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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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361.  5時から7時の恋人カンケイ
あちらのレビューサイトや評論家の間ではまぁまぁ評価の高い映画だそうですが日本では劇場未公開。 この映画が小品でキャスト等が無名な事が理由でしょうが、それだけではなく恐らく不倫が(特にこの映画が全米公開された時期くらいから)日本の一部で猛烈に叩かれるようになってた事も理由の一つにあるのではないかと思います。 タイトルの「5時から7時」はフランス語では不倫を指す…と劇中で語られていますが、それが本当なのかどうかはフランス人に聞いてみないとわかりません。 でもまぁフランス人でなくても「5時から7時」と言われたら不倫?と誰でも思いますよね。  ラブコメに分類される映画ですが、コメディ要素は小粋な会話にあるくらいで基本的にはロマンス純愛要素強めの映画です。  個人的には中島みゆきが柏原芳恵に提供した「最愛」という歌の歌詞が頭に浮かぶそんな映画でした。 だって歌詞のまんまなんだもん。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-06 13:39:56)
362.  ザ・ギフト 《ネタバレ》 
あぁなるほど「ギフト」って授かりものの事だったのね、とラストで納得する映画。  とにかく終始なんか気分の悪い映画です。 序盤の登場の時点から旦那がどうも好きになれないというかとにかく好感度が低いと思ってたら案の定ですよ。 奥さんが可哀そう…とも思えるところですが、しかし結婚って「自分でその相手を選らんでする」わけですからね。 そういう相手を選んだ自分の責任もありますし、精神的に少し弱いこの奥さん、依存のけがあるからこの旦那を選んだってところもあるんでしょう。 一応犯人枠のゴードンですが、何しろ「旦那の側が明らかに悪い」だけにその行為に対して何も思わない…というか「もっとひどい事してもいいんじゃね?」と思える始末。 そうなるとこの映画、観客としては誰に感情移入して誰を応援すればいいのか非常に困るまま最後までたどり着いてしまうという、とにかく終始ただなんか気分が悪いだけの映画になってます。 てかもちろん意識してそう作られてるわけなんですが。  普通に面白いとは思いますが、もうちょっとカタルシスあってもよかったかな、とそういう思いが残ります。 この消化不良の気持ちをどうしてくれるのよ?と。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-04 20:20:02)
363.  ダークハウス 《ネタバレ》 
一言で言えば「雰囲気お化け屋敷映画」 多分現代版の「ローズマリーの赤ちゃん」を作ろうとしたんじゃないでしょうか?  原題が「Demonic」なのに邦題は「ダークハウス」 原題は「ローズマリーの赤ちゃん」的な意味だし 邦題は「雰囲気お化け屋敷映画」的な意味 まぁタイトルが割れるのはわからなくはありません。  基本は最近多い過去と現在を交互に行き来して謎を解き明かしていくタイプのホラーです。  序盤から雰囲気は抜群で「これはおもしろそう」と期待させてくれます…が、最後まで観ると「なんだかなぁ」となる残念な映画です。 お化け屋敷的な脅かし(途中どんどん安っぽくなる)と雰囲気はあるんですが、ストーリー自体が非常に安直なんですよね。 ラストへ向けて映画の中で種明かしが進むと尻すぼみになっていくのはどういう事なんだ…と。  つかブライアンの行動は意味不明すぎます。何の説明もされないけど…あれは結局何だったの? 2への伏線の一つ?いや2ないけどな!  この映画の大きな欠点は、被害者チームの特に男性陣のキャラが薄い事。 大学生チームの男性は4人しかいないのに白人長身細身系が3人いてキャラの描き分けも弱く、さらに暗いシーンも多く「こいつ誰?」になる事が多数。 例えば残った映像を見て刑事が「ジョンだ」とか言ってるシーンは「ジョン」と言ってるからジョンだとわかりますが、言われなければ誰かわかりません。  暗かったり荒い映像で見せるタイプの映画は、デブとか黒人とか入れてわかりやすくするのが必須なんだな…という映画の基本を教えてくれる映画です。  いかにもパート2を作れるホラーらしいラストもお約束の域を出ずにイマイチです。 まぁこの話だとこのラストしかないけどな!
