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rhforeverさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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21.  ゴッドファーザー
 エンターテイメントとしては、自分が知る限り最高傑作。何度でも観るたびに新しい発見があるし、筋とか完璧に頭に入っているけど長尺を退屈と感じたことは一度もない。  ただ、全く感動を覚えない作品に対して10点をつけるのもどうかと。 マイケルに対して感じるのは、家族を守るための行動のはずか、徐々に家族を失っていく者に対する虚しさ、哀れみ。  (個人的な分類で9点以上の映画でtv放送等を録画したものは、セルDVDに切り替えてるのだが、どうしてもこの映画にお金を使う気になれないので)9→8 原作を何気に手に取ったら、あまりの面白さに一気読みしてその勢いで本当に久しぶりに鑑賞、さらにコッポラのオーディオコメンタリーを聞きながらもう一回。  かなり稀なことなんだが、この作品は原作より面白い。もちろん原作を読めばキャラクターの背景などは理解できやすいが、原作にあった冗長で不必要で猥雑な部分(具体的にいうとソニーの愛人と彼女の新しい彼氏の医師にかんする部分、あとジョニー・フォンティーンの私生活)をばっさり切ったことで原作よりはるかに風格と趣があるいい作品に仕上がってると思う。    あと、お手元にDVDをお持ちの方、是非一回オーディオコメンタリーをお聞き下さい。実に面白い。コッポラが何度も監督を代えられそうになったこと、マーロン・ブランドが制作サイドには全く歓迎されず最初はノーギャラでならなんていうあり得ない条件さえあったこと、コッポラさんにとっては、タリア・シャイアが絶世の美女に見えていること(妹萌えにもほどがあるっつうか、そんな特殊な性向で映画監督として成功できたのはある意味一番すごいなあw) などなど色々あるが、一番へえええええと思ったのがソフィア・コッポラがこの第一作から出演してたことでした。 とにかくエンターテー面ととしては十分楽しめる作品なので再度9点に。
[DVD(字幕)] 9点(2010-01-08 17:12:46)
22.  マイ・フェア・レディ 《ネタバレ》 
 ・イライザの親父が好き。塚、若い頃「運が良けりゃ」に出会って、これこそ自分の生き方と思い込んだのが、それこそ運の尽き。いまだにいい年して非正規社員なわけなんだけどw  ・3時間フルに楽しもうと思ったらかなりハードルの高い作品かもしれないね,確かに。 例えば 「ei」の音をどうしても「ai」としか発音できないところ(レインをライン、スペインをスパイン)とか、何をイライザが苦しんで乗り越えたかピンと来ない人がいるかもしれない。(I will go to hospital today. を I will go to hospital to die. 【死ににいく】としか発音できないオーストラリア人に一度是非この映画の感想を聞きたい。ま、もとはと言えば流刑囚の国、当たり前と言っちゃ当たり前なんだけどw) ・ヒギンズ教授の固くなさ、偽悪的なところ、何でも言っちゃうところ、案外マザコンのところ(最後の方の「マザー!」には、激ワラ)  ヘップバーンの華麗さ   もちろん、主役二人の魅力が大きいんだけど、他にも魅力的な脇役が大勢いたのも楽しめた。最初に言った親父、すごく紳士的なんだけど実は傍観者的なピカリング大佐、案外フランクなヒギンズの母親、実は一番常識的で、一番迷惑してるヒギンズ邸の使用人達。  ・10点満点かとも思ったけど、さすがに地声から歌声に代わるところは少し醒めるんでマイナス一点。 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-01-08 07:13:52)
23.  理想の女 《ネタバレ》 
