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ゆたKINGさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  ニュールンベルグ裁判
ヒトラーの大量虐殺により犠牲になった何百万もの命、いったい誰が責任をとるべきなのか。この映画のテーマは実に深く、難しい。司法に携わった者を罰するのは、もっともかもしれない、だがヤニングの言うように、それにより私欲を肥やした者(武器を供給したアメリカの企業など)は同罪というのも理解できる。そもそも戦勝国が戦敗国を裁く矛盾さが自体を複雑化している。本来、人間の尊厳に重点を置き、議論すべきなのにアメリカはドイツとの友好関係が必要と政治的見解を法廷に持ち出し、ドイツは、真実を隠し自国の誇りのために戦う。言葉少ないヤニングだけが法廷のあるべき姿を指し示した。最後のヘイウッド判事がヤニングに言った言葉「始まりは、無実の人へのあなたの最初の死刑宣告です」が重く胸に突き刺さる。
9点(2003-04-14 09:06:44)(良:1票)
22.  チョコレート(2001)
見終わった後も、ずっと余韻に浸っていたい、そう思わせる映画だ。父親譲りの人種差別を持つ看守ハンクと彼が刑を執行した死刑囚ローレンスの妻レティシアの恋はいささか偶然が重なりすぎている感は否めないが、微妙な距離感が見事に描かれていて、それだけでも十分楽しめる。それと議論の的である官能的な場面についてだが、お互い息子を失った孤独感を表現するといった意味でも必要と考える。それとハンクの多くを語らない人物設定が良い、物語に深みを、彼の言葉に重みを増している。だからこそ、レティシアは彼の言葉を信じたんだろうし、最後のシーンでハンクの素性を知っても、笑顔で返すことができたのだろう。
9点(2003-03-09 17:34:55)
23.  現金に体を張れ
スタンリー・キューブリックの哲学チックな映画を好まない私としては、分かりやすい展開で気楽に楽しめる。念密に計画されたはずの現金強奪劇が肝心の詰めが甘く綻びていく過程が面白い。馬券係のジョージの妻が計画の打ち合わせを盗み聞きしていたのに簡単に解放してしまうところ。ジョニーに雇われたニッキーが競走馬を狙撃後、駐車場の管理人の黒人をクロ呼ばわりするが故に墓穴を掘り警官に射殺されるところ。パズルでたとえると最後の数ピースが足りない状態、それが作品にコミカルさを生み、犯罪者を応援してしまう心理に誘い込んでいる。たしかに、最近の類似映画は派手な演出で、娯楽性に富んだ作品が多く、物足りなさを感じるかもしれないが、テンポの良さ、ジョージの能なしぶりによるコミカルな面などシンプルでありながら十分現代でも通用する娯楽映画だろう。
9点(2003-03-02 19:10:12)(良:1票)
24.  ギター弾きの恋
実在しないギターリストをあたかも実在したかのように、ドキュメントタッチ描くあたりウディ・アレンらしい。過去の作品と照らし合わせると、主演のギターリストはウディ・アレンでも良さそうだが、実際見てみると納得。ショーン・ペン 光ってます。恋愛下手だけならウディでもつとまるが、理想となるあこがれも兼ね備えるとなると、ショーン・ペン はまさに適役。ホント彼は懐の深い俳優だ。
9点(2003-02-24 23:59:23)
25.  エクソシスト
単なるホラー映画ではない。この映画の凄いところは悪魔と戦う神父カラスの心理を深く描いたところ。母親の死で自らを責め、自身の信仰心すら、ゆらぐ過程を細かく描写している。演出面が取り上げられる事が多い映画だが、人間の心理を細かく描くことにより、恐怖を増幅させたところは評価に値する。
9点(2003-02-13 17:46:24)
26.  アルカトラズからの脱出
実話を元にしただけに脱出劇に派手さはないが、脚色を抑え忠実に作っている感が伝わり良い。独房で築くのさえ難しい人間関係に信頼が生まれる過程を見事に表現したところはドン・シーゲルの手腕だろう。それが、最後のバッツが取り残される展開に、成功者と失敗者の両面を味わえる功績を生んだ。個人的にはフランス映画の「穴」が脱獄物で最高であるのには変わらないが、脱獄物の定番でしょう。
9点(2003-02-08 16:15:02)
27.  ナイト・オン・ザ・プラネット