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-01 13:18:22)
364.  NO EXIT/ノー・イグジット
ちょっとしたジョーク等を織り交ぜながらセンスのいい小粋なホラーを作りたかった…という製作者側の意図は伝わりました。 たとえばラストシーンとかそんな意識がプンプンです。  for ex 「こういうとき最初に死ぬのは黒人と決まってる」(でも黒人不在) みたいな感じのがちょいちょい入ってきます  が、残意欲はあっても成功してるかというと微妙なところ。 キャストにやたらアジア系が多いなと思ったら製作スタッフもアジア系が多いんだとか。  あと大事な事だから言っておきますが 「お前ら、女の言う事をちょっとはきけよ!」
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-26 10:23:42)
365.  Re:LIFE リライフ
ヒューグラントという人は、以前はいけてたけど今は落ち目のちょっとダメ人間みたいな役がやたらハマるというか、そういう役がやたら多いというか、そんなイメージなわけですが、この映画の主人公もそういう意味ではヒューグラントしかいないだろ的なハマり役だと思います。 逆にそれだけイメージ通りという事は、あらすじの序盤を聞いただけでほぼ映画本編のストーリーが読めてしまう予定調和のありきたりな映画になってるという事でもあり、この映画ならではのよさってどこなの?という、この手の話の映画としてごく普通の出来に収まってしまっているのが残念なところです。 あえて言えばちょいちょい出てくる映画ネタがちょっと面白いかな…くらいでしょうか。まさかあんな映画のタイトルが出てくるとは…みたいな。 でもそれで映画の評価が上がるかと言われると、そんなわけないので、「ごく普通の映画」という評価しかしようがありません。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-25 18:31:35)
366.  ディスコード -DISCORD- 《ネタバレ》 
オーソドックスな幽霊屋敷物のバリエーション&展開も地味で観ていてなかなかきつい序盤 都合のいいことに昔の同級生が霊能力者で会いにいったらさくっと協力してもらえるご都合主義の中盤 そして結局は家に知らない人が隠れてました的な、最近同じオチのホラーを観たばかりでかなりがっかりなオチ  …とまぁホラーとしてはそれほど観るべきところはありません。 なにより問題なのは、あれだけの力があるならあの霊が自分で犯人をなんとかできるはず…という物語の根幹にかかわる矛盾がある事です…が、さらっと観てたらそこに気づかない人も多いのかもしれません。  映画の中でちょっと目新しいのは霊がヒントを伝えるためにグーグルを使いこなしてくるところです。 とはいえ彼女はだいぶ昔に死んだらしいのにいったいどこでIT学んだんでしょうか?  もう一点、そこそこ美人とはいえヒロインにそれほど魅力を感じないわけですが、しかし序盤のモーテルのシーンとか結構エロい…いやセクシーです。 あれでバイクに乗ろうとするとか、いかに自由の国アメリカでもそれは犯罪ですよね?ってレベル。 衣装のセクシーレベルは尻だけでなく胸元等含めて終盤まで徹底されているので、そこはホラーとしてわかってる!と素直に評価したいポイントです。 ホラーはやっぱエロがないとな!!  ストーリーがひどいのでせいぜい5点の映画だと思いますが、エロを忘れないその志にプラス1点です。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-23 02:36:44)
367.  ヘイトフル・エイト
一言で言って「タランティーノの映画」 それ以上でもそれ以下でもない。  ちなみに、チャニングティタムの吹替は、声からして山寺宏一ですね、wikiとかにも記載ないけど。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-04-21 12:11:24)
368.  クリミナル 2人の記憶を持つ男 《ネタバレ》 