 完全にネタバレ。 二度泣きました。一度はメグが母親に誓ってと言った時。ミセスアーリンが可哀想で。 もう一度は飛行機の隣にタピィが座っていた時。嬉しくて。  完全に騙されました。前半、四十数分までまったく夫の趣味が理解できなくて、退屈して、すごいミスキャストだと思い、いつ見るのやめようかという気分で見てました。  それが、最後の方は、もうアーリンがいじらしくて可哀想で。一人の人間に対する印象がこれだけ映画の中で変わるのも珍しいです。 でも、女性二人より、なおいいのがタピィ。もう最高の男。男性を、しかもおっさんを、この人いいなあって映画で思うなんて初めてです。  ほんとは満点なんだけど、前半があまりにも上手く騙しすぎてて、見るの中止する人がいるかもという心配で-1点 2016年 正月 久々に観て。こういう映画本当に嫌いだ、というか本当に自分にとって害しかない。途中までは本当に淡々としてあまり盛り上がりもなく、ていうか実はスカヨハそんなに好きじゃないんで、危うく転寝しそうに。  ところが、なんなんだ、このラストの盛り上がり、重複するが一つは母娘の対面シーン、それからもう一つは飛行機の中でのタピィ、「俺も相当悪党なんでね」(不正確スマソ)  何度も見てるのに危うく、泣きそうになった。 こんな映画があるからかなりの駄作でももしかしてと最後まで見てしまう。嫌な映画だな、実に
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-10-23 18:12:08)
24.  イヴの総て 《ネタバレ》 
面白かったあ! もともと他の映画で観たアン・バクスターのルックスに魅かれて観たわけだが、外見や振る舞いが純真で誠実そうに見えるのに、実は内面が冷血で計算高いタイプ、大好きなタイプなんで、思いっきりつぼにはまってすごく楽しめました。 計算高いわりに時々地雷踏んで窮地に落ちるのもいい! できたらあの評論家もギャフン(古いw)と言わせて欲しかったなあ。 男性受けはいいんだけど、女性には酷く嫌われるタイプがとても上手く表現出来てたと思う。 まあ、結局可愛いは最強、可愛ければなんでも許されるということで。  こんな古い映画がここまで楽しめるとは意外だった。
[DVD(字幕)] 8点(2016-12-23 22:47:55)
25.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
旧日本軍で何が一番嫌いかと言うと一人一人の兵士の命を実に粗末に扱ったこと。大勢の兵士をゴミのように太平洋の島々にばら撒き、ろくろく補給もせずに餓死させるなど、歴史上これくらい自軍の兵士に冷酷で残虐な軍隊は他にはちょっとないと思う。 それと比較すれば、この映画に出てくるようなアメリカ軍の一人一人の兵士の命を大切にして何が何でも救おうとする姿勢、文化は立派だと思うし、うらやましくも思う。 ただ・・・・・ヘリコプターが一台墜落したら、その数名の生死不明の乗員を救うために数十名に危険を冒させるのは、いくらなんでもやり過ぎのような気も。ちょっと合理性を尊ぶアメリカ軍にはふさわしくないなとも感じずには。  原作を読み、再度、再再度、登場人物、位置関係が完全に把握できるまで何度でも見たい映画。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-09 22:09:15)(良:1票)
26.  リンカーン 《ネタバレ》 
真正面からの骨太な政治ドラマで、このような分野が好きな自分としてはすごく楽しめた。特に、大好きなトミー・リー・ジョーンズが演じるスティーブンスに強く、強く魅かれた。「妥協」すること「自分の信念を曲げる」ことがこんなに美しく感動的な場合があるなんて!  確かに当時の情勢、アメリカの政治制度等、知識がないと楽しみにくい部分もあると思うが、そんなものネットで調べればいいだけの話で。  自分は衛星放送等で放映される場合も、(実況したい場合は除いて)録画しておいたものを後で見ることが多いが、わからないこと、疑問に感じたこと、興味を持ったことはその都度調べながらの鑑賞です。  それこそ映画を録画して見る際の大きな利点では? 2015年12月25日 再見 とにかく面白いと同時に、猛烈に好奇心を刺激される映画。 大は南北戦争の発端、経緯から小は裏切って投票した民主党議員一人一人の実際の人物像まで。 映画を見ながら、これほどいろいろなことを知りたくなるのも珍しい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-28 10:24:14)
27.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
