21. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 うわ~マニアックだな~。原作者繋がりとはいえ、バカルー・バンザイのネタをよく映画本編に採用したものだ。知らんでしょう(笑)誰も。シャイニングのネタもかなり作り込んで入れてたけど、見る人によっては何のこっちゃではないかと。 全体的にちょっと油が浮きそうなほどのオタッキーさで、好きな人はサイコーだと思うけど、ダメな人はドン引きしそう。 でも、こんなマニアックな企画をハリウッドのメジャー大作として成立させてしまうところがスピルバーグの凄さなんだな~と、つくづく思いました。オタク上がりの「大物」でしか創り上げることなんか出来ません。こんな映画。 一部ではオタクに媚びた集金映画との見方もあるようですが、ワタシ自身はメカゴジラVSガンダムで燃えてしまったクチです(笑) [地上波(吹替)] 6点(2020-07-04 23:14:48) |
22. スタンド・バイ・ミー
公開からかなりの時間が経過しているので、時間を空けて何度も鑑賞したがその度に感想が変わる。 子供の時分は「ふ~ん」くらいの感想だった。学生の時は一緒に見ていた友達が「大人になったからといって、少年時代の友人関係が、そこまで希薄になるだろうか?」と言っていた。自身が大人になってから鑑賞した時には、この映画に込められたメッセージがはっきりと理解できた。そしてさらに歳を重ねてもっと深く理解できた。 見る人それぞれの人生がスパイスとなり、より味わい深くなる、そんな作品。 [映画館(字幕)] 6点(2019-04-19 23:29:47)(良:1票) |
23. ツイン・ピークス〈TVM〉
もう20年以上も経つのか・・・流行ったよなあ。こんな難解でアクの強い世界観でヒットしたのはまだまだ世の中にゆとりがあったんだろうな。 真相は何もないとかメチャクチャだがそのムチャさが個人的には大好きだった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-01-19 00:04:30) |
24. スモーク(1995)
《ネタバレ》 ラスト、ハーヴェイ・カイテルがウィリアム・ハートに聞かせる話。眼が見えない老婆の消息不明の孫のフリをして乗せられてやるカイテル。実はカイテルが孫じゃないと薄々気が付いていながらもそれに触れずに、孫の帰還を喜ぶ老婆。 さらにその話が只のネタかもしれないと気が付きつつ、うんうんと聞くウィリアム・ハート。 まさに優しい嘘。なぜかここのシーンでボロボロ泣いた・・・ [地上波(字幕)] 6点(2011-09-03 21:53:39)(良:1票) |
25. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 暴力では何も解決しないというが、こんな世の中だし、そりゃ暴れたくもなる。 ラストの警官の会話。これが世間。 [映画館(字幕)] 6点(2011-08-18 21:39:44) |
26. マッドマックス:フュリオサ
前作「怒りのデスロード」はマッドマックスシリーズが世紀を超えて蘇ったという感動があり、フュリオサやイモ―タン・ジョーも物語を彩る魅力的なキャラクターだったと思います。 しかし、今作で語られた過去話は、それこそ、前作に於ける「フュリオサの過去は皆さんのご想像にお任せします」といった部分を映像化したに過ぎないという印象が強く、私の中ではシタデルを巡る戦いは前作でもう完結していたので、掘り下げに興味を失ってしまい、途中で飽きてしまいました・・・ 前作の公開から9年という歳月がまた帯に短し襷に長しと言ったところで、様々な事情があったのは十分に承知していますが、前作からの主要なキャラクターのキャストが新規と続投の混成になっていたのも冷めた原因かもしれません。 映像の迫力は流石としか言いようがありませんが、スピンオフと言えばそうなんですけど、個人的にはマックスを主人公にした新たな冒険譚が見たかったというのが正直な感想です。、 [映画館(字幕)] 5点(2024-06-09 10:30:49) |
27. クライ・マッチョ
《ネタバレ》 尺も短く、ドラマとしても薄味で、ちょっと肩透かしでしたけど、恩人に頼まれてメキシコにいる恩人の息子をアメリカに連れ戻すというストーリー展開からして、西部劇を下敷きにしてるのは明白ですね。肩ひじ張らずに最後までゆったり鑑賞しました。 この映画は「雰囲気」ですね。それが全てです。イーストウッドが切り取る80年代のメキシコのイナカのムード、イイですね~。 それにしてもイーストウッド、さすがに老けましたね。「運び屋」のときよりかなり老け込んで見えました。90歳オーバーだから当たり前ですけど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-10-09 21:45:24) |
28. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