相手がケビンコスナーだから老人とはいえギリで夫としてありなんだろうけど、太って臭いキモオタとかだったらあの美人の嫁は受け入れられるんだろうか… 人間の本質はどこにあるのか?を問う哲学的に深淵な映画と言えなくもない笑  記憶移植という荒唐無稽かつありがち設定をいまどき用いるならもっと弾けたストーリーにできなかったのか…と問い詰めたくなる映画で、老人ばかり(一部例外有)とはいえ豪華キャストだしストーリーも堅実だし出てくる女は軒並み美人なので、とりあえず最後まで観る事はできるけど、本当にただそれだけ。 いまどきこの設定で映画撮るならもっとはっちゃけないとダメでしょ。  あとゲイリーオールドマン演じる上司が無能すぎます。 ラストで「彼を雇う」と言ってましたが、こいつの部下になるのはマジでやめた方がいいよ!と観客が余計な心配をしてしまうくらい無能です。 どこでもいるんですね、ブラック上司。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-20 14:15:13)
369.  ザ・サンド
アマゾンプライムの無料配信作品には結構困った問題があって、それは普通の「作品一覧」を調べても出てこない無料配信作品が沢山あること。 普通に一覧で見つからないなんてまるで隠しキャラのような状態なんですが、一覧で出てこないような作品を見つけるのは(当然ですが)ほとんど不可能です。  この作品もそんな「洋画一覧」を出して探してもみつからない無料配信作品の一つです(2020年4月現在)  私がみつけたのも偶然で「なんか他の映画」を観た後「この映画を観た人はこんな映画も観ています」とリコメンドされていた中に含まれていたのです。 聞いた事もないしなんだろうなぁ…ととりあえず再生してみて、なぜか最後まで観てしまったわけですが、すぐに辞めずに最後まで見たのはぶっちゃけビキニの力です。  この映画、ホラー映画の定番である「海辺で水着の若者たち」が主役というか被害者なわけですが、普通のそういう映画以上にビキニの女性たちが主役なのです。それはもう最後まで観てしまうのもしょうがありません。 明らかに低予算でしょうもないB級ホラー(後で知ったのですが撮影日数12日だとか)ほとんど誰も知らない映画なわけですが、お話は意外なほどお約束をきっちり抑えていて安心して観ていられますし、何より女性陣がしっかりとビキニ、しかもなんとおっぱい丸出し要員までばっちりです。  しょーもないなぁと思いながら僕が最後まで観てしまうのもやむを得ないところでしょう、うん。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-04-13 23:50:52)
370.  オキュラス/怨霊鏡 《ネタバレ》 
最初から「これは負け戦だろうな」というのは明らかですから、観客がただただ90分間負け戦の中であがく主人公達を見続ける映画です。  主人公2人の状況を観客と共有させるためだと思いますが、過去の記憶+幻覚と現在の時間+幻覚がどんどん混濁していくため、観てて「どうなっちゃうの?何がほんとに起きてる事なの?」となるわけですが、しかし負け戦なのは最初から明白なため「これもう終わってもいいんじゃね?」感がどうしても漂ってきます。つかぶっちゃけ飽きます。それが最大の弱点ですね。 実質30分で語れる内容を90分に無理やり引き伸ばしたような、要するにクドイわけですが、視聴後にwiki見たらこの映画はもともと短編映画を長編化したものらしく、なら無理に引き伸ばした感があるのもしょうがないのかな、と。  とはいえごくシンプルな「お化け屋敷&呪いのアイテム」だけの内容をここまで引っ張れる映画もそうそうないので、それを成立させたのは褒めるべきでしょう。 せめて60分程度の映画なら「完璧」だったと思うんですけどね、映画館にかける以上一定の時間は必要ですから難しいですよね。  映画を観ている途中に覚える感覚は映画というよりスティーブンキングの小説(映画ではなく小説)を読んでるときのそれに近く、キング小説特有のくどいネチネチ感と漠然とした不安感をここまで味わえる映画を僕は他に知りません。 そういう意味で「キングの原作を雰囲気そのままに映像化できた初めての映画」みたいな映画です。 もちろんこれキング原作ではありませんが、キングの小説をある程度読んでいる方ならこの感覚を共感してもらえるんじゃないでしょうか。  つかほんとのキング原作の映画(世の中に沢山ある)が、どれもこの映画よりキング感が薄いのはどういう事なんだ…