 映画の冒頭では、非常に意味がとりづらく五里霧中の状態から、終わってみればすべての伏線が回収されてすっきり、これぞミステリーの醍醐味でした。また、ダニエル・クレイグは一番好きな007で最初から好感度大だったのに加えて、ルーニー・マーラーさん、中盤ぐらいまではあまりに特殊なメークに引き気味だったのに、終盤にかけてどんど魅かれていったのは自分でも不思議だったんですが、画像検索して納得、大美人ですね。悪徳企業家、変態後見人も含めて制裁を受けるべき人間がしかるべき制裁を受けているのも心地よかったです。  ま、ぶっちゃけ、内容を100%理解しているとは言い難いんですが、そのことを残念に思うよりも、これから繰り返し見て、いろいろ発見していく楽しみが残りました。もっと早く見ればよかった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-30 10:06:39)(良:1票)
28.  スターシップ・トゥルーパーズ
 原作ファンとしては、かなり複雑な気持ちになりました。実は、パワードスーツを着用しないというきわめて重要な点を除いては、かなり原作に忠実なんですよ。人物設定とか未来社会の描写とか。ただ、製作者はよほど、原作が嫌いなんでしょうね。(そこまで嫌いなら映画化に携わらなくてもと思いますが。)とことん、馬鹿にした茶化した演出の映画です。なかなか、これはこれですごいと思います。ある小説を貶めるために、巨額の損害覚悟でまるまる一本、しかも表面的には原作にそった映画を作れるって。  たった一つだけ、この人理解できてないなと思ったのは訓練基地の意味、性格、重さ。理解できてれば、そこで訓練された兵士が、宇宙船のパイロットと喧嘩して互角以下とか。「愛と青春の旅だち」の主人公と町のチンピラの喧嘩シーンを思い出して比較していただければ。ある意味人間性を排除してまで戦闘マシーンにしたてる訓練をへたものが、喧嘩して一般人と互角とか。  ただ、どんな形でも映像化されたことは実に嬉しかった。  久々に見て。やはり世界観や設定のみかなり忠実なんで、逆に物足りなさが半端じゃない。どう言えば、わかってもらえるかな?ガンダムの実写化で、モビルスーツが一切登場せず、ちゃちな機関樹もどきの打ち合いに終始する、だけど、世界観のみはとても忠実、そんな映画を見せられたことを想像していただきたい。   しかし、顰蹙覚悟で言えば、無法な暴力に対して、それを上回る暴力で対抗、抑えることができる世界ってなんて素晴らしいんだろうと感じずにはいられない、今日、この頃。  特に、この期に及んで話し合いで解決とかお題目しか唱えられないサヨ系には、「じゃあ、お前プーチンところ言って話つけてこいよ」と嫌悪しか感じられない自分にとっては
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-19 10:25:14)(良:1票)
29.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
 まず、映画のキャストっつうか、ぶっちゃけヒロイン、女優を最重視する自分のような人間にとって、この映画の評価は7点未満はあり得ません。なぜなら妖精が妖精(エルフ)の役を演じてるから。実に綺麗ですね。リヴ・タイラー。3部作を通じて彼女が出てくるだけでもう、かなり萌えます。アラゴルンはうらやましいですね。国王になるわ、あんな綺麗な嫁さんもらうわ。でも、この二人が幸せになるラストは自分的には大満足です。  また、ファンタジーとして見ても、しっかりした世界観、架空世界の枠組み、それがきちんと説明されながらも決して饒舌になってないところ、また伏線のきちんと回収されているところとか(なぜ、スメアゴルのような不愉快な存在を殺してはいけないかとか)は、さすが名作と言われるだけのことはあります。  しかしながら、その反面、この映画はやはり原作ファン向けであり、逆に原作を知らない人間には少し引っかかる敢えていうとご都合主義的な説明不足の点も。  一番、違和感があったのが、ものすごく強いものとして表現されている存在に対して、弱い存在があっさり勝ってしまって、そのことに対して説明がされてないところ。  例えば、大勢の屈強の兵士を苦しめた龍の首を、多少剣の心得があるとは言え、女性がごく簡単に刎ねてしまうとか?あるいは、これは第一部になってしまいますけれど、魔力を持った数騎の黒い騎士たちが、ホビットを襲っても防がれるとか。(そもそも、野菜を盗んで逃げ回ってたホビットが、何にも訓練もしないのにオークと互角以上に戦ってる時点でもう)  強い、強いと表現される存在が実際は大して強くなく、弱い弱いと表現される存在が案外強い。だからあまり弱いものが強いものに勝つカタルシスを感じることが出来なくて。 もちろん、原作ファンなら納得できる説明を知ってるんでしょうがね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-17 16:02:35)
30.  ジュエルに気をつけろ!
