101. ダウン・バイ・ロー
脱走の過程など細かいところを気にする映画でない。牢屋の中で「I scream、 You Scream、Ice cream」叫びながら踊ることに意味がある。3人の会話、コンビーネーションを楽しむだけでいい。万人受けする映画ではないが、パルプ・フィクション好きならはまる可能性大。 10点(2003-02-10 16:19:09) |
102. ショコラ(2000)
チョコが人の心癒す、何ともメルヘンチックなストーリ。ラッセ監督に人間模様描かせたら、右に出るものはいない。 8点(2003-02-09 23:39:19) |
103. ユージュアル・サスペクツ
これほど、レビュー書きづらい映画はない。ただ言えることはサスペンス映画の醍醐味は騙されること。必ず2回は見てしまう映画ですな。 10点(2003-02-09 23:37:05) |
104. 奇跡の人(1962)
ヘレン・ケラーに関しては、目が見えない、耳が聞こえないため心も閉ざしてしまったなど彼女の苦悩は良く知られている。だが、この映画はヘレン・ケラーの無教育故のわがままで凶暴な面を表現し、教育をまかされたサリバン先生の壮絶な教育を描いた点が優れている。いままでの「可愛そう・・・」といった陳腐な感想はこの映画を見た後は出てこない。教育をしないことの残酷さ、サリバン先生の親ではない故の苦悩、本当のヘレン・ケラー物語はこの映画である。 10点(2003-02-09 23:32:54)(良:2票) |
105. マグノリアの花たち
女性達の雑談のカットが多く、不愉快。男には理解できない映画なのか。どうみてもTVドラマレベルでしかない。 1点(2003-02-09 19:20:13) |
106. アザーズ
必ず扉に鍵をかける、光を入れてはいけないなどパズル的要素が多く楽しめる。が反面、最初に非現実な要素を見せすぎたためにその後の展開にインパクトが失われた感かある。霧に包まれた洋館など映像は雰囲気がでていて素晴らしい。 7点(2003-02-09 19:15:28) |
107. スケアクロウ
ロードムービーの場合、旅をしている者に感情移入できないと面白くもない。自由気ままに生きるわけだから、そこに理想像がないと入り込めない。そういった点で男ふたりには共感出来る部分、理想とする部分がなく、置いてけぼりくらった感じで鑑賞。個人的にはヴィム・ヴェンダースの作品群のほうが好み。 5点(2003-02-09 17:39:35) |
108. フライド・グリーン・トマト
現在と過去の使い分けが素晴らしい。見てる方もキャシー・ベイツ同様、ジェシカ・タンディの話を聞きたくなる作りは見事!サスペンス、ヒューマン、ブラック・ユーモアすべて併せ持つ、極めて完成度の高い作品。 10点(2003-02-09 17:19:25) |
109. 遠い空の向こうに
映画を見ていてこれ以上のカタルシスを感じたことはない。主人公のひたすらに夢を追い続ける姿に感動、夢と希望が満ちた映画。最後のエンド・ロールで実際の映像を見せるシーンは涙が止まらない。これこそ、映画化するべき実話。 10点(2003-02-08 16:31:56) |
110. ドライビング Miss デイジー
モーガン・フリーマン、ジェシカ・タンディの熟年演技で魅せる。難点を言えば、時間の流れが速すぎて、二人の微妙な人間関係を楽しむ時間が少なかったこと。ラストを撮りたいがために速めた感がある。 6点(2003-02-08 16:28:24) |
111. ビッグ・リボウスキ
ボケ、ツッコミも見事な個性的な3人が笑える。ボーリング大会と誘拐事件を絡めた展開なんて最高!監督のセンスの良さ際だつ作品。 8点(2003-02-08 16:25:59) |
112. I am Sam アイ・アム・サム
子役ダコタ・ファニング、知能遅れの親役ショーン・ペンの演技が魅せる。裁判紛争をメインに持ってきたため、親子のふれあいが十分に描かれていない点が残念だが、それを補って余りある素晴らしい親子愛を感じる。 8点(2003-02-08 16:24:48) |
113. アルカトラズからの脱出
実話を元にしただけに脱出劇に派手さはないが、脚色を抑え忠実に作っている感が伝わり良い。独房で築くのさえ難しい人間関係に信頼が生まれる過程を見事に表現したところはドン・シーゲルの手腕だろう。それが、最後のバッツが取り残される展開に、成功者と失敗者の両面を味わえる功績を生んだ。個人的にはフランス映画の「穴」が脱獄物で最高であるのには変わらないが、脱獄物の定番でしょう。 9点(2003-02-08 16:15:02) |
114. プライベート・ライアン
冒頭のノルマンディー上陸作戦のシーンは息を呑む大迫力。ただ、その後のライアン救出の旅が、安易な友情を描いてしまっため、多くの人間を殺しておきながら仲間一人死んだだけで感情的になったり、中隊長の故郷の自慢うんぬんなど引っかかる表現が多すぎる。映像のクオリティーの高い映画だけに勿体ない。 7点(2003-02-08 11:53:00) |
115. この森で、天使はバスを降りた
パーシ演じるアリソン・エリオットに尽きる。まさに天使のような透明感、悪ぶっても心の優しさが感じられ、なんて事もない話を名作にした。ここまで感情移入させられると泣かずにはいられない。ラストは疑問符が付くが、何度も見てしまう映画。 10点(2003-02-08 11:32:49) |
116. スモーク(1995)
オーギー役のハーベイ・カイテルに尽きる。毎日、同じ場所、同じ時間に写真を撮ると言ったエピソードも素晴らしいが、タバコ屋主人が適役!ストーリも5つの嘘を絡めたエピソードを軸に、最後の絶品クリスマスストーリーへと続く展開が素晴らしい。 10点(2003-02-08 11:31:55) |
117. フォーリング・ダウン
マイケル・ダグラスの見事な切れっぷりを楽しむそれだけの映画。日米の文化の違いで、理解できない場面も多い。 3点(2003-02-08 11:28:39) |
118. シッピング・ニュース
ラッセ・ハルストレム だけに物足りなさを感じる。伝えたいことも明瞭ではないし、後半も無理矢理イベントを作った感がある。それでも、監督特有の丁寧な演出は、健在で救われる。 5点(2003-02-08 11:27:02) |
119. 十二人の怒れる男(1957)
12人の陪審人が個性的で、部屋の温度と比例し討論が熱くなる過程を見事に描かれている。リアルタイム進行なため、緊張感がこちらにも伝わってくる演出も素晴らしい。最終的に無罪となるが、果たしてそれでいいのだろうか。机上理論で判決を決める危うさを感じる、ヘンリー・フォンダが話術が巧みなペテン師なら・・・あの異質空間の集団心理の変化を見事に表現されているがある種の恐怖感を感じてしまう。人間が人間を裁く難しさを感じさせる映画。 10点(2003-02-08 11:25:13)(良:2票) |
120. 裏窓(1954)
映像に関しては、リアルタイムで見たら驚くシーンも今では滑稽に映ってしまうところが残念。主人公が部屋から出ず、事件を解決するあたりは今でも新鮮。アイデアはヒッチコックの才能を感じるが、ストーリなどは至って普通な映画。 5点(2003-02-08 10:40:12) |