181. プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ
《ネタバレ》 シネマシティの"極音ナイト"にて鑑賞。映画と言うよりは、ライブフィルムですな。かなり楽しめたが、やはり当サイトは映画批評サイトゆえ、残念ながら高得点はありえない。(ライブフィルムとしては8点、映画としては2点、点数はなぜかその中間をとって5点)彼の全盛期であり、名盤と言われる表題のアルバムのライブ映像だけに、楽曲はどれも素晴らしいです。メンバーの中では女二人、キャットとシーラ・Eが脇役に止まらないほどの圧巻のパフォーマンスと存在感。もちろんプリンスも歌うわ、踊るわ、ギター弾くわ、ピアノ弾くわ、ドラム叩くわ、腰をカクカクさせるわで何とも多彩でマルチな才能。すごいな~と思いつつも、結局はその何でもアリがギタリストとしては過小評価に至ったのかもしれません。 [映画館(字幕)] 5点(2015-06-13 22:58:28) |
182. インランド・エンパイア
当レビューサイトにデヴィッド・リンチというジャンルを追加いただきたい。 [DVD(字幕)] 5点(2015-05-24 00:49:59) |
183. ビッグ・アイズ
《ネタバレ》 題名でもある有名な絵画"ビッグ・アイズ"の魅力よりも、作者マーガレットの魅力よりも、その夫ウォルターの存在感で話をぐいぐい引っ張ります。彼を形成する特徴を簡単にいくつか述べましょう。罪悪感の欠如、名声欲のかたまり、それと政治家顔負けの口八丁。はい、絶対に友達になりたくありません(笑)。でも不思議、彼は間違いなく悪人だけど、なぜか憎めない求心力のあるキャラクター。監督ご自身も親しみを持って彼を描いていることは明らかです。たぶん、彼の人間性・手段はさて置き、一貫してブレない絵を売ることへの"信念"から、夢を売るエンターテイナーとしての哲学を少なからず感じたのではあるまいか。映像は全体を通してほどよく明るい色使い。この映画の内容(というよりは彼のキャラ)にはよく似合う能天気な色彩でしたが、やはり本作はティム・バートン監督の映画。いつものようなダークな世界観を期待していたので、点数は低めで。 [映画館(字幕)] 5点(2015-02-03 23:42:44) |
184. ワンダとダイヤと優しい奴ら
《ネタバレ》 考えてみればコメディ映画という謳い文句は、作り手にとってこれは何とも都合がいい。視聴者が笑えなければ、この笑いが判らないとは何と可哀そうと言う。この冗談はちょっと度が過ぎると言われれば、これはほんのブラックジョークだから本気には取らないでと言う。この映画などはまさにその王道、風刺と際どいブラックジョークのオンパレード。笑いたければ笑えばよし。笑えない人はサヨナラ。私はどうにも、笑いのために犬を殺したり魚をパックン食べたりには笑えませんでしたが。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-07 23:59:44) |
185. リービング・ラスベガス
お酒をこよなく愛する私といたしましては、とても他人事とは思えない話でした。私も一歩間違えれば明日は我が身、よい教訓となりました。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-14 21:52:57) |
186. ゴーン・ベイビー・ゴーン
パトリックよ、あなたは勇敢で正義感が強くて、本当に立派だ。頭も切れる。ケンカも強い。大したもんだよ。 でも道徳は小学校一年生からもう一度お勉強した方がいいね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-10-02 14:59:58) |
187. ドリームキャッチャー
《ネタバレ》 序盤の、恐ろしい何かが始まろうとしている、、という雰囲気はグッド。この映画を観て思ったこと。スティーヴン・キング作品には当たり外れがあること、モーガン・フリーマンは主演より助演キャストが向いているということ。 [映画館(字幕)] 5点(2013-08-15 13:26:20) |
188. ゴースト・オブ・マーズ