 ま、全てがジュエルの美しさ、魅力によってなりたつ脚本で、ショボイ話と言えばしょぼいんだけども、あまりにその役に適役のリヴ・タイラーで見てる最中は全くそんなものは感じませんでした。(塚、あの洗車のシーンでご飯が二杯は食べれる(笑い))  そもそもが内面描写とかよりは、いかに女優が魅力的に映し出されてるかを重視する自分ですから、この手の映画が嫌いなわけがありません。  ただ、リブ・タイラー、ここまでやるんなら、もっともっと(笑い)肝心なシーンでブラつけっぱなしとか中途半端にも程がある。同じ美人女優のペネロペ・クルスとか、モニカ・ベルッチを見習ってもっともっと(笑) (後半、妄想炸裂ですいません)  しかし、ジョン・グッドマン 見れば見るほど20代の野球選手やるには、不似合いのルックス、体形でってのは別の映画の話。   リブ・タイラーとか今現在はまったく押しから外れてるので、このDVDも断捨離候補の一巻として見直したわけだが、いやあ この時点での彼女綺麗だわ、本当にセクシー。ヒロインに魅力がないと成り立たない役にこれほどの適役はない。 というわけで、一点上がってしまった 7→8
[DVD(字幕)] 8点(2011-06-20 12:50:22)
31.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
 まさしくエンターテイメントの理想、あるべき形。 冒頭の博士の家の時計、新聞の切り抜き、ラジオ、テレビのニュースから最後にいたるまで、全く無駄がない、ひたすら面白いこと、楽しませることだけを目的として計算し尽くしてて作られた一部の隙もない映画。  SFとしての面白さもさることながら、若いころの母親にせまられたら、どれほど当惑し、いたたまれない気持ちになるか、そんなあり得ない架空のスチュエーションの心理描写を見事に表現してることも素晴らしい。  リー・トンプソンの微妙な可愛さも良かった。  ただ、筋が分かってしまっての2回目以降の鑑賞では、当然ながらドキドキ感は無く若干、面白さが薄れるのが残念。 自分的には3>1>2です。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-27 15:11:41)
32.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
 女優(というか人間自体)には一生のうちで一番輝いてる時期があるものなんですが、それがあまりに早い時期なのは、やはり本人にとってもファンにとっても不幸なことだと思います。(もちろん、一度も輝いた時期を持たずに消えていく女優も大勢いるわけですが)  ティータム・オニールが完璧です。「子役の頃は可愛かったのにね、よかったのにね」なんてありきたりな言葉では納得できない残念さ、無念さが残ります。  原作手元に原書しかないんですが、ほんとに久々にチャレンジしてみたい気持ちが起こりました。  頑張れベアーズとこの作品をこれからの一生で何度も見返していきたい。
[DVD(字幕)] 8点(2010-11-03 21:18:50)(良:1票)
33.  ストリート・オブ・ファイヤー
 まるで芝居を見てるようなレトロな様式美を持った映画ですね。 いろんな欠点はあっても、とにかく雰囲気に酔わせてくれました。 特にエンディング最高です。(ただ、歌詞を頭の中で、「Tonight! 別の心が Tonight! おなじ身体を」って歌ってる自分がすごく嫌でしたw。全く関係のないドラマの主題歌になって、そのドラマがヒットしちゃったのって日本でこの映画が好きな人間には不運でしたw) 
[DVD(字幕)] 8点(2010-10-07 11:47:08)
34.  ワンス・アンド・フォーエバー 《ネタバレ》 
 今まで見た戦争映画の中で一番迫力がありました。プライベートライアンの冒頭シーンよりも、こちらの方が殺しあう敵の顔がはっきり見えるという点で上です。  戦争の悲惨さを描く場合、罪の無い非戦闘員が殺されていく場面が強調されることが多いんですが、きちんと規律を保った正規軍同士の戦闘でも悲惨さになんら変わりはないことを訴える映画だと思いました。  兵士たちだけではなく、待っている家族をもちゃんと描いているのも秀逸ですね。黒人の将校の妻に電報が届くところで少しホロリと。  この映画とプラトーンや地獄の黙示録を比較すれば、どれほどベトナム戦争というものが、アメリカ社会のみならず実は戦ってる軍隊そのものを変質させ傷つけていったかということも理解できると思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-06 09:57:02)
35.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 