オムニバス形式のため、それぞれで評価が分かれるが、ロサンゼルス編はウィノナ・ライダー のませたところに惹かれ、ニューヨーク編はタクシードライバーと客の絶妙なコンビネーションで笑え、パリ編は盲人が一泡吹かせてスッとする。ローマのロベルト・ベニーニ のワンマンショウ以外は素晴らしい出来、ジム・ジャームッシュの代表作でしょう。
9点(2003-01-02 10:29:33)
28.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
最近のサスペンスものは、視聴者を欺くことばかりに焦点を当てすぎて、中身の薄い印象に残らない作品が目に付いた。その点この映画は優れている。死刑制度といった重いテーマ常にベースに置きながら、死刑執行へのカウントダウン、正体不明な男の存在などサスペンスの魅力も損なっていない。それにしても、感動を喚起させる最後のケビン・スペイシーの表情は素晴らしい、死刑制度に反対しながら自ら死を選ぶ、世間から見放された男の哀れさに満ちた見事なラストだ。
8点(2004-02-29 10:59:16)(良:1票)
29.  お熱いのがお好き
お得意のドタバタ劇なんだけど、マリリン・モンローの存在感が際立ってます。特に俳優を誘惑シーンはまるで見てるこっちが誘惑させられているような錯覚に陥る。いまの時代、ここまで輝いてる女優はいないねえ、ワイルダーもメロメロになりながら撮ってたんじゃなかろうか、そんな場面がちらほら。確かに今作はマリリンあっての作品だろうし、色気たっぷりに歌うシーンも数多く収録されている。でも個人的に好きだったのはジャック・レモンと老紳士の恋愛模様。位置づけはサイド・ストーリでもマリリンの恋愛とのギャップが楽しいし、だんだんジャック・レモンの方が、のめり込む展開は大いに笑える。でもそれも、マリリンを引き立てるためのお話なんでしょうねえ。最後のきめ台詞にこだわるワイルダー今回は老紳士の「完全な人間なんて誰もいやしない」う~ん、お後がよろしい。
8点(2004-02-24 09:05:37)
30.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
やはりスティーブン・スピルバーグは単純な脚本ほど力を発揮する。追うもの、追われるものという解りやすい図式、未成年の天才とちょっと詰めの甘いFBI捜査官などなど面白い材料が豊富。ある意味これだけの材料が揃って面白くない方がおかしいかも。お互い孤独でクリスマス・イヴに欠かさず会話するといったエピソードはどちらも憎めないといった印象を与え、一風変わった友情物語に花を添える。
8点(2004-02-23 08:30:33)
31.  イージー・ライダー
バイクで広大な大地を走り、流れる音楽はSTEPPEN WOLFの「Born To Be Wild」。これだけで十分見る価値のある作品。何度見ても、出だしのギターリフが流れるだけで痺れる。広大な大地を走るバイク、そこに流れるアメリカンロック、この絶妙ともいえるブレンドを楽しむべきでしょう。ロード・ムービーって何?って聴かれたら、まずこの作品を挙げるでしょうねえ、最高作とはいえないがロード・ムービーの魅力がぎっしり詰まっています。
8点(2003-05-22 17:22:47)
32.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
風刺劇とか語る前に絶妙ともいえる狂気と笑いのバランスが素晴らしい。さらに目を見張るのは、その細部に至るまでのこだわりだ。「平和こそ我らが」の看板の前で味方同士の兵士が打ち合うシーン、公衆電話で大統領に電話かけるシーン、さらに「コレクトコールで頼む」と訴えるところなんかはおおいに笑える。それと3役を演じきったピーター・セラーズ、言われなければ気付かないほどの変貌ぶり、中でも博士役は私的ベスト3に入る怪演だ。そして最後の女性ボーカルによる愛の歌に相反するキノコ雲のあめあられ、陳腐な感想だが、いちばん的を得てるからあえて言う、面白い!
8点(2003-04-23 19:17:51)
33.  マルホランド・ドライブ
視聴者に無理難題を突きつける相変わらずのスタンスを守った作品だが、どういう訳か今作に限っては解きたい気持ちが持続された。それでも、ラストが近づいても絡み合った糸は解けず、相も変わらず?マークで見終わったが。すでに手は再生ボタンを押していた(一応DVD)・・。デビッド・リンチの狙いはこれか!