カーペンター御大とゾンビと宇宙である。どれか1つでもお腹いっぱいのキーワードが3つもてんこ盛りである・・!そてはさておき、ジェイソン・ステイサムがナターシャ・ヘンストリッジを始終口説きまくるやり取りが男の下心をくすぶり最後まで全くあきさせない本作である。ちなみに、カーペンター信者でゾンビ映画狂である私の友人は頑なにこの映画を名作と言って譲りません。音楽なら、例えばヘヴィメタルのファンのようなものか。決して大多数ではないが、その少数派の忠誠心は決してゆるぎない話である。(なんのこっちゃ)でもその友人、上映前にビール飲んでたせいで上映中に5~6回はトイレに行ってた。30分以上は見逃していることになるが、それでも上映終了直後に「名作でしたね!」と満面の笑みで言っていた。 [映画館(字幕)] 5点(2013-08-11 18:19:14) |
189. M:I-2
監督ジョン・ウー、主演トムクルーズ、ハリウッドで制作、以上から想像した通りの内容です。トムクルーズは高い所がお好きなようです。。 [映画館(字幕)] 5点(2013-07-25 17:00:15)(良:1票) |
190. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 映画史に残る一大スペクタクルとして忘れ難いインパクトを残した映画であることは一つの疑念もありません。だが、史実をモチーフにした映画だからと言ってしまえばそれまでですが、沈みゆくタイタニック号に乗り合わせた人間全てに生と死のドラマがあったはずであり、船上で偶然居合わせた軽率な男女の歴史も未来もない話だけを美化してそれで満足なのかと。1500人が亡くなった事件です。三人の痴話喧嘩よりもこの船上にはもっと語り継ぐべき人間のドラマがあったのではないか。私にとってはこの二人の愛の顛末よりは最後まで演奏を続けた楽団のエピソードの方がよほど心に響きました。 [映画館(字幕)] 5点(2013-07-21 16:30:22)(良:2票) |
191. ディア・エヴァン・ハンセン
《ネタバレ》 エヴァン・ハンセンが自分宛に認めた手紙、彼のギプスに書かれた "connor" のサイン、そしてコナーの死によって、そこから思わぬドラマが生まれていく、、という、ストーリーは面白いけど・・。 困ったことに、コナーという人がどういう人間だったのか、あれだけでは全くわかりません。まず彼のことを確りと描くべきだったと思うし、彼のこと、その苦悩や人生感に共感できるからこそ、このストーリーに感動できると思うのです。 彼の両親たち。どうやら悲しんでいるようだが、なんだか白々しくて他人事のようにしか見えない。 学生たち。彼らの行為は全て「クラウドファンディング」という金集めが目的にしか見えない。 なぜなら、この人々と生前のコナーにまつわる描写を怠ったからであり、これでは関係者たちが「自己満足」に浸っているように見えても仕方がありません。 全体的に、地盤と基礎を手抜き工事して見た目だけは豪華に装った建物のように、ハリボテの薄っぺらい映画でした。 私は同監督の「ウォールフラワー」が好きで、かなり期待したのですが、本作はダメでした。思えばあれは、エマ・ワトソンとエズラ・ミラーという最強ヴィジュアルに、デヴィッド・ボウイの名曲「Heroes」の組合せがあまりにも完璧すぎた。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-03-20 17:15:31) |
192. コロンバス
これが、各国で映画賞をたくさん取っていて、全世界が絶賛の映画ですか。ふうん、そうですか、、。 評論家すじは大絶賛ということは、おそらく、この映画は「技巧的」なんだろう。でも、娯楽性に富んでいるとは言い難い。実際、私には退屈でした。 著名な「建築物」の大抵は芸術至上主義で、建築物に生活感を求める庶民の感覚とはほど遠いものです。まさに、このテーマにして、この映画、という気がします。 モダニズム建築の街「コロンバス」で、彼女がどこよりも好きな場所が、どこにでもある学校の体育館 (の裏側) だった。唯一、このエピソードは好きだ。 自分が好きな映画が、良い映画、それでいいんだ。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-02-14 22:35:02) |
193. トップガン
まるでマクドナルドのような映画。私はモスバーガー派なので・・。すみません。 [ビデオ(字幕)] 4点(2017-04-19 21:52:36) |
194. 追憶の森