 アメリカの懐の深さと同時にその限界を考えさせてくれる映画だった。 確かに冷戦時の一議員主導の安易な行動が、結局イスラム原理主義派テロリストを育ててしまったことをはっきり認めているのは懐の深さを感じさせるけれども、実は「最後に」しくじっちまったのではなく最初から「しくじっちまった」ことに気づかないのが限界。  そもそも、ただ単に「神を信じ、共産主義と戦う」人々だから、自分達と共有の価値観を持つのだと信じたのがチャーリーと他の議員とアメリカのウヨの根本的な誤り。ロケットランチャーを神からの贈り物として拝む姿に違和感を感じるべきであった。 それから米下院小委員会の議長がアフガン難民キャンプで演説し、「神(GOD)」という言葉を使うと、それが「アラー」と翻訳され難民たちが大いに盛り上がるところは、すごく皮肉だった。両者にとって「神」が意味するものは全く違うのに。(たしかに神学的には、キリスト教とユダヤ教とイスラム教の神は同一であるけれども)  もちろん誤ったからといって、チャーリーや仲間の議員たちを馬鹿にしたり、軽蔑することはできない。動物のように狩られる人々のことを知り、玩具型爆弾で四肢を失った子供たちに出会い、なおかつ、その敵を倒すことが国益にかなうと判断したら行動するのが当たり前だし、冷戦終結の一助になったのも事実。  ただ、前記の「ロケットランチャーと老人」「ゴッドとアラー」みたいなはっきりした画面を映しながら、「学校を作らなかったから」みたいな安易な結論にまとめてしまったことがすごく残念。そういうふうに普遍的な価値観がどこまでも通用すると考えるのがアメリカ人の限界と感じたわけで。  例えば、イスラム教徒の学校教育というものは、あくまで宗教を教えることを最重点においてなされることも製作者は知らなかったのだろうか?  ※ この映画を見るにあたって是非「人間万事塞翁が馬」という言葉を調べていただくと面白さがますと思う。 平成28年12月久々に再見。 つくづく好きだなあ、こういう色んな好奇心を刺激してくれる映画。上記したアメリカのアフガニスタン政策の皮肉な結末ももちろんだけど、 それに加えて、アメリカの議会での政策決定過程、議員の動き方、力、闇予算、すごく興味をひかれた。 全くの門外漢だからどんな本を読んだらいいかすら見当もつかないので、とりあえずは原作本から。 あとなぜか初めてエイミー・アダムスに魅力を感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2010-06-02 17:35:00)(良:1票)
36.  13デイズ 《ネタバレ》 
 世界を襲う核戦争の恐怖、何を考えているか全く理解できない敵の大国、安易な戦争に踏み出すことも辞さない軍部、そんな中で孤軍奮闘、人類の生存をかけてぎりぎりの平和への戦いを進める若き大統領とその弟、そして補佐官。やがて「よい人々」の努力で、世界は破滅の一歩手前から救われる。  もしもこの映画が100パーセントのフィクションであったら、間違いなく10点満点なんですが。  ところがこれは実際の事件です。それが一人の人間の目によって、一人の人間の考えに基づいて語られ、あたかも真実であるかのように受け止められるっていうのは、ちょっとどうよって気がします。  実際の事件を描写するのに、上記のような極めて類型的な表現が用いられてることに疑問を感じるんですよ。  できたら、ソ連側、キューバ側からの視点も含めた作品が見たいですね。  平成24年9月3日再見 ケネディ、ロバート、マクナマラ、それから主人公、この4人の自分たちの責任の重さを痛感し、軍事的手段と平和的解決の間で揺れ動く姿がすごく良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-17 12:13:27)
37.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 
 今回見る前は「当然10点」と予期してたんですが、少し脚本に粗を感じてしまって。 好きな映画を何度も見直すのもよしあしですね。  何か主人公の行動の動機が、途中でブレてしまってるような気がして。  彼の最初の行動の動機は、「愛しい人を守りたい」というものだったはず。それが中途から「悪い奴をやっつけたい 復讐をしたい」に変化してしまってるような気がするんですよ。(彼が不正な金を引き出し、さらにカールを脅かしたせいで、かえってモリーを危険にさらしてるわけですから) そのあたりの流れをもっと上手に違和感感じないように処理して欲しかった。  あと、ラストの方でも、カールが襲ってくるのがわかっていながら、オダ・メイに乗り移って、すごく弱まってしまう、ってのは、あまりにご都合主義的な展開だと思われ。  ま、少しくさしてしまいましたが、キャスト的には素晴らしい映画でした。ひたすら、真面目な主人公のサム・ウィート役のパトリック・スウェイジピッタリです。(最近亡くなられましたね。良い精霊が迎えにきたことと思いますが、謹んでご冥福をお祈りします)。 あと、オダ・メイのウービーには何度も大爆笑させてもらいました。特に修道女に小切手を寄付するところとか。  そして何と言っても、デミ・ムーアの可愛さ、こんな可愛い恋人を残したら幽霊になって、この世に残るのも当たり前です。こんな説得力のあるキャストは他に知りません。 (実はあいうえお順に映画を見直してるんで、最近「幸福の条件」(笑わないでね、こうふくと読んだw)「ゴーストライト」を見たばっかりなんで、つくづく「ゴースト」のデミ・ムーアだと感じました)  こういう映画を見ると、ちょっとや、そっと設定や脚本に無理、破綻があっても、キャスティングさえ素晴らしければ、充分映画として、しかも名作として成り立つんじゃないかなと思いたくなります。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-15 11:17:43)
