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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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541.  エアベンダー
最初は中国の拳法の型を引用したことが安直に映りましたが、しばらく観ているうちにあの型自体が自然と共鳴するための動作に見えてきました。さんざん不評を聞いていたんだけど、そんなに酷い作品とは思いません。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-15 00:06:39)
542.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
プレデターが複数形になっているタイトルはキャラ全員が捕食者って意味なのだろうが、凄みのある奴が少ない。拉致された戦闘のプロたちが面子の割には個性的とは言い難く、普通に銃を撃つ奴がほとんど。ローレンス・フィッシュバーンはそれらしく登場したが実はギャグ担当。ちまちまと放火してました。あのヤクザ兄さんくらい際立つ奴があと数人は欲しかった。空手の達人なんかがいても面白かったと思う。未知の惑星に送り込まれているはずなのに植生は地球にソックリで、あれが「アバター」並みの別世界だったら凄いんだけどね。なんかマイナスポイントを書いてますが、悪くない作品です。分りやすい展開と適度なワクワク。失望も適度。娯楽作品として退屈しませんでした。アリシー・ブラガは過去に観た作品のなかでイチバン色っぽかったです。ちなみにロバート・ロドリゲスの役割ってダニー・トレホをキャスティングしただけじゃないの。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-14 22:57:07)(良:1票)
543.  カウボーイ&エイリアン
前半のミステリー的な展開に引き込まれるが、後半は一気にぐだぐだの頭の悪いストーリーに堕ちて行く。そこを笑って済ませられると娯楽として楽しめる、って云うのが私の評価です。私は楽しかったです。やっぱり突っ込みどころはあのエイリアンの性向ですね。宇宙を旅するほど技術が進んでいるのに、基地が襲撃を受けたら生身で飛び出してきて闇雲にカウボーイたちを襲う。戦略という言葉を知らないようで馬鹿丸出しです。肉弾戦闘種族ってことなのでしょう。ハリソン・フォードは見飽きた芝居だったけどダニエル・クレイグの存在感は大したもので、「トロン」から気になっていたオリヴィア・ワイルドもミステリアスで良かったです。ちなみに「カウボーイ&エイリアン」というより「盗賊&エイリアン」だと思いました。
[試写会(字幕)] 5点(2011-08-09 23:01:19)
544.  ワイルド・スピード/MAX
ミシェル・ロドリゲスが冒頭で死んじゃうのがとても残念でした。主演の二人は犯罪者とFBI捜査官なので完全には相容れないが、お互いの車好きとドラテクへのリスペクトがあって、それが本作のオリジナリティでもある。だから、何事も車を走らせて解決する。格闘技者が「拳で語り合う」ようなモンです。だから、明快だけどストーリーに深みは無い。「サーキットの狼」みないなモンです。余談ですが、私は外国車に魅力を覚えない人で、このシリーズは日本車をチューンして走らせるところに見どころを感じています。DVD特典によると、ポール・ウォーカーは本当に日本車贔屓らしい。本作でもGT-Rとインプレッサのステアリングを握ります。でも、同じくDVD特典によると、日本車を使っているリアルな理由は壊しても財布が痛まないからのようです。つまり日本車は安くて速いのです。
[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 21:19:39)(良:1票)
545.  ヤギと男と男と壁と 《ネタバレ》 
オビワンが出てきてジェダイとかダークサイドという単語が飛び交います。なんだか新興宗教の顛末記のような体裁ですが、胡散くさいというより飄々とした涼やかな味わいがありました。ヤギの倒れ方とか、好きですね。クスクスと笑う作品です。反戦や反兵器なんてお題目を意識するとすべって映りますが、肩の力を抜けばちょっといいことも言ってます。ユニークな映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-02 02:20:12)
546.  あの日、欲望の大地で 《ネタバレ》 
