1. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 タイトルにもありますが、これは夢、それも男にとって最高の夢を描いてくれている作品です。 栄光を求めながら、手に入れられなかった、また栄光への道を途中で奪われた男たちの夢、そして親子の確執を後悔している男の夢、そういったものを、自らの生活を犠牲にしてまで叶えようとする主人公一家の姿・・・誰が何と言おうとも私はこの作品に満点をつけたい。 [地上波(吹替)] 10点(2015-09-30 21:43:28) |
2. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 今まで見た戦争映画の中でも1、2を争う凄い作品でした。戦争というものが、如何に人間の存在を否定するような地獄であるかを、ちょっと突き放した感じで描いています。 そして、この作品の凄いところは、重いテーマを扱っていながら、まったく無駄の無いシーンの展開、効果的な音楽の使用等で考えさせるだけでなく、娯楽としても成立させてしまうところですね。特に、ラストのローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」が流れるエンドロールは、本当に鳥肌がたつ位格好良いです(これも今まで見た中で1、2を争いますね)。 大スクリーンで見たい作品ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2007-05-06 16:48:06) |
3. プロデューサーズ(2005)
《ネタバレ》 久々に映画館で大爆笑してしまいました。もう、「春の日のヒトラー」(韓流映画みたいな題名ですね。)なんて凄いミュージカルを見れただけでこの作品は満点です。内容も、オカマのヒトラーは出てくるわ、ナチスの軍服を着たダンサーが鉤十字になって踊るわでぶっ飛んでます。でも、凄く良くできてるんですよね(舞台で見てみたいです)。 しかし、やばいブラックジョーク満載でしたね。ユダヤ系の主人公が、「最悪なシナリオ」とはいいながらもナチスドイツをネタにしたミュージカルを製作したり、ハーケンクロイツの腕章したり、アイリッシュの発音を揶揄したり・・・・。(最後には「わが闘争」の宣伝まで・・・・・) まあ、オカマの演出家の登場シーンは度肝を抜かれましたね(笑)もう、笑いを抑え切れませんでした。ハトの敬礼も可愛いくて面白かったし、主人公2人とユマ・サーマンの絡みもとても良かったです。とにかく見所いっぱいで最後まで楽しめる作品でした。(大勢の婆さんのダンスも中々見れるもんじゃないです。) [映画館(字幕)] 10点(2006-06-03 22:10:38) |
4. 42~世界を変えた男~
《ネタバレ》 人種差別が個人の考えの範疇にとどまらず、社会の常識であったという恐怖。 その恐怖に立ち向かい、尚且つ打ち勝った主人公そして、その主人公を支える周囲の姿にはただただ感服の意を表するしかありません。 まあ、タイトルには「世界を変えた」とありますが、正直「変えた」のではなく、「おかしな慣習を改めた」というのが正解だと思います。 [DVD(吹替)] 9点(2014-05-31 00:48:07) |
5. ブラディ・サンデー
《ネタバレ》 最後にU2の「Sunday Bloody Sunday」が流れます。これまで大好きで何百回と聴いてきた曲ですが、改めてこの曲にこもっている思いが深く胸に突き刺さってきました。 内容は、非常に衝撃的でした。「血の日曜日事件」の凄惨な様子がドキュメンタリータッチで生々しく描かれています。(「ユナイテッド93」と同じ監督の作品なんですね。) しかし、見ていて英国軍に対する怒りが湧き上がってきましたね(勿論、英国軍も被害は相当受けているし一方的に悪だとは思いませんが・・・・)。全く関係の無い私がそう思う位ですから、アイルランドの人たちにしてみたら・・・・・。そう考えると憎しみの連鎖というのは中々簡単に断ち切ることができないなと改めて痛感します。だからこそ、「We Shall Overcome Someday!」という言葉が心に響くのかもしれません。 [DVD(字幕)] 9点(2006-11-06 18:18:39)(良:1票) |
6. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 アメリカの戦後史をフォレスト・ガンプの人生を通じて描いていて、非常に興味深かったです。(だから、アメリカの戦後史の知識が無いと、多分面白さがあまりわからないと思います。) フォレスト・ガンプと幼馴染のジェニーの人生がアメリカの明と暗の歴史を対称的に表していて、その2つの人生が時折交差していくストーリーが非常に切ないです。おそらく、フォレスト・ガンプとはアメリカの理想を人間化したものなんだと思いました。そして、ジェニーこそが実際のアメリカの姿であって、フォレストに対し尊敬はするものの、ついていけず反発し、そして堕ちていく様は現在のアメリカに通じているような気がします。(まあ、そこまでアメリカの事を知ってはいないのですが。) [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-24 20:16:24)(良:2票) |
7. ブロードウェイと銃弾
展開の面白さ、出てくる登場人物の設定、どれをとっても文句の付けようがありません。とにかく、素晴らしい作品です。(もう、上手い!としか言いようがありません。) [DVD(字幕)] 9点(2006-04-16 21:23:27) |
8. プーと大人になった僕
《ネタバレ》 仕事で精神的に疲れがたまった時にじんわりと効くような作品です。しかしまあ、舞台はイギリスですが、内容はまさに「This is アメリカ」というような展開でしたね。ファンタジーと現実をうまく結びつけています。 [DVD(吹替)] 8点(2019-05-25 23:52:08) |
9. 普通じゃない
《ネタバレ》 ハリウッド進出ながらも、どこかもっさりとしたイギリス映画の雰囲気が満ち溢れています。はっきりいってダサいんですが、そのダサさがとても愛おしく感じます。音楽も当時のUKロックの勢いを感じさせます。内容もロックです。とりあえず、ブレイク直前の【キャメロン・ディアス】の存在感は神がかっています。 [DVD(吹替)] 8点(2017-08-11 09:30:05) |