38.  世界で一番パパが好き! 《ネタバレ》 
今年は完全なネタバレあり みなさんのおっしゃるとおり、わかりやすいと言えば、ほんとわかりやすい映画で。 ああ、学芸会と面接が同じ日になるなあとか、父は面接をあきらめるんだろうなとか、すぐわかってしまったし、あと実はアメリカ映画にありがちな「やっぱり家族が一番」っていう流れにかなり食傷気味なんだけれど…… それでも面白いものは、面白いし、楽しいものは楽しかった。 子役中心の映画なのに下ネタ、エロトーク満載なのが、かなり笑えたし、あの学芸会のミュージカルが実に楽しかった。あと子供も含めて全員結構、毒舌なのも。  ま、あんなこと言ってる娘でも中学生くらいになったら父親のパンツを箸で(ってアメリカにはないかw)掴むようになるだろうけど、りヴ・タイラーと結婚できるなら、いい人生かな。 実に綺麗ですよね。映画見てる最中に女優がどんどん好きになるって久々の体験です。平成25年2月23日追記 実は前回見た時はアルマゲドン見てないか、まだあまり印象に残ってなかったかで。今回は違いました。見た瞬間、A.J.とグレースじゃんって感じで無茶苦茶好感度アップです。あと学芸会に父親が来てくれた時の、あの娘の笑顔!正直、男女を問わず「やりがいのある仕事」の価値をこうまで低く見なすのは、なんだかなあって気持ちもありますが、あの笑顔には負けますね。というわけで+1点 購買リストに載りました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-05 17:34:48)
39.  がんばれ!ベアーズ 《ネタバレ》 
 若い頃、絶頂期を迎えてしまった女優ってほんとに残念。 テイタム・オニール本当に可愛かったのにな。(涙)。特に監督と喧嘩して涙するところとか。 たぶん10点だろうと思って見たんだけど、う~ん。 確かに自分と相手チームの監督の姿に醜さを感じて、勝利至上主義を捨てたのはわかるんだけど、最終回の選手交代はやりすぎ。ルパスがボールを捕ったのは単なる偶然。何十点取られてもおかしくない。  負け犬の子供たちに勝利の味を教えることもすごく大事なことでは?あれでぼろ負けなら、交代で出された子が一番傷つく。  勝利に拘るのも大人の勝手なら、勝利を放棄させるもの大人の勝手。アメリカ映画の割には、つまらない綺麗事で最後まとめたな。  というような疑問を持ってしまったので2点マイナス。
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-16 18:43:26)
40.  ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 
 中盤過ぎまでは、守りの話。しかもマイケルが罠にかかっての話なので面白みがなく、かなりだれましたが、やはりあのラスト。 マイケルのなんともいえない悲痛な叫び(おそらく精神的にあの時点で死亡でしょうね)、それからボロクズのように死んでいく姿……………… (カヴァレリア・ルスティカーナを舞台で演じてるのはすごく心憎い演出ですね。パート2で父が街のボスを殺し、ファミリーを立ち上げたのが復活祭で街が賑あう最中でした。 そして今、同じ復活祭が舞台で演じられ、その直後マイケルが全てを失っていく。あざといと言っちゃあざといんだけどなかなか) 平成28年6月 コッポラさんの娘さんがかなり評判が悪いみたいだけど、なぜかなあ?ご承知のように女優のルックスに関してかなりうるさい自分から見て、まあ確かに鼻はでっかいかなとも思うけど、なかなか綺麗な目をしてるんじゃないかな。 ストーリーも少なくともパート2の現在部分よりは面白かった。1にしろ2にしろ守るときは守る、攻めるときは攻める、ってはっきり分かれてるのに対して、3のラスト近く、いつもの通りマイケルの絵図通り攻めが進んでいく一方でじわりじわりと、彼の身に危険が迫ってくる、なかなかスリルがあってドキドキしました。  そしてあのマイケルの精神的な死から、実際のボロボロになっての死への流れ、3部作のラストを飾るにふさわしい、名演技、名シーンでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-12 16:52:53)(良:1票)
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