シャーリーズ・セロン演じる主人公が働くレストラン近くの海の荒涼とした波涛が重い運命を暗示する。倒置されるストーリーを理解するうえで見逃してはいけないのは、少女時代の彼女が二つの時間帯に分けられること。例の事件の前後で。彼女が熱に耐性を持っているのは、炎で体を焼いていたから。それは、自責の念からの自傷行為だったとラスト近くで判明する。ちょっと懲らしめるつもりの悪戯が引き起こした決定的な崩壊。少年と付き合ったことも、彼の父を殺した引け目と無関係ではない。だが、それが妊娠に繋がり、生まれたばかりの娘と引き離されたことは彼女自身の傷口を広げる結果となった。彼女が誰とでもベッドに入るのは、自暴というより夜に一人でいることが怖かったからだと思う。自分の娘と和解し、父母子の3人の生活を暗示させて映画は終わる。意地悪な視線かもしれないが、あれで解決したのだろうか。私にはまだ波乱が続く気がしてならない。彼女は「許されざる者」。極悪人ではなく、業を背負った人という意味です。その業は誰かと暮らしても分け合えるものではない。主人公を簡単に解放しないところがこの監督さんの特徴。安易なハッピーエンドなど用意されていない。ただ、親子で暮らすことは累積した不幸の一片の正常化であるし、新しい暮らしに希望を抱くことが処方箋になることも確か。不幸の螺旋に落ちた人の再生の可能性を模索し続ける応援映画、という印象です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-10 23:56:12)
547.  ジェニファーズ・ボディ 《ネタバレ》 
「ジェニファーの肉体」というタイトルと、そのジェニファーを演じるのが「世界で最もセクシーな女性」に選ばれたこともあるミーガン・フォックスとくれば、私が喜びそうなお色気ムンムンの作品を期待していたのですが、その視点で云うなら非常に残念でした。ミーガン・フォックスが美しい怪物として君臨するのは想像できるストーリーですが、露出が少なめでもそれなりに楽しめたんです。でも、彼女が悪魔になった原因を振り返ったり、親友のアマンダ・セイフライドが元凶の男ども皆殺しにする展開となると女性の性や意志といった理屈が意識される。ガールズムービーという趣きだけどミーガン・フォックスの映画でそんな理屈、観たいと思わんでしょう。少なくとも男は。彼女がもっと露出していれば丸く収まったと思う私は、ただのエロオヤジですかねぇ。監督は「イーオン・フラックス」も撮っていますが残念な感じが似ています。この監督の個性がいちばん残念かも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-20 23:07:01)
548.  トランスフォーマー/リベンジ
機械生命体同士のバトルは明らかに前作よりパワーアップしていて迫力満点。軍隊が関与することで戦闘機や爆撃機がたくさん飛び交い、ミリタリー好きが狂喜する映画になった。まさにロボットアニメの実写版ですね。それも「エヴァンゲリオン」じゃなく「マジンガーZ」の世界。理屈はいらん。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-09 21:21:51)
549.  デッドコースター 《ネタバレ》 
前作の主人公があっさり死んでいることに感心。ただ一人生き残っていた前作のヒロインも予想に反して終盤で落命。この思い切りの良さがこのシリーズの特長でしょう。死から逃げる究極の方法は「死んだフリ」でした。世の中の事故死は、実はすべて繋がっていると解釈できる構成はスケールが大きいんだけど、自分の死を想像するほど怖くはない。どちらかというと、テレビ局の車に轢かれかけた少年の死が怖い。いちど死にかけた人には死亡フラグが立っているってことだから。自分の過去に照らして、ヒヤっとした経験が「死にかけ」だったのどうかが気になりますなw。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-08 21:56:41)
550.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
序盤の交通事故から累積して行く不可解が自分には良い具合にサスペンスフルで、それを回収するためのオチも悪くないと思いました。物語に都合の良い記憶の欠落は「昏睡の後は記憶が混乱する」と医者に言わせたことで解決なのでしょう。暗殺集団の兄ちゃんたちのモタモタも、最初は主人公を殺さずに動きを封じることを目的にしていたと考えると説明がつく。辻褄はあっていると思う。でも、主人公が自分が何者かを思い出してからの展開に大きな疑問符が付き最後まで尾を引きました。周到に練った計画の首謀者が、その計画を思い出した途端に阻止する側にまわる理由が分らない。その変心に納得の行く理由があれば相当に高く評価できたが、当たり前のように正義の味方になったのはご都合主義というより不可解です。そこで大きく減点はしたけれど、それでも最後まで退屈しなかった流れは評価します。ダイアン・クルーガーはやっぱり美しい。「あの美人に惚れたから」でも十分な変心理由になるとは思うけど、そんな描写は無かったものね。
[映画館(字幕)] 5点(2011-06-06 23:44:17)(良:2票)
551.  ザ・ライト -エクソシストの真実- 《ネタバレ》 
「ライト」を「正しい」と訳していたんだけど、よく見たら「rite」と見慣れない綴り。「儀式」とか「通過儀礼」という意味らしいです。たぶん、悪魔祓いという「儀式」と宗教に帰依するための「通過儀礼」が掛けられているタイトルです。本作は神の存在の証明を匂わせてストーリーを進めながら、結果としては一人の悪魔祓い師誕生の通過儀礼以上には踏み込まない。悪魔の存在を確信したから対極である神も信じるという考え方は心情的には理解できても神の存在証明では無く、やや肩透かしでした。また、主人公が神を信じることで心を強く保つ落とし方は宗教の存在意義そのものであり、劇作としては無難すぎて面白みに欠ける。信仰心と現実の狭間で苦悩するという意味では本家「エクソシスト」のカラス神父の描写の方が重くて深い。悪い映画ではありませんが、あまり響いてくるものは無かったです。ちなみに私は神の存在を信じていません。本当に神がいるなら、もっと救われて良い人が世間にはゴロゴロといる。でも、我々が未だ正確に感知していない超常的な存在はいると思っています。彼らはとても気まぐれなので、神とは呼びたくないです。