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-04 11:57:46)(良:1票)
371.  ブレイン・ゲーム 《ネタバレ》 
映画を観た後に、これがもともとセブンの続編だった事を知ったのですが、なるほどそんな感じです。  アンソニーホプキンスやコリンファレルが出ていて雰囲気もあるので、観ててなんか名作かと勘違いしそうになりますが、しかしストーリーは凡庸だし展開もダラダラとしていて、実はあまり見るべきところはありません。 オチとして提示される「娘にとどめを刺したのが彼」である事も、観てて途中で読めちゃいますしね。  そんな何かと惜しい本映画ですが、2点だけ思うところがありました。  一つは映画途中で「能力は何?クレヤボヤンス?プレコグニション?」と聞かれて「すごく勘がいいみたいなもん」と答えてるわけですが、もし実際に超能力があったとしたらそれは多分「めちゃくちゃ優秀な勘」のようなものであって、明確に「未来予知」とか「過去透視」とか答えられるものじゃないんだろうな、って事です。 日本の漫画や小説では能力をきっちり定義する事が定番で(で、その能力の弱点をついたりつかれたりするわけですが)我々も超能力というのはたとえば「ヘブンズドア(岸辺露伴)」や「クイーンオブハート(久留間恵)」あるいは「跡部王国(跡部景吾)」や「ザワールド(ディオブランドー)」「なるほどザワールド(愛川欽也)」それに「未来予想図(ドリカム)」等々まぁとにかくその内容が明確に定義されているものだとなんとなく思い込んでいるのですが、しかし実際の超能力っていうは(もし存在すれば)この映画にあるようにぼんやりとして準万能なもんなんだろうな…と。 まぁその結果、この映画中の超能力は妙にチートな部分が出てきてしまっていてそれはそれで問題なんですが。  もう一つはアビーコーニッシュの体のラインがエロい、という事です。これはかなりいいです。途中で被害者女性の入浴シーンがありいろいろちゃんと見えてお尻はプリプリでそれもかなりいいのですが、しかしちょいちょい出てくるアビーコーニッシュの体のラインのエロさには及ばず、僕にあらためて着衣エロの魅力というのを教えてくれたのでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-02 12:28:09)
372.  ブラッド・ダイヤモンド
「婚約指輪は給料の3か月分」というコピーをデビアス社が作った事を知ってる人、他の宝石と違ってダイヤモンドは昔からデビアス社が相場をコントロールしていた事を知ってるような人からすれば「何をいまさら」というテーマの映画。 真摯に作られていて緊張感はある映画ですが、登場人物に感情移入できないのが致命的で、個人的には「それで?」という以上の感想が抱けませんでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-01 09:54:37)
373.  ランペイジ 巨獣大乱闘
原作であるゲームの「ランペイジ」が日本では全く無名のため「巨獣大乱闘」という邦題が追加されてるわけですが、それがこの映画の内容を非常によく表しています。怪獣じゃなくて巨獣なんですよね。 シンプルに何も考えずに楽しめる巨獣乱闘娯楽映画。 それ以上でもそれ以下でもないからこそ、絶賛する人もいない代わりに酷評する人もいない。 そんな「わっかりやすい」映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2020-03-19 15:34:56)(良:1票)
374.  007/ユア・アイズ・オンリー
最近007シリーズを1作目から順に観てるわけですが、今見るととにかく全体にぬるい。 まぁそれは他の映画のレビューに書きますが、それがこのユアアイズオンリーあたりにくるとかなり現代の娯楽映画に近い雰囲気があってまぁまぁ面白く観る事ができます。  それはさておき、古い映画を久しぶりに見ると思わす発見があるもので、このユアアインズオンリーのスキーチェイスシーンで使われているBGM。これダイコン3オープニングアニメのチェイスシーンで使われてるBGMじゃないですか! あのBGMはユアアイズオンリーのものだったんだな…と今更になって初めてわかって感動したわけです。 考えてみれば両方とも1981年製作。ユアアイズオンリーのサントラを買ってBGMに使ったんだろうなぁ…と推測できるわけです。  ダイコン3オープニングアニメってなんだよ…という方はドラマもしくはコミックの「アオイホノオ」を観るとよくわかると思います。まぁググればすぐわかるわけですが…