《ネタバレ》 実力派キャストを揃えているのでとても期待していましたが、これはちょっとすべった感じです。愛、死、スピリチュアルなど、深遠なテーマを欲張って詰め込みすぎて、これをどうやって収めようかと、まるで監督自身が答えを探して迷路を彷徨っているような。キイロとフユのエピソードも説明不足により、決まった時の爽快感はほとんどなく、置いてきぼりされた唐突感しか無かったです。それに彼が出会う日本人が一人残らず英語ペラペラってねえ・・。ここは富士の樹海である前に日本だぞ。期待外れだとツッコミしか出てきませんが、管制塔から見た樹海の眺望(パノラマ)はすごかったです・・と最後意味なしフォロー。 [映画館(字幕)] 4点(2016-05-10 00:03:36) |
195. 最高の人生の見つけ方(2007)
キャスティングの面白さという意味では、実生活でも大金持ちの二人に、映画でもゴージャスな旅をさせては一つも面白くありません。彼らの実生活をこれ見よがしに見せつけられているようで、これは余命宣告された二人の生涯最後の旅です、と言われても残念ながらほとんど感情移入ができませんでした。そして内容以前に、このセンスのない邦題には毎回辟易する。たかが邦題、されど邦題。過去の名作を見ればあきらかだが、基本はやはり直訳が理想的だろう。「バケットリスト」ではさすがに厳しいが、もう少し作品の個性を感じさせる題名を思いつかないものか。二大名優の共演、この映画はそれだけに尽きると思う。 [映画館(字幕)] 4点(2014-10-30 16:20:14)(良:1票) |
196. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 雨が降り注ぐ暗い近未来、狼男と吸血鬼の抗争、そのダークな世界観はなかなか見応えがあるのだが、肝心の内容が。。ケイト・ベッキンセールは恐ろしいくらいにこの世界にピッタリとはまっていました。 [映画館(字幕)] 4点(2013-08-16 20:51:49) |
197. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 後悔、、もとい公開当時に劇場で観た男です。当時、ブルース・ウィリスとリヴ・タイラーが私生活で噂があったことも手伝い物語における人間関係相関図をとても邪魔したこと、エアロスミスの主題歌がくど過ぎてさながらバンドのMTVみたいであったこと、もはやこれくらいしか思い出せません。もう一つ、リヴ・タイラーが大根であったこと。あともう一つ、ベン・アフレックの顔がでかかったこと。あと・・、もうやめときましょう。以上。 [映画館(字幕)] 4点(2013-07-22 22:54:52) |
198. フォーガットン
《ネタバレ》 人がまるでドラゴンボールの実写版のように空の彼方へ飛んで行く。このたった1カットでサスペンス映画が一瞬にしてSF映画に変貌します。本に例えるなら、たった一行で今までの世界が全てひっくり返る話。本作はたった1カットで期待が失望に全てひっくり返る話。 [映画館(字幕)] 3点(2015-05-06 22:17:14) |
199. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 巨匠の映画らしく戦争の恐怖を伝える演出はやはり余念がない。ドリルで貫かれる少年の姿。男だけではなく子供や女まで、ありとあらゆる"標的"がスコープの中を彷徨い、次の瞬間にはその体を無残に銃弾が貫く。戦場というよりは、これはまるで地獄だ。構成としては、クリス・カイルが米軍史上最強の狙撃手として生成される過程、特に前半における彼の決意や心境の描写が足りないと感じた。そのクリス・カイルはアメリカでは英雄と呼ばれたらしい。しかし160人射殺して英雄とは本当に馬鹿げている。殺戮者を英雄と崇めるこの道義のないヒロイズムこそが戦争の狂気であり、多くの人間を戦争に駆り立て、多くの命を奪った悪しき根源なのだ。これからも"愛国心"を煽り文句に殺人マシーンを育成し、"英雄"という名の人参で多くの人間を戦場に送り出す。私は、ヒアアフターで描かれた天国に涙した。あの時は途方もない幸福感に胸が震えた。クリント・イーストウッドがまたしても地獄を描いたのは本当に残念だが、この年齢にしてまだ戦争を伝えようとするその信念だけは強く心に突き刺さった。 [映画館(字幕)] 3点(2015-03-21 16:33:43) |
200. ホステル
《ネタバレ》 思ったより怖くなかった。たぶん、見せすぎなのだと思います。解体部屋などは、ある程度視聴者の想像に任せて、露出をもう少し抑えた方がより恐怖感をあおったのではないか、と感じました。お化け屋敷なんかも、たま~にワッ!と出てくるから怖いわけで・・。(よくわからん例えですな)エロに1点、グロに1点、内容に1点の計3点でございます。 [DVD(字幕)] 3点(2014-02-12 21:36:07) |