[映画館(字幕)] 5点(2011-05-03 05:28:31)
552.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 
退屈はしなかったです。この種の作品はベテラン勢が脇を固めることが多いけど、生首で連れまわされるユマ・サーマンがちょっと可哀相ですな。007と呼ばれていた人たちはその役をやめてからの方が存在感が増すパターンが多いのが不思議です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-23 15:50:55)
553.  エンジェル ウォーズ 《ネタバレ》 
勤務先で女性の同僚にこの映画を観に行くと言ったら「やっぱり男はあんなのが好きなのね」的な反応が返ってきた。自分としてはザック・スナイダーの絵を観るのが楽しみだったんだけど、世間の視線は違うようです。主人公にとってつらい現実があって、そこから逃避した妄想があって、その妄想からさらに踏み込んだ世界で戦闘が展開する。言葉にするとそんな構成ですが、やっぱり最深部の虚構世界の戦闘シーンを見せるための映画です。鎧武者、ナチスゾンビ、ドラゴン、アンドロイドと色んな敵を相手に戦う少女たちがアンバランスに強い。戦闘の重量感とか体技への細かい拘りがエッセンスです。ストーリーに言及するものがないのでこの点数だけど、映像的見応えは期待通り。最後に現実に理屈を付けて終わりますが、そんな言い訳しなくていいから、終始あの戦闘シーンの世界で物語が展開した方がスッキリしたと思いますね。主人公が意味不明にセーラー服で戦いますが、特にロリ趣味やパンチラで非難されるような作風でもなく、ストイックに作っている印象さえ受ける。羽目を外して品格を落とすようなことが無いのは私には好感でした。この程度で制作者の趣味性が言及されるなら、日本でアニメを作ってる人の大半は同類だと思いますよ。反対に、映像作家はみんな、この監督くらいに個性を主張すべきでしょう。ちなみに私が通うシネコンでは吹き替え上映だけでした。人気女性声優ユニット(そんなものがあることに驚く)の着ボイスキャンペーンとタイアップしているからなんだけど、やっぱり洋画は字幕で観たかったですね。
[映画館(吹替)] 5点(2011-04-16 23:07:47)
554.  お熱いのがお好き 《ネタバレ》 
マリリン・モンローの伏せ目がちな媚態は自分が若い頃からやたらと「セックス・シンボル」的に普遍していて良く知っている気になっていたけど、映画で観たのは実は初めて。確かにセクシーだけど、そのセクシーさを前面に押し出している訳でもないところが意外でした。爛漫なキャラクターはセクシーと言うよりキュート。パッチリした眼差しと親近感を覚える物腰は「きれいなお姉さん」という類いの身近な魅力を感じました。どこを切ってもフェミニンが出てくる印象で、それが彼女の特別なところなのでしょう。PLAYBOY誌のプレイメイト的な先入観を持っていたけどかなり違っていて、今さらながら伝説的な人気の秘密に触れた気分です。本編は50年前のドタバタ喜劇だけど、不思議と古さを感じさせない作品でした。ギャングから逃げるために女装した主役男優ふたりが逃亡先で倒錯した恋模様を演じる。どうするんだよと思わせながら、あっさりハッピーに幕を引くところが名匠らしく良い切れ味です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-16 22:05:48)
555.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー
タイトル通り、高校生活そのままミュージカル。初めて見たのだけど、TVMで1・2と続いた後の3作目らしい。本作は卒業年度の高校生活をテーマにしてますが、各キャラクターの卒業後の夢が四方八方へ翼を生やして飛んで行くような希望を感じさせる。若いっていいなぁ、ってのが素直な感想。ミュージカルは苦手な方だけど、すんなり観られました。アチラのリアルな高校生活を知らないから、こんな感じなのねって具合に観てましたが、日本の高校生活ミュージカルを作ったらきっとかなりギャップを感じる作品になることでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-13 23:52:08)
556.  波止場(1954) 《ネタバレ》 
若い頃のマーロン・ブランドは初めてだったけど、やっぱりやくざっぽい役は似合っている。なんというか、ひねくれた顔つきなんですね。ハトを飼っていたりして、ナイーブな側面を見せるように努力してました。元ボクサーのゴロツキが更生する話で、「ロッキー」などはこれをモチーフにしたのかなと思いました。波止場の輩の中で「真昼の決闘」みたいに孤立するのかと思ったら、周りもそこまで腐っていない。でも、助けに入るのが遅く、それは演出の都合だけが理由のように見えました。主人公も正義に目覚めたというより殺された兄の復讐の印象が強く、波止場の連中も自分達の仕事の仕切りの適正化に手を貸しただけで特別なことと思えない。偉そうなことを言ってる割に役立たずな神父が目障りでした。もうひとつ盛り上がりに欠ける作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-13 23:16:22)