[地上波(吹替)] 6点(2020-03-16 14:04:35)
375.  トータル・リコール(2012)
ちょっとでも映画を観る人であれば、トータルリコールと聞けば、すごい形相をしたおばさんが輪切り状になりその中からすごい形相のシュワちゃんが出てくる、有名なあのシーンが頭に浮かぶと思います。 シュワちゃん×バンホーベンという濃×濃で生まれたあの映画は映画としての出来不出来はともかく、記憶に残るという意味では相当なレべルの映画だったことは間違いないわけで。 で、それだけ印象深い映画をあえてリメイクしようっていう勇者、それはワイズマン×コリンファレル!! …いやそれ無理ゲーなのでは… 悪趣味全開で映画史に残るレベルで印象深いあのトータルリコールを薄×薄でリメイク! いやそれどうすんだよ…と誰しも思うわけですが、やはりというかそれしかないというか、すっきりスタイリッシュ系の普通の映画となりました。  リメイク映画の難しいところはオリジナルと比較される事だけではなく、観客の多くがそもそもプロットをあらあら知ってるというところにもあります。 ストーリーにどんでん返し等あっても最初からネタ割れしてるわけで、もうそれなんて無理ゲーなの? だがしかしそれがリメイク映画というものなのです。宿命なのです。  そして、前作と比較される上ネタばれもしてるという非常に厳しいという条件だったことを考えれば、このリメイク版はまぁまぁ成功してるんじゃないでしょうか。 しかし強烈な個性を失って普通に見られるようになった結果、見た事すらすぐ忘れるような凡庸な映画になってしまっているのも事実。いやつらいですね。  結局のところ2019年の今トータルリコールと聞いて思い浮かべるシーンは、100人が100人、やっぱりあの「おばさんが輪切り(略)シュワちゃん(略)」のシーンなわけで、まぁそれこそがこの映画の評価を端的に表してるではないでしょうか。 そういう意味ではとても可哀そうな映画だと思います、はい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-20 22:57:46)
376.  バーニング・オーシャン 《ネタバレ》 
同年2016年に公開されたパトリオットデイと同じピーターバーグ&マークウォールバーグコンビによる実話物。  映画終盤に実際の当事者などの映像が流れ、また犠牲者の写真と名前が出て追悼が行われるとこなんかは全く同じフォーマットで、その既視感がすごごすぎます。 ここはもうちょい変えてもよかったんじゃないでしょうか。  扱う内容が違うだけでコンセプトとフォーマットがほぼ同じ映画となると純粋に映画としてどっちが面白いか…という事になるわけですが、こちらは爆発するまでが無駄に長い上に爆発してからはイマイチ何が起きてるのかわかりづらく、しかも爆発して脱出したらそれで映画終了…なので話の面白さとしてはイマイチ。 あちらに軍配が上がる事になってしまいます。  それはさておき、このメキシコ湾の原油流出事故について、日本ではそのあとの原油流出についてはいろいろ報道されていたものの、とっかかりとなった採掘基地の爆発炎上については「採掘基地での事故により原油が流出し」と1行で片付けられてほとんど詳細が報道されていませんでした。 ところが(考えてみれば当たり前なんですが)その採掘基地で実際に事故に巻き込まれた人にとって見れば人生の一大事件なわけで、一般には事故があったという一行で片付けられている事件もその当事者にとっては大事件である、という当たり前の事実に気づかせてくれたという意味では貴重な発見をもたらしてくれた映画だと言えなくもありません。
[インターネット(吹替)] 6点(2019-12-20 15:34:49)
377.  ポンペイ
ヒロインよりその侍女の方が美人でおっぱい大きくて魅力的っていうのは、ストーリー構成上大問題なんじゃないでしょうか? しかも人間的にも魅力的に見えるっていう…これ普通侍女の方に惚れるんじゃないの?  という事で根本的なところに問題を抱えた映画だと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2019-11-29 23:54:26)(笑:2票)