《ネタバレ》 この映画、原作の小説も含めてタイトルくらいは聞いたことがある程度だったので、アメリカ同時多発テロ事件の関連のストーリーだという事も知らず、ずっと日本の作品だと思い込んでいました。トム・ハンクスも出演していたんですね。 最初の1時間は何を見せられているのか?という印象でしたが、マックス・フォン・シド―が出くる中盤辺りから引き込まれました。 父が遺した鍵は何かを開けることが重要だったのではなく、少年がその鍵の持つ真相に迫る過程で様々な冒険をして、人間として成長するための「鍵」になった、という解釈で良いのでしょうか? なので、父がオスカーに何かしらのメッセージをどこかに遺していることは何となく読めましたが、それでもいいお話だったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-09-12 11:16:50) |
29. 幸せへのまわり道(2019)
《ネタバレ》 フレッド・ロジャース氏のことはあまり存じ上げませんが、いいオハナシだったと思います。 ジャーナリストのロイドの抱える問題を、子供向け番組の一コーナーのように紹介していく演出や、そのドラマ内の移動シーンをミニチュアの街並みで表現しているところは個人的にツボでした。 この映画の最大のキモはやはりラストのロジャース氏のピアノ「ドジャーンッ」ですね。中盤のインタビューのシーンの伏線の回収にもなっているし、彼もまた「人間」であることをこのシーンだけで表現していてなかなか見事だと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-26 15:35:37) |
30. プーと大人になった僕
《ネタバレ》 クリストファー・ロビンが疲れた大人に成長してる時点で全て展開が読めてしまいますけど、なかなか面白く見られました。 でも詰まるところ、くまのプーさんでやるストーリーだったのかというと少し疑問が残ります。迷子になっていたのは実はクリストファー・ロビンの方だったり、怪物の正体は大人の世界だったりと子供にはちょっと難しいですよね。最近、子供向けの原作をシニカルに実写映画化するのが流行っているのでしょうか? [地上波(吹替)] 5点(2023-04-01 15:57:49) |
31. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 ある方面では伝説的な人物であるジョン・ランディスですが、個人的には彼の映画で面白いと感じたものは一本もないんですよね・・・ 只、今改めて見ると「ブレードランナー」のオープニングのネタ元にもなったという冒頭の工業地帯の空撮をはじめ、画面の切り取り方が妙にカッコいいシーンが多く、そこは素晴らしいと思いました。 それと何と言っても特筆すべきはカーチェイスですね。今ならCGでチャチャっとやってしまうような漫画的なカーアクションを80年当時に実写でやってしまうとは(笑) 総合的にはそこまででもないですけど、見る価値は十分にある作品だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-03-29 11:44:27) |
32. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 これは見る人によっていろいろと解釈が変わりそうな映画ですね。 物語全般としてはベンの特異な運命にスポットが当てられていますが、彼の人生に関わった人たちももれなく運命に翻弄されているわけで、誰も定められた運命からは逃れる事は出来ず、その結果から誰もが「もし時間を巻き戻すことが出来たら」、と考える、ということではないでしょうか。 ラストシーンもハリケーンの接近で、病院内の皆の関心がハリケーンに向いて慌ただしくなっている中で、デイジーがひっそりと息を引き取りますが、物語の最後の最後でもう一人の主人公とも言えるデイジーが蚊帳の外に放り出されているようで、彼女の人生もまた、誰かに影響を与える「運命」の一コマに過ぎなかった、というような印象を受けました。 キャロラインや、病院の職員や患者達も、あの時、あのハリケーンが迫る病院にいたのが必然ならば、あの後無事だったのかわかりませんし明言もされていませんしね。そこに来てあの倉庫に打ち捨てられた左回りの時計が水没するシーンでジ・エンドですから・・・ 私自身も10万人に一人とかの病に罹ってもう云十年になり、運命というものについてよく考えます。なかなかに興味深い内容でございました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-11-24 15:02:02)(良:1票) |
33. 恋愛小説家
こういう欠点だらけの人間同士がお互いを認め合って、ジワジワと仲良くなったり、ジワジワと惹かれ合う映画は好きですね~。 いい映画だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-11-21 23:27:23) |
34. 僕のワンダフル・ジャーニー