8点(2003-04-16 18:34:07)
34.  わらの犬(1971)
狂気の映画は受けつけないはずが、気がつくと見入ってしまう自分がいる。例えるなら殺害現場を両手で目を隠しながら、指の間から垣間見る心境。サム・ペキンパーは嫌悪感の先にある好奇心をくすぐるのがホントに上手い。心の裏を見透かされている、そんな錯覚に陥らせる作品だ。
8点(2003-04-04 16:44:54)
35.  アバウト・ア・ボーイ
原作者が『ハイ・フィデリティ』と同一というのも納得。30分を1単位としてスケジュール管理するところ、自由気ままな生活を「孤島」と表現するあたりのユーモア・センスは似ている。親の印税で暮らす身勝手な男ウィルと情緒不安定な母を持つ多感な少年マーカスの友情がメイン。これだけを聞くと、感動の押し売りか?と勘違いしそうだが、そうではない。この映画は泣かせようとはしない、例えばラストの学校での演奏会。マーカスが一人で罵声を浴びながら歌っていると、ギターを持ったウィルが途中から参加する。泣かせる場面か?と思わせるが、ウィルは自分の世界に入ってしまい、マーカスが歌い終わった後も気分良く歌い続ける。まさに感動的な場面が台無し、でもこのさばさば感が新鮮だったりする。それと最後に忘れてはならないのが、音楽全般を担当したバッドリー・ドローン・ボーイ 。個人的大好きなアーティストで劇場公開前から、サントラを聴いて酔いしれていたが、これほど見事映画にマッチしているとは思わなかった。サントラとはいうものの、全曲自身の作曲でオリジナルと何ら変わりない、必聴ですよ。
8点(2003-03-30 18:17:52)
36.  サイダーハウス・ルール
全体を優しく包む包容感、ラッセ・ハルストレムらしいほのぼのとしたヒューマン・ドラマ。劇中流れる音楽も秀逸、特に孤児院にもどるシーンでは映像との見事な融合により実に感動的だ。
8点(2003-03-26 09:37:50)
37.  17歳のカルテ
まさに女版「カッコーの巣の上で」。リサ演じるアンジェリーナ・ジョリーの魔性の魅力に溢れた作品。少女達の心の闇が精神病院を舞台に描かれいる。17歳故に繊細な心を持つ者、自分をコントロールできない者など多感な少女が、カリスマ性を持ったリサにより変化する様子は見応えある。最後に難点を一つ、ウィノナ・ライダー が17歳という設定だが、なんぼ幼顔とはいえ、笑ったときに出るしわが痛い、なんぼなんでも無理があるのでは?
8点(2003-03-21 23:24:51)
38.  カリートの道
内容よりまず、主演アル・パチーノに拍手を送りたい。ギャングから足を洗いたいが、義理人情が堅くなかなか第一歩を踏み出せないカリートを見事演じきっている。個人的にはそれほど好きな役者ではないが、威厳と寂しさが同居した顔はとても印象的だ。冒頭いきなり、カリートの撃たれるシーンで始まり、過去に戻るパターンなのだが、当初は生きるか、死ぬかの緊張感がそがれるのでは?と心配したが、逆に誰が撃ったのか?といったサスペンス要素によりさらに高まっている。特に後半のマフィアに追われる場面は、タイムリミットが相乗効果となり、なみならぬ緊張感が漂う。誰よりも仲間を思う、カリートが最後に裏切られる結末は何とも切ない。
8点(2003-03-19 15:49:16)
39.  ミッドナイト・ラン
スタンリー・クレイマーの「手錠のままの脱獄」に非常に似ている作品(レヴュー数みると気付く人は少ないかなぁ)。たぶん、監督自身かなり好きな映画なんでしょう、。貨物列車に飛び乗るシーンなんてパクリの領域だが、クレイマーに対するオマージュと捉えておきましょう。まぁそこらへん目をつぶっても、この映画は非常に面白い。とにかくコミカルでテンポが良く、見ていて飽きない。ロード・ムービーの要である、旅仲間の会話もロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディンの息のあった駆け引きで魅せてくれる。個人的には目の鋭い黒人F.B.I.捜査官がお気に入り。部下が近寄るたびに「悪い知らせか?」と聞く小心ぶりが笑えた。久しぶりに肩の力を抜いて楽しませてもらった作品、もちろん最高。
8点(2003-03-17 19:34:31)
40.  シックス・センス
シャマラン映画にあら探しは厳禁!例え途中で謎が解けても、最後まで楽しめる作りはお見事。もの悲しい顔が印象的な名子役ハーレイ・ジョエル・オスメントに助けられた面もあるが、謎解きオンリーでこれほど見せてくれる映画はそうはない。その後の2作をみると、監督の力量というより、アイデア、俳優に恵まれた結果なのかもしれない。
8点(2003-03-16 11:49:00)
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