557.  マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと
犬を飼ったことはないが、いつか飼ってみたいと思ってる。とても大変そうだ。でも、少なくとも本作を観て飼う意思が無くなったりはしない。おバカな犬は賢い犬を飼う方が良いことを教えてくれました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-28 22:37:27)
558.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》 
恐竜との追いかけっこがストーリーのメインで、新しさはありません。あ、翼竜は新しかったかな。初作のような驚きはすでに無いけれど、説教臭さも無く、シンプルに楽しめる作品に仕上がっていると思います。ティア・レオーニさん、顔は可愛いんだけど、この映画に合わせて体型はお母さんでした。この元夫婦があんまり釣り合っているように見えないし、何より人を騙して危険なところへ連れて来るのはいけません。そのため、最後までこの夫婦にはいい顔が出来なかった。元々、子供が苦手だったグラント博士はやもめを続けていました。人は根本的には変わることは出来ず、仕事も恐竜熱の下降と同じラインを描いているようで明るいものが見えない。その彼が、夫婦の再生や息子の救出に借り出されるという皮肉。報酬も望めず踏んだり蹴ったり。これ、かなり残酷な後日談ですね。彼の心情を思うと、何でも良いから明るい材料が欲しかった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-28 22:15:35)
559.  リーサル・ウェポン 《ネタバレ》 
オーソドックな刑事バディものだけど、シリーズ化された理由が分かります。テレビドラマもそうですが、元々刑事ものって、登場する刑事のキャラが個性的であれば、事件は後付けでアレンジできるので汎用性が高い素材なんですね。タイトルのリーサル・ウェポンは人間兵器って意味で、たぶん特殊部隊出身のメル・ギブソンを指しています。妻を亡くした失意で「死にたがり」と言われているが、蓋をあけると特に自暴自棄でもなく、相棒のベテラン刑事の突っ込みネタになってました。射撃や格闘のセンスはずば抜けているので荒事では頼りになる。一方のベテラン刑事は人情家。家族を含めてひとつのキャラクターって感じで、口うるさいけど周囲の人を大切にしている感じが良く出ています。善悪の構図が単純で、多少はハラハラさせるところもあるが気持ち良く終わる。マイナスポイントが少なく、安心して観ていられるタイプの作品。こういうのは1作目が当たれば続編にある程度の集客が見込めるんですね。良作です。
[ビデオ(字幕)] 5点(2011-02-28 21:43:54)(良:1票)
560.  太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》 
史実を真面目に描いた作品という印象です。米軍によるサイパン島占領後も、少数で抗戦を続けた大場大尉の部隊が描かれる。視点が日本側・米国側にほぼ均等に割られている構成は新しい。【米軍から見た大場大尉】探索の目を逃れ、時に欺き、米軍を翻弄した策士。度重なる懐柔にも応じず、終戦を迎えても戦う意思を捨てない兵士の鑑。神出鬼没さがフォックスと形容された。【大場隊の実情】玉砕覚悟の総攻撃で生き残る。当初は「一人でも多くの米兵を道連れにする」ことをコンセプトとしたが、民間人の保護に主旨を変える。やがて民間人を米軍に委ねるが機を逸して玉砕も自決も出来ずに抗戦の構えを取る。戦争終結を告げられても去就を決断できず「上官の命令があれば」との要望を出して投降に応じる。 この両者の認識の違い(というか、米軍の勘違い)を検証するような内容でした。米軍からは見えない部分に日本兵の悲劇が潜んでいます。彼らは抗戦したかったのでは無く、その選択肢しか持っていなかった。「玉砕」と「自決」が美徳だと刷り込まれた兵士たちが命を惜しんで葛藤する様は、さながら漂流者のようです。竹野内豊が演じる大場大尉が自分は特別なことをしていないと最後に言ってましたが、私も同感です。彼に感情移入するような作品でも無かった。第二次大戦中、日本軍だけにあった固有の慣習が「玉砕」と「自決」でした。それは軍人だけでなく民間人をも侵食していた。本作にも自決シーンがある。追い込まれた状況の中で命を断つ場面を悲劇的に見せるより、なぜ日本軍にそのような慣習が生まれたのかを見せて欲しいと、いつも思う。あれは責任放棄と命の無駄遣いでしかない。誰が、どんな思想で広めたことなのか? そこを総括しない限り、日本の戦争映画は片手落ちという気がしてならない。
[映画館(邦画)] 5点(2011-02-26 23:19:30)
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