378.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
個々人の些細な行動をすべて監視し例えば電車から降りた一見無関係の老人を路上ですぐ殺せるような力がある組織ならそもそもこんな手の込んだ不確実性の高い事する必要がないだろう…という事に気づかなければなかなか面白い映画。 つっこみどころ満載で突っ込みが忙しすぎて落ち着いてみてらんないところはフライトゲームと同じで、このスタッフの知能に限界があるんじゃないかという疑問が生じるレベル。  直接の犯人(怪しい奴)はわりと早く割れます。 何しろあんな状況なのに親友だけはなんか普通に電話して捜査できてるんだから、怪しすぎて逆に怪しくないんじゃね?と思っちゃうくらいなわけで。  つかあの役にたたないパッセンジャーの彼、このシナリオだと最後のどっかで思わぬ大活躍…というのがセオリーだと思うんですがそれがない。 ただダメな人なだけ…ってのはどうなんでしょうか…セオリー無視かよ!  まぁでも(フライトゲームと同じで)設定の根本的なとこや細かいアナに目をつぶって何も考えずに流して観ている分には面白い、暇つぶしにちょうどいい映画だと思います。 真剣に観ると(フライトゲームと同じで)いろいろ気になってしまってまるでダメなんですが…
[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-19 15:34:16)(良:1票)
379.  キス・オブ・ザ・ドラゴン
リュックベッソン+ジェットリーと聞いたときに想像する内容からまさに「そのまんま」の本映画ですから、映画の内容自体にあまり語るべきことはありません。  さて劇中ちょいちょい活躍する、北斗神拳ばりの威力を誇る東洋の神秘「ハリ」ですが、実際のところ海外の有名大学で二重盲検試験にてハリの効果について(何回も)検証されていて、それらの実験の結果「ハリにはプラセボ以上の効果はない」(つまり完全な気のせい)という結果が出ています。 要は典型的な疑似科学なわけで、残念ながらハリ(および灸)にはこの映画のような神秘な効果は全くないわけですが、しかし「イワシの頭も信心から」「病は気から」という言葉があるように、効くと思ってればなんとなく効くような気がするわけで、この「気がする」効果もバカにしたもんじゃありません。 というわけで日本にも相変わらず沢山の鍼灸院が存在しそこに通う人も多くいるわけです。  映画もハリも「人の気分に作用する」という意味では似たようなものかもしれません…と強引にまとめてみました笑
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-10-08 16:17:38)
380.  ジョン・ウィック
映画の世界では犬の虐待は一種のわかりやすい死亡フラグとなっています。 例えば、犬を助けなかったお父さんは竜巻でとばされてしまうし【ツイスター】自分が助かるために犬をサメに投げ込むクソはサメに喰われてしまうし【パニックマーケット】同様の理由で犬をヘビに投げたクソはヘビに喰われ【スネークフライト】そしてこのジョンウイックにおけるマフィアのドラ息子はジョンウィックにやられてしまうわけです。 基本的に映画の世界(と愛犬家の世界)では「犬の命は人の命より尊い」というルールがあるわけで、もしあのドラ息子がそのルールを知っていればあそこで犬を殺す事もなかったはずで、そうすればそもそもこの映画も成立しなかったわけです。 …という事は映画を成立させるために、あのドラ息子はやりたくもない犬殺しをやったのかもしれません。映画を成立させるためにしょうがなく…そういえば最初の登場シーンで自分の事を「犬好きだ」と言ってましたしね。実はアレが彼の本音であり、あのシーンは映画のためにしょうがなくやったと?犬好きなのに涙をこらえてつらいシーンを… そう考えるとあのドラ息子、やりたくない仕事もちゃんとこなす立派な奴に思えてきませんか? …きませんよね、うん。いや書いてて自分でも無理だろうなとちゃんとわかってましたよ、わかってましたともえぇ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-10-04 01:36:11)
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