10. フルートベール駅で
《ネタバレ》 差別という人類が抱える闇の深さにいろいろと考えさせられました。 差別の恐ろしいところは、ある種のレッテルを貼ってその人たちを見てしまい、この映画で描かれているような普通の人間としての姿が見えなくなってしまうことです。 恐らく、主人公を射殺した警官も、彼を「何をしてくるかわからない危険な犯罪者」、「彼らは社会を脅かす危険な存在で排除しなければならない」としか見ていなかったのでしょう。 まあ、そういう考えに至らせるような行為を実際にしてしまう輩もいないことはないのでしょうが・・・・・ とても難しい問題です。 [DVD(字幕)] 8点(2015-02-01 23:22:55) |
11. フォーカス(2001)
《ネタバレ》 排外主義・差別主義の恐ろしさや愚かさをわかりやすく教えてくれる作品 排外思想は単純で非常に分かり易く、またそれ故に人に優越感や爽快感を与えてくれるものである。 この作品の主人公達も、外見上の問題でたまたま被害者となっているが、作品の中で何とか加害者側にまわろうとする努力をしている点もしっかりと描かれていてこの問題の難しさを映し出している。 [地上波(字幕)] 8点(2014-07-12 01:45:44)(良:1票) |
12. ブルーバレンタイン
《ネタバレ》 昔「男と女の間には深くて暗い川がある」という歌詞の歌がありましたが、まあ結婚に対する夢も希望も打ち砕くようなリアルなストーリーでしたね。なんと言うか、すれ違いが生じたとき、それをなりふり構わず修復しようとする男とある段階で一気に関係を終わりにしようとする女の姿が非常に痛々しかったですね・・・・・。 しかし、良く出来ている作品ではありました。最後の花火の映像は本当に哀しい美しさでした。 また、男が怒って結婚指輪を投げ捨てた後、我に返って必死に探す姿が印象的でした。 [映画館(字幕)] 8点(2011-08-12 00:21:29) |
13. フローズン・リバー
《ネタバレ》 女性版「グラン・トリノ」という印象を受けました。格差問題、人種問題、不法移民問題等々アメリカ社会の影の部分を鋭く描いています。作品全体を貫く緊張感に惹き込まれました。 凍結した川の荒涼とした風景が、まさに登場人物たちの状況を表しているかのようで非常に印象的でした。 [映画館(字幕)] 8点(2009-12-02 16:12:32)(良:1票) |
14. ブルース・ブラザース
ハチャメチャだけど常にクールなブルース・ブラザーズに、JBやレイ・チャールズ、アレサ・フランクリン等の超大物歌手たちが歌って踊る・・・・・何度観ても楽しい映画です。映画館で観たかった! [ビデオ(字幕)] 8点(2008-09-07 22:31:50) |
15. 普通の人々
《ネタバレ》 「普通の人々」というタイトル通り、まさに誰もが向かい合っているであろう「家族関係」について描いているので非常に見入ってしまいました。また、カウンセリングのシーンも結構心に響くものがありましたね(ずっと後の作品ではありますが、「グッド・ウィル・ハンティング」を思い出してしまいました。)。やはり家族といえども他人な訳ですから、(いろいろな面での)限界を受け入れながらやっていかなければならないんだなと感じましたね。 [地上波(吹替)] 8点(2008-01-29 12:41:24) |
16. プリティ・リーグ
《ネタバレ》 公開当時話題になっていたので存在は知っていたんですが、何となくキワモノっぽいイメージがあって観ていなかったんですよね・・・。こんなに素晴らしい野球映画だったなんて・・・・この邦題付けた奴出て来い!って感じですね。 ストーリー的には、戦争という背景はあるもののスポーツ映画の王道的なものなんですが、とにかく音楽とテンポの良さがスポーツの持つ高揚感を上手く引き出しているのが良かったです。本当に、野球(ベースボールと言うべきか?)というスポーツの素晴らしさを味わえました。 しかしまあ、第二次世界大戦という背景を考えると、ちょっと複雑な気持ちはありますけどね。 [ビデオ(吹替)] 8点(2007-09-28 12:57:00)(良:1票) |
17. フライド・グリーン・トマト
《ネタバレ》 どちらかと言えば地味な作品ではありますが、観ていてとても心地の良い気分にさせてくれる映画でした。保守的でいろいろな縛りのある南部の町で力強く生きてきた女性の物語を、現在と過去を上手くいったりきたりさせながらユーモアを交えつつ描いています(まあBBQのエピソードはちょっとブラックな感じですが・・・・)。 何というか、観終わった後じんわりと感動が心に沁みこんできましたね。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-24 18:18:48) |
18. ブレイブハート
英国の歴史についてほとんど知らなくても、十分に楽しめる作品です(まあ、多少でも知っているとさらに楽しめますが・・・・。イングランド、スコットランド、アイルランドの歴史をwikiか何かで予習しておくといいかもしれません)。 登場人物たちの駆け引きや心の動き等々、戦国時代ものが好きな方なら絶対に惹きこまれるであろう面白さです。 [地上波(吹替)] 8点(2007-06-03 19:15:13) |
19. プライベート・ライアン
とにかく、戦闘シーンの迫力が凄いです。映画館のスクリーンで見たかったですね・・・・・。 ただ、その凄さ故に、ストーリーが薄まってしまった感じはしますが。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-16 22:35:58) |
20. ブラックホーク・ダウン
映像的には凄くリアルで迫力のある作品でした。しかし、戦場に赴いたアメリカの兵士達は何の為に戦い、何の為に死んでいったのか・・・・・。非常に考えさせられます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-24 19:54:24) |