前作同様、細かいエピソードの積み重ねで、そのエピソードの一つ一つも大して面白くないです。只、前作と合わせて観るとそれだけ登場人物たちの情報量が増えてくるので、親近感が沸いてきて一番最後まで観ればそれなりのカタルシスは得られました。前作と一気に鑑賞することをお勧めします。 [地上波(吹替)] 5点(2022-11-06 11:04:07)(良:2票) |
35. フットルース
今観ると居心地が悪いような80年代のノリが逆に味わい深いですね。サントラは言わずもがな、何気にこの映画って現代人が忘れ去ってしまった大切なことがいろいろと詰まっているような気がします。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-25 22:55:12) |
36. 7月4日に生まれて
《ネタバレ》 反戦映画というよりは、アメリカ人の信仰や愛国心といった呪縛についてのストーリーですね。 幼少のころから知らず知らずに愛国心を植え付けられ、兵士として戦場に赴くことが美徳であると何の疑いもなく信じて大人になって、いざ出兵して戦場を目の当たりにしてみると・・・ 信じていたことが全て嘘であったことに気付かされたうえ、身体の自由まで奪われる。それでも自身が自ら戦争に参加した事実を否定することもできないという。本当に死んだのと同じような気持ちなんじゃないですかね。 映画として面白いかと言われると微妙ですけど、いろいろと考えさせられる見応えのある作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-05 11:12:49) |
37. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
実に30年ぶりに再鑑賞しました。 当時の私はあまり直球ストレートな映画は苦手で、ケビン・コスナーも苦手だったんですけど、レンタルビデオ屋に行ったときにレンタルしたい映画がなくて、手ぶらで帰るのも嫌だったのでこのロビン・フッドを借りたのでした。 そのときの感想は、正直ノリも合わなかったし、超が付くほどツマラナイと思いました。 そして時は流れ、その間にCG塗れの史劇大作とかも散々見て、今回の再鑑賞となったわけですが、これがなかなか面白く感じました。 考証も結構適当だし、アクションも緩い。広く知られているロビン・フッドの物語を人気だったケビン・コスナーを主演に迎えてオーソドックスに映画化したに過ぎないのですが、娯楽映画って寧ろこのくらいの力の抜け加減が丁度いいのかもしれないですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-05-05 22:38:51) |
38. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
《ネタバレ》 モスラ、キングギドラ、ラドンまでもがハリウッド版に登場すること自体、以前は100%叶わないと思っていたことなので、日本のKAIJYU達が最新の映像技術で蘇ったことには大きな感慨がありました。 しかし、ストーリーがとてもチープで、折角のお祭りもイマイチ盛り上がりに欠けたというのが正直な感想です。 肝心の主役のゴジラの影が薄かったり、モスラの存在も中途半端過ぎです。オキシジェンデストロイヤーの登場や芹沢博士の自己犠牲が余りに唐突だったり、他の何だかよくわからないオリジナル怪獣たちもあれなら無理に出す必然性がなかったように思います。 と、文句ばかりですが映画の完成度とは別に、細かい小ネタの数々を見るに、作り手の本家ゴジラシリーズへの愛は本物だということは十分に伝わりました。 悲しいかな本国日本では人前でゴジラについて熱く語ろうものならドン引きされるような土壌があるのに、それを世界のゴジラファンの為に170億も掛けて映像化してくれたことにホント頭が下がります。 [地上波(吹替)] 5点(2021-06-04 10:31:43) |
39. 人生の特等席
面白いんですけど、ちょっと出来過ぎなんですよね・・・ 見る人が見るとボロクソに貶しそうな危うさがありますが、尺もそんなに長くないし、ちょっといい話を見たいときに丁度いい作品だと思います。回想シーンの若い時のイーストウッド(CGで処理???)がダーティ・ハリーみたいでした。当たり前か(笑) [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-05 22:57:23) |
40. ザ・シークレット・サービス
割と最近の映画のような気がしていましたが、もう30年近くも経過していたんですね~。 「イーストウッド老けたな~」なんて思ったものですが、それすら今や昔という訳ですか・・・ 当時は割と傑作の呼び声もあったような気もしますが、今観ると、まあ、普通ですね。 00年代までは昔の映画を見ても違和感を感じることは少なかったのですが、最近はネットにスマホにいろいろと世の中が変わり過ぎて、こういった現代を舞台にしたサスペンス物はとにかく小道具が古く感じてしまって冷めてしまう自分がいます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-28 22:28:33) |