリント・イーストウッドは、本作が監督デビューである愛弟子ロバート・ロレンツの為にスクリーン復帰を果たしたそうです。微笑ましいエピソードということで、蛇足ながら記しておきたい。
[映画館(字幕)] 7点(2015-02-11 15:25:32)
16.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
あのフォー・シーズンズの大ヒットミュージカルを、クリント・イーストウッドが映画化すると聞いて非常に楽しみにしていましたが、その期待を裏切らない素晴らしい内容でした。楽曲の質は今さら改めて言うまでもありませんが、今回特に印象的だったのは、バンドメンバーが視聴者に向かって語りかける演出です。この実験的な試みに序盤は違和感を覚えましたが、観ていくうちに次第に慣れ、いつの間にかこの語りを楽しみに待ち構えるようになり、そして最後はラストのメンバーたちの粋なスピーチに思わず顔がほころぶこと間違いなし。舞台版に対する監督ご自身の思い入れもよく伝わり、この演出は結果的に大正解だったように思います。彼らが楽しそうに歌う姿はしばらく忘れられそうにありませんが、私はその彼らを楽しそうに撮影する監督クリント・イーストウッドの姿もついつい想像してしまう。映画のジャンル変われど質の高さ変わらず。老練クリント・イーストウッドの匠の技、まだまだ健在です。
[映画館(字幕)] 8点(2014-12-19 21:36:13)
17.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
マット・デイモンは素晴らしいですね。私は、画面いっぱいに溢れる彼の優しさ誠実さが大好きで、彼が出演する映画は要チェックしています。20秒の勇気・・。いい言葉でした。けれど私はいつも、その勇気を出すまでに数年かかります(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-29 21:26:17)
18.  シカゴ(2002)
レンタルDVDで初めて鑑賞しましたが、これは映画館の大スクリーンで観たかった!と心底から思いました。楽しい気分になれるミュージカル映画は大歓迎です。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-18 20:39:48)
19.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 
とにかくアマンダ・セイフライドを観てください。ため息が出る美しさです。個人的には、イタリア料理家のガエルのキャラがツボでした。あれだけうんちくたれてたのに、あっという間にその辺のおばさんの手料理にひれ伏しちゃって。ロマンチックなイタリアを堪能させていただきました。いつの日にか大事な人と行きたいものです。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-26 21:51:47)
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